山行記録・写真

楽しいことや苦しいことの思い出をブログにしてみました。

東京都の百名山、雲取山(2,017.1m)登頂、初めての山小屋泊

2009-05-25 07:45:00 | 山行

                                              スナップ:雲取山頂看板(埼玉県設置)           

何かも初めて、1泊2日の山行であった。しかし、かけがえの無い経験を味わった。
 
(コース)
 西東京市・西武線田無駅ー拝島駅乗換ーJR奥多摩駅・乗換・西東京バス=鴨沢・・・ブナ坂分岐・・・奥多摩小屋・・・小雲取山・・・雲取山・・・雲取山荘(泊)・・・小雲取山・・・七つ石山・・・鷹巣山・・・将門馬場・・・六石山分岐・・・JR奥多摩駅・・・往路に同じ。
(一日目)
 単独山行で、初めて1泊2日のプランで、山小屋に泊まった。
 鴨沢バス停に降り立った。数名の男女、皆ベテランの様に感じた。
 バス停から、集落の中の急坂を進む、ブナ坂までに、若い女性の登山客と前後して登ったことを思い出す。
 この女性はテント携行で奥多摩小屋のテント場に宿泊していた。
 もう一人は、後で分かるが、雲取山荘の人であり、ブナ坂直前の急坂で私をスイスイ追い抜いていった人である。
 山荘の夕食時、声をかけてくれて、ブナ坂で会ったということが分かった。
 ブナ坂から防火帯の中の登山道を進む。
 この登山道は、開放的な感じがし、雲取山までのだらだら坂を楽しみながら登った。
 途中、奥多摩小屋に寄る。
 私は、てっきり雲取山荘と思い立ち寄った。初めて、山小屋の内部を見た。シンプルというか、みすぼらしいというか、こんなところに泊まるのかと感じた。
 この小屋は東京都が、国体の登山競技のため建てたとの、予備知識を得ていたが、中の様子を伺い、すばらしい建物のイメージがあったので、驚いた。
 テント場の傍には、ヘリポートもあった。
 雲取山頂上の直前は、やや急な坂でジグザクの登山道、ここを登りきり、岩場に腰を掛け、今登ってきた道を眺めつつ、30分くらい、満ち足りた気分と登山の余韻を楽しみながらすごしした。
 雲取山は、東京、埼玉、山梨の境となり、それどれが山の標識を建てている。
 雲取山から、雲取山荘に急な下り坂を進む。この際、老人夫婦に同道していて、この御夫婦百名山を踏破されたとのこと、この思い出話を聞く。
 途中、木に引っかき傷を指し、これは、ごく最近熊が出たことを示すものだと教えてもらった。
 今、思い出すと、恐いことだが、二日目、鷹巣山を過ぎ、昼食をとり30分ばかり午睡を取ったが、全く無防備で、熊のことはすっかり忘れていた。
 宿到着直前、明日迷うことがないよう、明日の帰り道を確認した。
 宿で、若い従業員の人の受付を終え、1Fの奥の部屋に8畳の間か、案内された。
 既に、私と同じ年代の人が休んでいた。その後、親子連れ何人かが、同部屋となった。1人1畳も無かった。
 山小屋は大変素晴らしい建物で、水洗のトイレを備えていた。小屋前の広場には、休憩所、水場があり、自炊者が食事を摂っていた。
 夕食の内容はよく覚えていない。印象深いのは夜空の星で、すごく綺麗で、間じかにせまって、手に取るように見えたことだ。
(二日目)
 ご来光を仰ぐ。まん丸な大きな太陽だ。雲ひとつない青空に。
 朝食をとり、早々と宿を発つ。
 昨日、同じ部屋の人と同道、最初その人が左周りの巻き道を選ぼうとしていたので、昨日確認していた右周りの巻き道へ導いた。
 この人のペースがはやく、10分少々で先に行っていただく。
 笹道を進む。
 雲取山を迂回し、小雲取山に出て、富士山をはるかかなたに見る。
 ブナ坂までは同じ道。それから、七つ石山を経て鷹巣山へ。
 鷹巣山避難小屋で休憩、水場で水補給、避難小屋の中を見学する。
 ここから急登、鷹巣山頂上で休んだが、ここからも下山できるとも思った。
 しかし、JR奥多摩駅まで歩こうと決断する。疲れ軽減のため、巻き道を進むことにした。
 雲取山避難小屋に宿泊した人と一時話したが、ここで初めて避難小屋に泊まれることが分かった。
 将門馬場前で、若い人3人に追い抜かれた。
 奥多摩駅から、鷹巣山や雲取山に向かう人は、ごく少数で、確か4~5人だったと記憶する。
 六石山分岐に着たが、山には登らす通過した。
 JR奥多摩駅直前は、足が疲れが出て、エアーサロンパスを吹きかける。これで急場を凌ぎ、ようやく奥多摩駅に着いた。

 今、思えば、恐いもの知らずの登山、よく歩いたものだと、我ながら感心する。
 ある一面からは、6年または5年前の暴挙かもしれない!!