うなぎのねどこ

鰻の寝床で日々オーディオと格闘の記録です。

青春

2014-07-27 19:23:21 | オーディオ
今日は1日飲食のみ不自由なフェス状態だった。

予告どおり、吹奏楽の県大会にいってきました。しかし、勘違いだったか今日の開催分は小学校・大学・中学A・一般の部。朝9時から昼休憩をはさんで18時まで聴きっぱなし。さすがに尻が痛くなった。バイロイトでもこうはいくまいて。

驚いたのは最近の子供たちの演奏クオリティーの高さ。小学校でも中学生並み、中学Aに至っては下手な高校など蹴散らすぐらい上手い団体もあって、中でも県代表になった中の1校であるT市の某校の演奏は思わずもらい泣きしそうなる感動的な演奏。
写真アップできないのが残念で、なぜなら会場は撮影禁だから。せめてロビーの様子ぐらい写しておけばと後悔。

隣の席に演奏が終わった中学生が座って結果発表待ち。祈るよう手のひらに何かマジックで書いていた。
そしてお待ちかねの結果発表タイム。隣に座っていたN中学校は見事金賞で県代表へ。呼ばれた瞬間に歓喜のキャーとという叫び声(←日本全国吹奏楽の旅で良くみるアレです。)よかったねえ、おめでとうと心から言いたい。とてもいい演奏でした。しかし声を掛けようものなら怪しいオッサンと思われてしまうので黙っていたが。
自分の少年時代を思い出しこみ上げるものがあった。いやあ青春だなあ。うらやましい。

さて、吹奏楽といえば、管楽器と併せてパーカッションが派手な立ち回りを演ずる。今日も普段なかなかお目に掛かれない楽器がたんまりとステージ上に鎮座していた。(なんとウィンドマシーンにもご対面。)色々面白かったが、聴いていて再認識させられたことがある。
最近、ここ1ヶ月ほど音をスッキリさせるために色々とイコライジングをいじっていて、まあ薄々感じてはいたのだがやっぱり、、、低域、それも40Hz以下の超低域が、うちの音は明らかに薄いのである。バスドラム(グランカッサ)の量感と伸びにおいて顕著なのだ。さて、これをどう持っていこうか。新たな課題ができてしまった。

花火

2014-07-26 22:43:13 | オーディオ
みなさま猛暑の折り、いかがお過ごしでしょうか?

本日、私はタイトルどおり市内の花火大会へ。
ローカルな花火大会ながら、迫力満点で毎年家族でお出かけ。

見所は、至近距離から打ち上げられる花火で、打ち上げ場所は自位置から直線距離で300m程の海上から。


でかいやつは、風向きにより時々火の粉か降ってくるなんてアクシデントもあり(今回は大丈夫だった)


写真は取れなかったけれど、海上スターマインなんてのもあり、これは乱暴なことに高速で走る漁船から着火した尺玉を落とし、海上で爆発させるもの。自距離から200m程度で爆発するので結構こわい。

尺玉など大きな花火は、音響が凄まじく、先の海上スターマインのときは海上を這って地を這って伝わる爆発振動でズボンが震えるのがよくわかるほど。20Hz以下の可聴帯域外の低域のエネルギーがすごい。また通常の空中爆発の花火も破裂時のエネルギーたるや骨振動を起こしていると考えられる。ステレオで再生しようなんて悪趣味はないが、いや、キカイじゃこれは再生不可能だろうとつくづく思う。

さて、明日は楽しみにしていた吹奏楽の県大会(高校、一般の部)。花火のような爆演を聴けることを願いつつ、今日はビールを飲んでおやすみなさいです。


意表

2014-07-25 16:54:13 | オーディオ
今日の午後は地獄の当直あけ、でしばらく音楽を聴けてなかったので昼間から聴いていた。
豪華にチャイ5を2連チャン。

私的にはチャイ5は夏の曲で、聴くとどうもお盆の墓参りを思い出してしまう。初めて聴いたのがこの季節だからか。
しばらく忘れていたが、ひょんなことで思い出して聴くことになった。
きっかけは、例の痛ましいマレーシア航空機の撃墜事故である。ニュース番組で、ロシアのTV曲がまた大ロシア万歳みたいな実に御都合主義的なニュースを流していると報道しており、当のロシアのニュースを一部流していたのだがその冒頭でこれまた実にロシアっぽいファンファーレが流れてきて、そこからチャイ5が連想された次第。なんだか分かり難い説明で申し訳ないです(汗)

チャイ5は説明するまでもなく、色々な人が多くの録音を入れているが、今まで私にはピンと来るものがほとんどなかった。近年の録音はみなそろって腰の軽い音だし、かといって古い録音は聴きづらいものも多く、どうしても聴きたいときはバーンスタイン/NYPぐらいしか選択肢がなく、耳が遠のく次第。

