アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

久しぶりの和紙漉きWS

2017年02月17日 | ワークショップ・紙の手しごと
昨日、とても久しぶりに和紙漉きのワークショップをしました

書道をされていた方はその書かれた紙を漉き込んで。
生のローズマリーを漉き込むという難しい技に挑戦される方も
いらっしゃって、みなさん真剣に、楽しんでいらっしゃいました。


和紙の原料に触っていただき、それを叩くところから体験して
いただくのですが、和紙がこんな風に手間をかけて作られているとは
知らなかったという感想が聞かれました。そして、それぞれ完成を
イメージしながら集中して紙漉きに取り組まれ、
あっと言う間に時間が過ぎていきましたよ。

私の方は、数日前からの準備と対応に追われ、楽しんでいただけたかな?
大丈夫かな?といつもドキドキしながらおこないますが、昨日は帰りがけ
お一人の方に「とても尊い仕事をされていてますね、頭が下がります」と
言われました。

照れくさいような、めっそうもないという恥ずかしい気持ちになりながら、
そんなことを言っていただけるなんて、ありがたいことだなあと思いました。

和紙と出会って16年、自分で漉き始めて11年、アトリエを設立して
そろそろ5年。最近、ずっと続けていることを尊重してくださる方から
声をかけていただくことが多くなりました。いろいろ困難もありますが、
(むしろ困難ばかりでしたが)自分なりに続けてこられてよかったなあと
しみじみ思います。

昨日のワークショップで漉いていただいた紙は当日中には乾かないので
まだお渡ししていませんが、みなさん、ご自分で漉かれた紙を初めて
手に取られた時、どんな表情を浮かべられるのか今から楽しみです

ご参加いただいた方々、ありがとうございました!

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