旧学生自動車評論家

引っ越しました。新しいURLはhttp://kurumahyouron.blogspot.com/です。

教習所日記その7

2007年02月27日 | レポート
今日は朝から教習所にいってきましてた。S字クランクや40km/l加速、視界の確認などをやりました。視界確認で加藤博義似の教官に当たったのですが、今回は結構上手くいっちゃいましたよ。ようやくクラッチングがまともにできるようになり、「うん、いいねぇ~」「練習したの?」なんて言われました。これでもハンドル操作はまともな方なのでS字クランクは上々の出来。ふくちゃんさんやげしょさんが仰っていた”慣れる”という意味がだんだん分かってきました。まだまだ緊張気味ですけどね。それでも最初と比べれば大分マシなものになってきました。
昨日の教習で50代くらいの小柄な教官に教習をしてもらったのですが、そのときに「君どこ行くの?」と聞かれたので僕は「この後バイトに…」と答えると、僕がただ進んでいる道を間違っていたので教官がいったのに見当違いな回答が帰ってきたもんだから「そうじゃないよ(笑)。道が違ってるの。」と言われてしまいました。もうまさに頭が運転でいっぱいいっぱいな状態である証拠ですね。その教官を今日も見たのですが、なんとフェアレディZに乗っていました。いや~驚きましたねぇ。グラサンしてましたよ。人は見かけによらないってことを実感させられましたね。

スッゲー気になる。

2007年02月24日 | 日記
HONDAお得意の四角いクルマがまた出ました。SUVなので北海道で特に売りたかったんでしょうか?ウェブのCMキャラクターに大泉洋を起用しています。正直、クルマとしては全くと言っていいくらい感心が沸いていないんですが(これから沸くかも)、とりあえず、大泉洋が出ているということで見る気になりました。HR-Vが多人数乗車出来るようになって再来したような感じに決めつけています。以前にエレメントというSUVを逆輸入して販売していましたが、あれの方は目新しさはあったように思えます。ストリームの四角い版と言う感じなんでしょうか?ウインドウデザインがキューブのパクリじゃないよね?と確認したくなりますが、もうひと捻り特徴というかこのクルマならでは!みたいなものがあっても良いんじゃないかと思いました。このクルマに引きずられる形でエクストレイルまで3列になったりしないよね?ホンダはミニバンを低床・低重心である事をウリにしていますが、このミニバンのようなSUVのようなクルマはそこに属すものではなさそうです。まぁクロスロード自体はまた今度取り上げるとして、HONDA クロス・ファクトリーをじっくり見てみようと思います。ただ、日産みたいに巧みにクルマと企画が調和できていないのがホンダらしいなぁと思いました。

教習所日記その6

2007年02月23日 | レポート
今日も教習所に行ってきました。今日の教習内容はバックとAT車の運転でした。今日は送迎してもらわなかったのでいつもの教官とクルマの話を出来ませんでした。残念…(涙)。教習所の玄関で扉を開けて入ろうとすると50代ぐらいのおじさん(一応教官です)がニヤニヤしながら「こっちこっち」と手招きをしていたので「俺か?」と思い、そっちに歩いていこうとすると、僕の横を女子高生がそっちに歩いていくではないですか!どうやら僕ではなかったようなのです。「はぁ~い」なんて返事しなくて良かった(笑)。する訳無いけどね。そのおじさんは「お嬢ちゃんジュースおごるよ。」なんて言っちゃって、ずぅ~と顔が緩みきっていました。おいおい、酔ってんじゃねーの?って感じですよ。しかし、悲しいことに「いや、結構です。」とあっさり断らちゃっていましたね。

昨日と同じ教官が助手席についたのですが、その教官の風貌があの加藤博義さんに似ていて妙に緊張してしまいました(笑)。「君、クラッチ操作がおかしくないかい?」とか「工学部に行くのにそんなんで大丈夫かい?」なんて言われてしまい、ちょっとヘコミましたね。何回言っても僕が改善しようとしないもんだから「やり方分かってるよね?」とも言われてしまいましたが、しょうがないんですよ~わかってくださいよ~って感じです。なぜかというと僕の場合教習車じゃぁクラッチを言われた通り膝を曲げて操作してやるとどうしてもハンドルにあたってしまうので足首でも操作してやらなきゃならないんです。そうすると緩やかにクラッチをつなげなかったりしてしまってギクシャクしてしまうんですよね。あとブレーキも多くやりすぎるとエンストしてしまうんじゃないか?と思っちゃってクラッチを離してから効かせるもんだからいちいちまごついちゃうんですよね。まぁそれも今日でなんとか克服できました。今日はバックを主にやったんですけど、「バックは上手いんだね」て言われましたよ。ハンドル操作だけにはちょっと自信がつきました(笑)。明日のS字クランクが楽しみだぁ。実は昨日、坂道発進もしたんですけど案外簡単でしたね。映画「免許が無い」でえらく難しそうに言っていたのでクルマを運転するってそんなに大変なことなのかと思い込んでしまっていました。それから最後にオートマ車に乗りました。オートマ車特有のキックダウンやクリープ現象を体験するための教習なので一度きりでしたが、オートマ車は本当に便利ですね!!右足だけで済むんですもん。加速して脚をアクセルから離してもエンブレが掛かったりしませんし。トルコンを発明した方、誰だか存じませんが、あなたのやったことは本当に素晴らしい!僕に言わせばノーベル賞ものですよ!(笑)。

