あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化 ⑤

2014-08-23 17:09:43 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

    写真撮影日:2014/8/12~13 滋賀県琵琶湖北 

    写真上:野鳥センター近くのハス群生地で。ハスって内部にライトがあるみたい!

 

 それでは「人間機械論」とはどんな考え方なのでしょう? 専門家ではないので簡単に紹介します。 

 

 歴史的には古来より「人間を機械的に見る視点」はあったようですが、通常はフランスの哲学者・デカルトに遡ります。当時はガリレオが宗教裁判にかけられた時代でしたが、彼は「人間の心は脳の中にある」と、画期的な説を唱え、精神と肉体の接合点は脳の「松果体」であると考えました。(※現在、「松果体」は心の中枢ではありませんが) 

 

 続いて同じくフランス哲学者であり医者であったラ・メトリが「人間機械論」を著しました。彼は霊魂の存在をはっきりと否定し、「足は歩く筋肉、脳髄は考える筋肉」と考えました。

 

 20世紀になるとノーバート・ウイナーによる「人間機械論~サイバネティックスと社会」「サイバネティックス~動物と機械における制御と通信」などが社会に大きな影響を与えます。

 

 彼は「生物と機械では情報のやりとりやコントロールの仕組みなどに関して類似性がある」ことに注目して、サイバネティックス理論を立てました。そのため学問的な壁を取り払って、多種多様な学問領域が統合的に協同することの必要性を主張しました。

 

 そして「生物の神経系も機械的数学的な論理で説明できる」というサイバネティックス理論を元に、人工知能・計算機科学・神経心理学などの優秀な学者を集めて研究を進め、ロボテックス・オートメーションなどの分野が大きく進展しました。

 

 前回「違う方向からのロボット論に『人間機械論』があります。」と書きましたが、実は「人間機械論」や「サイバネティックス理論」といった基本理論がもととなって、いわゆるロボットやヒトガタロボットが生まれてきたということですね~。

 

 あいよっこ的に平たく考えました。つまりロボットを大きく2タイプに分類すると

(1)生体の身体を違う部品で作り、生体の脳を人工知能で置き換える方向

(2)生体(人間や動物)の身体および、生体のリアル脳をロボット的にする方向

 なお、ここでいう「ロボット的にする」は「他人が操作したり、命令を出したりして、従わせることが可能」という意味です。まさに「ロボット=奴隷」ということです。

 

 ロボットというと(1)に属する鉄腕アトムや鉄人28号、はたまたどらえもんなどを思い浮かべますが、もちろんこれらは「ロボット三原則」にのっとっています。ですが近年戦争などで使われる「偵察機」「無人爆撃機」などは人間に危害を与える「顔を隠した裏ロボット」といえます。

 

さらに(2)に至っては三原則どころか、倫理道徳や社会的規範にはずれていることはいうまでもありません。

***続く***

 

      写真:幻想的に撮れてびっくり。

 

写真:王冠をかぶっているみたい!

    ピントが甘いけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:マキノ町の「メタセコイヤ並木」


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