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うなぎのねどこ

鰻の寝床で日々オーディオと格闘の記録です。

超低音?重低音?@Pf

2016-07-18 05:29:59 | オーディオ
昨日(7月17日)は先輩に連れられ、またまたコンサートへ。
Pf:上原彩子 @砺波市民会館
プロ
①モーツアルト:ソナタ10番
②シューマン:謝肉祭
③チャイコフスキー/プレトニョフ編:くるみ割り人形より
④ムソルグスキー:展覧会の絵
アンコール
①ラフマニノフ:前奏曲集より
②Rコルサコフ:くまんばちは飛ぶ
③スクリャービン:エチュードより

席はなんと最前列のど真ん中。見えないのは鍵盤だけで、顔もペダルもバッチリ。
ところで、彼女、写真写りがいまいちですけど実物は驚く程チャーミングな方で、終演後のサイン会の時には気軽に2ショットにも応じてくださいました(嬉)

で、肝心の演奏はというと、①はかなり自由な解釈でテンポ揺らしまくり。いい意味で枠に嵌らない感じ。②は曲に飲み込まれそうで、ポリーニの端正なレコーディングしか知らない身には驚きの演奏。③は曲が曲だけに予想範囲内。で、メインの④は予想演奏時間が35分(連れの先輩に何分かかるか尋ねられてそう答えたのだが)が、30分を切ろうかという超快速演奏。バーバヤーガの小屋の畳み掛けるような迫力とは裏腹に、キエフの大門は一点して祈るような響き。本当の鐘の音が聞こえそうでしたぜ。
アンコールはおなじみの名曲が続いたが、最後の③はまるでノーマークの曲。サイン会の時に、早くレコーディングするようお願いしておきました(爆)

秀演、いや終演後、先輩(タンノイマニア)と、この響きが自分の装置でだせるか?と言う話(議論ではない)になり、フレームの音絶対に無理っしょと応じると、先輩いわく、近いものはだせるかなあ?と。いやあモチカネはやっぱ言うことが違うぜ。
ちなみに私は超低音派、先輩は重低音派か?

今日も今日とて早速調整か。




武者修行?

2016-07-09 21:49:53 | オーディオ
旅から戻るなり1日置いただけで、また自宅を留守にした。(ゴメンナサイ)
1日目は七味氏邸で泊まり込みの聴き放談会を開催。
タンノイのバークレーはセッティングも煮詰められ、濃い音で朗々と鳴っている。これもまた個人の趣味の世界か、拙宅では絶対に出せない音であり、タンノイを導入しているお宅に共通するカラーでもある。
クレンペラーのEMI録音のモーツアルトのシンフォニー(36番)、手練のカペルマイスターの手腕が光る好演であり面白かったが、録音がまた再生機材に不思議にマッチし絶妙な音色だった。
変わって現代録音の盤もミスマッチでもなく良い音で鳴る。こういうのを聴くと贅沢だがサブ機としてビンテージ品が欲しくなる。
晩ご飯で久々に頂いた「鯨ベーコンのみそ汁」懐かしい味で美味しかったです。
2日目も午前中は七味邸でトスカニーニの爆演などを聴いた後、場所を変え昼食へ。
地元でしかも実家にほど近い場所であるにも関わらず知らなかった名店へと案内される。ランチのタレカツ丼と小ラーメンのセットを注文し頂く。タレカツ丼はシンプルに白米が進む味付け、ラーメンは煮干し出汁の効いた本格派。どちらも激ウマ。聞けばこのお店、メニューはラーメンとカレーとタレカツ丼しかないのだそう。勘定のときに素直に「美味しかったです」が言える店。
某所にて一服した後、本日のメイン会場、Kazuさん邸へ。
機材は変わらず、だが対策材料が大幅に追加変更されている。
あいさつもそこそこに、早速きかせていただくと、こころなしか以前より明らかに低音の量感が増え、聴きやすい響きに変貌していた。kazuさんいわく、対策材料の追加変更が効いているらしく、なるほどリスニングルームを見渡すと、前方(SP側)は5枚の対策板で音を散乱させ、後部すぐに対策板1枚、なんと後部天井付近の左右対面にもさりげなく対策板が設置されていた(白色でなかなか気がつかなった)
kazuさんに対策板の話をしたところ、有り難いことに余剰品を次回のミーティング時にレンタルして頂けるとのこと。大感謝である。
七味氏との共通の感想だが、いいコンサートを聴きにいったとき、演奏中眠くなってしまう(ひまじゃなくて、気持ちいいんです(汗))感じだった。
会もお開きとなり、自宅へ戻って不調のMACの変わりに今は無人の実家からCD再生機として持ち帰った安物のDVDプレーヤを光接続でセッティング。PCより若干甘口かなあ。
お世話いただいたお二人様、次回は拙宅で辛口の診断を。



