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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

2013年の歩き方

2013年01月04日 | SOCIAL&ECONOMY
新年、あけましておめでとうございます。

 本年も、忘れた頃の更新頻度になるかと思いますが、時折思い出して覗くと新しい発見がある的なブログ(?)を目指して頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

 とは言え、昨年を振り返ると、ブログ投稿数がたったの8回、これでは幾らなんでもブログの存在は忘れ去られて、読んで頂いている方は、ほとんどが検索で辿り着いた方々では無いかと思いますので、なんとかしろって話ですね^^;ハイ。

 さて、gooブログさんの企画で、“1年前の記事を振り返り所感を述べよ”的なアイテムが用意されているので、これをネタに、2013年の所信表明を述べたいと思います。(えっと、このアイテムの本来の使い方は、2012年の総評として利用するらしかったのですが、まあ、細かいことはさておき…)

 で、その1年前(2011年末)の記事が以下のリンクです。

今年思ったこと...
 いよいよ本年もあと僅か、いろいろな事がありましたが、やはり、記憶に留めたいのは東日本大震災と、それによって引き起こされた原発事故の問題だと思います。 震災からの復興に関し...

 あ~、いきなり放射能汚染地図ですね~。

 実は、2011年の当ブログは、フクイチ事故関連の投稿が半分近くを占めていたのですが、昨年2012年は、あえて、それ関連の執筆は控えておりました。本当は、山ほど言いたいことはありましたが、当ブログは、一応デザイン系ブログを標榜していますし、稚拙な知識をこれ以上ひけらかす事もないかと。

 でも、もう一度、上記のリンク記事や、記事下段に張られた関連記事を読み返してみて、この類の世の中の声に対しては、ほとんど何も改善されていない、というか、無視され続けていたことが実感されます。

 記述の重複は避けますが、今回の事故を通して、いろいろ(ほとんどは今更)学んだ方も多かったのでは無いかと思います。例えば、世の中はやっぱり一部の既得権益者中心でまわされていて、政財官のみならず、それを取り巻くメディアも骨抜きになっていた実態とか、その背後には、アメリカ合衆国の意向が強く働いていて、これに反すると、様々な圧力によりいろんな事が立ち行かなくなる、などが見え隠れして来ました。

 然しながら、2012年12月には、それらを一掃できるチャンス=衆院選があり、期待したのですが、結果は、前回より低い投票率と組織票による自民党の圧勝、という事態になったことは、皆様ご存じの通りで、個人的には非常に落胆した年の瀬でした。。。

 これを受け、2013年、今年をどう生きるか?

 まず、先の選挙結果はこう捉えたいと思います。原発(放射能汚染)に対する安全性保証や、民意を正しく反映できる政治の枠組み作り、そんな先の事なんてどうでも良くて、とにかく、今、生きる為の飯(金)をどうにかして欲しい、なんでも良いから、政策を先に進めて経済をまわしてくれないと、明日死ぬかもしれない、今の日本はそんな人だらけなんだと。自分以外の事を考える余裕は微塵もない人だらけなんだと。

 分かりました、自分も企業人、そっちが優先と分かればやるべき事は明確。

 そうですね、次の大災害なんていつ起こるかも分かりません、それに備えるより、日本の景気を直ちに立ち直すことが大切となれば、我々日本企業が内外の市場で巻き返しを図れる即効性のある施策も、どんどん打って頂けることが期待できます。
 そうなると、やっぱり原発は出来るだけ早く稼働して頂くしかありません。電気料金や架空の供給不安の問題だけで無く、いままで関係を保ってきた大国の既得権者との関係も悪くならないで済みますからね。おまけに、その技術をアジアの周辺国に供与することで、大国の既得権者の利益も拡大され続け、今後もより仲良くして頂けるのは、国際進出企業にとっても有利です。
 ついでに進めることが可能になる核の研究も、非核三原則に抵触しない兵器直前までの技術を確立させた上で、自衛隊(国防軍?)がアメリカ軍の統制下でポチになることを示せば、尖閣や竹島の問題もスムースに沈静化できるかもしれないし、中国進出企業にとっても、逆に安全性が確保されることになるかもしれません。(昨年の騒動は、もしかしたら、勝手に中国で上手くやり過ぎそうになった日本企業にブレーキをかける為、アメリカが裏で操作したのかもしれませんしね)
 おまけに、徴兵制が復活すれば、アメリカの片腕としてマスマス重宝され、日本企業も世界で動きやすくなるばかりか、ふ抜けた日本の若者にカツが入り、主体性のある有能な人材が増え、日本企業の競争力UPにつながるので非常に有難いです。(ちなみに、近年躍進目覚しい徴兵制のある某国企業は、デザインスタジオと言えども軍隊のような厳しさだとか…)

 地熱や風力などの自然エネルギーへの代替化は急がない方が良いでしょう。いままで儲けて来た人達が、急に儲からなくなりそうな事が分かると、機嫌を損ね、世の中がうまくまわらなくなったりして、国際企業にとっても、また死活問題に発展し兼ねません。何しろ彼等は沢山のお金や人脈を持っているので、何をしでかすか分かりませんから。
 彼等の既得権益が損なわれない様、国際間で良く相談して、新しいエネルギーでは、誰がどいういう仕組みで(裏で)儲ける事にするのか合意してから進めて下さい、それが出来るのは、日本では自民党だけかもしれません、期待しています。

 まとめると、万が一、現在の放射能汚染対応に落ち度があっても、異変が明確になるまでには、最低でも5年から10年以上の猶予があります。勿論、現在の対応に何の問題も無いかもしれません。また、地殻変動期に入ったと言っても、次の震災がいつどこで起こるかは分かりません。このような長期的対応が必要でお金もかかる事は、現時点では不要不急であることから『それなり』に進めて、先ず最優先すべきは、数年内に、経済の立て直しとそれを実行する為の利権調整、これれらを一刻も早く実行し景気を回復させること。
 つまり、一般国民の所得が少しでも早く回復してくれれば、お偉い先生方が袖の下で幾ら儲けても構わないし、いろんな心配事は、また神話でもなんでも良いから、気持ち良く洗脳して(或いは耳に入らないようにして)もらえれば気にしない。と言うのが、昨年の選挙結果から見る日本国民の民意であると考えます。
 従って、自分も理想を追い求めたり、道理を通すのは少し後回しにして、暫くは長いものに巻かれつつ、日本製品の躍進に邁進していきたいと思います、はぁ~。


 ところで、昨年末、TOYOTAのクラウンがモデルチェンジしましたね。キャッチコピーは『権力より愛』そして、イメージカラーにピンクの設定!

