昨今、稚魚の漁獲量激減で、鰻の蒲焼価格か高騰しているだけでなく、そのうち食べることすら出来なくなるのではないか?、との話題もチラホラと。(今年は昨年よりマシな様ですが)
ということで、ナマズの品種改良により、鰻と遜色無い蒲焼の開発が成功したとかの報道もあり、蒲焼好きとしては一安心(?)しつつも、ここ十年近く続けていた自分好みの鰻の蒲焼探しの旅が、今年、新たなステージに入ったことを記しておきたいと思います。
自分と蒲焼との関係ですが、小学校で出来た友達の家が、鰻の蒲焼専門店だったこともあり、なんとなく近所付き合いもあってか、小さい頃から馴染み深い料理でした。とは言え、昔から安いものではなかったので、頻繁に食卓に上がるメニューではありませんでしたが、子供の頃から好物であったことは間違いありません。
そして、社会人になってからは、自分でいろいろなお店を廻るようになり、本ブログでも、時折話題に上げているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません、と、書くと、蒲焼について造詣が深いと思われるかもしれませんが、全く何の勉強もせずに、お店の外観と、行く道に漂う蒲焼を焼く匂いだけを頼りに、お店に入ることが多かったと思います。
そして近年は、インターネット情報が加わったことにより、都内有名店をいくつか渡り歩いたものの、未だに「コレだ!」とぴったり来る味に巡り合えていませんでした。もちろん有名なだけあって美味しいのですが、何か心の奥底にある理想の蒲焼にはヒットせず、それが何か分からないまま、彷徨い続けている感じです。
例えば、以前ブログで紹介した神田にある明神下

東京タワーの近くにある、麻布 野田岩

後は、かぐら坂の志満金、などなど。

それぞれに個性ある味わい深いタレや、ふっくらした食感も、それはそれで贅沢なのですが、イマイチ違うような気がするんですよね~。
で、今年3月末、結婚記念日にかこつけて、これまた都内でも最高ランクに入ると思われる、江戸川橋の石ばしに、満を持して(笑)訪れてみました。

店構えは、老舗鰻屋らしい年季の入った料亭風一軒家です。通された部屋は完全個室ではなく、1つの座敷に2グループ同居でしたが、そこそこ落ち着ける感じです。

高級(高額)店だけあって先付けが出てきます。

定番のサイドメニュー「鰻巻き」は出汁が効いていてやわらかな食感です。

こちらも定番の「うざく」、しっかりした鰻の食感が、この後運ばれる鰻重への期待を膨らまします。

そしてお待ちかねの鰻重登場!お味は最高、甘すぎず辛すぎず、淡泊すぎず濃厚すぎず、柔らかい鰻の身とのバランスも良く、さすが!、なんですが、やっぱり何かが違う…。
実は、この「何かが違う」原因は、鰻重を待つ時間に半分解明されていました。
テーブルの上に置かれた、石ばしの歴史ブックをなんとなく読んでいると、そこに関東風と関西風の蒲焼の違いが書かれていたのです。
いままで、背開きと腹開きの違いは認識していましたが、なんと、焼く前に蒸すか蒸さないかという、決定的な調理法の違いがあることを、今頃になってやっと知ったのでした。なんたる不覚、今迄、良く蒲焼好きだなんて言えたもんだな、と悔やむことしきり、でも、死ぬ前に分かって良かった!、石ばし有り難う!、高い金払った甲斐もあったというもんだ(笑)
当然、石ばしも、今迄行った東京の有名店も、全て関東風の「蒸し」が入ったもの、身の油が落ちてふかふかの柔らかい食感になり、クセ(臭み)も無くなり、その蒸し加減がお店の腕の見せ所でもあるようです。
子供のころ食べていた幼馴染の鰻屋が、関東風だったのか関西風だったのか、今では知るよしもありませんが、とにかくこれで、自分好みの蒲焼探しが、新たなステージに入ったことだけは確かです。
で、早速、関西風蒲焼屋さんを探してみたところ、都内にも数店見つけることが出来、先日、その中から評判の良さそうな千駄木の稲毛屋さんを訪れてみました。
店構えや内装はいたって普通の鰻屋らしい鰻屋ですが、人気店らしくほぼ満員で、予約無しでは席の確保は難しそうです。

先ず頂いたのが、稲毛屋さんの名物らしい「鰻のにこごり」、初めて頂きましたが、鰻のタレがにこごりになっている事を想像してもらえば分かると思いますが、美味い!