ただの肥大化だと思ってた。

2007年02月23日 | セダン
VWがジュネーブショウでブルーモーションというディーゼルエンジンを搭載したパサートを発表しました。
  
僕は正直、現行のパサートにはガッカリしていました。先代のパサートはプラットフォームがA4と同じだったのでFRでした。なのでW型エンジンを搭載するなど発表後もいろいろ話題のあったクルマだったのですが、現行モデルはゴルフ系と同じものとなりFRからFFとなってしまいました。最近のFF大型欧州車に共通するやたら長いフロントオーバーハングで顔つきも上品で重厚感のあった先代と比べて妙に安っぽいワッペングリルになってしまい、成りは大きくなったけどクルマとしては薄まった印象を抱いていました。エンジンはゴルフと同じ直噴エンジンでトランスミッションにDSGを組み合わせています。DSGは無段階変速ではありませんが極めてショックの少ない変速が可能です。高速道路などを走っている状態でティプトロニックを使って任意に変速しても変速した時のタコメーターの触れ方が普通の変速機のようなふわっとした触れ方ではなくピタッとした触れ方をして効率の良さが伺い知れます。
 
内装もフィニッシャーに本木目を使用しているそうでシックで値段の割に高級な外車だと思っていたのですが、カップホルダーがフィニッシャーに内蔵されていてフィニッシャーが綺麗に見えないのが惜しいと思いました。それからシートが固く、サイドサポートが妙に効きすぎていて僕の好みではありませんでした。電子制御化が積極的にすすめられていて、キーの差し込み口の近くにPと書かれたボタンがありそれがサイドブレーキとして機能するそうです。シフトサイドにあるボタンで脚を使わずにブレーキング出来、発進時は自動的に解除されるという制動システムがついています(マニュアルなら便利でしょうね。マニュアルがあるかどうかは知りませんが、)。それからこのクルマにはワイパーがついています。窓ガラスは言うまでもありません、なんとブレーキにもついているんです。定期的にディスクにパッドを押し付けディスクについた水を除去するんだそうです。セダンのリアゲートを開けると立派で蛍光灯のような形のグースネックが現れるんですが、あれを閉めるのが結構力がいります。ボディカラーに暖色系が無いのはちょっと寂しいですね。ワインレッドみたいなのが一つくらいあっても良かったんじゃないでしょうか?ブルーモーションというモデルに搭載されるTDIというディーゼルエンジンはなんとこの大きさ、この1.5トンを超える重量で19.6km/Lも走るんだから驚きです。いかにディーゼルエンジンが効率的なのか分かります。ココ最近のVWはただエンジンをノーマルに使うなんてことはせず、過給器を使ったり、直噴を使ったり、DSGを使ったりと色々なテクノロジーでハイブリットカーに手を出さなくても何とかなりそうなくらい効率的な燃費を稼いでいてとても感心してしまいます。

 

