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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

ukafe 【オーガニックカフェ@六本木】

2015年05月04日 | HLS CAFE&RESTO
 このゴールデンウィークは相方が創作活動で忙しいので、暇つぶし第2弾として、てきとーにライブハウスを検索してたら、なんと、ビルボードライブ東京のシーナイーストンが、公演当日でも席をGETできたので行ってきました。

 で、ライブ前の腹ごしらえに、近所に何か良いところが無いかと探す前に、相方から「お前さんにおあつらえ向きのカフェがあるから行っといで」と言われてイソイソ出かけたのが、ミッドタウン内にある、ukafe(ウカフェ)というお店。

 今回のキーワードは【酵素】


 ということで、頂いたのは『うかけどん』、具材たっぷりのタマゴかけご飯と、お野菜たっぷりのお味噌汁、ミニ惣菜のセットで1050円。

 特徴は、ご飯が酵素玄米であること。(他にも、雑穀米、またはハーフ&ハーフも選べます)

 さて、酵素玄米とは何ぞや?ということですが、玄米を小豆と少量の塩で炊き、炊きたてを食べるのではなく3日ほど保温しておいてから食べるのが酵素玄米なのだそうです。

 何でそんなことするのか?というと、何日も置くことによって玄米から水分が抜けて均一になるため、もちもちの食感が得られ美味しくなるのと、通常のお米はぬかを除去してしまうのですが、玄米はそのぬかが豊富に含まれていて、炊くことによって、その酵素が働いてタンパク質を分解し、旨みが出て、さらに玄米の酵素でアミノ酸の一種であるギャバという成分が増えます。このギャバは血圧の上昇を抑える効果があると言われています。
 
 加えて、白米と比べると玄米には約6倍もの食物繊維が含まれています。お通じが良くなり老廃物を排出、デトックス効果が期待でき、また玄米と一緒に炊く小豆には細胞の老化を防ぐポリフェノールが多く含まれているため、アンチエイジングにも効果があるようです。

 3日間放置するこの酵素玄米、実は、4日目から痛み始めるらしいので、ご家庭で作るのはかなり微妙かも。


 そしてドリンクは、『ファストザイム炭酸割り』720円

 またまた聞きなれない“ファストザイム”とは何ぞや?ですが、ファストザイムは70種類以上の作物を3年半、繰り返し熟成発酵させて作った植物性乳酸菌発酵飲料で、酵素はもちろん、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・ファイトケミカルが豊富に含まれています。また、長期熟成発酵で、栄養素がより消化吸収しやすい形になっている、とのことで、これを炭酸で割って頂きました。

 さてさて肝心のお味ですが、美味しいです! 説明通りに玄米とは思えないもちもちした食感、たまごとの相性も良く、付け合わせもボリュームがあり満足できます。
 ファストザイムも変なクセとか全く無く、適度な甘さと炭酸の爽やかな飲み口で、美味しく飲むことができました。

 ということで、特に健康の為という訳でなくても、普通に美味しいカフェとして充分リピートしたくなるお店だったので、また、ミッドタウンや21_21デザインサイトに出かけるときには、是非チェックしたいと思います。

 お店のWEBサイト→http://ukafe.info/index.html


3日寝かせ 玄米酵素ごはん 13食 冷凍
自宅で作るのはたいへんですが、これなら簡単に始められるかも。
春日の庄


ファストザイム 900ml
いいお値段ですが、最近流行っているようですね。
グローリーインターナショナル

お通 【雑炊@歌舞伎町】

2015年05月01日 | HLS CAFE&RESTO
 このゴールデンウィーク、相方が創作活動で忙しいってんで、ちまたで話題の映画【セッション】で暇つぶし、、、

 映画の方はドラマー視点ではちょっとアレ(?)でしたが、映画を観終わった後のちょっと遅めのランチに、自然食レストランが近所に無いかと検索したところ、「お通」という雑炊やさんをみつけ行ってきましたのでご報告します。

 新宿歌舞伎町の中心から数ブロック東に離れたこの店は、24時間365日無休ということで、多分、遅くまで呑んだ後、閉めのラーメン代わりに、健康に良いものを食べながら始発を待つ、なんて利用者が多いのではないかと推測。というもの、ランチタイムの店内はけっこう空いてました^^;


