暑いのは我慢できても、寒いのはどうも苦手・・。
それでも、今週はあと3日会社に行けばいいので、我慢、我慢。
さて、今回で3回目の「熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト展」。
今日は技術面などのはなしです。

見てください。
この美しい瓦の反り!
熊本城にはかかせない屋根部分の再現は、このように構築されています。

この下地だけでも、非常に美しい。
メイキング映像も公開されていて、これが非常に興味深いもの。
メイキングを見た後に、もう一回会場を見直して歩きたくなるくらい。
(たぶん、会場に一時間以上いたと思います・・)

レーザーで切り出した木製ミニチュアに傷を入れて木目を表現し、その上から色を塗っていきます。
まずは、下塗りをしっかりとして。
更に何度も色を塗り重ねムラを消してていく。
根気の必要な作業工程。
おまけに結果を出すために、いっさいの手抜きなし。

気の遠くなるような作業。
メイキング映像の『締め切りまでのカウントダウン』を見て、ムスメが唸っていました。
(・・間違いなく、自分の経験から人ごとと思えなかったに違いありません)

石垣も要注目!
熊本城の石垣の写真から1つ1つをトレースして再現されています。
もう、細かいところを見ていくとキリがない感じです。
メイキング映像の最後で三池監督が
「特撮とは現実を再構築する仕事」
という場面があります。
改めて、展示を見ながら、その意味を噛みしめながら会場を再度歩き回るのでした。