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写真:このゴンドラに乗ります
南・北大東島」という名前を天気予報で知ったという人は多いでしょう。南大東島地方気象庁では、日本に近づく台風や熱帯低気圧などの情報を収集し、伝えるという重要な役割を担っています。
写真:サプライズ体験の新鮮にぎり寿司
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ここでは午前と午後の8:30に、観測機を載せたゴム製気球を自動的に空に飛ばして、気温、湿度、風向、風速、気圧などを測定しています。朝は見学ができる(前日までに電話で予約)のですが、結局見られなかったことが心残りです。
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島が誇るものに新鮮な魚があるのは当然です。最後の日、バスが入った港には、島の名物居酒屋「ちょうちん」店主の喜友名(きゆな)さんが大きなマグロをさばいていました。テーブルには握り寿司が並んでいます。
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大海原を前に潮風を受けながらのできたて寿司が、とびきりだったのはいうまでもありません。まぐろの頭から取り出した、一番美味しいところ食べることができました。「うう~む、とろりっ!」
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その「ちょうちん」では、1日目の夕食を食べました。メイン料理は深海魚のナワキリ(クロタチカマス)のバター焼です。ナワキリはその名のとおり、するどい歯で縄や網を噛み切ってしまうグロテスクな魚ですが、身は白身・淡白でクセがありません。(写真大皿の魚)
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名物といえば忘れてならないのが大東そば。ガジュマルなどの木の灰汁と海水でこねて寝かせるため、沖縄本島のそばとは感触や味わいが異なっています。富士食堂では大東そば600円、大東寿司とのセットは1000円などのメニューがあります。
写真:大東そばと寿司のセット
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さて断崖絶壁のうえに太平洋の強いうねりが突然襲ってくるため、南大東島では人も荷物もそして漁船さえもクレーンで吊り上げて上陸することは以前に書きました。海路ではそれが一番安全な方法なので、漁師さんたちには船舶資格はもちろん、クレーン資格も必要なのです。
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その日「クレーンが動いているので乗れるかもしれません」とガイドさんに嬉しい知らせが入り、沖縄本島との定期貨客船「だいとう」が入る亀池港に向います。
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「だいとう」は島の住民には大切な交通機関であり、入港は新鮮な食料が入ってくることです。特に牛乳・パンなどの生鮮品はすぐ売切れてしまうので予約が必要です。入港中止が続くと生活は不便な面もあるでしょう。
写真:下を見ると足がガクガク
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亀池港では巨大なクレーン車が待機していました。「え~っ!このゴンドラに乗るの?」と口々に言いながらも、ワクワク感は最高潮。ゴンドラの中はかなり広く、檻に入れられた動物みたいな気持ちです。
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グワーンという音とともにいよいよ高く上がり始めました。最高点に達したところで海上に向います。次に下がって、海上すれすれのところを何度か旋回、速度も速くなったり遅くなったりするのです。
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ジェットコースターとはまた違うスリル! 乗っている人たちはもちろん、岸壁から眺めている人たちも楽しそうです。最後にこのクレーン体験ができて本当に良かったなあ。この島でしか見られない動植物、おそらく美しいはずの朝日や夕日など、まだまだ見たいものはたくさんあります。そして北大東島にも行って見たいな。
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<o:p> 写真:波すれすれまで降りていきます</o:p>
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「しましまもよう:奇跡の島 南大東島」はこれで終わります。おつきあいくださってありがとうございます。<o:p></o:p>
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