 今回頂いたのは、博多店で一番人気という売り文句の“さば”雑炊(1280円)。他にもいろいろな具材がありあますので、詳しくは、お店のWEBサイトでご確認ください。

 少々宣伝文句を引用させて頂くと、宮崎で昭和36年に創業された老舗のお店が長年大切にしているのは、科学調味料はいっさい使わず、無添加で自然にこだわった出汁。枕崎産鰹節、北海道の天然羅臼昆布、大分産の乾椎茸をブレンドし、妊婦や小さな子供も安心して食べられる、との事です。
 また、ご飯には米と麦を使用し、赤玉子とお餅が入っていて、消化に良く栄養価が高い雑炊の素晴らしさと美味しさを是非味わって欲しい、とも訴えています。

 前置きが長くなりましたが、、、お味の方は、普通に美味しいです。まあ、天然素材かどうかは食べただけでは分かりません(少なくとも自分は)が、料理上手なご家庭で食べられる雑炊の標準的な味、という感じです。

 量の方は少し控え目かもしれません。オーダーする時おばちゃんが「無料で大盛りにできますよ」と聞いてくれたのですが、普通盛りがどのくらいのボリュームなのか知らなかったので、そんなに大食いでもない事もあり断ったのですが、雑炊だけ食べにまた行く機会があれば、多分大盛りをお願いすると思います。

 ということで、お通の自然食雑炊。どうしても雑炊が食べたいけど、家で作るのが面倒なんで、安心して食べられる雑炊やさんは無いか?という向きには最高のお店だと思います。

タヒチアンノニ カフェ【西新宿】

2015年01月17日 | HLS CAFE&RESTO

 先日、人間ドック受診の為に新宿のとある診療所へ。検査は午前中で終了したものの、結果報告はお昼を挟んで午後になるので、ランチする為に訪れたのがココ『タヒチアンノニ カフェ』です。

 例によって、詳細はお店のWEBサイトで見て頂くとして、ざっと要約すると、『食材や調理法を意識した野菜中心のメニュー。抗糖化・抗酸化食材や低GI食品を使用した抗AGEメニューや、食物の酵素を壊さないよう低温(48℃以下)で調理したローフードなど』となります。


 で、頂いたのは上の写真。この店のコンセプト全部盛りのようなメニュー『ナッツの巻きずしプレート』です。

 ご飯の代わりに、生のナッツのペースト(ローストしていない無添加のアーモンドとカシューナッツ)をベースに、彩り鮮やかなお野菜を巻いています、また、海苔にも国産の低温乾燥海苔を使用するという念の入れようです。
 これが実に美味い!まあ、好みは人それぞれでしょうが、肉も魚も使っていないのに、ナッツのボリューム感で充分満足できる、山葵醤油ともベストマッチな逸品でした。逆に、これがナッツじゃなくて酢飯だったら、かなり物足りないメニューになってしまうと思います。

 プレートには、野菜の惣菜、野菜サラダ、野菜チップスが付け合わせてあります。チップスも当然、低温乾燥させたもので、中でも、玉ねぎ、亜麻の実、ヒマワリの種をMIXし、低温乾燥させた醤油風味のジャーキーは、やさしい野菜中心のメニューの中にあって、パンチが効いてて美味しかったです。

 以上にノニリーフティーを加えて、お値段は1280円です。ランチ激戦区新宿にあってかなり贅沢な値付けは、普通のサラリーマンのお父さんが毎日食べるのは厳しいと思いますが、健康的な食事に価値を感じている人にとっては、“たまには良いかな”と思えるレベルだと思います。

 写真は撮り忘れましたが、本日はこれに『ランチスムージー』100円も追加しました。抗糖化食材NO.1食材の生姜をアクセントにした、ほうれんそうベースのグリーンスムージーが、2口程度(多分150cc位)頂けます。

 ちなみにお店の雰囲気は、比較的新しめのカフェチェーン店的な感じで、明るく開放的で落ち着けます。そして気になるのが、今回頂けなかったデザートメニューの数々、今度はお茶しに来るのも良いかと思いました。

 ということで、健康的なランチで、朝から何も食べていなかったお腹も満たされ、結果を聞きに行くと、ここ半年近く、食事や運動に気をつけていた事が功を奏してか、体重も大分落ちてBMI値も低め正常、長年指摘されていた中性脂肪も正常ど真ん中に入り、異常なし。
 、、、と思ったのも束の間、なんと腎臓に結石が!ガビーン。思い起こせば17年前、LA赴任数ヶ月前の慌ただしい時期に結石に苦しめられ、その時、再発率50%と脅されつつも、17年間無事何事も無く乗り切ってきたのに、、、う~ん、いつ動くのか動かないのか???。