教習所日記 その5

2007年02月21日 | レポート
いや~今日も盛り上がっちゃいましたよ。えっ、何がって?クルマの話ですよぉ~!家から教習所までのバス移動(バスと言ってもハイエース)でまた昨日と同じ教官とクルマの話をしてました。スイフトスポーツやジムニーがおすすめの教官なんですが、ぼくが、RX-8はどうですかねぇ~?なんて聞くと「あれはちょっとねぇ~」「走りのいい車なんだけど燃費が悪すぎて、RX-7を味わったことのある人には物足りない」という代物なんだそうです。なんでも6.0km/Lなんだとか。それじゃぁいくらなんでもひどいと思いましたが、まぁ4.6km/L切ってなかったから良い方かな(笑)。マツダのクルマはみんなステアリングの舵がいじり込んであるから鋭いハンドリングでそれが走りが良いといわれる理由の一つなんだとか。それから、四駆+ターボなら大概のクルマは走りが良いとのことでした。僕は3番目の座席に座っていて中学時代のクラスメイトがその前の席に座っていたので僕とその教官との話で板挟みになっていて話についていこうとするんだけど…全くついていけないような感じになっていました。そんなこんなで楽しい会話の中、あっという間に教習所に着いて今日も実技を1時間ほどしました。昨日は緊張しましたが、今日は幾分リラックスできました。ただそんな気のゆるみからか恥ずかしながら一回エンストをしてしまう始末。今の時期は教習生が多いため度々外周に渋滞が出来てしまいます。直角のカーブを曲がりながら渋滞にぶつかりギアダウンすると頭の中が混乱してウインカーを出すのを忘れてしまいました(気を付けないとだ)。とりあえず無事にハンコを押してもらえたので良かったです。今回も日産のクルーでした。車のステアリングに遊びがあるなんて常識ですが、それにしてもこんなにあっていいのか?どっか緩んでるんじゃねーの?ってくらい遊びがありました。運転中はほとんど手元を見ていないので直進しているときにメーターを見たときにステアリングが正位置にもどっていなくてちょっと驚きましたね。クルマが選べるならアクセラでやってみたいですね。

それから、話が変わるのですが、日産ディーゼルがボルボに完全子会社化されましたね。ボルボのトラック部門は乗用車部門と違ってルノー傘下だったと思うんですが、今回の出来事はその序列がはっきりしただけですよね?まさかフォード傘下の乗用車部門が買収した訳じゃないですよね?

Sport+Comfort+RV=

2007年02月21日 | SUV
VWはフェルディナンド・ポルシェ博士によってビートルを開発したようにポルシェ一族と深い関わりがあるようですね。敵対的買収対策にVWとポルシェが相互に株を預かっているそうで、去年のVWの会長はフェルディナンド博士の甥?だったそうです(現在は知りません)。トゥアレグもそんな関係が功を奏した共同開発によって作られたクルマです。DSGなどの独自技術から顔つきまでVWに真似されながらも大株主だから文句の言えないアウディもさすがにクワトロだけは易々と差し出すわけにはいかなかったのでしょう。四駆のキャリアも実力もそろったアウディに頼って作られた四駆ではないようです。
   
ポルシェとしては北米のドル箱市場で稼ぎたくても資金的な面で開発が難しかったそうでそういう意味ではVWをパートナーとするのは結構大きいことだったようです。共同開発ということでシャシーを始め、足回り系なども同じ形式のものを使っています。もちろんチューニングに性格の違いが出されているでしょうが、2tを超える重量を支えるためどちらも力強いものになっています。基本的な機構や性能が同じなのですが、かたや国民車(といっても庶民のクルマというにはムリがある値段)かたや一流スポーツカー会社というだけあって価格帯には数百万の開きがあります。個人的にはトゥアレグの方が好みですが、カイエンの存在感もかなり強烈です。トゥアレグは一度駐車されているのを見た事があるのですが、1900mmを超える全幅であるにもかかわらず、こじんまりした感じがあります。それもそのはず、トゥアレグに搭載されているエアサスはなんと最大で水深58cmの川も渡れるくらいの車高まで上げることが可能です。言うまでもなく高速走行時や乗り降りの際は重心を低くすることが出来、ポルシェのテクノロジーも流れ込んできているので悪路走破性と高速性能を高次元で両立することを可能としています。
 
VWグループで使われている狭角のV型エンジンを2つ組み合わせたW型エンジン(まさしくVWの名に相応しいエンジン)を搭載する特別モデルもあり、色々な方向でかなりの高性能車と言えると思います。また、内装も豪華でウッドやアルミのフィニッシャーがふんだんに使われていて、ラグジュアリーなものとなっています。VWはどのモデルでもシフトはATであればストレート式でノブのボタンが左右どちらでも使えるようになっていてコストを落とす工夫がなされています。まぁBMWみたいなレイアウトにしてしまえば済む問題なんですけど、こういう目に見えるやり方はあまり気持ちのいいものではないですね。ただVWは一番小さいルポにですらボンネットのオープナーにダンパーを使っているというこだわりようなのでセレクターくらい安いクルマじゃないんだからそれらしく設えてほしいですね。

打倒!パジェロと言わんばかりにたくさんのトゥアレグがパリダカに出場していますが、なかなかパジェロの牙城を崩すことは難しいようですね。WRCを引退したベテランドライバー、カルロス・サインツもドライバーとして出場しているそうです。ちなみにC.マクレーは日産ですよ。