 コピーはともかく、ピンクには否定的意見も多数寄せられているようですが、個人的には、大いに敬服したいと思っています、もし、以下の解釈が間違っていなければ…。

 そもそもクラウンと言うブランドは、日本の高度成長に伴う国民の所得上昇に合わせ、『いつかはクラウン』のキャッチコピーで、日本の権力構造(ヒエラルキー)のトップに立つブランドとして位置付けられ、世の権力志向者達の憧れの1つでありました。
 その日本人の権力意識の象徴とも言えるクラウンに、ピンク色を塗って『権力より愛』と言い放つ行為は、現在の日本の権力者達に対し、TOYOTAが三行半をつきつけた、ある意味自虐的意思表示ではないかと思っています。
 未曾有の危機的状況にあって、利権争いや事実の隠ぺいに躍起になって、何一つ血の通った施策が打たれないまま1年が過ぎようとしている頃、こんなアホなリーダー達に一矢報いる方法は無いかと、TOYOTAなり考えた結果ではないかと。 


 ピンクの真意の程はともかくとして、衆院選の前後のTV番組で、若者たちにインタビューしているシーンを幾つか見かけましたが、「選挙に行ったて何も変わらないじゃん」という期待通り(?)のコメントに加え、「良いことばかりのマニフェストは信頼できない、何を犠牲にするべきと考えているのか、マイナスもしっかり書いて欲しい」とか、「日本人はもっと痛みを感じないといけない(起こっている事態が伝わっていない)」などのコメントも見受けられました。
 これも拡大解釈と言われるかもしれませんが、政府やそれにぶら下がるマスメディアは、国民を不安にしてはいけない、パニックが起きてはいけないと、物事が悪い方に振れた場合の予測は出さないように情報操作をして来ましたが、現在の若者達は思っている以上にタフ(鈍感という説もあるが…)で、例え政府が対処出来ない事であっても、もっとリアリティのある情報を開示した方が、リスクに立ち向かうモチベーションが上がるのでは無いかと思います。
 もっと言えば、そういった危機情報を開示せずに国民の思考を停止させ、(安全)バカばっかに仕立て上げた責任は政府にあるのではないかと思います。まあ、その方が、いろいろやり易いのでしょうが、そろそろ化けの皮も剥がれようというものです。

 2012年は、何が起こっても、日本を今直ぐ変えることは難しい、ということが良く分かった年でしたが、少しづつだけど、何かが変わって行く兆候も感じられるので、一夜では無く、10年単位のスローな革命が始まった年として2012年を記憶すると共に、この先、どんなに景気が良くなったとしても、このムーブメントは決して忘れず、2013年を歩んでいこうと思っています。






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今年思ったこと...

2011年12月31日 | SOCIAL&ECONOMY



 いよいよ本年もあと僅か、いろいろな事がありましたが、やはり、記憶に留めたいのは東日本大震災と、それによって引き起こされた原発事故の問題だと思います。
 震災からの復興に関しては、皆、思うところは同じだと思いますが、原発事故に関しては諸説粉粉としているので、自分なりの『今』の考えをまとめておこうかと思います。

 この問題、詰まる所、菅総理(当時)が、東電の、原発からの撤退要請を許さず、事態収拾にあたらせたときから、日本は被曝と共に生きていくことを決めたのだと思っています。とにもかくにも、この日本という国の機能を、経済を、いままでの暮らしを、出来る限り維持していくことを最優先にして、直ちに影響が見えない多少の犠牲には目を瞑ろうと。
 具体的には、制限が必要な被爆エリアは出来るだけ狭め、多くの人に、日々の暮らしや生産活動を続けてもらう、国民には、被爆地の農畜水産物を全国に流通して消費してもらったり、瓦礫などの処理を全国で分担するなどして、皆等しく被曝リスクを背負って復興支援してもらう、これにより、財政への打撃も出来るだけ抑え、頑張って豊かな日本を守って行くのだと。

 と、やや悲観的な書き方をしましたが、被曝リスクと言っても、現在の被曝レベルが危険なのかどうかは分かってないし、四の五の言ってもどうしようもないじゃん、的な考え方で、あまり気にしないことにした、そんな事より、今支障無く暮らしているので、それを維持できるならそれでいい、みたいなのが大方の国民感情かもしれませんけど。

 一方、原発が爆発を起こした12日~15日の時点で、メルトダウンの可能性は見えており、東電撤退を許したかどうかは別として、SPEEDIの角度の高い計算結果を基に、直ぐ全住民を避難させ、その後も、リスクに応じて避難エリアを拡大、平常時に近い基準での農畜水産物の生産・流通制限をかける、と言う、選択は出来なかったものかと考えます。

 この判断による財政への影響は多大なものになるでしょう、簡単に言えば、被爆地の人を救う為に、九州の人も貧乏になってくれって話(逆に、現在の状態は、被爆地の人を救う為に、九州の人も被曝リスクを負ってくれって話)。どの位日本が貧乏になれば良いのかは分かりませんが、誰か(政府はやれないでしょうから)この選択肢を取った場合の試算をして国民に説明してくれないでしょうか。
 仮に、東北地方の1/3前後(場合によっては関東の一部も)に人が住めなくなったり、住めても1次産業では生活出来ないとすると、移住が必要になる人の数が膨大になることは想像に難くありませし、その為の費用は、国政を揺るがし兼ねないものになる事も然るべしです。結果、全国民にかかる負担は相当なものになり、一時的にでも、昭和40年代なのか30年代なのかの生活水準にならざるを得ないのかもしれません。

 前者の選択肢(現在の日本)では、『数パーセントの健康被害者が出る“可能性”がある』、それは自分かもしれないし、そうじゃないかもしれない、でも、それを逃れられれば、とりあえず、今の豊かな暮らしがベストエフォートで確保されます。
 後者の選択肢では、『被曝による健康被害者が限りなくゼロに近付く』代わりに、漏れなく生活は苦しくなり、うまく政局をコントロールしないと、進展国並みの貧富の差や騒乱が起こる可能性もあり、極論的には、半社会主義のような社会にしたり、国際援助を受けるレベルになるのかもしれません。

 さて、どちらが幸せな社会なのでしょうか? 上で言っていることは極端過ぎるし、そうならないように上手くやるのが政治だし、日本の国力はそんな弱いものだと思えないし、、、そもそもそんな深く考えてないし、等など、いろいろあるとは思いますが、とりあえずここまで読んでしまった行掛りで、どっちかを選択するとしたらどうすべきか考えてみて下さい。

 この答えを選ぶには、生きる事の価値(プライオリティ)が何にあるかを深く考えさせられます。

 前者的には、この世に生きることと、豊かに暮らすこと(趣味に仕事に生活を謳歌すること)が同意語なのだと思います。被曝による数パーセントのリスクなんて、事故や他のリスクと同じ、貧乏になってまで生きていたくない、と言う意識。
 後者的には、健やかに生きることが最優先であり、暮らしぶりや日本の国際競争力なんて、皆が健康に生きることに比べればどうでも良い事に近い、と言う意識があるような気がします。

 この答えに正解は無いのかもしれませんが、ただ、いま世界を駆け巡っている『意識』を考えると、経済発展を優先し過ぎることへの見直しをする時期にある事は確かなような気がします。これは、人々の豊かな暮らしの引き換えに起こる、自然破壊や環境変化の問題もありますが、一番問題視されているのは、国民不在の、既得権的な利権者保護と、それによる一部への富の集中が、自由経済社会の裏側に隠れていた事だと思います。

 我々デザイナーは、バブル崩壊以降『物質的豊かさから精神的豊かさへ』などと言い続けていましたが、その一般的な指向とは裏腹に、社会構造自体は何も変わっていなかったことに、今、気がついたのかもしれません。これからの世の中も、一部の利権者になることを夢見て、差別的な競争に打ち勝つことが正義であり続けるのかどうか、2012年、良く見極めて行きたいと思います。

 言いっ放しは無責任なので、現時点の自分の考えを言えと言われれば『後者』に近いと思います。震災後ある番組で、原発推進の是非を特集していて、その中のインタビューで、民主党の渡部恒三氏が「ここまで豊かになった日本を、逆戻りさせたくない」と、心底思っている様子で答えていた事に、一緒に頑張ろうとは微塵も思わず、逆に、かなり違和感を感じました。
 そして、今年、未だに後悔している事は、震災後のゴタゴタの息抜きにと、何も知らずに(政府が情報を隠していたばっかりに)わざわざ線量の高いところへ出かけてしまった事です。そこで生活している方には申し訳ありませんが、後者な人間なのでお許し下さい。
 ただ、弁解させて頂くと、自分だけ助かりたいのか?と言うご意見にはこう反論させて頂きます、被災地を含めた全国民の被曝リスクを、出来るだけゼロに近付ける為だったら何でも協力します。消費税15%や20%だけじゃなく、他の税金が上がっても、それで日本経済が回らなくなって、最悪会社をリストラされても良し、たった数パーセントの可能性でも、当事者になった人の事を考えれば、直ちにその可能性を避けることを優先し1人の被害者も出さない、その為の犠牲を全国民で負うことが、本当の支援だと思いますが。

