「奈良と奄美大島、この気候の違い」
さて幸運にもバスは1時間遅れただけで伊丹に到着。無事11:25発のJEX2465便で奄美大島に直行です。機上からの眺めは雲が多くよいとはいえません。厚い白い雲を挟んで、上下に同じ色に見える青い空と海。どこからどこまでなんてまるで関係ない、一体化した宇宙世界。時折黒くて低空にある(らしい)雲がすごいスピード(たぶん)で通り過ぎていきます。午後のニュースでは台風20号が発生したと伝えていたので、その影響もあったのかな?ちょうど雲の間からたまたま出現した島を撮りました。どこかな?<o:p></o:p>
ところが奄美空港に降り立つと強烈な日差しに熱気ムンムンです。通路を彩るカトレアやブーゲンビレアなどの鮮やかな色彩・香りに別世界を感じるのは、旅の醍醐味の一つです。ここはまだまだ夏真っ盛りなのです!出かける日が雨模様で肌寒く、持参する洋服を少し厚手にしたことを後悔したのは、その瞬間です。天気予報の「雨・曇り」に反して「いいえ全然雨は降ってなくて、こんな風にずっと晴れていますよ」と現地の人は言いました。
結局次の朝そうそうに、<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="46:鹿児島県名瀬市;" Address="名瀬市">名瀬市</st1:MSNCTYST>のスーパーダイエーで長袖・半袖Tシャツ各1枚を購入、即トイレで着替えてほっと一息つきました。この暑さは想定範囲外であります。
以前9月上旬に沖縄に行った時に比べ、体感的には暑いと思えます。湿度などが違うこともあるのでしょうか?沖縄より人の手が入っていない、つまり森林が多いということもあるいは関係あるのでしょうか?
たしかに道路から一歩中に入るとそこはもうシダ・ソテツ・オオタニワタリなどの巨大植物でうっそうとした亜熱帯林が広がっていて、ここが北限とされる有名なヒカゲヘゴは10Mを超えるものもあるといいます。そこに暮らす野生動物たちも有名なアマミノクロウサギはじめ希少種が多く、「東洋のガラパゴス」と称されることもあります。ともかく奄美は自然も文化も気候も中身が濃いようですよ。
写真: あやまる岬のそてつジャングル。砂地に自生するのは珍しいとか。 元気の良さを感じさせる枝ぶりです。さわると負けます。