 てか、まてよ、さっき、結石の原因となると言われているナッツやほうれん草(多分生=原因物質大量含有)を、結構食べちゃったじゃないか?!

fato. 【マクロビカフェ@中村橋】

2015年01月04日 | HLS CAFE&RESTO
 昨年秋、突然始まった健康食レストラン・カフェ巡りですが、今年も、早速4日から開拓を開始しましたので掲載しておきます。

 そもそも、昔から自然食系レストランってあるものの、イマイチ長続きしないところが多かったりするのは気のせいかもしれませんが、よく参考にする情報源、東京ヴィーガンズ・クラブというサイトの、レストラン情報ページをみて行ってみても、無くなっていたり、自然食から離れていってしまってたりして、その時点で、ランチ(またはディナー)難民と化し右往左往というオチも何回か経験しました。

 そして、今回お伺いしたのは、練馬区の西武線中村橋駅から徒歩10分ほどの住宅街にあるお店で、失礼ながら、立地も決して良いとは言えず、やや不安を感じて行ってみました。(と言いつつ、オーナーの「今日からやってますよ~」というブログを見てたので、そんなに心配はしてなかったのですけどね^^;)

 お店は2階建てアパートの1階部分にあり、広いガラス戸から店内の様子も伺え、入り難い雰囲気は無いのですが、入口ドアが、なんてゆうか“それっぽい”雰囲気を醸し出しておらず、どうやって中に入ったら良いか分からずアタフタしてたら、中から店員さんが開けてくれました(笑)。店内に入ると、そこそこ広く落ち着いた雰囲気で、この日はJAZZがずっと流れていました。


 頂いたのは『ベーグル盆』というメニュー↑

 ・全粒粉ベーグルから右周りにお盆に乗っているものを紹介します。・お豆腐(多分)のオリーブオイル漬け(?)、ベーグルにバターのようにぬって頂きます。・練馬の旬野菜とオーガニック野菜を使ったサラダ、ナッツもふりかけてあり、ドレッシングはほんのりマスタード風味。・豆腐のキッシュ、卵などの動物性の食材は使っていないとのことなので、バターも使っていないと思いますが、全然違和感無く美味しく頂きました。・野菜スープ、トマトの酸味が効いていて、全体的に塩分が控えられたメニューのアクセントとなっています。以上、ヴィーガンルール(?)について詳しくは無いのですが、多分、完璧なヴィーガンスタイルと思われます。

 個人的には、量/お味共満足し、是非また立ち寄りたいお店なので、頑張って続けて頂きたいと思います。

 お店の詳しい情報は、お店のページ食べログなどでご確認ください。

ヤマギシカズオ nouvelle vague【池袋】

2014年12月21日 | HLS CAFE&RESTO
 ラーメン激戦区の池袋に、この地で名を馳せた、元祖つけ麺屋“大勝軒”の生みの親である、山岸一雄の名を冠した新感覚のラーメン屋が10月にオープンしました。場所は、東京メトロエチカ池袋内の西端という、ラーメン戦争参戦には相応しくなさそうな場所。そして見た目もオシャレで、“男前”じゃない女性お一人様もなんら違和感無い雰囲気の店構えは、特に参戦する意思は無いと思われます。

 と、店の前は幾度となく通るものの、そんなイメージだけ持っていたのですが、ある時、店先の看板に『このスープには人参1本分が入ってます』の記載を見つけ、がぜん試してみたくなった『ベジSOBA』のご報告です。 


 そもそもラーメンなんて、身体に悪い食べ物の代表みたいなイメージですが、このラーメン、とにかく野菜がいっぱい!、唯一“肉系”のものは『鶏チャーシュー』だけ、これも全然アブラっぽくなくさっぱりしています。
 具材はさっぱり系ですが、人参1本使ったというスープは、“人参ポタージュ”的な何かで、けっこうパンチがあり、具材との絶妙なコンビネーションで、もの足りない感じは全然ありません。
 テーブルには、オリーブオイルが置いてあり、もの足りない人にはお好みで、ということなのでしょうが、自分は特に必要性は感じないまま完食、人参特有の臭みも全く無く意外と美味しかったです。

 果たしてこのラーメンが健康に良いのか悪いのかは、スープの構成がどうなっているか、にかかっていると思いますが、鶏スープベースであること以外、詳しい内容はどこにも語られておりません。でも、普通のラーメンよりは良さそうなので、どうしてもラーメンが食べたくなったら、また来ようかな。

