今年も、掛川市立中央図書館さん主催の音訳講習会が開催されました。
サークル声も運営協力し、無事に三回の講習会を行う事ができました
一番参加者の少ない日の写真です。みなさん、熱心に講習を受けられていました。
音訳ボランティアの活動場所の見学も3人の方がして下さいました
これをキッカケに、また新たに参加して下さる方も
嬉しいですね
今年も、掛川市立中央図書館さん主催の音訳講習会が開催されました。
サークル声も運営協力し、無事に三回の講習会を行う事ができました
一番参加者の少ない日の写真です。みなさん、熱心に講習を受けられていました。
音訳ボランティアの活動場所の見学も3人の方がして下さいました
これをキッカケに、また新たに参加して下さる方も
嬉しいですね
11月22日 掛川市立図書館 会議室で、フリーアナウンサーで音訳指導者の安田知博氏をお迎えし、音訳ボランティア講習会を開催しました。
安田知博先生は「日本ライトハウス」で点字図書やコンテストの審査をされています。フリーアナウンサーとして、テレビのバリバラの副音声などを担当。各地の高校生や音訳サークルなどで音訳指導をされています。また、尺八の演奏家としても活動されています。声も尺八の音色も、よく響く優しい音色でステキなんですよ。是非、お聞きになって下さい。
近隣の音訳ボランティアの方々や、広報などを見て音訳に興味を持って下さった方々など、20名を超える参加となりました。ありがとうございました。
感染症対策のため、窓を開け、各テーブル一人ずつでの着席で行いました。発声時にはマイクを使用しました。
午前の前半は、「音だけで分かりやすく伝えるための、技術と心構え」ということで、自己紹介の後、短文を一人ずつ読みながら、実践的な読み方の指導を頂きました。
文章の意味をしっかりと捉えることで、「読み方」が変わってくる。その文章が、何を伝えたいと思って書かれているのか。修飾語はどこにかかっているのか。文章を理解することで、読み方の音の高さや間の取り方が変わってくる。文章をきちんと理解する事の大切さを学びました。
また、その意味を、聞きやすく伝えるための、音の高さや間の取り方、発音の仕方などの技術的なお話もありました。
後半は写真の伝え方について学びました。サークル声のメンバーが「広報かけがわ」に実際にある記事と写真を使って、自分で考えた写真の紹介文を発表しました。
文章を聞いた後、プロジェクターに写された写真と同じ様子が目に浮かんだか、一つずつ検証していきました。
ここでも、その写真が、何を伝えたいのかを考え、伝えたい情報の優先順位をつけて表現していくことや、どう言えば伝わりやすいのかを考えました。
午後は、録音や音読を聞きながら、個々の読み方について具体的な指導を頂きました。
丁寧に読もうとして、文節が途切れてしまって、文章としてのまとまりが分かりにくくなってしまったり。
文頭から文末にかけて、文章の意味に合わせてまとまりをつくる中で音の高さが低く落ち着いていくのですが、それが上手くいかなかったり。
滑舌が悪くなってしまったり、発音が違っていたり。
なかなか、日頃の活動の中では気づけない部分を、丁寧に紐解いて頂きました。
たくさんの課題に気づかせて頂けたひと時となりました。
後半は新規の方達にとっては聞く時間が多くなってしまいましたが、実際に音訳をしている私達も万全なわけではなく、学びながら挑戦している様子を見て頂けたのではないかな?と思います。
是非、一緒に、音訳の世界にチャレンジして頂けると嬉しいです♪ お待ちしております♪
6月1日に広報かけがわの編集・ダビング作業が終了し、無事に6月号を発送することができました。
サークル声では、直接、広報を読み音訳をするスタッフさんの他にも、梱包や郵送に関わる作業をしてくださっているスタッフさんもいます。
今回は郵袋の点字部分が擦れてしまい、分かりにくくなっているとの事で、点字部分の張替えなども行いました。
郵袋を整えたり、録音するディスクなどの環境整備の作業は、地道な作業ですがとても大切な作業です。
流れとしては、以下の通りです。
皆さんが聞き終えたディスクは郵送で中央図書館に返却されてきます。
ある程度まとまったら、図書館の方から受け取ります。
どなたから何月分のディスクが返却されたかチェックをします。
その後、ケースのペンで書かれた月を消し、新しい月に書き換えます。
中央図書館行きになっている郵袋の住所を利用者さんの面に入れ替えます。
全てが1ヶ月で返却されるわけではないので、予備も足して送付する方全員分の郵袋を準備します。
ディスクのデータを消去します。
傷などあるディスクをよけて、送付する分のディスクの数を準備します。
スタッフが音訳し、編集しマスターを作り、全員分のディスクにデータをコピーします。
消去やコピーの時にディスクに大きな傷があるものは機械が弾き出してくれるのですが万全ではなく、再生機で読み込みが出来ないことがあるので、データの書き込みが終わったディスクを1枚ずつ、再生機で音が確実に入っているか確認します。
オーディオ版は4~5枚になるので、取りやすいように順番にケースに入れます。
