仙丈ヶ岳山行報告(その6)
南アルプス研究会の講義が、一日目の19:00から約40分、アンケート回答を含めて、
ありました。
先ず、「山岳環境問題を考える」の小冊子、「2009 南アルプス 北部山小屋」のパン
フ、アンケート確か20問あったと記憶していますが、この三点が配布されました。
「山岳環境問題を考える」の小冊子の表紙
<中央に見えるのは仙丈小屋、薮沢カール>
山岳環境の問題点の列挙
仙丈ヶ岳荒廃写真
中年の男女お二人、宿の若いご主人の熱弁で話が進みました。
女性の方が、主に話され、次のようなメモを取りました
「①鹿の食害、コバイケ草人間が食べると毒だが、鹿はこれを食べてしまう。
②靴が土を踏みしめる。ここに水が流れ、山が崩れていく。
③ストックの穴に水がたまり、崩れていく。山側につく、またゴムをつける。
谷側につくと、水がたまり、登山道が崩れ、無くなっていく。
やさしい登山をしてください。
④花がなくなって来た。
⑤仙丈ヶ岳はヨーロッパにもない美しい山だ。カール、特に小仙丈カールが美し
い。
⑥携行トイレの歴史は長いが、定着していない。北海道利尻、本州早池峰山は実
施している。」
この日のアンケートは「山と渓谷」に掲載されるとのこと。
翌日の事となるが、悲しいかな、仙丈小屋から仙丈ヶ岳頂上までの登山道に真ん中
に大便とちり紙が遺棄されていた。
この光景は、日本百名山では初めて目にした。過去奥多摩の登山道にあり、2回目
だ。
残念、残念。
(仙丈ヶ岳山行報告(その6)終わり。続報を出させていただきます。)
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