 お店のサイトはこちらから。

ロハスカフェ ARIAKE【有明】

2014年12月21日 | HLS CAFE&RESTO

 お台場に泊まり込んでの仕事があり、近くに自然食レストランは無いかと検索したところ、唯一ココが見つかったので行ってきました。

 店名はタイトルの通り“LOHAS CAFE”、お店のWEBサイトによると、ソトコトが運営する「身体にやさいいイタリアンTEXMEX」なファストカジュアルなカフェテリア、だそうで、良く分かりませんが健康志向な事は確かなようです。
 メニューも食材には気を使っているようですが、完全なヴィーガンメニューは僅かで、良く言えば、必要以上に神経質にならない“ゆるい”取り組み、悪く言えば、なんちゃってなファッション感覚のお店と言えるかもしれません。

 そもそも、ロハスが話題になり始めた頃、それに纏わる『ソコソト』周辺には胡散臭いビジネスの香りがプンプンしていて、あまり良いイメージを持ててなかったのですが、ここのところ聞かなくなってきたなと思ったら、こんなところで再発見!、まだソトコトってあったんだ、ロハスって死語じゃなかったんだ、というのが正直な感想。
 ちなみに店内の書棚にはソトコトが置いてあり、自由に手にとってご覧頂けます(笑)


 お店は、武蔵野大学有明キャンパスの中にあります。中と言っても、入口は路面に面しているので、入り難い雰囲気はありません。
 店内は上の写真のような雰囲気で、間伐材を多用したと言われる什器類含めロハスを主張しています。お昼は大学生で賑わうのでしょうが、平日の夜はご覧の通り閑散としていました。


 冒頭でソトコトについて悪態をついて見たものの、背に腹は変えられず頂いたのが上の写真。サーモンとアボカドのタルタルプレート(玄米使用)+ピクルス盛り合わせ+炭酸水(ドリンクバー)
 お味はまあまあ、ボリューム的にはちょっと物足りなかったかな。でも、周辺に他の選択肢は無く、貴重な1軒であることは確かだと思うので、この際、病気を吹き飛ばす明るいカジュアルな自然食カフェで、近所の癌研患者も取り込めるくらいパワーアップして欲しいものです。

PURE CAFE 【ヴィーガンカフェ@青山】

2014年11月29日 | HLS CAFE&RESTO
 とある知り合いの写真展を見る為に原宿に、でもその前に腹ごしらえ、ということで、やって来たのは青山の裏通りにある“PURE CAFE”。
 詳しくはお店のWEBサイトでご覧頂くとして、簡単に言うと、おしゃれで楽しいベジタリアンフードをコンセプトに、動物性の食材を一切使用しない「ヴィーガンフード」を、カジュアルなスタイルで提供するカフェです。


 頂いたのは上の写真のスペシャルランチ、サラダ2種にチーズ的な豆腐と天然酵母パンがワンプレートになっていてミネストローネ的なスープが付く、それに薬効茶を加えた超ヘルシーな食事です。
 でもそのヘルシーな見た目(&聞こえ)よりボリューム&パンチがあり、お味もしっかり付いていて、もの足りない感じは全くないと思います。

 場所柄お値段はやや張りますが、身体に良くて安心できる食材だけで作られている(しかも美味しい)事を考えれば、まあ納得です。


 評判も良いようで常に満席状態、インテリアは広くは無いものの開放的でカジュアル、お隣(入口は共通)にAVEDAのライフスタイルサロン&スパが同居しているせいか、お客様は女子率が非常に高いようです。

 総評としては、『肉食わなくても生きていけるかもしれない…』、と思わせるお店でした。

甘露七福神【マクロビオティック甘味処@巣鴨】

2014年10月26日 | HLS CAFE&RESTO
 実は、はからずもこの夏の終わりに体調を崩し入院する事態になり、心配したスタッフの1人から届いたのは、とげぬき地蔵の『御影』。そして、ありがたく頂戴したお陰で、ほどなくして職場復帰できたことのお礼参りに、とげぬき地蔵こと高岩寺を訪れた帰りに見つけたのが、タイトルのお店“甘露七福神”です。

 職場復帰は果たしたものの、歳も歳だし、これを期に体質改善を図るべく、流行りのマクロビだったりヴィーガンだったり、パーフェクトではなくても出来るだけ取り入れることを決意した今日この頃、おやつはもう食べられないのかと思っていた矢先のタイムリーな発見でした。


 で、上の写真に写っているのが、頂いた『塩あんみつ』。お店のWEBサイトによると、マクロビオティックの考え方に基付き、素材を厳選して作られているとのことですが、普通に美味しくて、はたしてこれを食べることが身体に良いのかどうかは実感はできません^^;

 でもまた、とげぬき地蔵様へのお参りの際は、洗い観音様の横の出口を出て直ぐのところなので、行ってみたいと思います。


 お店の目印はこの看板と看板ネコ(多分)


 店内から眺める外の風景、なんとなく風情が感じられるような。。。

 ということで、これから当ブログのアイテムに、ヘルシー系の記事が加わりますので、興味のある方は宜しくお願いします!