郵袋に完成したディスクを入れます。
郵便局まで出しに行きます。
他にも、細々とした作業があります。
袋の破損や、宛先の破損や変更、ディスクの準備や音声の確認など、細やかな作業を担当して下さっている「縁の下の力持ち」のスタッフさん達の存在は、とても頼もしいです。
3月2・9・16日の3回にわたって、掛川市立中央図書館で「音訳講習会」が開催されました。
蔓延防止措置の中、感染防止に努めながらの開催となりました。
人数は例年に比べるとやや少ない気がしましたが、参加者は熱心に講師の言葉に耳を傾けていました。
一回目、二回目までは、音訳の基礎知識と読み方など。三回目は自分が選んだ写真やイラストを言葉で伝える練習でした。
まず言葉だけで伝え、あとから実物を見ると言う試みです。
初めて伝えた人も、慣れてる人も、何をどう伝えるか、どれくらい伝えるか、一つずつ細やかな視点で学びました。
毎年受講している人にも、とても貴重な時間となりました。
講習会をきっかけに、新しく活動に参加して下さる方がいるとのこと!!! 嬉しいです。
今回の講習会は、当初は2月に開催予定でしたが延期となり、少人数での開催となりました。
写真やイラストを使った伝える練習、面白そうですね。
とても難しいのですが、伝わった時の嬉しさ、倍増しそうです。
より分かりやすく伝えられるよう、頑張りたいです。
ふと気づけば、前の記事から半年が経ってしまいました。ご無沙汰しておりました。
サークル声の活動は、毎月、しっかりと行われています。
市内の感染拡大があった時には、ベテランのスタッフさん達が各家庭に録音機を持ち帰り録音するなど、市内の状況や感染対策にも留意して活動を続けてきました。
職場での規制や感染症予防の為に参加できないスタッフさんもいます。
そんな中、新しいスタッフさん達が増えて、頑張って下さっているのが、本当にありがたいです。
このままワクチンが功を奏して収まってきてくれる事を、切に切に願っているのですが。
一方で、再びの感染拡大に備えて、「一人で読む」練習が始まりました。
今までは録音室に二人が入り、一人が読み、一人が間違いなどをチェックする方法で録音してきましたが。
自宅に録音機を持ち帰るとなると、読むのは「一人」です。
「どう読むか」・・・相談できないのは、なかなかシンドイですし、技術も必要です。
「一人で読めるスタッフさんを増やす」為に、今月は録音室で、一人で読むことになりました。
自分の読んでいるところを聞いて頂くのは緊張するのですが、誤読やイントネーションの違い、図や写真などの読み方など。
細かな所をチェックして頂けたり、相談できるのが、二人体制の「強み」です。
一方で、「聞いてくれてるから」という「安心感」で、緊張感や自分で判断する事を避けてしまう部分もあるかも・・・。
私も「一人読み」に初挑戦!してみましたが。あっという間に録音が終わってしまう不安・・・大丈夫だろうか?と思ったら、やっぱり「誤読」がありました。
自分の所の編集も自分で行うため、思い込みで読んでいると間違いに気がつかないんですね。
分かっているつもりの漢字でも、しっかり調べたり、読むときにも集中しないといけないな、と改めて思いました。
「一人立ち」できる技術を身につけたいです。
掛川市の市制15周年を祝う記念式典が12月12日、生涯学習センターで開催されました。
15年目の節目として、市内の功労者・団体を表彰していただき、サークル声も功労表彰とのことで「ボランティア等善行労賞」を頂きました。
とても立派な賞状と素敵な組み木の時計を頂きました
柳原代表は、表彰式の時。
「これは各団体や功労者さんの名前が、きっと広報かけがわに掲載されるに違いない」と。
表彰式の時に、受賞された方々の団体名やお名前の読み方をメモされてきたのだとか
そうなんです。名前や地名はとても大切なのですが、当て字や何種類も読み方があり、いざ「音訳!」となった時に、調べるのにとても苦労します。
みんなで知恵を出し合ったり、ネットで調べても分からない時には市役所広報課さんや図書館の方にお尋ねしたり・・・。
間違えてしまうとその方にも大変失礼になりますし、知ってる方の名前を聞くのが楽しみと仰ってくださる方のためにも「読み方」は慎重に大切にしています。
現場での情報収集!!! このプロ精神!!! さすがです!!!
先輩方のたゆまない努力と、それぞれの時間と力を持ち寄って活動を続けているスタッフさん達。
陰に日向に支えて下さっている図書館や市役所の方々や印刷所のみなさん。
そして、何よりも、楽しみに聞いてくださっているみなさんと、共に歩んできた証としての嬉しい表彰となりました
昨今の情勢もあり、「継続する」ということの難しさと大切さをしみじみと感じています。
「私達の町の音訳活動」に、興味関心を持っていただけたら幸いです
長雨からの酷暑となりましたが、ふと気づけは蝉時雨が聞こえなくなり、夕暮れになると鳴き出す虫の音に秋の訪れが感じられるようになりました。とは言って、まだまだ日中はじりじりと暑いですね。たくさん水分をとって熱中症には気をつけましょう!!!