 10年経って、こんな被害が一例でもあったら、誰が責任を取る取らないの問題ではありません。
 ■ チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染(NHK/1996年放映)

 以下に、今年書いた震災関係のブログを掲載します。
 ■ 3月18日:天災だけじゃない
 ■ 4月5日:冷静にこれからを考えてみる
 ■ 5月7日:GW中気になったこと
 ■ 6月26日:未来の子供達の為に



 震災後、スタッフを祝福する機会が2回ほどありましたが、これからの日本、そして世界が、良い方向に向かって進んでいることも祈らざるを得ませんでした。

子供たちの未来のために~

2011年06月26日 | SOCIAL&ECONOMY
 先日、会社のスタッフの結婚披露宴に招かれ行って来ました。

 ここ数年、スタッフが結婚しても、いわゆる“披露宴”的なことをやらない傾向が続いているばかりか、“結婚式”自体もやらないスタッフも居るくらいでしたが、また、もとに戻って来る兆しを感じています。(既に10月にも呼ばれているし…)

 世間的にも、3月の震災の影響で“家族の絆”的な良さが見直され(?)、結婚する(急ぐ?)若者が増えているとかいないとか…。
 ま、それはそれで、少子化抑制効果だけでは無く、これからの日本社会にとっても良い事だと思いますが、心配なのは、安心してファミリーを構築できる世の中になっているか?と言う問題です。

 国政においても、未曾有の大震災に襲われて尚、利権争いとしか思えない体たらくぶりを、全世界に曝け出している国って…。その為、復興の大枠作りが遅れているだけでは無く、一刻も早い工事が必要な被災地の現場でも、地元利権の関係で、仕事がまわって来ない土建業社があると言うのだから、あいた口が塞がりません。
 復興工事は目に見える事なのでまだ良いですが、目に見えない放射能汚染に関しては、直ちに影響が無くとも、ただちに対応しなければ、将来、特に子供達への影響は計り知れないと思います。(今回の被曝でデータが取れると発言した、大馬鹿学者が居るようですが…)

 ただ、こんな社会になったのも、国民一人一人の投票で選ばれた(投票しないという選択も含め)政治の結末であり、ひいては、国民性の問題とも考えられるので、最終的には、国民も責任を感じて今後の生き方を良く考えるべきだと思います。

 加えて、国民の指向に一番影響を与えている“マスメディア”が、実は、利権にまみれた腐りきった無能の集まりだったことがあからさまになったことは、決して忘れてはいけません。
 最近になって、政治もボロボロ、東電も瀕死、と言うことでタガが外れたのか、少しずつ本当(反体制的)の事が報道されていますが、そうじゃなかったら。未だに大本営発表が続いているんでしょう。
 ところで、それまで体制側報道に加担していた、東電の金で飼い馴らされた日本の最高学府の犬どもはどこへ逃げたのでしょうかね? いまこそ奴らを引っ張り出して、その研究成果を“正しく”発言させるべきだと思います。(噂では、東電に公表を止められている、風力発電のポテンシャル・シュミレーションデータなんかも持っているようですし…)

 と言うことで、政府もマスメディアも信用できなければ、自分の身は自分で守るしかない。原発事故直後、原発メーカーGEの元エンジニアをはじめ、海外見識者の多くが、「こういった有事には、過去の例からも絶対に本当の事は発表されないので、自分の身は自分で守れ」とコメントしていましたが、まさに、と言う感じです。

 しかし、「大本営」がいくら日本の戦局が優勢だと発表していても、いざ空襲警報が鳴り響き爆弾投下が迫れば、多くの人は避難行動が取れる昔の戦争とは違い、目に見えない放射能汚染は、大本営発表が間違っていても、被害が及ぶまで分からないことを肝に銘じる必要があります。
 そして、現在、政府が定めている基準は、世界的基準からは、特に子供たちにとっては危険な被曝数値まで許容していると、先進諸国の研究団体から指摘されているのです。
 個人的に腹立たしいのは、基準が甘いだけでは無く、「心配し過ぎの方が健康に悪い」的なことを、いけしゃあしゃあと言っている事です。おめーが言うなって感じです。

 このブログで再三言っている、暫定基準以下の(不安な)ものを市場に流通させても良いが、それがどういったレベルのものか分かるようにして欲しい、なんて要望は叶えられるどころか、福島の善良な農家の人の話では、放射能測定は、地域毎1サンプルだけのかなりいい加減なものだとか…。
 つまり、過小評価や隠蔽だけでは無く、測定すらしていないものが大量に市場に出回っている可能性が高いと言うことで、お茶問題での静岡の知事の態度を見ても分かるように、現時点で、農畜水産物の心配は全く拭えるものではありません。さらにこの状態が続くのであれば、放射能の性質上、何十年も注意し続ける必要があると言うことになります。

 この現状に対処する方法は、探せばいろいろ出てくるので、改めて掲載はしませんが、子供の被曝を避ける行動で、別の心配を強いられている親御さんが居ることが非常に懸念されます。
 大人達が、リスクを承知した上で、汚染地域に滞在したり汚染食物を摂取するのは勝手ですが、子供達は別、最近公表され始めた首都圏を含む汚染地域から、関西以西や海外へ一時避難(東電社員の家族も多いと聞きますが…)したり、給食の牛乳摂取拒否などの学校活動自主制限をすることを、非難したり、まして止めさせる権利は誰にも無いと言いたいです。

 国の基準を守れないなら日本を出て行くしかない、などと言う人は、民主国家がなんたるかを全く理解していないとしか思えません。
 当ブログとしては、個人の判断で被曝レベルをコントロールできる、充分な情報が公開されるまでは、疑わしいもの全てを避ける行動をとる方々を支持します。
 『復興』を掲げて生産者サイドに立つやり方は、『正義』を掲げて戦争を仕掛けるアメリカのようなもの、後で後悔することになっても、元に戻ることが出来ないことなのを、みんな良く考えて欲しいと思います。世界に誇れる秩序正しい国民でも、集団自殺の強要には同調しない勇気と精神力を持つべきです。

 そして、未来の子供達の為に安全な国を築き上げていく為には、やはり、いま“脱原発”を決意するしかないと思うようになりました。
 我々製造業も傘下に入る経団連のトップが、「停止中の原発を早く再稼働せよ」などと軽はずみな事を発言していますが、10年もしないうちに三途の川に向けて旅立たれるような人間は、この先何が起きても責任取れないんだから黙ってろって感じです。

 但し、いまある原発は、止めたからと言って安全ではありません、いますべきことは、全国にある欠陥原発に対し、即刻安全対策を施すことです。それをまたケチれば、何かあったときには、例え停止中でも大きな事故になる可能性があることは、福島第1の4号機を見れば明らかです。
 そして、棚上げのままの核廃棄物の問題をどうするのか?含め、この先何百年もの未来に渡って、子供やその子供へと、負の遺産を残すシステムを稼働させてしまったのは今の大人達ですから、誠心誠意考える必要があると思います。

