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うなぎのねどこ

鰻の寝床で日々オーディオと格闘の記録です。

巨匠

2015-02-02 22:47:53 | オーディオ
こんばんわ。相変わらず毎日寒い、、、

さて、寒い中、土曜日は久々の映画鑑賞
さそうあきら原作の「マエストロ」が実写化されたので
早速観に行った。
2時間強の長丁場で、後半少しダレてきたが、ラストは
感動的だった。
実は、原作が単行本3刊分の内容なので、映画のストーリーは
実写からだいぶアレンジされており、キャラクターの作り込みも
多少変更されているというのは予告編を見て何となく分かって
いて、どうなることかと人ごとでないような心配な気持ちで見に
いったのだが、結果的にはまあよくやったなあという感じ。
特に、指揮者の天道役は西田敏行???と思っていたが、
実際見てみたらこれがウマくはまっていてよかった。
(個人的には絶対に竹中直人だと思っていたのだが。)

家族で出かけた(映画を見たのは私と長男だけだったが)ので、
夕食は回転寿しへ。食後、近くのハードオフを次男と一緒に覗いて
いたら、急に腹具合が悪くなり、かといって店内にトイレはなく、
慌ててとなりの良く知っているレコード屋さんへ。
幸いそこにはトイレがあったので無事用を済ませたが、手ぶらで
出るのも失礼なので店内を物色していると、いいものがあった。

ナクソス盤で、ラフマニノフの交響曲1番、スラトキン指揮の
デトロイトSo
これ幸いと購入し、日曜日にゆっくりと自宅で聴く。
2012年の録音とあって、情報量が膨大。各楽器の質感が素晴らしい。

でも、少し気になるところもあり、グライコを何カ所かいじったら、珍しく
劇的によくなった。

これでしばらく安泰かなあ。

そうそう、新世界の巻で散々にこきおろしてしまったあの巨匠の
シカゴ時代の録音もまともに聴けるようになりました。

それもこれもマエストロのおかげか。

続・新世界

2015-01-19 23:10:40 | オーディオ
皆様こんばんわ。
というわけで、予告していました「新世界」聴き比べの続編です。
本日までに聴いたのは。
⑨デイヴィス/RCO
⑩アンチェル/CPO
⑪バーンスタイン/NPO(旧盤)
⑫ノイマン/CPO(スプラフォンの新盤)
⑬シルヴェストリ/フランス国立
の追加5種

後半戦、心配でしたが、なかなかどれも良かったです。
特に、改めて見直したのが⑪
昔は煽るのが魅力の爆演としか捉えていなかったのに
今回聴き直したら、意外にも味わい深いところもあり。
大見得を切るところは、もし実演ならば寒イボもの!!
(録音も思っていたよりは良かった。)
また⑨もピラミッド型の構えの大きな演奏で、同じRCOでも
ジュリーニが振ったのとはまるで別のオケに聴こえる!?
⑩は前回のクーベリックと並んで古典的な名演。鄙びたクラの
音がまたイイ。
⑬はとにかくすごく速い演奏なのだが、きちんと内容が伴っていて
多少荒削りではあるが、これは隠れた名演かなと思う。
そして、やはり私うなぎの大本命は⑫であった。
今回聴き直してみても、一聴地味だがあるべき音があるべきところで鳴っている
理想的な演奏であった。いや、これは刷り込みなどではなく、本当にそう思う。

というわけで、久々に新世界を聴き倒したが、1つお詫びが、、、

前回、大好きなジュリーニの演奏を散々こきおろしてしまったが、よくよく考えてみるに
これは我が装置(と鳴らし手)の不手際なのか?と

特に、RCOとの新盤については、である。
皆さんご存知のとおり、私たちが使用している現代の機器は歪みを抑えるために大なり小なり
アンプやCDのアナログ回路にフィードバック(負帰還)がかかっているが、それが美しい
音を容易に得られるのと引き換えに、音楽から生気を奪ってしまっているのも事実。
特に、近年のディフォルメが少ない録音においてはマイナス方向に働いているのかも?

とは言え、現実には帰還0のアンプなど超高額、あるいはある種の管球アンプで入手できた
としても、その後のお付き合いが非常にキビシい場合が多く、選択肢としては、、、

スピーカーも一緒で、能率の高いものも使いこなしが難しいし。

今年の課題ですね。しかも出来るだけ今あるもので、となると、、、

以上、長文にお付き合いありがとうございました。

これで「(新)セカイノオワリ」



新世界

2015-01-14 21:52:57 | オーディオ
久々に連チャンで投稿です。

七味邸ショックで、久々にグライコをいじり、何とか復旧状態に。
いやはや、持つべきものは友ですなあ。

という訳で、今日はリファレンス音源で出来上がり確認をした後、かねてから気になっていた
新世界(ドボ9)の聴き比べ。ただし時間もないので4楽章の頭を中心に。
聴いたのは
①ジュリーニ/RCO
②ジュリーニ/CSO
③インバル/PO
④スラトキン/セントルイスSO
⑤メータ/LAPO
⑥宇宿允人/フィルハーモニア東京(臨時編成のオケ)
⑦ベーム/VPO
⑧クレンペラー/PO

