この間NHKスペシャルかなにかの特集で、
電気自動車の時代が到来した。もう内燃機関の時代は終わる。
みたいなことをさも言いたげな番組を見たけれど、
なんと言うか…世の中を走ってるクルマは乗用車だけじゃないってことをわかってんの?って言いたくなるような番組だった。テスラロードスターだって、端的に言ってしまえばロータスエリーゼを電化したものなのに、それをさも革命的な乗り物のようにたたえる感じが気に入らなかった。電気自動車が世の中で活用する最低限の能力を実現出来るようになって、コンセプトカーの世界だけだったクルマが公道で走り、一般の人が買える(金さえあればという意味で)ようになったのは確かにスゴい事。スマートグリッドなど電気自動車ならではの合理性もエンジンを積んだクルマには無い優れた点と言えると思う。
それでも、まだまだ現段階の技術ではせいぜい軽自動車の代替が精一杯で、今後技術革新で良くはなっていくんだろうけど、内燃機関で動く輸送機器をそっくりそのまま代替するなんて事は到底無理な話だ。さすがに、電気自動車はNO!とまでは言わない。やるならカーシェアリングとか、電気自動車として一番ふさわしいやり方でやっていくべき。そもそも、電気自動車が珍重されるようになったのは時代に見合ったエコロジーな乗り物だからだと僕は記憶している。ならせめて、そのエコロジーな部分を活かし、適材適所でやっていけばいいと思う。いくら何でも電気の時代だから全部電気でなんて乱暴な話だ。
で、なんで、そんな4ヶ月も前のテレビを見た話をするのかというと、非常に面白そうなエンジンがフィアットより登場して、内燃機関もまだまだこれからと希望を持たせてくれそうな気がしたから。概要としては1.2Lの2気筒のエンジンにマルチエアというスロットルバルブを使わずに吸排気をコントロールするシステム(トヨタのバルブマティックと同じ機能)にターボチャージャーを組み合わせ、軽量で、同排気量の1.4Lエンジン並みの出力と環境性能を両立するというもの。今の時代に2気筒のエンジンはどうなのか?非常に興味深い。フィアットから出たっていうのも意外。
ハイブリッドやEVがもてはやされているけど、内燃機関も頑張り続けて欲しいと思う。クルマを軽くしたり、捕器類を改良したりしてクルマ全体の効率を上げる事は出来ても、一般的に内燃機関の熱効率を上げるのはほとんど限界になってきていると言われている。しかし、それは日本に限って言えばクルマの内燃機関の殆どが4サイクルのガソリンエンジンに硬直してしまっているから。今後HCCIやクリーンディーゼル、2サイクルエンジンなど従来と根本的にシステムの違うエンジンが出てきてくれれば、まだまだ内燃機関の時代は終わらないはず。
電気自動車の時代が到来した。もう内燃機関の時代は終わる。
みたいなことをさも言いたげな番組を見たけれど、
なんと言うか…世の中を走ってるクルマは乗用車だけじゃないってことをわかってんの?って言いたくなるような番組だった。テスラロードスターだって、端的に言ってしまえばロータスエリーゼを電化したものなのに、それをさも革命的な乗り物のようにたたえる感じが気に入らなかった。電気自動車が世の中で活用する最低限の能力を実現出来るようになって、コンセプトカーの世界だけだったクルマが公道で走り、一般の人が買える(金さえあればという意味で)ようになったのは確かにスゴい事。スマートグリッドなど電気自動車ならではの合理性もエンジンを積んだクルマには無い優れた点と言えると思う。
それでも、まだまだ現段階の技術ではせいぜい軽自動車の代替が精一杯で、今後技術革新で良くはなっていくんだろうけど、内燃機関で動く輸送機器をそっくりそのまま代替するなんて事は到底無理な話だ。さすがに、電気自動車はNO!とまでは言わない。やるならカーシェアリングとか、電気自動車として一番ふさわしいやり方でやっていくべき。そもそも、電気自動車が珍重されるようになったのは時代に見合ったエコロジーな乗り物だからだと僕は記憶している。ならせめて、そのエコロジーな部分を活かし、適材適所でやっていけばいいと思う。いくら何でも電気の時代だから全部電気でなんて乱暴な話だ。
で、なんで、そんな4ヶ月も前のテレビを見た話をするのかというと、非常に面白そうなエンジンがフィアットより登場して、内燃機関もまだまだこれからと希望を持たせてくれそうな気がしたから。概要としては1.2Lの2気筒のエンジンにマルチエアというスロットルバルブを使わずに吸排気をコントロールするシステム(トヨタのバルブマティックと同じ機能)にターボチャージャーを組み合わせ、軽量で、同排気量の1.4Lエンジン並みの出力と環境性能を両立するというもの。今の時代に2気筒のエンジンはどうなのか?非常に興味深い。フィアットから出たっていうのも意外。
ハイブリッドやEVがもてはやされているけど、内燃機関も頑張り続けて欲しいと思う。クルマを軽くしたり、捕器類を改良したりしてクルマ全体の効率を上げる事は出来ても、一般的に内燃機関の熱効率を上げるのはほとんど限界になってきていると言われている。しかし、それは日本に限って言えばクルマの内燃機関の殆どが4サイクルのガソリンエンジンに硬直してしまっているから。今後HCCIやクリーンディーゼル、2サイクルエンジンなど従来と根本的にシステムの違うエンジンが出てきてくれれば、まだまだ内燃機関の時代は終わらないはず。