至高のワゴン。

2007年02月20日 | ワゴン
ボクが思うに最高傑作のワゴンである206sw。実に素晴らしいワゴンなのですが、206自体が末期の頃に発表されたモデルだけあってシリーズ中でもあまり目立った印象の無いモデル?でもあります。

デザインはノーマルと変わりません。ワゴンなのでHBのルーフを延長したような感じになっていますが、ただ延長しただけではありません。ワゴンなのでHBのように尻つぼみにならないのでリアドアも新たに設計し直し、開口部をしっかり稼いでいます。しかもドアノブはサッシに埋め込んでいます。コンパクトカーをワゴンにするとたいていチグハグな感じになってしまうものですが、206SWの場合、しっかり配慮されたデザインでワゴンはワゴンでしっかりとまとまりを持たせています。黒い樹脂のプロテクターがデザインをより良く、より機能的なものにしてくれています。僕は未だにカマのようなブーメラン型のテールランプが飛来してくるCMをよく覚えています。先ほどプジョージャポンのHPを見ていたのですが、206SWは正規輸入をやめてしまったようです。もうすぐ207に変わるとはいえ、残念です。
 
ワゴンになればHBよりも積載量が増すのでリアサスペンションにはダイアゴナルタイビームを採用し補強されています。なので乗り味は固めでスポーティなものになっています。SWは何の略かというと、実は特に決まってはいないんです。お客の要望にかなう多用なワゴンだからSWの意味は客自身が決めてくれればいいんだそうです。だから、スポーツワゴンでも、スペースワゴンでもいいんです。内装もシートの柄が専用だったりしますが、基本的にはノーマルのもと同じ設計です。206はシートのリクライニングレバーがシートとシートの間にあります。しかもレバーが日本のような引きあげるものではないのでちょっと使いづらく感じてしまいます。それはまだ良いのですが、またそれとは別にあるシートの座面を昇降させるレバーが本当に使いづらく、ただでさえ頭がついてしまいそうになるような空間しかないのにレバーを間違って引いてしまい、頭を天井に押し付けられたのを今でも鮮明に覚えています。かわいい猫だからと甘く見たら牙を向かれてしまいました(笑)。
 
ちっこいワゴンだからといって決して実用性で手は抜いていません。日本ではほとんど見なくなったガラスハッチや日本ではまず見ないネットが標準でレールのついた荷室となっています。プジョーは代々リアサスペンションのダンパーをねかせているのでスクエアでハッチの開口部と同じだけの幅がホイールハウス間にも確保できた荷室となっています。日本のクルマもこういう所をしっかりと見習ってほしいと思います。わざわざラゲッジネットを高い純正オプションで買わせて小銭を稼ぐという子供だましな小物の売り方もいい加減やめにした方が良いと思いますね。

教習所日記 その4

2007年02月20日 | レポート
いや~やっと技能教習を受けました。興奮と緊張で手に汗握りましたね。勝手に顔がほころんでしまい、ニタニタしながら教習を受けていましたよ。まだ最初なので外周をぐるぐる回るだけだから楽勝!なんて思っていると足下をすくわれます。常に気を引き締め、速度・斜線・ペダル操作などに気を配らなければなりません。それだけでも大変だというのにハンドルの切り方はこうだとか、ギアの握り方はああだ、こうだ。と横からいわれると頭の中が混乱してしまいます。特にシフトチェンジは頭の中で妄想を膨らませるうちに自己流のやり方を生み出してしまっていたため、最後まで指摘されたセカンド→サード変速を注意されてしまいました。運転していると現実に運転しているのになんとなくゲーセンでレースゲームをやっているような気になってしまいます。それくらい僕は疑似体験に浸りすぎたようです(あぶない、あぶない)。送迎のバスで通っているのですが、運転するのは教官の方々。迎えのときは夜だったこともあって僕一人でした。その時運転していた教官とスイフトスポーツの話で盛り上がったのがとても楽しかったです。(その教官はスイフトスポーツを絶賛していました<笑>。)
今回の教習車は日産クルーのMT車で僕が初めて運転したクルマは日産車ということになり、日産党としては申し分ないスタートとなりました。たまにはクラウンコンフォートやランサーも運転してやろうかな?(別に選べる訳ではないんですけどね。)高速教習で3シリーズに乗れるまでの道のりはまだまだ長そうです。

ミニバンのあるべき姿。

2007年02月20日 | ミニバン
すっかり日産のミニバンラインナップで影の存在となってしまったラフェスタ。ハイウェイスターのCMに一瞬ですら出すことを惜しむくらい日産は宣伝する気がないようですが、はたしてラフェスタがその程度の実力なのか?と思い取り上げてみました。
    