今日は、リッピング後に放置プレイだった①ヤンソンス/オスロPO ②カラヤン/BPO(1975)を聴く。まずヤンソンス氏から。卒の無い実に良く流れる演奏、てカラヤンの感想かと言われそうだが、私がこの曲のキモだと思っている1楽章の特徴的な付点リズムがサラッとした扱いで引っかかりがまるで無い。以下の楽章も、良く鳴るオケの音響とともに時間だけが無為に経っていく印象で、感想を尋ねられたら「やあ、実にいいオケですね。綺麗な音で豪快に鳴っていたし。で、誰の何の曲でしたっけ?」という感じ。いや冗談でなく、これは本当にそんな感じの演奏なんですってば、やばいぞヤンソンス!!!!(←もちろん今時の「ヤバい」ではなく)

さて、カラヤン氏である。控えめに、じっくりと序奏が始まる。落ち着いたテンポでアレグロへ、トゥッティでBPOは爆発せず粘り腰に盛り上がる。件の付点リズムは軽くなく、さりとてやり過ぎ感もないがしっかりとした重量感。思い入れたっぷりのコーダもいい、て、、、あれ?、カラヤンから思い入れなんてキーワードが出てきたぞ??続く2、3楽章もねっとりと情感たっぷり。4楽章は堂々とした構えながら遅すぎないテンポで運ばれ、プレストのコーダも重量感を保って堂々の大円団!!!ブラボー
いやあ、カラヤンから真実味のある音楽が聴けたなんて、意表をつかれた。本人は他の曲(他の作曲家?)に比べて何か思い入れがあるのだろうか?とにかく嬉しい誤算、レギュラーメンバーへ昇格である。

肝心な録音だが、アナログ末期のもので後年のBPOとのデジタル録音(曲は違うけど)と比べても良いかと。ONな撮り方ながらバランスがよく、かつ品位も高い。

画像横向きですが、ご容赦を。

見送

2014-07-19 22:27:05 | オーディオ
やっと終わった。
色々と面倒なことが一気に終わっていった。
本社から来ていた3日連チャンの業務指導も、締め切りが迫っていたデータの作成も、金曜日で一区切りついた。今日は休みだが、残務整理で出勤がてら、郵便局へデータを発送しにいった。どちらも本社の偉いさんも、データも(見)送ってスッキリ!!!!

さて、忙しかった先週中だが、見送りし難い悲しい訃報が、、、
マゼール氏の件である。
、、、言葉に詰まるなあ。

思い出、というか、未だ格闘中のこの1枚を追悼盤としよう。


水曜日は9時頃に帰って来れたので、少し聴いた。最近の調整の成果か、はてまた天国から氏が一寸気を送ってくれたせいか、このディスクと格闘してきた今までで一番良い音で鳴ってくれた。
変態だ色物だとことあるごとに言ってきたが、しばらくしたらまた色々と音源が復刻され真価が明らかになっていくような気がする。なんだか、このくだり、シノーポリのときと似ているような気が?

マゼールさま、天国でどうぞごゆっくりと。下界の新たな変態的才能の持ち主を発掘してくださいな。

原点

2014-07-12 23:44:32 | オーディオ
今日の日中は、梅雨の間の晴れ間で暑かった。とは言え私は仕事。昼休みに外に出たら思いの外暑さを感じなかった。きっと湿度が低くカラッとしていたせいだろう。こんな夏ならばまあまあ歓迎ではある。

ところで、夏の風物詩といえば高校野球だが、昔の吹奏楽少年は夏の吹奏楽コンクールを思い出す。という訳で、久しぶりに吹奏楽の音源を聴いた。吹奏楽と言えばやっぱり吹奏楽の神様(私は吹奏楽のベートーヴェンだと勝手に思っている)アルフレッド・リードの作品だ。もっとも、このジャンルも世代交代で最近はリードの曲もコンクールの俎上に乗らなくなってきたようだ。でも、彼の書いた曲の多くが既にこのジャンルの古典として重要な位置を占めているのは衆人(?ブラス経験者だけか)の一致するところだろう。
私が今このようにオーディオの泥沼にはまり込んでいるのも元は吹奏楽のおかげだ。何しろ、初めてホールで聴いた生の音楽が吹奏楽であったし、その時に聴いて感動した曲を覚えようとして先輩にレコードから録音したテープをもらい、そのもらったテープから少しでも良い音をと、望んだところで貧乏家庭では決して子供に最新のステレオを買い与えられることもなく、ひたすら家にあったラジカセで、もっと良い音をと耐え忍んだ恨みつらみが、今のオーディオヲタクを形成しているのだろう。

吹奏楽を聴いていて(というか経験したことによって)感謝することが1つある。それは耳の肥しとして、クラリネットのアンサンブルでの(特に低音域に近いところの)少し歪みっぽくて漂うような質感や、金管楽器、特にトランペットやトロンボーンのつばきが混じったような強奏時の質感を、耳に染み付かせることができたからである。装置を調整するときに、この質感をうまくだせるかどうかというのは難関ではあるが、再生音からリアルさを出せるかどうかの大きなポイントの1つだと私は思っている。

今年も夏がやってきた。再来週の週末に隣町で県大会が開催されるらしいので、久しぶりに聴きにいってみようと思う。アマチュアの熱気からどんな名演が聴けるだろうか、今から楽しみである。ついでに耳の記憶もきちんと補正しなければ!