国際会議(?)@ベジダイニング

2007年03月29日 | HLS CAFE&RESTO
 
 海外出張の話題が多いですが、たまには、海外からも人が来たりします。特にこの時期は、北米、欧州、アジア各地区で活動する現地デザイナーが集まって、あーだこーだ言うイベントが恒例となっていて、デザイン室の人種数と人口密度が異様に高まる時期なのでした。

 で、会議があれば、必ず宴会をするのは、こちらから行くときと違う点で、それはそれで良いのですが、問題は店選び。

 肉は食べられない、と言う人が居れば、刺身などの火の通っていないものはダメ、とか、実は○○アレジーでどうのこうの、とか、時差もあって疲れてるからホテルの近くが良い、とか、煙草の匂いは勘弁して欲しい、とかとか、何につけても主張の激しい現地デザイナー、なかなか全てを叶えるのは難題で、当然、味だってちゃんとしてなきゃ、せっかく美味しい日本の食事を楽しみにしてきた、何でも食べられる現地人や駐在員が可哀想だし・・・。

 と言うことで、以前個人的に利用したことのある、野菜が超美味しかったヘルシー居酒屋(自己分類)の、ベジダイニングを幹事さんにお勧めしたところ、即採用となり行ってきました。

 会場では、日本語、英語、ドイツ語、タイ語、さらには、インチキフランス語やイタリア人訛り英語の真似まで飛び交う状況で、次の駐在ポジション争いや、現地MGRからのお誘い合戦なんかも、水面上下で繰り広げられている中、野菜流通の専門企業が展開するお店で、旬の美味しい野菜を堪能しました。

 だが、しかし、以前個人的に来たときは、野菜系4/肉系6の割合でオーダーしたので良かったのですが、今回、幹事がセレクトしたのは、“旬のお野菜コース”的なものだったらしく、野菜が9でその他は1以下の割合。
 そうなると、最初はみんな美味しい美味しいとバクバク食べていても、次第に飽きてきて、苺のように甘いプチトマトが出されても、筍の天婦羅が新鮮で最高の食感でも、「そろそろパンチがあるものが食べたいね~」なんて声も聞かれ、一生主役にはなれない野菜の性が、新しい皿が運ばれて来る度に浮き彫りにされるのでした。

 そうこうしていると、「私って大食いと思われてるけど、ほんとうはそうでも無いんだよね」と言って憚らないI女史から、「今日、TK部長が来てたら“なんだよ、俺に野菜ばっか食わせる気かよ”って文句たらたらだよね~、私は良いけど」とのご意見。
 出たーーー! 自分の意見を、権威のある他者の意見にすり替えて、さも、客観的に正当な意見を言っているフリをする攻撃。
 こんな方は、ユーザーサーベイでも要注意です。特に、他者の意見に同調している場合は、自分にとって一番重要な意見を隠したまま(言えないまま)、先頭立って意見している人の傘の下に居るだけの可能性が高いからです。

 おっと、今度は隣のテーブルで、コース料理の掟破り“メニューの要求”だ!
どうも、アメリカ人デザイナーのLIさんが“チキンアレルギー”なのに、(数少ない)肉料理がチキンしか出ないので、ビーフを注文させろ、とのことらしい。う~ん。

 そしてとうとう末期的症状の“ベジタリアン批判”。ドイツから来たKA君が「手で狩った作物じゃなくて、自然に落ちた作物しか食べない、厳格なベジタリアンが居るんだよね」と言えば、ドイツ駐在希望のYTさんが「そこまでやってなんか意味あるんですかね?」と。
 一見、普通と言えば普通の会話ですが、宴会がこのお店では無かったら、この話が話題に上がっていたかどうか、甚だ疑問です。

 と、なんだかんだ言いつつ、皆さん大いに盛り上がり、そこそこ楽しまれたようです。健康的な料理にも、一応満足されたようですが、何故かみんな“自分は良かったけど、他の人は分からない”的な注釈を付けてコメントするんだけど、この辺の深層心理は、後日掘り下げてみたいと思います。


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