日産はミニバンをスポーティであるかどうか以前に家族で乗るクルマであるべきだと考えています(本来、当たり前であるべきことなのですが)。ハイウェイスターの存在と矛盾してしまいますがね。ホンダがスポーツ路線で低床(低床に関しては押し進めるべきだと思う)低重心化に力を入れ、トヨタも儲かる方にくっついてこれからもウィッシュのような人をバカにしたクルマを出してくるというこの現状では日産の考え方に一番シンパシーを感じます。
そもそも、少子化の昨今に本当にミニバンが必要な家庭がどれくらいあるでしょうか?ミニバンとは一世帯で5、6、7人ぐらいの家族が乗るための乗り物であるはずです。(そういう意味ではストリームの2人のための7シーターというキャッチコピーは意味不明ですね。)知り合いで独り者のくせにセレナに乗っている人を知っていますが、あんな大きなクルマに1人で乗って後は空気を運んでばかばかしいと思わないのか?と言ってやりたくなります。日本人は狭い国土の中で育って同じ銭を払うなら少しでも大きい方が得だと思う癖がついてしまっているんでしょう。そう考えれば軽自動車でやたら広いクルマばかり売れるのもうなずけます。友達を乗せるのに…なんて言ったってそんなシーンは滅多に無いんだからそれならレンタカーを借りた方がよっぽどマシですよ(きれいだし)。そのくせ実用性を削ぐようなスポーツテイストのミニバンを求めたりします。いや、厳密には走行性能なんてどうでも良いんでしょう。ようは成りがそれっぽくあれば良いと思っているんですね。バカみたいに何の効果もないエアロパーツを付けて自己満足に浸っていられるんだからお幸せですよ。シートアレンジがこうで…なんて言ったって所詮そんな使い方なんか滅多にしないだろ?っていうアレンジばっかりで本来のシートの機能を削いでしまっているという本末転倒なクルマだってあります。メカニカルなところで特徴がなくてもこういうこまごまとした工作でクルマが売れてしまうんだから笑っちゃいます。こういう点で本当に日本の自動車市場は熟成していないと思います。本当に走行性能の高いクルマが必要ならまずミニバンを選んでいる時点間違っていますよ!道路専有面積だって例えばみんながコンパクトカー(今時のコンパクトカーは4人家族でも十分な性能を持っていると思う)で移動すれば帰省ラッシュだって多少は軽減できるだろうし、燃費も重いミニバンじゃなけりゃ大抵のクルマは良いですから地球にも優しいと言えます。今の日本に一番不向きなカテゴリーといっても過言ではないミニバン、それがこれだけ受け入れられる思考の甘いユーザー。これから日本の自動車市場はどうなってしまうのか?なんて思ってしまいます。
おっと脱線して言いたいことばかり書いてしまいました…それではラフェスタについてです。
ラフェスタは先ほども申しました通り、プレサージュやセレナ同様、日産が考える家族のためのクルマです。ベースはメガーヌと同じCプラットフォームを使用しているのでいわゆる猫足に近いとか。自然にロールして脚も柔らかく変にキビキビしていなく、おっとりとしています。内装は黒またはベージュのものとウォッシャブル内装のものがあります。シートは丸っこい形をしています。シートのクッション性は良く、1st、2ndシートなら背丈は短いもののなかなか気持ちのいい座り心地です。ただ、ヘッドレストを目一杯のばしても僕の頭には届かないのが残念です。チャイルドシートを後席に設置してもちゃんと運転席から手の届く位置までスライドでき、Bピラーの影まで持ってきてクルマのサイドに衝突されてもしっかりと子供を守れるようになっているのも感心しました。まぁ高校生がいるような家庭より本当に小さい子のいる家庭で乗るようなミニバンでスケールもそんな感じに仕上がっています。

シフトノブは電気モーターでアシストしてくれるようになっています。大したこと無いと思われるでしょうが、これが結構便利な機能でノブ自体が短いのでテコの原理で動かしにくいところを巧くアシストしてくれます。あるのと無いのでは大きな違いです。

パノラミックルーフは今の所国産のミニバンでは唯一で、見上げると思わず笑ってしまうほどの開放感があります。パノラミックルーフと言っても紫外線は透過しないように出来ていて結構スモークのはいったガラスとなっています。正直、ラフェスタらしいとは思えないハイウェイスターなのでメーターはスポーティでパドルシフトもついています。