しばらく更新が滞っておりました(すみません)が、サークル声の活動はもちろん続いております。 一時はメインスタッフが機材を持ち帰り、自宅での録音となっていましたが、図書館の録音室での録音が再開し活動できる事になりました。ボランティア室など、窓は全開放で換気。できるだけ距離を確保し感染予防をしながら活動しています。こんなご時世ですが、新しい仲間が続々と参加して頂ける事になりました。うれしい限りです
仕事上、コロナ感染症予防の為参加できないスタッフもいるので、早く、心おきなく、全員が集える日が来ますように
今はそれぞれが、それぞれの場所で、出来る事を一つずつですね。
現在、9月号の録音が始まっています。
新しいスタッフさん達がパソコンを前に真剣な顔で取り組んでいます。そうそう、初めはコワイ顔になっちゃいますけど、だんだん「お手の物」になりますから、慌てずのんびり、一緒に頑張りましょうね(ワタクシも、久しぶりだと、今だにいろいろ忘れてしまってます一緒に頑張ります)
さて。次回には良いお知らせが一つ、準備中でございます。音訳をされている方、興味のある方には是非見ていただきたいので、時折覗いていただけると嬉しいです。9月1日更新予定です。乞うご期待!!! よろしくお願いします
4月当初には、まだまだどこか「対岸の火事」だった新型コロナ感染症ですが、徐々に広がりをみせ、活動している図書館も時間短縮から休館・・・と、広報音訳活動にも対策を講じなくてはならなくなってしまいました。
サークル声では4月中旬に市内に感染者が発症した段階で代表より「現状維持の活動が難しい」との事で、感染予防の為、集まっての活動は中止される事になりました。広報の音訳については、必要最低限の受け渡しだけ行い、機材の関係などから少人数の精鋭スタッフさんが機材を自宅に持ち帰り、自宅で録音・編集をする事になりました。ご家族を巻き込んでの録音活動で、内容も短縮する事なく録音を終え、30日には無事に発送も終了したとの事でした。本当にお疲れ様でした
その後、市内の感染者数も増加してしまい、あちらこちらで緊張感が感じられるようになってきています。声の広報が、届けられた先で、ホッとした一時のお伴になるといいなぁ~と願っています。
感染拡大が早く終息しますように また、みんなで集まって、ワイワイがやがやと図書館で音訳できますように
2月20日。音訳講習会の3回目が掛川市立図書館で開催されました。今回が最終日です。
音訳をするにあたって、「視覚に訴える情報を伝える」処理技術を学びました
見えている人にはあまり意識していなくても「見ればわかる」情報を、音声だけで理解するのには工夫が必要です。声だけの「表現」で「伝える」には、たくさんの技術や配慮が必要である事を学びました
ベースになる地の文のピッチやスピード、アクセントのピークの付け方を基準に、会話文 モノローグ 符号の読み方など、声の高低や言葉のアクセント、文脈のアクセントの位置で受け取る印象がずいぶん違います。同音異義語やあまり使わない漢字、引用文献なのか、著者の意向なのか、音訳者の注釈なのか、区別して伝える事も大切ですね。注の入れ方や、カッコ内の読み方、読み順など。聞いている方にとって、どう表現したら伝わりやすいのか、聞きやすいのか。なかなか判断が難しい所ですが、独りよがりにならないように都度考えて行く事の大切さを教わりました。
写真や図の説明は表現の技術力が難しい。一枚の写真でも、「どこまで説明が必要か」「ポイントはどこか」「主観や推測(重そう 元気そう 等)は入れない」「俯瞰した大きなイメージから細かな部分の説明に入る」「音訳(書いてある事 注など)と音訳者の意見の違いをはっきりさせる」等の留意する点を学びました。
講習会も最終回という事で、参加者それぞれが「1分間」の文章を持ち寄って読み合い、聞き合いをしました。会で用意したチラシの他に、いろいろな文をみなさんがチョイスされていて面白かったです。本の朗読であったり、新聞記事の中でもエッセイやニュースがあったり、個人個人の興味関心が多種多様でした
講習会最終日でしたので、終了後にいつもサークル声が使用している会議室と録音室の見学を希望者さんにして頂きました。知らないと鉄の扉が入りにくいですが一度入ってしまえば大丈夫??? たくさんの方に見学をして頂けて良かったです
参加者のみなさんから「初心に返れた」「忘れている事が多くて改めて気を付けようと思った」「この講習会に来ると気持ちが引き締まる」「初めてだけど音訳の事が解った」等、様々な感想がありました。「音訳」の輪が広がり深まる講習会になりました。ありがとうございました