梅雨入りですね。
湿気が多くなってくるので食べ物には気をつけたいたいと思います。
最近は気温の変動が大きく風邪が流行ってますが、みなさんもお体にはご自愛ください。
今回は、新商品のボトムリンク式フロントフォークをご紹介します。
※ボトムリンク式は、テレスコピック式に比べて可動範囲は狭いですが、性能としては充分だし見た目的にもこちらの方が個人的には好きです。
ユニコーンとエリゴノミクスで使われたボトムリンク式フロントフォーク。
今まで問い合わせが多くあり、製品化が待ち望まれていたこの一品。
なんとボルトオンで取り付け可能です。
今回は製品としての裏付けとして強度解析の方法も併せて紹介します。
プロトタイプを製作後、実際に使用する上で不安要素である強度についてCAD解析を用いて確認を行います。
解析には県内某大学の協力により実験室で行いました。
まず、CADソフト(SolidWorks)を用い3Dモデルを作成し、次に条件を設定して解析を行いました。
使用する状況を、ホンダのスーパーカブ50に取り付け、法定速度での走行を想定しました。
そこで、条件をステアリングコラム接続部を固定し、
フロントタイヤの取付部に加重の入力点を設定しました。
総重量は、身長170cmの日本人の平均体重である70kgと、
スーパーカブの車重である65kgを合計した135kgとして設定しています。
以下がCADによる解析結果です
図1. 変位結果
変位とは、受けた加重によって元の形状から各部品がどの程度移動したかを示したもので、
ここではフロントタイヤ取付部とダンパーが動いている事が確認出来ます。
また、移動量も最大2mm程度であり、ダンパーで吸収出来る事が分かります。
図2. 応力結果
応力とは、各箇所に加重がどのように分散してかかっているかを示したもので、
ここではダンパー取付部に応力がかかっている事が確認出来るため、
ダンパーが機能出来ている事を示しています。
図3. 安全率結果
安全率とは、受けた加重によって部品が破壊される値を1とした際の比率を示したもので、
ここでは最小安全率が3.5となっているため、解析でかけた加重の3.5倍の加重までであれば、
部品が破壊されない事が分かります。
図4. ひずみ結果
ひずみとは、加重を受けたことよる材料の変形量を示したもので、
この結果から、加重を受けている箇所は材料の変形がほとんど無い事が分かります。
以上より、想定した状況の2倍程度の速度程度であれば十分な強度を持っていると思われます。
コーンでは、今後も走行に際して安全に関わる重要な製品に関しては強度解析を行なっていきます。
気になる販売時期についてはまだ未定ですが、寸法等の変更も受け付ける為、受注生産にて承る予定です。
湿気が多くなってくるので食べ物には気をつけたいたいと思います。
最近は気温の変動が大きく風邪が流行ってますが、みなさんもお体にはご自愛ください。
今回は、新商品のボトムリンク式フロントフォークをご紹介します。
※サスペンションとロッカーアームはカブ純正品を使用。
(写真はプロトタイプなので、実際の製品時には若干の仕様の変更がある場合があります。)
※ボトムリンク式は、テレスコピック式に比べて可動範囲は狭いですが、性能としては充分だし見た目的にもこちらの方が個人的には好きです。
ユニコーンとエリゴノミクスで使われたボトムリンク式フロントフォーク。
今まで問い合わせが多くあり、製品化が待ち望まれていたこの一品。
なんとボルトオンで取り付け可能です。
今回は製品としての裏付けとして強度解析の方法も併せて紹介します。
プロトタイプを製作後、実際に使用する上で不安要素である強度についてCAD解析を用いて確認を行います。
解析には県内某大学の協力により実験室で行いました。
まず、CADソフト(SolidWorks)を用い3Dモデルを作成し、次に条件を設定して解析を行いました。
使用する状況を、ホンダのスーパーカブ50に取り付け、法定速度での走行を想定しました。
そこで、条件をステアリングコラム接続部を固定し、
フロントタイヤの取付部に加重の入力点を設定しました。
総重量は、身長170cmの日本人の平均体重である70kgと、
スーパーカブの車重である65kgを合計した135kgとして設定しています。
以下がCADによる解析結果です
図1. 変位結果
変位とは、受けた加重によって元の形状から各部品がどの程度移動したかを示したもので、
ここではフロントタイヤ取付部とダンパーが動いている事が確認出来ます。
また、移動量も最大2mm程度であり、ダンパーで吸収出来る事が分かります。
図2. 応力結果
応力とは、各箇所に加重がどのように分散してかかっているかを示したもので、
ここではダンパー取付部に応力がかかっている事が確認出来るため、
ダンパーが機能出来ている事を示しています。
図3. 安全率結果
安全率とは、受けた加重によって部品が破壊される値を1とした際の比率を示したもので、
ここでは最小安全率が3.5となっているため、解析でかけた加重の3.5倍の加重までであれば、
部品が破壊されない事が分かります。
図4. ひずみ結果
ひずみとは、加重を受けたことよる材料の変形量を示したもので、
この結果から、加重を受けている箇所は材料の変形がほとんど無い事が分かります。
以上より、想定した状況の2倍程度の速度程度であれば十分な強度を持っていると思われます。
コーンでは、今後も走行に際して安全に関わる重要な製品に関しては強度解析を行なっていきます。
気になる販売時期についてはまだ未定ですが、寸法等の変更も受け付ける為、受注生産にて承る予定です。
個人的には、カブ110のハンドルバーセットの続報がいつかいつかと…
新商品見ました!凄いですね!
商品を作って、販売するには安全性等大事ですものね!
まだまだ、新商品の開発楽しみにしてます。