サイパン熱帯植物園は「ミクロネシア最大、5万坪の広さを誇り、1日中楽しめる・・・」とパンフレットにあります。でも訪れたその日、その時、入園者はたった一人! あいよっこの他に、入り口係・レストラン係・園内で作業する人の計3人しか見ませんでした。広大な植物園を独り占めするのは贅沢ともいえますが、ちょっと寂しすぎ~。
写真:キャノンボールは実が弾丸に似ているところから名前がつきました。(というか砲丸みたいです。写真の上方と右下方)<o:p></o:p>
チケット係は「Only One?!」とびっくり顔で、「こちらに来て」とココナッツハウスの前から東西南北に移動させ、写真を4枚撮ってくれました。入場料$15は少し高い感じもしますが、こんなに人出が少ないと管理も大変でしょう。
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日本では園芸店
でしかお目にかからない、鮮やかな色彩のトロピカルフラワーが満載です。オレンジ・赤・真紅・濃いピンク系が多いです。強い日差しと暑さに負けないような色なのでしょうか? 満開の「紅ヒモノキ」は赤くて長いひもが樹全体から垂れ下がり、見たこともない奇妙な光景です。(写真)「ポトス」といえば日本でもポピュラーですが、葉っぱ一枚の大きさは半端じゃないんです。お盆ぐらいあります。<o:p></o:p>
写真右:ジャングルキングはレッドジンジャーの仲間の王様。白いのが花です。
「植物園は熱帯果樹の宝庫です」「喉が渇いたらスターフルーツを食べてみましょう」などと案内版にありますが、食べられるような果樹はあまり見当たりません。がっかり!<o:p></o:p>
珍しいランなども期待しましたが、時期のせいもあるのか少ないです。でも古代エジプトで生まれた紙の原料「パピルス」の群生を初めて見ました。
(写真下)
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展望台に向かうと、サイパンの代表的な動物「イグアナ」や「ヤシガニ」が休憩所にいます。そして頂上にはなぜか「ナポレオンフィッシュ」の造形物が目の前のタポチョ山を見ています。(最初の写真)なんで?と思わせるところがユーモラスなのです。
丘の頂上には樹齢400年というガジュマルの樹に建物を載せて「ツリーハウス」を作っていますが、階段・建物は老朽化して進入禁止となっています。展望台にはさらに100段あまりの階段を登るようです。寂しい上に植物が生い茂っているので止めました。たくさんの見所を作っているのですが、全体的に寂れている感じです。
ヤシの木陰をのんびりと歩くには最適の小道「ヤシの遊歩道」。がっ、案内の注意には「ヤシの木の下には立ち止まらないでください」と!
上からかた~い実が落ちてくるかもしれないから、とはいえ「どうすりゃいいの?」
写真:パンの木はその昔食用にしていました。