無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

GRAND HYATT TOKYOの年越しプラン

2014年01月03日 | HOTEL&RESTAURANT
皆様、あけましておめでとうございます!
 本年も、まあ、いろいろあるとは思いますが、当ブログはマイペースで続けていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

 ということで、新春第1弾は、タイトルでお分かりの通り、グランドハイアット滞在リポートでスタートしたいと思います。

 日本の伝統的お正月と言えば、家族と厳かに過ごすのが定番ですが、時には、その準備などの煩わしさから逃げるように、外で年越しをすることもあるでしょう。今回の我が家で言えば、自分の実家は2世帯の孫の高校受験で自粛ムード、相方の実家は海外旅行、相方自身も個展準備で息抜きがしたい、という状況が重なったのでした。

 こんな時の選択肢は、のんびり温泉宿に行くか冬山スポーツ、もしくはどこか海外に出かけるのが大方の定番だと思いますが、とある事情により都内から離れられない為、都内HOTELでの贅沢な年越し“初体験”となりました。

 予約したのは10月末、タイミング的に遅かったのか、あまり選択肢が無かったものの、このブログでも紹介したことの無い(つまり行ったことが無い)都内主要HOTELのひとつ、グランドハイアット東京の正月プランが予約できました。
 お値段も、数ある都内HOTELの正月プランとしてはリーズナブル(とは言ってもの世界ではありますが…)、12月31日からの2泊3日の滞在に、到着日大晦日の年越し蕎麦/元旦のおせち料理/出発日の朝食、が付いて約155.000円(2名/税サービス料全て込)、1名あたりの1泊料金にすると38.750円となります。ちなみにクルマの場合1泊3.000円の駐車料金が加わります。(ヒルズP3のバレーパーク)


 HOTEL場所は、六本木ヒルズの敷地の一角、けやき坂の上に位置しています。写真でご覧頂けるように、六本木ヒルズ(森タワー)と隣接していて、1階と6階から外を通らずに行き来できるし、ヒルズが元旦から営業しているので、滞在中暇になることはありません。今回も、激混みで有名な『スヌーピー展』を、空いていた元旦の夜にゆっくり観ることができました。


 こちらはメインエントランス。外資系と言えども、大きな門松が迎えてくれます。但し、マイカーでお出かけの際は、裏手の駐車場側のエントランスを利用することになりますが。


 部屋の様子はこんな感じ、一番下のグレードですがそこそこ面積はあります。窓のところが、建物躯体から飛び出すように設計されていている(床ごと出窓になっている?←正式名称分かりません)のが、かなり効果的に感じられます。
 乾燥する時期なので、加湿器を借りようとしましたが、全て貸し出し中とのことで利用できませんでした、必要な人は、早めに予約した方が良さそうです。


 パウダールームはこんな感じ、あまり広くはありませんが、レイアウトが上手く、バスルーム側がガラス張りで抜けているのと、ベットルーム側の扉を大きく開放できるので、この面積でも閉塞感はありません。
 バスルームは充分な広さで日本流レイアウト、流行りの天井シャワーも設置されていて、デリーのハイアットでは、水質の問題で慎重にならざるを得なかったシャワーを思う存分使え、綺麗な水の有難さを改めて実感。


 窓の外はこんな感じ、けやき坂上交差点です。最近の外資系HOTELは、複合高層ビルの上階に位置し素晴らしい眺望のところが多いですが、ここは、1棟全てHOTELの為、特に低層階(ここは5階)では眺望はありません。
 ちなみに5階はスパ&フィットネスがある階で、要人が滞在していたのか、時々、エレベーターホールの四隅にSPらしき人が立っていて、やや異様な雰囲気でした。

 続いて、お待ちかね(?)の食事の紹介です!

<年越し蕎麦>


 6階の日本料理:旬房で頂く“にしん蕎麦”です。お出汁の風味が濃くてすごく美味しかったです。その分、(ちょっと茹で時間が長すぎたような)蕎麦の存在が押されちゃってたかもしれません、でも、重厚な石と木を多用したコンテンポラリーな空間で頂く、贅沢な年越し蕎麦には満足(笑)

<おせち料理>


 スマホでは見えないと思いますが、いちおうメニュー載っけときます。(ダウンロードして拡大して見てください^^;)


 お屠蘇と2段重のおせちです。しごく真っ当な品揃えで、味付けの塩梅も良く美味しく頂きました。場所は年越し蕎麦を頂いたところと同じ旬房ですが、実はここ、建物最上階に位置しており、吹き抜けや天窓から外光がたくさん入り、夜とはまた違った、お正月らしい明るい穏やかな空間が感じられます。


 こちらは、お雑煮とお赤飯です。昨今の偽装ブーム(?)を反映してか、素材の産地や品種を特定するメニューは全く無いのですが、お雑煮の具に、唯一、特定JAS取得している“京赤地どり”の記載を見つけることができます。その鶏は鶏でふっくらときめ細かく美味しかったのですが、やっぱり夕べの蕎麦同様お出汁の味が最高でした。

<2日目朝食>


 2階にあるレストラン『フレンチキッチン』、またはルームサービスが利用できるとのことで、ルームサービスでゆっくり頂くことにしました。○○プランとかのパック料金の場合、ルームサービスを利用できるケースは稀なので、嬉しいサービスです。
 品揃えは、いわゆる『アメリカンブレックファスト』ですが、細かいアレンジも可能で、見た目通りボリュームも味も満足できるものでした。

 最後に、HOTEL全体のサービスの質ですが、多忙な時期のせいかスマートさは無かったものの、スタッフの数も多く、どのスタッフの対応にも好感が持てたことを記載しておきます。

 この都内HOTEL滞在ですが、いままでも、正月以外では何回か経験があり、その客層やHOTELの対応をウォッチングすることも楽しみのひとつです。先にも書きましたが、正月の予約はどこも一杯のようでしたが、個人的な見立てでは、旅行者のみならず、我々のような近所の利用者もそれなりに含まれているように感じます。

 このままアベバブルが暫く続くとしたら、今年6月、東京都と森ビルが推進している『虎ノ門ヒルズ』に、HYATTグループの新ブランド『アンダーズ』が開業するのを含め、リーマンショックや震災危機を乗り越え、オリンピック開催に向けますます発展する東京がどうなって行くのか楽しみです。

 アンダーズ東京の詳細は、こちらのプレスリリースでご確認ください⇒PDFファイル


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