 原発推進派の方が仰る、核エネルギーのコントロール技術開発は、止めなくても良いですが、どこか完全隔離できる状態の中で、絶対安全な技術を確立するまで世界共同でやって欲しいものです。
 地球規模で影響を与える原発事故は、仮にフランス製が多少安全だとしても、他が駄目なら意味無いし、少なくとも、何か起こった時に人間の手に負えない状態で“実用化”してしまったのは、時期尚早だったと言わざるを得無いと思いますので、これを広めた、アメリカとフランスの責任で、ビジネスの材料にするのは当面止め、真の意味で世界平和の象徴になるような改革をして欲しいものです、、、無理ですね、ハイ。

 それでは、日本の原発を、即、全て停止すべきかどうかの答えは分かりません。先にも書いたように、それで安全対策もとられない事になれば、その事の方が心配です。なにしろ欠陥だらけらしいですから。
 一方、遊休発電施設や民間の発電施設(いま停止している原発の数倍の発電能力有)を有効活用すれば、電力供給能力は余裕のよっちゃんと言う話もあります。

 いずれにしても、脱原発の狼煙は上げた上で、既存の原発の納め方を、国民目線で良く検討し、国民が納得できる結論を出して欲しいと思います。

 もう1つの原発推進派の心配(言い訳?)である、発電能力に対するコストとCO2の問題は、原発抜きでは解決できない、という点ですが、そんなものは、やると先に決めれば答えは後から付いてくるものの類でしょう。

 自然エネルギーを使った発電技術やコストにしたって、現在の電力会社保護の独占システムを根底から改革し、発電事業を自由競争をさせれば、飛躍的に向上できるのでは無いでしょうかね? 日本の太陽光発電技術が世界でなかなか躍進できないのも、利権やしがらみだらけの日本の電力業界が、かなりのストッパーになっているのではないかと推測されます。そもそも原発の発電コストが本当に安いのかどうかも怪しいらしいですし…。
 
 また、発電技術だけでは無く、送られて来た電気を受け取った後、効率良く運動・熱・光エネルギーに変換する技術開発も重要です。まあ、この点、日本の技術はあらゆる分野で先を行っていると思いますが、無駄の削減・排除といった、社会的意識改革と合わせ、より効率的なシステムを作り上げて欲しいものです。

 と言うことで、脱原発は、東京電力の解体とセットでないと実現出来ません。当然、他の地域で独占企業をしている電力会社へも影響があるので、これを電力会社に自発的にやらせるのは無理で、全ての利権をかなぐり捨てて国策として取り組まなければなりません。それには、まだまだ右肩上がりの快楽を忘れられない頑固オヤジ達の意識を、どのように改革するかが鍵になりますが、これを乗り越える事なくして、日本の子供達に明るい未来は無いということになります。

 その為にも、先ずは東京電力にキッチリ事の責任を取ってもらう必要があります。どうすべきかは以前ブログに書いたので重複は避けますが、IAEA関係者からも、GEの初期型原発の危険性(構造的欠陥)を何度も指摘されながら、対応を怠ったどころか、意図的にデータ捏造に近い形で安全性を認めさせて来た東京電力は、経営責任なんて甘っちょろいもので無く、犯罪容疑者として追及されるべき類の問題だと指摘されている(毎日新聞取材)ようなので、早く、刑事事件として立件するべきです。
 これが本当だとしたら、クルマメーカーが、欠陥があると分かっていながら、事故で何人も犠牲者が出るまでリコールをかけずに放置しているのと次元が違う(それはそれで大問題ですが)、凶悪犯罪です。

 悪事は、何も起こらなければ、うま味を吸いつくし真実は墓まで持っていけばいいが、ヘマしたら、潔く腹を切るのが悪党の美学と言うものではないでしょうか? 国民を騙して危険に晒してまでやってたのだから、その位の覚悟は出来ているでしょう。

 とにかく、被曝の問題は、今後何十年と日本人が背負っていかなければならない問題で、喉元過ぎても忘れることは許されません。そして、子供達の未来のために、何をすべきか考える為に残された時間は多くないようです。

2011GW中気になったこと【その2】

2011年05月07日 | SOCIAL&ECONOMY
 さて、【その1】では「東電の尻拭いを税金や料金値上げで」的なことをさらっと言ってしまいましたが、その前に、現在発表されている生ぬるい制裁で許されると思ったら大間違いだと言うことは書かざるを得ません。役員報酬50%削減?馬鹿も休み休み言えって感じですよね。

 先ずは会社更生法適用、産業再生機構的第3者機関による徹底した体質改革、当然、経営陣も大幅リストラ、退職金&OB含めた企業年金の削減。ここまでは最低必要、株価もゼロで株主道連れもあたりまえです。本当は、歴代経営陣の資産も差し押さえたいくらいですけどね。
 それでも全額償還するには程遠いでしょうから、国の支払いと引き換えに送電線は没収し、一旦国営化して整備・国への償還にあてましょう。東電は、既存発電設備の運営に特化してもらうものの、行く行くは、国政に従い、他の企業が自然エネルギー(風力、太陽、地熱など)の大規模発電施設が整えたところで、メイン事業を、停止させた後の原子力発電所の管理・運営として頂きましょう。それでも、安全に施設を解体し廃炉完了まで30年、放射性廃棄物の管理に100年は雇用が確保されるので、路頭に迷わないで済むだけで有り難いと思って下さい。
 いや、もしかしたら、今回の事故の経験を生かした先進廃炉技術が確立できれば、世界中の原発から事業発注を受けて大儲けできるかもしれません、なんでもポジティブに考えた方が良いですよ。

 原発は国政に従ってやってるのだから、東電だけを責めるのは如何なものか、と言う向きもあるでしょうが、その国政(ド素人)を騙して(抱き込んで)事業を広げて行ったという見方もできると思いますし、個人的には、以前ブログに書いた製造者責任的な考え方で、最後の砦を守る当事者としてきっちり責任を取るべきだと思います。
 もっと言えば、これも先のブログに書いた通り、原発の一担当者に遡って責任を追及すべきです。なんかの記事で、当時の担当者談として、設計上の想定災害が小さ過ぎたので、より大きな災害や飛行機の墜落まで考慮すべきと上司に進言したが、聞き入れてもらえなかった、的な話が出ていましたが、危ないと分かって仕事を進めてしまったペイペイの責任が一切問われない社会構造自体を変革する意味でも、今後多数行われる、刑事・民事裁判には、アメリカのように一担当者まで呼んで責任を追及するべきです。

 そう言った意味からも、今回の原発問題で、内閣官房参与に任命された小佐古氏辞任の決断には拍手を贈りたいと思います。
 氏はもともと原発推進派だったと思いますが、全てを知り,このままではいかんと思ったのだと思います。いくら会社や国の方針(命令)でも、法や規制が無かったとしても、家族や生活がかかっていようとも、悪いと分かっていることをやっちゃったら、やった人の責任は免れない社会構造にしないといけないのです。
 参考までに、辞任記者会見資料を全文掲載しているNHK「かぶん」ブログを紹介しておきます。(余談ですが、TV放送受信機を保有しているという理由で、現NHKに受信料を払うことには納得できないけど、このブログが提供している震災関連情報を購読する為には、月300円くらいなら払っても良いかも。だからと言って、インターネット端末全てに対し、NHK受信料を課すことが可能となる法整備が静かに進行していることに対しては、全く同意できませんよ)

 でも、結局、税金の投入や電気料金の値上げも免れないのでしょう。これは、こんなことになるまで、原発に関して無関心でいた、我々自身の責任もあると考えるしか無いでしょうね。一部の人がどんなに訴えていても、それを表沙汰にしなかったマスメディアの体質を見過ごしていたのも、また我々自身なのですし。ヒトラーも、実は、選挙で国民から支持を得たから君臨できた、という事を思い出しました。