ただこのパドルシフトはSHIFTと書かれたスイッチを押すと有効になるようになっているのでオマケというか玩具のように考えておいた方がいいと言った感じです。

ラフェスタのスペルはLAFESTAよく見ると先代のLIBERTYと文字的に共通する物があります。(最後の方で名前を急遽変えたのでは?)
ストリームがウケたもんだからと安易に他社の追従に走らないで独自の道をゆくのは素晴らしいと思うのですが、さすがに売れないのでは困るのか宣伝にはハイウェイスターを起用したりと当初の考え方からはブレが生じてしまっています。出来ることならラフェスタに限らす、日産のミニバンは当初の考え方を貫いてほしいですね。それから明らかにラフェスタで失敗したことが分かっていて、そこから何らかの挽回を図ろうとする姿勢すら見せない日産にはちょっとガッカリです。

Potential For Your Driving

2007年02月19日 | 日記
日産が今シーズンのスーパーGTにおける体制を発表しました。
チャンピオン!「本山哲」&日産の救世主「リチャード・ライアン」
日本語が堪能!それもそのはず奥さんは伊達公子の「ミハエル・クルム」&ホンダからすっかり日産に収まった「松田次生」
注目は本山哲とリチャードライアン組がもう1度一花咲かせてくれるか?という所でしょう。僕個人としては青いZがチェッカーフラッグを振られる姿をたくさん見れることを祈っています。
日産は今シーズンに投入するZに去年の最終戦で一か八か投入したV8エンジンを使ってなんでも「直線番長」になるんだそうです。しかし、今まで日産はPotential For Yout Drivingと言って来ました。つまりモータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックしていこう!という考え方でレースに出場しているんだそうです。僕は日産はマツダに次いでモータースポーツに非積極的なメーカーだと思っているのでまぁそういう意気込みでやるのもありかなと思います。ただV8エンジンでやるとなると果たしてそういう思想が通るのかな?と思ってしまいます。まぁシーマと一部のフーガユーザーのドライビングプレジャーのために頑張ってください。
僕はトヨタはいつまでたっても勝てない「F1」と「パリダカ」、ホンダは「インディー」と棚ぼた優勝した「F1」それに引き換え日産はスーパーGTと完走を目的としたささやかなパリダカ出場だけです。日産は同じ肩を並べるメーカーと比べてモータースポーツに対して積極的と言えるとは思えません。それで一番日産が精を出していると言えるスーパーGTでNSXやSC430に勝てないでどうするんだ?って思いますよ。

イボイボ・ブーメラン

2007年02月18日 | ハッチバック
一時は僕の欲しいコンパクトカーランキング第一位(笑)、にもランクインしていた日産ノートを取り上げます。

このデザインは本当に素晴らしい。ブーメラン型のテールランプを持つクルマなんてザラにありますが、この処理の仕方はなかなかです。クーペとまでは言いませんが、ルーフがきれいな流線型を描き、居住性を確保するために実質的にはキックアップしているのですが、テールランプで巧みに処理しています。実はこう見えて結構全高が低く、ホイールベースの長いクルマで、初めて見たとき結構背が高い印象を受けていたのに実物を見て、拍子抜けしてしまいました。欧州向けのモデルではムラーノに近い顔つきでプロテクターがちゃんとついています。個人的にはこっちの方が好みですね。実用性もよく考えられていて、後席の下には帯の輪が2つ付いていてそこに置き傘が収納できるようになっていたりと、パルサーのドアに隠すやり方から随分進歩した?と思いました。リアシートを倒すと日産のコンパクトカーで唯一、フラットな荷室になるんですが、実質的にはボードで底上げしているだけなのであまり驚くようなものではないと思います。ただ、ボードを開けると深い空間が確保されているので他のクルマと同じように荷を積むことが出来ます。僕としてはこのボードがレールかなにかで昇降できてトノボードの役割も果たしてくれるようになっているとなおさら良いのではないか?と思いました。それから、ボードのせいで開口部までの高さがそれなりにある上、ガラスハッチのようなものを付ける気は毛頭なさそうなのでいっそのことテールの先端、ルーフラインの折れ目にヒンジを付けてL字のハッチにしてしまえれば開閉に後ろのスペースをさほど必要としないし、何よりも面白いと思います。
    
ボディカラーは10種類用意されています。どれも魅力的な色で僕の好きな色が一番そろっている日産車です。特にトゥワイライトグレーとシェリーシルバーとブライトカッパーは本当にいい色をしていると思います。ただ、マイナーチェンジでノートと言えばこの色だと言っても過言ではないぐらいボクにとって印象的だったグリーンが無くなっていたのが残念です。

