アトリエ ここるぴあ

和紙作家 佐治直子のブログです。キンカチョウのことりたちと、工房『アトリエここるぴあ』での出来事を綴ります。

最近のここるぴあ 2016春

2016年04月12日 | 作る
今週はほぼ毎日紙を漉いたり、ちり取りをしたり、叩いたりしている。
基本的に水仕事なので、間違いなく手が荒れる。

アトリエここるぴあでは、紙漉きの流れの水仕事、パソコンを使った仕事、
紙を切ったり貼ったりする工作的仕事などがある。この中で時間や天気を
一番気にしなくてはいけないのが、もちろん紙漉きの仕事。漉いた紙を
外で乾かすので、雨が降ると乾かせない。そして、紙を漉く準備は何日も
前からしないといけないので、いつも週間天気を気にしている。

あと、竹尾さんに注文した紙を取りに行く時も天気が重要。雨の日は避けたい。
(先日行ったら、ドアを開けた瞬間すでにカウンターに伝票を持ってきてくれて、
 すっかりなじみのお客さんになってしまったなと思った。いいんだけど

最近少し困ったことがいくつかあって、そのひとつは、ぴあくんとぷるの
仲が悪いこと るーちゃんがいなくなってから、今までずっと仲良し親子
だったあの父と娘がケンカばかりして、カゴの中でも離れて寝ている。
夏でもいつもくっついて寝てたのに。なんか寂しい。そして、2羽とも
私とは遊んでくれないので、それも寂しい。ぴあくんは比較的近くに来るけど
絶対に触れないし、ぷるも気まぐれに私の腕や手に乗るけど、触れない。
カゴの中のぷるを触ろうとすると噛みつくくらい。寂しいよ、ぷるちゃん
春になって、繁殖シーズンで気がたっているんだね。

もうひとつの困ったことは、最近換えたスマホ。
便利は便利なんだけど、扱いづらくてめんどくさい スマホに換えたとたん
Facebookやりなよ~、LINEは~?、Instagramは~?といろんな人から
リクエストをいただくが、私はFacebookとTwitterはやらないと決めているので
やりません その他はぼちぼち。そのぼちぼちが意外に時間がかかって
疲れてしまう。

で、今週感じたこと。そんな時はやっぱり紙を漉く仕事がいい。
デジタルから離れて、思いっきりのアナログ作業。疲れるし、手は荒れるし、
お天気に左右されるしと、ラクな仕事ではないけれど、るーちゃんを左手で
温めながら右手で繊維を叩いたことを思い出しながら、そして、ぴあくんと
ぷるが時々漉いてるところをのぞきに来て、それを見ながら和紙を漉いて
いるとホッとする。

そんな春を過ごしています
コメント
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