 で、そのマスメディアを含めた隠蔽体質ですが、3月のブログに書いた、放射線の汚染状況の正確な情報提供が、未だかつて全く無いのが非常に腹立たしい限りです。
 何でしょうか、何シーベルトまでは安全だとか、何ベクレルまでは健康に障害は無いだとかで、大丈夫だというばかりで、実際、目の前にある空気、水、食べ物の放射線レベルがどうなのか、さっぱり分かりません。
 はっきり言って、政府が出している基準は、全く信用ならないご都合数値だっつーのは、ちょっと調べれば分かることだけど、そんなのはしょーがないから、とにかくゼロじゃないんだったら正確な数値を教えろってことです。

 ただ、誰しもそう思っていないのは、これも調べれば分かります。非常に感情的に、とにかく安心したい、安心できれば、本当にそれが安全かどうかなんてどうでも良い的なご意見も聞かれ、政府及びマスメディアは、完全にそちら側に向いた推進に『結果的には』なっているようです。

 自分が幼少の頃、癌患者に癌告知することはほとんどありませんでした、患者本人は、医者や家族から、大丈夫だからと励まされ、家族も患者の前では明るく振る舞い陰で泣き、最期は患者も薄々感じながらも真実を追求することなく死を迎える。皆が、嫌な真実から目を背けることで、前に進もうとするこの精神が、日本人のなかにまだ色濃く残っているのかもしれませんね。言ってもどうにもならない事は、なるべく無かったことにしよう的な。

 先に『結果的には』と書いたのは、政府側にとっては、そう言った感情を汲んでいる訳では無いかもしれないからです。(利用はしているかもしれませんが)
 つまり、ある規準を設定するにあたり、それにより起こりえる健康障害の発生率から、将来万が一補償することになった場合(基本、健康障害との因果関係は証明できないレベルなので、補償しないのが前提ではあるが)、必要な金額と、いま、健康障害の確率が高まる全ての人の対応を行う為の金額を天秤にかけ、安全基準がどんどん下がり『結果的に』心配している多くの人に、安心ですよと言えることになっているのではないか?と。
 これも以前ブログに書きましたが、大昔、海外自動車メーカーが、販売した車に欠陥があることを知りながら、それにより死亡事故が起こった場合の賠償金と、全ての車をリコールした場合のコスト試算を天秤にかけた上でリコールしなかった、ということがバレて大問題になったのと同じレベルですね。

 海外からはそんなことはお見通しなのかもしれません。風評被害とか言っていますが、正確な情報を隠せば、過剰防衛に走るのは当然の事で、日本が定めたご都合数値を受け入れろと言ってもダメなのも当たり前、日本が、アメリカのBSE牛を恐れて、現地より厳しい基準で臨んでいるのと同じ事です。
 政府が安全だというご都合数値とは、緊急時だけに適用される「暫定数値」です、もし、原発事故が他国で起こった場合、日本への輸入食物にその基準を当てはめるでしょうか?
 なので、海外にお願い出来るのは、正確な数値を出して、各国で定めている安全基準をクリアーしている事を証明し輸入してもらう事だけでしょう。

 先日、農水省から、牧草の禁止地域指定のため調査依頼が、こちらの16都県に出されました。つまり、この16都県には、多少なりとも土壌汚染の可能性があると推測されている地域になります。
 もし自分が日本以外の人間で、このまま正確な食物の汚染数値を出さない状態が続くのであれば、ここに上げられた16都県で生産された農畜産物は、どんなに安全だと言われても絶対に食べないと思います。

 じゃあ、自分は日本人だから無条件に取り入れるか? 難しい問題ですね。
 検診でレントゲン撮影しても、長時間飛行機に乗って海外に行っても、癌になる確率が上がりますが、それと引き換えに得られるものがあります。自分は吸いませんが、喫煙者だって、リスクに対するリターンが大きいから吸い続けるのだと思います。
 被災地の復興支援の為に、汚染食物を摂取する事は吝かではありませんが、先ずは、リスク評価の為に、正確な数値を出して頂きたいと思います。

 最後に、原発問題の真相が語られているビデオを紹介します。2時間ほどありますので覚悟して臨んで下さい(笑)

 真実とは何か? 自分は、事の真実を知ることもですが、真実が真実では無くなる利権体質の改革が必要だと思います。そして、その利権体質とは、よくある土建屋と政治家の繋がりだけじゃなく、国際的な利権も絡んだ大きなものであると感じています。
 先日、菅総理が浜岡原発停止の要請を出しましたが、最後の破れかぶれでも、火事場の馬鹿力でも良いですから、自民党体制が自浄できなかった利権体質は、このどさくさに乗じてどんどん壊しちゃって下さい。それで日本の国際的立場が弱くなってもとりあえず良いです。
(浜岡に限って言えば、日本一危険なこの原発を止めたからと言って、絶対に電力不足にはなりません。反対しているのは、原発があるというだけで甘い汁を吸わされてきた利権者達と、原発が無くなると便利な生活が出来なくなり、環境にも悪影響を与えるという洗脳から未だに離脱できない人達だけでしょう。そんなに原発が安全で良いものなら、地震リスクが他と比べ飛びぬけて高い訳では無く、津波リスクはせいぜい2m程度で、一番電力を使用する地域に近い、東京湾沿いに多くの原発があってしかるべきです、なのに無い理由は何なんでしょうか?)

冷静にこれからを考えてみる

2011年04月05日 | SOCIAL&ECONOMY
 3・11震災から3週間が経過しました。世の中には様々な情報が飛び交い、何を信じて良いのか分からず不安な思いをされる方も多いと思います。なかには、そんな情報に振り回されるのが嫌になり、「いまは被災地の復興に集中すべき」と、耳を塞いだり、「いま安全に生活できる人は、日本を早く立ち直らせる為に、自粛などせず経済を回すことだ」と言ってみたり。勿論、それぞれの想いを間違いとは思いませんが、珠玉混在する情報(政府発表含め)を冷静に取捨選択し、これからの生活に対する心構えを考えておくのも良いかと思います。

 ということで、これから以下に記す内容は、本ブログの副題通り、“個人的知見に基付くひらめき”レベルの話なので、これを読んで、不安や不快な思いをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、こんな考え方をするヤツも居る程度にお考え頂ければ幸いです。

<今後の地震活動について>

 原発事故がなければもっと蔓延したであろうこの類の噂話、地学的見地や半科学的な宏観現象、はたまた予言じみたものまで含めれば、情報ソースには事欠きませんが、結論から言えば『分からない』としか言いようがありません。何十年も巨額の税金を使って研究している人達も、民間でいろいろ研究している人達も、3・11を事前に警告出来た人は居ない訳で、これからも確実に予告できる人(機関)は無いと考えるのが妥当だと思います。

 ただ確実に言えることは、今後、日本を再び大震災が襲う可能性は、特に“いつ起こっても不思議では無い地域”と言われているところをメインに、3・11同様、今にでも起こりえること(逆に、何十年も来ないこともあるでしょう) また、仮に3・11と連続して起こっても、それは天罰でもなんでも無く、地球に地殻活動がある限り避けられない自然現象であり、それに出来る限り備えるしかないと思います。

 今回の震災をこの様に評価している人が居ました、この考え方を前提に、どのように生活・行動していくかを考える時だと思います。…なんて言っても、じゃあどうすれば良いのかなんて、良く分からないのが正直なところで、直ちに100%備えることは不可能と割り切り、やれる事から地道にやるしかないでしょうね。

