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音訳ボランティア サークル声

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「障がい者」「障害者」「障碍者」

2016-06-17 06:00:00 | 旧ブログ記事

20160615

 いつからだったのでしょうか。私(ブログ担当者)はその事実を知らずに、「おやっ」と思ったことはあったのですが、正直知りませんでした。たしかに最近の広報「かけがわ」でも「障がい者」とひらがなを使っています。パソコンで使用している漢字変換では「障碍者」と変換されます。この変換は誤変換だという認識で「障害者」という漢字を選択していました。こういう段階で「おやっ」と思ったわけですが、深く考えることなくこのブログでも「障害者」を使用していました。今回、「障がい者」という表記のほうがいいというアドバイスもあり、そのように表記を改めました。まだ見落としがあって誤りを正していない部分があったらご指摘ください。

 

WEBを探してみると、内閣府が次のような検討をしている報告書があった。

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_26/pdf/s2.pdf#search='%E9%9A%9C%E7%A2%8D'

 

更にこのようなブログも見つけました。

《「障害者」を「障碍者」と書くことになった経緯》というブログ記事を見つけました。そのブログはこちら

 「害」という字を用いることで障害者が周囲の人に害を及ぼしているという印象を植え付けるから、又は「害」という字そのもののイメージが悪いから というような理由から「障害者」は「障碍者」と書くようになったといいます。

 「『障害』を昔は『障碍』と書いたそうです。「碍」とは妨げるという意味であり、それ自体にマイナスイメージはなく、電線に付いている白い磁器製の絶縁体を、この字を使った「碍子(がいし)」といい、「碍」は(電気の流れを妨げる)という意味で使われています。この字は当用漢字・常用漢字に含まれません。戦後国語改革で「碍」が当用漢字に入らなかったことから「害」という字をあてるようになったという経緯があるようです。

 こうして障害者は障がい者と表記する自治体が増えたようで、掛川市も同じ対応をしているようです。しかし障がい者自身はあまり表記方法には関心が薄く、周囲の人間が過剰に騒いでいるという印象だといいます。

 

以下はブログ担当者の私見ですが

先日NHKスペシャル「不寛容社会」という番組で、日本社会が周りの目を気にしすぎて、息苦しい社会になっているのではないかという議論がなされていた。

地元の大日本報徳社では有名な話だが、二宮金次郎の薪を背負いながら本を読む像が、特に外部から指摘を受けたわけではないのに、ながら行動を否とする学校関係者のトラブルを避けようとする思いから、歩きながらではなく座って本を読む二宮金次郎像になってしまったという、おかしいけど笑えない事例。

ノートの表紙に昆虫の大写しの写真が使われているジャポニカ学習帳が消費者の「虫が大写しで気持ち悪い」という指摘でこのノートの販売自体をやめたという事例。

空気を読めないという表現で無言の圧力を掛け、空気を読むことに神経を集中し伸び伸び表現することを自ら抑え込んでしまう。美しいものは美しい、正しいものは正しい、間違いは間違いと表現できる風通しのいい社会のほうが、長く楽しく生きていけそうだ。

障害者ではなく、障がい者と書かれて感謝し喜ぶ障がい者はどれほどいるのだろうか。それよりももっと基本的で生活に密着した環境を改善してくれたほうがどれほどありがたいかという声が聞こえそうだ。



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