そして定番の「うざく」も普通に美味しかったです。

そしてそして、待ちに待った「関西風」鰻重(実は、稲毛屋さんでは関東風も頼めます、というかそっちが主流?)
蒸してないけど、決して固くなく、少しだけ歯ごたえを残した柔らかい食感、油のノリも関東風より少しだけ良いけど、しつこい訳ではありません。う~ん、この食感、かなり理想に近いような気がして来ました。
実は、帰り際にチラッと見えたのですが、焼き方は、炭ではなく遠赤バーナー(ガス)を使用しているようでした。
“関西風”という明確な指標を手に入れた今、理想は確実に近づいて来ている手応えを感じています! そしてこれからも続く蒲焼探しの旅が楽しみになって来ました。理想に出会うのが先か、鰻が捕れなくなるのが先か、限られた時間の中で精一杯頑張ります!
ということで、ナマズの品種改良により、鰻と遜色無い蒲焼の開発が成功したとかの報道もあり、蒲焼好きとしては一安心(?)しつつも、ここ十年近く続けていた自分好みの鰻の蒲焼探しの旅が、今年、新たなステージに入ったことを記しておきたいと思います。
自分と蒲焼との関係ですが、小学校で出来た友達の家が、鰻の蒲焼専門店だったこともあり、なんとなく近所付き合いもあってか、小さい頃から馴染み深い料理でした。とは言え、昔から安いものではなかったので、頻繁に食卓に上がるメニューではありませんでしたが、子供の頃から好物であったことは間違いありません。
そして、社会人になってからは、自分でいろいろなお店を廻るようになり、本ブログでも、時折話題に上げているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません、と、書くと、蒲焼について造詣が深いと思われるかもしれませんが、全く何の勉強もせずに、お店の外観と、行く道に漂う蒲焼を焼く匂いだけを頼りに、お店に入ることが多かったと思います。
そして近年は、インターネット情報が加わったことにより、都内有名店をいくつか渡り歩いたものの、未だに「コレだ!」とぴったり来る味に巡り合えていませんでした。もちろん有名なだけあって美味しいのですが、何か心の奥底にある理想の蒲焼にはヒットせず、それが何か分からないまま、彷徨い続けている感じです。
例えば、以前ブログで紹介した神田にある明神下

東京タワーの近くにある、麻布 野田岩

後は、かぐら坂の志満金、などなど。

それぞれに個性ある味わい深いタレや、ふっくらした食感も、それはそれで贅沢なのですが、イマイチ違うような気がするんですよね~。
で、今年3月末、結婚記念日にかこつけて、これまた都内でも最高ランクに入ると思われる、江戸川橋の石ばしに、満を持して(笑)訪れてみました。

店構えは、老舗鰻屋らしい年季の入った料亭風一軒家です。通された部屋は完全個室ではなく、1つの座敷に2グループ同居でしたが、そこそこ落ち着ける感じです。

高級(高額)店だけあって先付けが出てきます。

定番のサイドメニュー「鰻巻き」は出汁が効いていてやわらかな食感です。

こちらも定番の「うざく」、しっかりした鰻の食感が、この後運ばれる鰻重への期待を膨らまします。

そしてお待ちかねの鰻重登場!お味は最高、甘すぎず辛すぎず、淡泊すぎず濃厚すぎず、柔らかい鰻の身とのバランスも良く、さすが!、なんですが、やっぱり何かが違う…。
実は、この「何かが違う」原因は、鰻重を待つ時間に半分解明されていました。
テーブルの上に置かれた、石ばしの歴史ブックをなんとなく読んでいると、そこに関東風と関西風の蒲焼の違いが書かれていたのです。
いままで、背開きと腹開きの違いは認識していましたが、なんと、焼く前に蒸すか蒸さないかという、決定的な調理法の違いがあることを、今頃になってやっと知ったのでした。なんたる不覚、今迄、良く蒲焼好きだなんて言えたもんだな、と悔やむことしきり、でも、死ぬ前に分かって良かった!、石ばし有り難う!、高い金払った甲斐もあったというもんだ(笑)
当然、石ばしも、今迄行った東京の有名店も、全て関東風の「蒸し」が入ったもの、身の油が落ちてふかふかの柔らかい食感になり、クセ(臭み)も無くなり、その蒸し加減がお店の腕の見せ所でもあるようです。
子供のころ食べていた幼馴染の鰻屋が、関東風だったのか関西風だったのか、今では知るよしもありませんが、とにかくこれで、自分好みの蒲焼探しが、新たなステージに入ったことだけは確かです。
で、早速、関西風蒲焼屋さんを探してみたところ、都内にも数店見つけることが出来、先日、その中から評判の良さそうな千駄木の稲毛屋さんを訪れてみました。
店構えや内装はいたって普通の鰻屋らしい鰻屋ですが、人気店らしくほぼ満員で、予約無しでは席の確保は難しそうです。

先ず頂いたのが、稲毛屋さんの名物らしい「鰻のにこごり」、初めて頂きましたが、鰻のタレがにこごりになっている事を想像してもらえば分かると思いますが、美味い!

そして定番の「うざく」も普通に美味しかったです。

そしてそして、待ちに待った「関西風」鰻重(実は、稲毛屋さんでは関東風も頼めます、というかそっちが主流?)
蒸してないけど、決して固くなく、少しだけ歯ごたえを残した柔らかい食感、油のノリも関東風より少しだけ良いけど、しつこい訳ではありません。う~ん、この食感、かなり理想に近いような気がして来ました。
実は、帰り際にチラッと見えたのですが、焼き方は、炭ではなく遠赤バーナー(ガス)を使用しているようでした。
“関西風”という明確な指標を手に入れた今、理想は確実に近づいて来ている手応えを感じています! そしてこれからも続く蒲焼探しの旅が楽しみになって来ました。理想に出会うのが先か、鰻が捕れなくなるのが先か、限られた時間の中で精一杯頑張ります!