時間よ止まれ

2016-07-07 19:28:03 | オーディオ
2泊3日の1人旅に出た。
いくつかあった目的のうち1日目のハイライトは、7月4日のハーディング/新日本フィルのマーラー8番の演奏会だった。
旅の目的地としての東京は当初どうでも良かったが、通過地点に選ばざるを得ず、ならばついでに”中古CDショップ巡りとコンサートもオプションで付けちゃえ”と思い、コンサート情報を漁っていたらこのコンサートが目に入った。
「これは祭りだ!!」
と思い、ギリギリのタイミングでチケット入手。日程に合わせ出立となった。
そう、めったやたらに催されない祭りである。もちろん会場は満員御礼(空席はほぼなし)で、チケット引き換えにいた事務局のおねいさんも「こんなことめったにないので慣れてなくてごめんなさい」と手際の悪さを謝っていた。それぐらい普段は客が少ないのか?
大枚はたいて買った(というかそれしか残ってなかった)S席は¥12000と鼻血の出そうな金額だったが、場所は最悪。舞台上手の前5列目37番と横壁間近、いやマジか?心配だなあ、、、
お上りさん恒例の写真撮影を館内でしていたら、ドア係のおねいさんから声が掛かる。しまった。いわく、
「お客様、申し訳ございませんがホール内は撮影禁止となっておりますのでご遠慮下さい(=ゴルァ、てめチケ取り上げて出禁にすっぞ、はよ止めんかい)」とのことで、ああそうだったと我を取り戻す(汗)
で、肝心の演奏。マエストロは相変わらずの新幹線演奏?だったが弦だけで歌うところは自分もうなり声あげてオケドライブ。棒は見やすいが、響きが多いホールはまとめるのが大変だ。
曲から連想される圧迫感は皆無で、すべてにおいていい意味で軽みのある演奏。
合唱(栗友会)はよく訓練された、今までの合唱の概念を覆す名演奏!!
楽譜指定と思うが、座って歌うところもあった。へー。
ところで、チケ代高騰の犯人、ソリストたちだが、これも素晴らしかった!!まあ、有名どころが多かったし、当然か。一番関心したのはシェンヤンという中国人のバスのソリスト(瞑想する神父/2部の初めの方)で、声楽会のランランか?
さて、肝心のオケはグダグダだが感動的という二律背反な状態。まあトラもおおかったしねえ。
演奏が進むにつれ、「ああ、もう終わっちゃう。時間がこのままとまらないかなあ。」途中何度か涙も溢れ、いやこんないい演奏会何年ぶりだったろうか。
マエストロはコーダのテンポが超特急で、えええ、だったがこれはよく考えたら冒頭主題が回帰してくるのでそれと会わせたのだろう。目からウロコであった。
着席した側にはピアノが配置されており、これが意外な効果をあげていた。へー。

残念なことに、フライングブラボーがあり、がっかり。

余談だが、サプライズなことにマエストロ自身から、パートナーオブミュージックとして最後の仕事であったこと、初回はあの3,11の日で100人しかお客さんが居なかった(この演奏会は当時話題になった)や、五年間で通算60回ほどの演奏会に携われたことを感謝の言葉とともに述べ、そして、
やおらiPhoneを取り出し、マエストロ自身とオケに向けて自撮りをした。このユーモアに会場は大爆笑!!!