内装はエンジンのリファインをしたマイチェンと同時に少し変更されています。変更前のシートはなかなか座り心地のがよかったので、それが活かされているか気になります。ホイールベースが大きいクルマなので居住性には問題ありません。ただ外からみる以上にタイトな感じになっています。インパネ中央にあるシルバーの収納のふたを持ち上げると内側が強度確保のため蜂の巣のようになっています。どうでも良いことなんですが、それがかなり印象に残っています。ティーダと比べると明らかに装飾品が少ないのであまり質感の高い内装とは言えません。差別化は必要だったかもしれませんが、もう少し色気の欲しい内装だと思います。

プレミアム性さえあれば…

2007年02月17日 | スポーツ・スペシャリティ
マツダRX-8は発売されてからもう4年近く経過しますが、未だに色あせる感じがしません。今更ながらこのクルマに改めて魅力を感じています。スタイリングはスポーツカーにしては少しばかり腰高なデザインですが、強烈なホイールの張り出しと相まってなかなか力強さがあります。こういう手法もありだなと思わせながらも実のところ、4人の大人の乗せるのに必要な空間の確保を目的としている割に不自然な感じがしないのが良く出来ていると思います。顔つきもクールで、横から見た時にクーペだなと思えるような流麗さはそこそこにリアガラスを回り込ませるサイドのデザインのごまかし方もなかなか巧い。

もちろんデザインだけでなく効率的で巧みなパッケージングにも驚かされます。サイドは2ドアに後席への乗降性を配慮した小型のドアがついていて、パッと見では2ドアなのに普通の4ドア以上に軽く、4ドアを実現しています。後ろのドアにBピラーを内蔵させ、アルミで仕上げています。アルミで仕上げるのには通常、リベットで済ませるのですが、マツダ独自の摩擦熱でアルミを溶接させる技術で接合させています。トランスミッションも新たに6ATが加えられ、より商品としての魅力が増しました。エンジンはマツダの命であるロータリーエンジン”レネシス”。ロータリーエンジン本来のメリットであるエンジンを小型、軽量に作り上げられる点をよく活かしきったと思います。車の構成部品の中で一番重いエンジンを完全にミッドシップレイアウトできている上、ノンターボで重量を抑えてレスポンスよく仕上げています。

内装は正直な所もう少しプレミアム性のある(単に高級にとは言わないが飾り気がほしい)ものにしてほしいと思います。内装はスポーツカーなのでブラックを基調としています。黒いプラスティックのインパネを採用したスポーツカーは他にもたくさんありますが、ことRX-8に関して言えば、チープな感じがしてしまいます。それでもまだ赤い革とのコンビネーションであれば色彩的にバランスが取れていますが、もう少し色気がほしいですね。シフトノブがローター型だったり、ボンネットの凹みからインパネ、センターコンソールと続く一通りの流れがクルマの動力がどう移動しているのかを表していてマツダなりの洒落っ気を見せていますが、もっとそういうのがあっても良かったのではないでしょうか?メーターもデジタルだとリニアに速度の変化を見ることが出来ないのでスポーツカーにふさわしいとは思いにくいです(マツダでスポーツをウリにするクルマでデジタル表記のメーターを採用しているものってありましたっけ?)。後席の居住性は僕のような体格の人間にはあまり居心地の良いものとは言えないですが、小さいミニバンの最後席に乗せられると思えばまだマシなレベルです。フリップアウトのウインドウやアームレストがあるだけでも心理的に多少は快適になります。

価格も世界で唯一のエンジンを積んだクルマであるにもかかわらずおよそ250万円~というのはかなり破格の値段だと思うのですが、マツダの象徴でもあるクルマなんだから。もう少し高くていいから質感をしっかり頑張ってほしいです。いま中古車でRX-8を検索してみると同時期に発売されたアクセラ並みに値段が落ちてきています。マツダの中古販売形態自体の問題もありますが、こんなにすぐに価値の下がるスポーツカーって言うのもなんだか寂しいものです。まぁ手軽に買えるという意味では嬉しくもあるんですがね。

ヴィッツとオーリスの中間ではありません。

2007年02月17日 | 日記
マツダのZOOM-ZOOM政策でラインナップも一巡しそろそろフルモデルチェンジが予想されるデミオ。
現行はフォードフィエスタと同じプラットフォームで作られたので、基本的にはフォード主導で開発されたフィエスタをベースにしているということになるのですが、今度はマツダ主導で開発されるようです。