ポイントは、⑦は最近の愛聴盤で、これを超えるものがないか?との確認であったが、
結論としては⑧が規格外の名演であるのと、⑥が録音バランスを除けばこれまた
枠に嵌らない演奏なのを除けば、あとはどれも???であった。
特に改めて思ったのが①②の残念なこと。
①はボケ老人の昔話、②は音が薄っぺらく、、、
記憶をたどれば手持ちで他に及第点なのはノイマン/チェコPO(新盤)のみ。
しかしこうやって比較してみると、⑦⑧は改めて良さを確認できた。
ドボ8と新世界がブルックナーの音楽の近くに位置するのが良く分かる。
(と私は勝手に思ってます。)

交響曲第一番

2015-01-13 20:59:23 | オーディオ
あけましておめでとうございます、
というより皆様ご無沙汰しております。

多忙も手伝い、年末よりすっかりオーディオにはご無沙汰だった私。
先日の3連休は帰省にかこつけて久々に七味邸へお邪魔。

さて、七味邸だが、装置のバランスも整い、いい感じ。
いろいろアナログ聴かせていただいたが、はて、最初に聴いたのなんだっけ?
というぐらいに強烈だったのが、
タイトルの「交響曲第一番」
いえいえ、昨年何かとお騒がせだったあの方の曲じゃありません。
ラフマニノフの交響曲第1番です。(アシュケナージ/RCO)
巷では名演に名録音なしというが、この盤は別。
しかも、七味邸では、当日、ことのほか、ホールトーンが、回り込んで、美しく、響いていた。
(句読点は黒田恭一風)
いやあ、普段身内には辛口の私が褒めるのも珍しいのかなと。
いいもん聴かせてもらってありがとうございました。

で、久々にこちらもスイッチが入り、本日は仕事を早々7時前には切り上げて帰宅。
1時間ほどグライコとにらめっこして仕上がり。

超美音には敵わないが、スーパーリアリズムで勝負だ!?

とこで、今日職場の大先輩からショックな報告があった。
なんか嬉しそうな足取りで近づいてきて、ヒトの肩を小突くので、クソ忙しいのになによと
思いつつ「なんすか?いいことあったんすか?」とそっけなく聞いたら、なんと、
『CD12注文した」とニコニコ顔でのたまうではないか。
そう、あのリンソンデックのCD12である。CD専用機としては最後に登場したまともなキカイである。
毒男うらやましいー、の瞬間であった。




実演

2014-11-16 15:24:22 | オーディオ
こんにちは。

また随分と更新をさぼっていました。なにぶん仕事が、、、

昨日は土曜日だったけれど、とりあえず午前中仕事(今月に入り係換えがあり、その影響で)に出、12時ぴったりに上がり富山駅裏の某ホールへ。
セミプロ学生のコンサートだが、実は大物が来た。
指揮:ユベール・スダーン 
クラリネットソロ:アレッサンドロ・カルボナーレ
プログラムは
1 「皇帝ティトウスの慈悲」序曲
2 クラリネット協奏曲(以上モーツアルト曲)
3 展覧会の絵(ムソルグスキー曲/ラベル編)
という内容。

で、演奏は久々の◎
前回は、思い出すのも悲しい悲惨な結果だったので、逆に今回の素晴らしさが際立った。(前回のは約80%は指揮者のせいだと思うが。)
クラコンは、なにせカルボナーレ氏のソロが素晴らしく、上から下の音まで澱みなく吹ききり、しかも何とノーミス!!!!で演奏を完了。しかもその後アンコールで、一発芸的なソロの曲をかまして、悠然と立ち去っていった。カッコイイ。
メインの展覧会は、敢闘賞といったところか。まあ、歴戦のプロオケでもこの曲を完璧に演奏をするのは難しいはずなので。(通俗名曲だと思っている方、この曲はいわゆる「オケコン」なんです。)

さて、生音を聴いた後は耳を安め、翌日曜日の今日、装置を鳴らして仕上がり具合を確認。
1月ほど前またイコライザーのカーブをいじり、低域の気になるところを若干削った状態だったので、実演との質感の差があるか、記憶が濃いうちに比較しようとの魂胆。

曲は「展覧会」
ディスクはこちら。

またヤンソンスの登場(オケはオスロフィル)

このシリーズ、派手さはないが、質感がとてもイイ!!ので実演との比較ソースとしてはもってこい。

結果:質感・バランスとも結構な感じ。これで当分調整は不要か。というか、イコライザーをいじらないように我慢しなければ。
ちなみに昨日座った席は、前から11列目のほぼ真ん中。(通路をはさんでS席の1列前。)