オケが去った後にも鳴り止まぬ拍手にマエストロは呼び出され、残った観客はフルスタンディングオベーションと叫んでもよしのブラボーの嵐である。

いい夢みたぜ、あばよ、、、

大岩山

2016-06-26 21:52:03 | オーディオ
今日は気分転換に「大岩山(オオイワサン)」へ行ってきた。大岩山、富山県人(しかも東部の)にしか馴染みが無いと思うので説明すると、お寺さんである。正式には「真言密宗大本山 大岩山日石寺」という。岩を刳り貫いたご本尊さまや、お堂などが立ち並ぶお寺で、県内随一のパワースポットである。
ちなみに、ご本尊さまは不動明王で、私の生年に対しご加護がある(らしい)。
ご本尊様は一般撮影禁止。


このところ不調続きのため厄よけの意味も兼ねて久々に訪れた。
雨の予報だったが、道すがら1粒のみ窓ガラスに当たっただけで、幸いにも後は好天に恵まれ無事にお参りすることが出来た。
寺の周囲は新緑と鬱蒼とした杉林に囲まれ、それだけでもマイナスイオンが充満しているのに、だめ押しに境内には修行用+12連の2つの滝がありリラックスモード全開になる。このマイナスイオン職場に直送したいなあと思ってしまう。




いかん、またiphotoが言うことを聞かん。ので画像1枚だけです m( )m。

境内を歩いていると、見知らぬ爺さんが近くにある宿坊のような建物へ案内するので「写真取ってけ」と声を掛けてきた。怪しかったが絶景が撮れるスポットかと思い付いていった。ところが、撮れというのは建物の中とか備品のことであった。それなりに珍しいものだったので面白かったが。(写真載せられないのが残念)

帰り際に食事処で、ヨメは葛切りを、次男は白玉団子を、私はラムネを賞味し帰宅。
帰り道は青空が広がり、雲の装いは夏らしく山々から立ち上る入道雲になっていた。
まるでモグラの巣のように薄暗い職場から離れ数日たったが、ようやく久々に人間らしく過ごせた1日であった。

中毒

2016-06-24 16:45:20 | CD
訳有って昨日から1ヶ月間(の見込)の休職となった。1週間の休みならば、盆暮れや冠婚葬祭で何回かはあったがさすがにこんなに長い休みは初めてである。
大学時代は、器楽と指揮法の習得と称してほぼ毎日がホリデー状態の大変優秀な学生さん(アホ)であったが、あの時は午前中がCDを使った名曲のアナリーゼ(耳コピともいう)、午後からチェロの練習やオケ指導、夜は仲間と音楽(うち95%が四方山話)談義と、自己満足度100%に近い充実した生活(端から見たら単なる時間の無駄遣い)を送っていたので、暇という感覚が無かった。

が、正直、今は休み2日目にして暇である。

激務時代の自分に言ったらグーで殴られそうだが、実感として時間を持て余している。家にいてもすることが思い浮かばず、ついスマホに手が伸びてしまう。俗にいう「スマホ中毒」に近い。
なら、音楽聴けよと言われそうだが、それはそれで気力も必要。
なんせ最近はCD1枚分真面目に聴くと結構疲れてしまうので、年かなあ?と思ってしまう。

とは言えCDの蒐集癖だけは収まらず、気晴らしと称して半月ほど前に行った家族旅行の別行動時間も某中古チェーン店で小さい段ボール1箱分のCDを買い漁る始末。だが未だ消化できてない。

ところで、普通長期休暇の定番と言えば旅行である、が金も余る程はなく家族も居る身となれば海外旅行などもっての他。となれば国内旅行となる。
随分前からまだ走破したことの無い中部地方の山間のローカル線が気になっており、これはヨメに話したところ呆れ顔ながらOKを頂いた。して、どうせならこの際、グルメとコンサートと、またついでにCD蒐集もくっ付けてしまえと目下のところ妄想が暴走中である。
今のところ実行したいのは
①JRの中央線と飯田線と身延線に乗る
②名古屋でひつまぶし、伊那でローメンとソースカツ丼を食う。
③東京でコンサートを聴く(7月初旬に新日フィルでマラ8の公演を2回発見)
④前出某中古CD店のハシゴ
と、なんだか自分に無茶振りをしてるような内容。でも旅行は何と言っても計画しているときが一番楽しいのですよ。ヒヒヒ。乗り換え時間が合わずに苦しむのもまたオツなもんです。

しかし、実施前に職場の大ボスと面談という嫌な課題が残ってしまっているんでチョッと萎えてる。がそれをクリアすれば楽しい時間が待っている。

閑話休題、暇つぶしといえば定番はコーヒーと(スモーカー故に)タバコである。ご存知のとおり両方とも中毒性のあるものである。まあニコチンはともかく、最近はカフェイン中毒で死んだなんて事件も報道されており、侮れない。だが暇ゆえ両者にたよる回数も勤務時に比べ多いので、目下の所どうやって距離を置こうか思案中である。
中毒といえば、中古CD。これもなかなかやめられまへんなあ。