旧学生自動車評論家

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JEEP EXPERIENCE CARAVAN 2010 in 群馬

2010年09月28日 | レポート
ジープエクスペリンスキャラバン2010に行ってきました。ホームページによると、日本各地で行われているそうで、基本的に大型商業施設の駐車場を会場とした、内容はジープのオフロード性能を体感しよう!という家族向けのイベントでした。東京モーターショーでも、ジープのクルマは見る事すらできなかったので、ジープのみならず、ダッジやクライスラーなども存分に見てきました。

なんといっても、目玉はジープによるオフロードコースの試乗。試乗コースはある程度の技能が要求されるということで、ドライバーによる運転に同乗するというものでした。38°のバンクやコブ、互い違いのギャップなどの金属製コースを通過します。ちなみにバンクはチェロキーだと45°までいけるそうですよ。
4輪が接地する事は殆どなく、ほぼ3輪。むしろ2輪の瞬間すらあるというのに、こともなげに通過していきます。接地していないタイヤが空転して接地してるかどうかを読んでいる様子やギャップに対してたっぷりとしたストロークでしっかりとギャップに対応する脚回りで通過する様子を見ていると、まるで生き物のような印象すらあります。急がなければ、どんな所でも行けそうでしたね。そして、ちょっとやそっとの傾きではびくともしない安定性を持っていて、ドライバーの方はわざと大きな揺れが起こるような運転をしたりするのですが、不安定な印象は全くありませんでした。あまりの角度に乗ってる方はビックリはしますけどね。
意外だったのは、毒キノコことフェンダーミラーが無かったこと。代わりにドアミラー下部に仕込んだカメラを助手席側のドアの液晶画面に常に投影することで視界を確保する。というアメ車らしからぬ、きめ細やかな装備が標準化されていました。
それから、ジープに限らず、クライスラーグループのクルマが展示されていたので、軽く見てみました。
ミニバンのグランドボイジャーははっきり言って大した事無かったですね。シートはこれだけ大きなクルマでありながら、ちっともたっぷりしていないし、ぶっちゃけ不出来な代物。デザインも良いとは思えないし、最近よく乗る2つ前のオデッセイの方がよく出来てると思います。まぁ運転したわけでは無いのでなんともいえない部分はありますが、こんなクルマで日本の激戦区であるミニバン市場に勝負をかけようだなんてナメてるの?ってくらいでした。PTクルーザーは良くも悪くもあのデザインが決め手ですね。古いけどまぁ面白いデザインだからこういうのが好きならいいんじゃないの?といった感じでした。
色んなクルマがありましたが、一番驚いたのはダッジチャージャー。600万円~のいわば高級車の部類でありながら、左ハンドルでメーターはマイル表記、エアコンは華氏表記、リバースランプは後付け、チルトテレスコピックは手動、インテリアは全般的にチープ。こんな車をよくもまぁ売ってるなと思いました。ただ、このスポーツカーのようなデザインはホントにカッコいい。安っぽいインテリアも含めて個性ですよといわんばかりで、いかにもアメ車って感じでした。まぁこの車を欲する人はインテリアのクオリティなんてどうでもよくて、このデザインとパワーとアメ車としての雰囲気が決め手なんでしょうね。クオリティを買うのではなく、文化を買うといった感じなのかも。ある意味、文化みたいなものでクルマが売れるのは日本車には出来ないことですね。
家族向けのイベントということもあって、来場客層はやはり家族連れが多かったです。クルマの試乗がアトラクションのようにできるのはある意味ジープならではで非常に面白かったですね。こういう体験型のイベントの方が印象にも残るし、日本のメーカーも積極的にやってほしいです。こういうところでお客と広く接点とっていくことも若者のクルマ離れを抑える一つの術なのかなと思います。

能登旅行

2010年09月16日 | ドライブ
先日、能登まで旅行に行ってきました。
足はもちろんクルマ。マツダのアクセラスポーツを借りていってきました。
残念ながら、借りる事が出来たのが旧型アクセラで、アクセラ自体は以前にセダンに乗った時と同じような印象でした。おまけに、状態があまりよろしくない物で、高速走行時に異音がする、ワイパーはうまく拭き取らない、ボディは細かいキズだらけという有様でした。改めて乗ってみるとこの手のステアリングはパッセンジャーに気を使って走りにくいなと思いましたね。急な挙動の変化が起き易い気がしました。自分一人で乗るならスポーティで楽しいんですが。
能登といえば、水曜どうでしょう試験に出る石川県・富山県の舞台。ということでどうでしょうがらみの観光スポットも巡ってきました。
ルートとしては上信越自動車道で長野→新潟を経由し、富山県へ。
夜中に出発したので能登にて朝を迎えました。
能登半島の先端を目指し、海岸線をひた走ると至る所に風光明媚な風景が広がります。なんでもここは日本三大聖域なんだとか。
義経の船隠しは本当に船が隠せそうな、断崖絶壁でフェンス一つないので肝が冷える思いでした。
飯は海鮮丼!このブログで食べ物に触れたのはこれが初めてかも…マジでおいしかったです。海なし県では味わえないものでした。
白山スーパー林道は実に素晴らしかった。石川県から岐阜県に繋がる白山の道で、もう風景はもののけ姫のようでした。
走るには実に気持ちのイイ道でグランツーリスモに収録されているコース、アイガーみたいな感じでした。風景に気を取られて走りに集中出来ないかも…
そして、世界遺産を見に白川郷の合掌造り集落をみてきました。世界遺産ということだけあって、平日でも観光客が沢山訪れていましたね。ただ、その集落は観光スポットとして開発されたものではあるものの、集落なのでそこで生活している人たちはもちろんいる訳で。世界遺産に選ばれる事が本当に良い事なのかなぁ~?なんて思ったりして。
残念だったのが、なぎさドライブウェーが強風で通行止めだったこと…まぁ天気なので仕方がありませんがね。いずれリベンジしたいと思います。