<放射能汚染について>(注:ここでは、放射線と放射性物質をごっちゃにした有害物質の総称として「放射能」と言う言葉を使用させて頂きます)

 これも何を信じれば良いのか分からないが、とりあえず、政府発表、及びそれに準拠したマスメディアの情報を拠り所に生活するしか無い、と言うのが実態だと思います。

 身も蓋も無い事を言えば、これも『分からない』のだと思います。

 つまり、どのくらい放射能を浴びればどうなるかは、確率論での議論(被曝レベルと健康被害は人によって違う)ということを差し置いても、人類史上におけるデータ数が少なすぎて(もしくは、真実が公表されているデータが少な過ぎて?)、世界中の学者も医者も、正確なことは誰も分からない、なので言えない、と言う感じがします。
 
 じゃあ、なんで政府は基準を出し、ここまでは安全だと言っているのか? これは、データが少ないと言っても、過去の原発事故や核実験などにより公になっている資料から、統計的・医学的に見た国内外の有識者などの見解を基に方向性を出しているのだと思います。「分かりません」では政府の責任は果たせませんからね。

 しかし、統計的データなんてものは、商品開発をやっている人間なら誰しも分かるように、アナリストの出したい答え如何によって、大きく結果が振れることは想像に難くありませんし、医学的データだって、因果関係が科学的に証明できなければ白とされているかもしれません。なので、国を運営して行く上での政治的配慮さえも勘案すれば、いま「安全」と言われている指針は、『否定する根拠が無い』というレベルのものだと思います。
 だから、「安全って言うなら安全の根拠を出して欲しい」なんて、TVで言っている人もいるけど、かな~り難しいのでは無いでしょうかね。でも、そういったプレッシャーが強くなり、だんだん「絶対安全」と言い切ってしまうケースが増えている現状を見ると、原発設計の安全基準はこれで良いのだと、お家の事情や思惑で捻じ曲げられた正義を信じて進めざるを得なかった事と同じじゃないか?という思いが過ぎります。

 ところで、被曝に対して最も厳しい基準を出しているのはどこか、自分が知る限りWHO(世界保健機構)で、日本の暫定基準をかなり下回ります。WHOは日本人の癌の約3%=約9900人/年は、検診でのレントゲン被曝が原因だとするくらい放射能には厳しい、つまり、レントゲン検査レベルだから大丈夫では無く、レントゲン検査レベルでも健康への被害が増す可能性があるということなので、ある一定レベルで線引きすること自体がナンセンスとも思えます。(但し、現在WHOの日本語サイトを見ると、日本の暫定基準で問題無いとする見解が公表されています。でも、日本語は仮訳であり原文(英文)が優先、とも書かれており、そちらに書いてある内容は、微妙に100%同一では無いのは如何なものかと)

 いずれにしても、これから暫くは首都圏の生活においても、多少なりとも平常時以上の放射能を、空気・水・食物などから継続的に取り込むことになることは確実です。一方、健康との因果関係が実証できる数値以外は切り捨てて、なんとか国を正常に運営していく必要があることは仕方ないでしょうし、被災地を含めた経済活動の為に、その基準以下であれば、農・畜産物を流通させる必要も理解します。なので、政府に対し唯一お願いしたいのは、正確でタイムリーな情報公開だけです。

 最近やっと、大気中の放射能飛散シュミレーション結果を安易に公表するべからずと、気象庁及び日本気象学会会員に対し指導していたことが表沙汰になりましたが、指導力が及ばないドイツ気象台では、以前より公表していますし、フランスのNPO団体では、いろいろ警告していたりします。
 こんなものを見せられたら、香港やオーストラリアに疎開したくもなりますが、仕事(収入)のことを考えたらとても無理なので、せいぜい、ネットで大気モニタリングポストや水道水の汚染状況を公開しているサイトを探し出して、読み難いグラフや1日遅れだったりする公表値を、こまめにチェックしておくくらいしか出来ません。(初期の爆発以降、大気の数値は上がっていません)

 繰り返しになりますが、空気・水・食物の汚染状況は、政府として安全だと言うだけでは無く、正確な数値を、タイムリーに広く分かりやすく公開して頂きたいと思います。安全基準は、政府の事情で決めて頂いたもので良いですから。あとどうするかは、冷静に自己判断するしかないでしょうね。
 政府がいつまでも正確な情報を出さないと、今後も、海外からこんな提言が増える一方でしょう…。

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 いまこれを書いている間にも、現場では、命がけで懸命に復旧作業を行っている方達が居ます。中には、そのことを思い、自分だけ危険から逃れようとすることに後ろめたい気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、果たしてそれは正しいでしょうか?
 自分はこう信じます、今、命がけで戦っている人達も、無念にも震災の犠牲になった人達も、この震災を生き延びた人達には、この日本を支え復興させる為にも、1分1秒でも長く、力強く生きて欲しいと願っていると。

 その為には、安心できる情報だけを鵜呑みにしたり、心配になる情報から逃避したりせず、精神的には「楽」ではありませんが、現実を直視し(あくまでも冷静に)これからどうすべきかを考える必要があると思います。

天災だけじゃない

2011年03月18日 | SOCIAL&ECONOMY
 2011年3月11日に発生した東日本大震災から1週間が経ちました。被災された皆様とご家族の方には、心よりお見舞い申し上げますとともに、まだ安否の確認が取れない方の無事をお祈り致します。また、多くの尊い命が失われたことに深い哀悼の意を捧げ、ご遺族の皆様に対し深くお悔やみを申し上げます。

 そして、現場で救助や復旧にあたっている皆様には、心から敬服いたします。特に、福島第1原発の事故はまだ予断を許さない危機的状況が続いており、一刻も早い事態の収拾を祈るばかりですが、ここまで原発がノーコントロール状態になるほど被害を受けたのは、予想を超える自然災害のせいだけとは言えない気がしてなりません。

 そもそも、原子力発電所を福島県が誘致した1960年には、18mの大津波を引き起こしたマグネチュード9.5の大震災がチリで発生していますので、せめてこれを(地球上で起こりうる)自然現象の上限基準としていれば、今回、被災初期段階での機器損傷はもう少し軽傷で済んでいたのでないかと悔やまれます。

 当然、基準を引き上げれば上げる程コストが嵩み、事業の収益性は悪くなります。一応、現場近辺の過去事例を元に基準を出せば言い訳も立つことでしょう。なので、建設費用との相談で、机上(会議室)で、ギリギリ責任逃れが可能な仕様(=なるべく安く作る方法)が検討されたのかもしれません。

 以前のブログで、工業製品の信頼性と商品性のバランスについて書きましたが、このような公共事業は、ユーザー(国民)が製品の取捨選択をすることは出来ません。信頼できないから買わない、使わない、と言うことが出来ないものに、あまりコストコンシャスを求めるのはどうかと思います。

 自分の認識が正しいかどうかは分かりませんし、海外の原発と安全性を比較できる知識もありませんが、もう、10年以上前に、この様な内部告発に近い訴えをしている方がいらっしゃった事も事実であり、東電上層の隠蔽体質にも改善の空気が感じられないので、今回の事故がどのような結末を迎えても(うまく収拾して良かった良かったとなっても!)、長い歴史の原発問題の再検証を、国際社会における日本の義務として絶対やって欲しいと思います。その結果、低炭素社会構築へ向けたロードマップを、世界各国で書きかえる必要になったとしても…。(はっきり言って、未来の地球環境より、今居る人類の遺伝子を守ることの方が重要です)

 その為にも、また、これからもモノつくり大国を標榜し、世界に誇れるようにして行く気があるのであれば、お家の事情や思惑で捻じ曲げられた正義に納得してしまうような組織・体質は、これを期に徹底的に新陳代謝しない限り、日本の未来は無いと考えます。


Pray for Japan from Takuma Sato

祝!新大久保エスニックデヴュー?

