山行記録・写真

楽しいことや苦しいことの思い出をブログにしてみました。

富士に次ぐ、高山、北岳 3,192mへ

2009-05-26 07:00:26 | 大塚山歩会山行

                                                           スナップ:キタダケソウ、北岳のみの花

<日時>平成19年7月27日(金)快晴、28日(土)快晴・曇り・雨、29日(日)曇り   

<コース> 7/27  JR新宿袋駅(特あずさ1号7:00)―甲府駅(8:29~TAX8:35)―広河原案内所(11:00~11:10)・・【5】・・広河原山荘(11:05~11:20)・・【20】・・大樺沢分岐(11:40~昼食~ 12:05)・・【95】・・市営白根御池小屋(14:20)
7/28  市営白根御池小屋(5:10)・・【100】・・小太郎尾根分岐(7:30~7:40)・・【40】・・肩ノ小屋(8:20~8:35)・・【60】・・北岳山頂(9:35~中食~9:55)・・【70】・・県営北岳山荘(11:05~12:00)・・【75】・・北岳山頂(13:35~13:50)・・【25】・・肩ノ小屋(14:20) 
7/29 肩ノ小屋・・【 20 】・・ 小太郎尾根分岐・・【 90 】・・二俣・・【 70 】・・広河原山荘

<実歩程> 7/27【  2時間  】    7/28【  6時間10分 】 7/29 【  3時間  】

7/27
 Kさんと新宿駅6番線で落ち合う。特急あずさ1号で快適な滑り出し。甲府駅前で、KさんがTAX相乗り交渉、うまく3名ゲット、2名は夜叉神峠入口、あと1名は同じ行き先の広河原まで。夜叉神峠入口でストップ、交通規制のため、10:30のオープン・ゲイトを待つ。
 夜叉神峠入口から深い谷を左手に眺め、広河原案内所着、登山届提出、つり橋を渡り市営(旧芦安村)広河原山荘前でストレッチ、登山開始。大きなブナ等の林から徐徐に高度をあげ、
 大樺沢分岐で昼食、右に道をとり白根御池小屋を目指す。急登の連続で約1時間超(1,500m⇒2,200m)、その後左にトラバースし山荘へ、森が急に開け、突然山荘に到着した。
 山荘前の広場では既に早着したおおぜいの人たちでにぎわい、生ビールの乾杯などが見られた。快晴のもと夕日に映えた北岳を背に、前方に鳳凰三山が遠望できた。
 小屋は昨年新築、素晴らしい建物、部屋は、5号室ミヤマハナシノブとなっており、北岳の名花とのこと、その偶然の一致に、部屋の前で記念撮影を行った。暑い寝苦しい夜を過ごした。

7/28
 雲一つない青空、天気につきまっくている感じだ。山荘出発5:10、急登直後の5:20薬師岳山頂からの日の出を眺め、約1時間40分で2千9百の小太郎尾根分岐に到着した。
 途中、富士を眺めることが出来、ここらあたりから黄色の花弁のキンポウゲの広い広いお花畑が続いた。
 分岐から鳳凰三山の左手奥に甲斐駒ヶ岳等を眺め、なだらかな峰を経て3千mの肩ノ小屋着。
 小屋から192m高低差の北岳山頂へ、1箇所の鎖場のみで簡単に登頂できた。
 頂上は意外と広く、360度のパノラマを楽しめた。
 日本で二番目に高い山・百名山登頂で嬉しかった。
 誰かが滑落したのではないかと山頂付近で山小屋の人たちが捜索にあたっていた。県警ヘリも飛来しが見つからず帰投した。結果は人騒がせで、66歳の夫婦で主人が写真を撮っている際、妻がドンドン降りてしまい広河原まで行っていたとのこと。
 頂上から北岳山荘へ、この稜線上に間ノ岳、濃鳥岳が見えた。
 山荘で一旦宿泊手続きをしたが、八本歯コルのコースは雪渓のためアイゼンが無いと危険とのアドバイスを受け、肩ノ小屋まで引き返した。
 北岳山頂前で、キタダケソウの自生地を教えて貰い10枚前後の白い花弁をつけた可憐な花を愛でた。
 雲が涌き、ガスがかかって来て頂上視界なし。2回も登頂したとの感慨のもと、肩ノ小屋へ、小屋直前にポツリ、ポツリと雨が。宿泊手続きOK、部屋割りを待つ間1時間ばかりどしゃ降り。昨日より更に悪条件の寝床で身体を寄せ合い寝込んだ。 

7/29
 一昨日の峰道を通る。前方に甲斐駒ヶ岳、左方に仙丈岳、右手に鳳凰三山を見て進む。
 小太郎尾根分岐から、急坂を下りる、キンポウゲの大きな大きな御花畑中を。
 途中から、右俣コースへ、二俣到着。この周辺には、可憐な紫色のミヤマシノブが沢山見えた。
 ここから、八本歯ノコルを眺める。八本歯ノコルから二俣にかけ、雪渓が谷を埋めていた。この雪渓を降りてくる人がいたが、2人を見たのみであった。
 大樺沢沿いの道を降りる、所どころに雪渓が残っており、雪の感触を楽しむ。
 この道は、崩落や増水で痛んでいたが、このコースを登ってくる人は多くいた。
 3時間ばかりかけ、広河原山荘到着。
 山荘前の休憩所で、無事下山のこともあり、ゆっくりゆで玉子を味わう。
 その後、広河原山荘のシャワーを使い、着替え等もし、さっぱりとした。
 帰りは、広河原から、山梨交通のバスで甲府へ。
 甲府駅に着き、KさんはJRで、私は高速バスで新宿へ。