今の所はこのデザインしか判りませんが、このリアのエクステリアを見る限りは大分ヴィッツよりなデザインになってしまった気がします。ただヴィッツほどの固まり感は無く、全高と全長の縦横比からみて結構低く構えているような感じです。顔つきは悪くないですけどね。マツダが日本を見放すつもりが無いのならば一番小さいデミオくらいは5ナンバーサイズに押さえ込んでほしいのですが、オーリスのようなことになってしまうのでしょうか?もしもそうなら欧州ではMAZDA 2という名前で売られているのでこのまま別でMAZDA1を出してそれをデミオで売るなんて事になってくれればまぁ構わないんですがね。ただもう少しマツダらしい車を期待していただけにちょっと残念です。僕は今までそれほどでデミオというクルマに感心をよせてはいなかったのですが、このクルマがイイ!という友達が何人かいました。まだ売られていないので何とも言えませんが、今までデミオを愛好していた人を裏切らないようなクルマにしてほしいものです。
 

Think. Feel. Drive.

2007年02月17日 | その他
スバルからとうとうディーゼルの水平対抗エンジンが発表されるようです。発売は来年のようですが、今年のジュネーブモーターショウに出品するそうなので、今年の東京モーターショウでお目見えできるものと思われます(結構期待しています)。今世界で水平対抗エンジンを生産しているのはポルシェと富士重工だけ。ディーゼルエンジンとなれば世界初の水平対抗ディーゼル誕生か?ディーゼルとターボは相性がいいのでスバルの十八番であるターボ技術がこれから開花していってくれるかもしれません。えらい時間がかかりましたが、インプレッサもHBになってようやく生まれ変わってくるようなのでこれも期待せずにいられません。

富士重工は変にこだわりのあるメーカーで自社生産の乗用車では絶対に水平対抗エンジンでなくてはならないとか、スポーティなクルマはハードトップでなくてはならないとか、過給器が付いていなければならないとか、とにかく変な癖があります(それがスバルらしく、また好きだったりもする)。何か洒落のつもりで面白いことをしようとしても、
 
左右非対称のハンドルとか、ガラス張りの天井とか、どことなく不器用。今はそれでも大分マシ?…じゃなかった、賢くなってきたので現行レガシィのような正しい方向性を見いだしてきたりもしています。作っている側とすればBMWが直6にこだわるのと同じような個性や独創性のつもりなのかもしれません。一応スバルの持論は水平対抗だとエンジンの剛性を高く、重量・重心を低くできるという利点があるからなんだそうですが、走行性能をウリとするレガシィですら、エンジンのほとんどがホイールベース内に収まっていないというレイアウトになってしまっています。フロントのホイールハウスの間におさめてしまえばシリンダーのストローク量が稼げず、トルクが細くなってしまうという弱点を作ってしまうとういうことを恐れたのでしょう。今の時代に要求される衝突安全性を満たせるようなクラッシャブルゾーンの確保も考えればなおさらフロントオーバーハングが長くなってしまいます。ボクが思うにスペース効率としてはかなり難しいでしょうが、もう少しエンジンを車体の重心に近い所にレイアウトしてもらいたいですね。それから、せっかくエンジンを縦置きにしているのだからわざわざFFにしないでインプレッサの2駆の場合はFRというわけにはいかないんでしょうか?ちょっと合理性に崩れが見え隠れしていますが、ココまで来て普通の直4を作る訳にもいかないんでしょう。しかしもう少し納得のいける形にしてもらいたいですね。(ボクの考える水平対抗の活かし方。
世界的にプレミアムカーではクワトロやX-DRIIVEをはじめ、四駆が走行性能の高い駆動方式として考えられるようになった昨今、アウディよりも速く四駆に目をつけていたスバルは先見の目があったのではないかと思います。それから、アウディやボルボまで後を追ったクロスオーバー発想はスバルが原点なわけですからこれも大したもんだと思います。そろそろ次の流行を見つけなくてはなりません。

ボクはスバルにサイズは問わないので、インプレッサのような改造して高性能にしたスポーツカーではなく、適度にプレミアムでパワー、サイズともに特別大きくなくていいからスバルらしい純然たるスポーツカーもしくはクーペのようなものを作ってほしいと思います。アルシオーネはバブルの産物としか言いようの無いクルマですが、そんな肩肘張ったようなのではなくて、今の時代にあったスポーツカーという形で一台作ってもらいたいです。

割引品。

2007年02月16日 | ミニカー・グッズ・本
今日、とある大嫌いなスーパーマーケットに行ってきたら、なんとミニカー(いくらなのかは知りませんでしたが)が¥100で売られていました。早速4つほど買い込んでみたのですが、中身はご覧の通りBMWのZ4と120iそれからメルツェデスのA-classの3ドアとSLKが出ました。なんか妙に組み合わせのいい感じで出てきてくれたのですが、狙っていたポルシェカイエンが出てきてくれなかったのが残念でした。