2010年06月19日 | SOCIAL&ECONOMY
 蒸しますな~。

 さて、ここのところグルメブログにようになっていますが、今回もまた、蒸し蒸しした季節にピッタリの(?)、滝汗系韓国料理を堪能して来た話です。
 何を隠そう、新大久保界隈がアジアンエスニック街となっていることは知ってても、足を踏み入れたのは初めてという、言ってみればデヴュー戦でしたが、無事、初戦勝ち点3ゲットという感じで良かったです。(お店はあえて紹介しませんが…)
 個人的には、店の入り口に置いてある、在日韓国人向けのフリーペーパーを見て、LAに住んでいた頃の、日系レストランでの1シーンを懐かしく思い出しました。

 今回の目的は、会社の音楽イベントの打ち上げ。ここ数年、デザインスタジオ内にちょっとした音楽ブームが起きていて、楽器を始める(or再開する)人が増えていて、昨年から定期演奏会を開催しているのです。
 一時期、楽器とか努力をしないと楽しめない趣味“離れ”、みたいな事が言われていましたが、最近の若い人は、どうもそうでもなくなって来ている様なのと、年寄りが、若い頃の夢を再び、的に始めるケースが増えているのが当社の現状。んなもんで、真ん中あたりが抜けていて、さしずめ親子イベントのように、和気あいあいとした雰囲気で、楽しんでいます。

 でも、恐らく盛り上がっている理由は、自分の過去の経験からすると、景気後退=残業カット/業務効率化の影響も少なくないかと。簡単に言うと、『暇』になり、且つ、気持ちに余裕がある(金は無いけど^^;)状態ですね。自分も、止めていたバンド活動を再開したのが、バブル崩壊直後のそんな時でしたから。

 従って、この先景気が回復して、残業が増え、余裕がなくなって来たときに、どうなるかが楽しみ(?)です。まあ、景気はともかく、いま日本の製造業は、熾烈な生き残り戦争勃発前夜という予感もあり、いつまで、音楽は心の拠り所、なんて言ってられるのかどうか、、、。

 その景気ですが、是非、菅さん&執行部には、命がけで突っ走ってもらいたいものです。いやマジで、窮地に追い込まれたら何するか分からないような方達に、本当に命を狙われるくらいやってくんなきゃ、何も変わりませんから。

 消費税10%に値上げ! ヤバい、最近故障がちになってきた我が家のクルマ、一昨年前からの収入減で、エコカー減税でも買い替えられないのに、もう、買い替え不可能になる、と慌てて買い換えて我が家は破産、、、しても良いですから、現実路線でガンガンやってもらうことは大歓迎。でも、無駄使い排除の手も緩めないで下さいよ。

 無駄排除の18番、事業仕分けですが、“はやぶさ”の成功もあり、宇宙開発事業団に対する同情(?)の声が上がったり、科学や文化などに対する「分かっていない」系ご意見を目にしますが、甘い!
 とにかく、この財政難のなか、国税を使って事を進める訳ですから、担当者は、その重要性をちゃんと説明できなくてどうする。あやふやな感情論や、論拠の乏しい事を言ってもダメで、ちゃんと理論的に裏付けのある話をしてくれないと。
 個人的には、特に科学技術の分野は、“ナンバー2”じゃなくて“1”を目指して頑張って欲しいと思っていますよ、今やっていることだって、無駄というよりは足りないくらいかもと思いますが、だからと言って、仕分け人を納得させられないようなヤツ(事)に税金を使わせたくない。

 この点、いま世界で戦っている民間企業ならこうです。(デザイナーも)

 会社からあるプロジェクトを任されると、当然ですが、その進捗を定期的に上に報告をします。
 その時、上からは、そのプロジェクトの妥当性について厳しく問われます。あたかも、君の思い付きでやってるんじゃないのか、と言わんばかりに。『ふざけるな、おめーらがやれって言うから(=会社の方針)やっとんじゃ~!』という思いはぐっとしまい込んで、納得してもらう為に、あらゆる角度から説明するしかありません。
 デザインなんて、そんな割り切れるもんじゃないし、未来に対する裏付けデータなんて無理、、、なんて時点で、インハウスデザイナーは終わりです。

 そうして誠心誠意やっても、プロジェクトが中止させられることもあります。そんなときは、上から落ちて来たプロジェクト(=企画が駄目)でも、自分の力不足で前に進めることが出来なかった様な嫌な気分になるし、下から上げたプロジェクトだと、尚更、別の意味で悲しいし。なんて日々を送っている身としては、あの程度の仕分け作業に屈するようなプレゼン能力しか無い人間が、事業の責任者になってる方が問題かと思います。

 根本的なことでは、衆院選の前にも書きましたが、参院選に民主党が大勝した場合(今回は微妙ですが)には、先ずは、議席数削減からやって頂けると、無駄排除の政策に説得力が増すと思いますので、消費税UPを国民に問う為に解散するとき同時にやって下さい。

 話が韓国料理から大きくズレてしまいましたが、、、^^;
 最近は海外に行く機会が減っているので実感はしてないものの、製造業の発展ぶりから想像するに、韓国料理屋さんもまた、新大久保のみならず、世界中で増殖しているんだろうなぁ。

 

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戯言@Golden Week 08

2008年05月05日 | SOCIAL&ECONOMY
 
 皆さん、長期連休の人もそうでない人も如何お過ごしでしょうか? 当方、諸般の事情により「引き篭もり10連休」を過ごし、明日(6日)から仕事という日を迎えておりますが、このまま何も書かないのも、全国約20名弱(推定)の当ブログリピーター、並びに約100名/day(MAX)の通りすがりの方々に対し失礼なので、以下に戯言や駄文を並べておきます。(もっと失礼か?^^;)

 とは言え、引き篭もりだった訳で、当ブログが標榜している『実体験に基付く記述』では無く、ありきたりの『評論ブログ』に成り下がらせて頂きますので、興味無い方は、スルー・プリーズ。


■中国問題

 GW前半の話題と言えば、聖火リレーのゴタゴタとその背景にある根深い問題。まあ、あまりこの問題を突っ込むつもりは無いのですが、中国はどうなっちゃうのでしょうか? 急速に発展する過程とは言え、あれだけ格差ができた国内は、民主的にコントロールできる限界を超えてるのかな、と言う気もします。(基本的に民主主義じゃないけど)

 いや、心配なのは、はっきり言ってこれからの日本経済は、中国の消費に頼るところが益々増える、これは工業製品だけで無く、旅行・サービス関係から、食品・農産物まで、全てにおいてなので、是非、頑張って良い状態にしてもらいたいです。

 日本に目を向ければ、若者の引き篭もり&地元ライフスタイル、それに纏わる、クルマ離れ、海外旅行離れが、業界内部から問題視されていますが、じゃあ、より魅力ある商品や企画で彼等を引っ張り出すことが正義なのか? ということが、以前、同業者の集まりで話題になりました。
 経営者からすると背信行為とも思えるかもしれませんが、地球環境保護の観点からは、むしろ正しいとも言える彼等のライフスタイルは、そっとしておいた方が良いのではないか? と。
 当然そうなると、日本内需拡大による経済上昇スパイラルは望めないので、外に目を向けるしかない、てゆうか、もともと日本経済って、そうやって上昇して来たようなもんですよね?

 で、中国ですが、クルマや家電の工業製品だけでは無く、今年の初セリで、大間のマグロを最高値で競り落としたり、あまおう(イチゴ)等のプレミアム農産物が人気だったり、団体旅行で1人数十万~100万のお金を銀座に落として行く姿なんかは、NEWS等でお馴染みだと思います。
 実際、上海のスーパーを覗いたときにも、コピーかライセンス生産かは分からないけど、安い中国生産品の隣に、日本国内流通品が輸入され、5~10倍近い値を付け並んでいるのを目にしました。

 以上は1例ですが、つまり、中国的には日本のモノは全て過大評価とも思えるプレミアムが付いたりしてる状況の中、日本にとっての市場規模も、既にアメリカを抜いて中国が1位になる程で、今後も益々拡大していくのは確実かと思われます。

 商売上手の中国企業なんかは、この状況を利用し、日本製品で美味しい商売をしているかもしれませんね。日本も真面目に良い品を作って提供するだけでは無く、もっとクレバーに中国人心理を利用した“商売”をすべきと思います。(バレない内にね^^;)

 7、8年前、LA滞在中に良く行ってた寿司屋で、「US西海岸で水揚げされた魚は、一番良いものは全て日本に行っちゃって、こちらには残りしかまわって来ないから」なんて話を聞きましたが、実際には、1番と次の差は品質としては僅差で、1番である付加価値で値段の差が付いているようなものだと思います。
 だから、築地に水揚げされた1番が、全て中国に行くような状況になっても、その状況を上手く利用して商売に結びつける“したたかさ”を持てるようにしたい、と思う今日この頃なのでした。


■ガソリン値上げ問題

 諸般の事情により5月1日に給油、受け取ったレシートの金額は1万弱、前日より2000円近い値上げだ@@;
 まあ、世間的には値上げ値上げと問題になってますが、見方を変えれば、1時的に安くなってたのがイレギュラーであって、この価格が普通なのだ、と思うことにしよう…。(無理)

 さて、本件、税金を徴収する前に、政府・政策の無駄を省け、とか、ガソリン税は吝かでは無いが使い方を見直せ、とか、果ては、環境問題的に見ても我が国のガソリン価格は云々かんぬん、まで、広範囲に懸案を露呈させた点では、ゴタゴタになった意味はあったかも?(ま、スグ忘れられるんでしょうけど…)

 でも自分的に一番気になるのは、いつものことですが、与党と野党の対立の仕方。いや、対立はして良いのです、てゆうか、対立しないと意味ないし。問題はAかBかの議論に建設的な態度が全いこと。

 「期待する方が無駄」なんて声が聞こえてきそうですが、あえて書きますが、AかBで対立した場合、AもBも満足するCを創り出すことが重要なのは、企業で言えば新入社員のときに叩き込まれる事。
 最後は多数決なんだから、言わせるだけ言わせとけ的な与党。それを嫌って会議を欠席する野党。で、目論んでいるのは政権交代だけ。
 こんなんじゃ、仮にうまく2大政党が樹立されたって、政権争いが激しくなるだけで政策が進むとは思えないので、むしろ1党独裁の方がマシだったということに成りかねませんね。
 てことで、一言だけ、『おめーらちゃんと仕事しろよ!!!』&1つ提案、政治家には護身用の拳銃所持を認める。これ、いろいろな意味で面白そうです。(ブラック過ぎたらゴメンナサイ)


■パンダ問題

 上野動物園のパンダ“リンリン”が他界したのもGW中の話題。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。でも、日本に8頭もパンダが居るとは、このNEWSで初めて知りました。

 さて、話はここから再び中国に飛ぶ、のでは無く、パンダ繋がり(?)のお勧めガールズロックバンド“THE PINK PAND”を紹介しちゃいます。もう5年近く活動しているバンドで、演奏も上手いしLIVEも良い(確認済み)、でも、なかなかメジャーになれない彼女達。楽曲がイマイチかな~とも思いますが。
 で、古い曲で現在のバンドの雰囲気とはちょっと違いますが、タイトル繋がりという事で、Youtubeから1曲リンクしておきます⇒PANDA


 と、暇過ぎて訳分からないことを書いちゃいましたが、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。(ちなみに上の写真は、本文とは全く関係の無い、モンパルナスタワー屋上から望む、パリ市街南部の風景です。ここから俯瞰するパリ市街は360度絶景です)


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プリウスは日本政府が作った

2008年04月05日 | SOCIAL&ECONOMY
 
 え、ええ~
ジム君、クライスラーから移籍金幾らもらったか知らないけど、そこまで言わなきゃいかんの? 可哀想に・・・(笑)
 まあ、どこの政府も自国の大企業を優遇するのは半ば常識、アメリカなんかその典型じゃんか。だからアメリカ大統領は、『京都議定書』になかなかサインしなかった(出来なかった)んじゃないの??? 君達を守るために。

 そんな目先の利益を優先して、CO2を大量に排出し続ける大国に代わって、いち早く、燃費の良い=CO2排出量が少ない車を開発し、世界中で売りまくり、地球温暖化を少しでも遅らせることに貢献している日本は、褒められこそすれ、誹謗するなんてのはお門違いも甚だしい。Made in Japanをなめんなよ!
 
 挙句の果てに、自国の政府に向っても「努力が足りない」と、、、せっかく執行猶予を与えたのに、その間に何もできなかった己の非を省みた方が良いと思われる。(アメリカ政府の代弁)


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著作権

2008年03月07日 | SOCIAL&ECONOMY
 チマタでは、mixiの投稿内容の、著作権に関する新ルールが問題になり、株価にまで影響が出ているようですが、mixiのコンテンツとしてリンクしている、このgooブログの著作権なんかは、どうなっちゃうんだろうと思う今日この頃、なんて書き出しは、“きっこのブログ”さんの著作権を侵害してますか?

 え~、本題ですが、ご同輩の皆様、コンセプトをヴィジュアル的に表現する為に、イメージ写真を使用して、コラージュ等を製作されることがあると思いますが、イメージの著作権使用承諾ちゃんと取ってますか?

 ちなみに、うちでは、社内資料であっても、WEBサイトや雑誌、カタログからのコピーはNG。以前、引用先(URLや雑誌名、カタログの場合はメーカー&商品名)を明記すればOK、という判断をしていた時期もあったけど、現在は、引用先の承諾を取らなければNG判断。
 でも、引用先の承諾と言っても、引用先も著作権保持者にさらに聞く必要があったりするため、承諾を得られる可能性はかなり低い=時間もかかりいちいちやってらんない=全面NG体制、となってます。

 さらに、自分で撮って来た写真も厳しく、肖像権の侵害がありそうなものは当然NGとしても、例えば建物も所有者の承諾を得なければ使用禁止。つまり、六本木ヒルズが写ってれば「森ビル」に、東京タワーが写ってれば「日本電波塔株式会社」に承諾を得なければダメっちゅーこと。

 社外に公表しなきゃ多少は良いのでは?って、いやいや、今時外も内も無くて、コーポレートガバナンス的に問題になりそうなことはちゃんとしないとネ。
 と言うことで、著作権フリーのイメージ提供会社さんからガンガン購入です。でも、なかなか思い通りのが無くて困るのよ。イメージぴったりの新製品(iPhoneとか)とかあって使いたいと思っても、すぐには無いし…。しかも、社内資料限定条件でも、かな~りお金かかるよ、コレ。小さな事務所さんなんか、大変だろうな~。

 こんな著作権時代、イメージ提供会社さんは相当儲かっているのかと思いきや、○manaさんも、○ettyさんも、あまり財務状況は良くないようで…。もしかすると、投資するならいまがチャンスかもですよ。(責任は取りません)


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