音訳ボランティア サークル声

音訳ボランティアについて活動内容の紹介や課題などについて紹介してまいります。

聞いて学ぶ

2021-06-11 14:48:37 | その他

声の広報「かけがわ」は、PCなどの再生機で聞けるデイジー版と、CDデッキなどで聞けるオーディオ版と2種類を作成しています。

利用される方の御都合に合わせて送付しています。

 

デイジー版だと1枚で全ての音声が入ってしまいますが、オーディオ版だと4枚から5枚になります。

総時間が7時間くらいになるそうなので、なかなかの量ですね。

 

 

市ではカタログポケットというアプリでも、自動読み上げ音声で「広報 かけがわ」を配信しています。

多言語にも対応しているので、アプリを使うと英語や中国語だけでなく、ベトナム語やインドネシア語まで翻訳されるという優れもの。

ただ、全文という訳ではなく「お知らせ」に値する部分がメインになっています。

 

私も時々、勉強のためにアプリで広報を聞いています。何か作業をしながら流すのには便利です。

音がクリアなので、短文はとても聞きやすいです。

 

ただ、読み上げて欲しい場所を選んでタップしないといけないので、目の見えない方が操作に慣れるのは大変だろうなと思うのと。

自動音声が、まだまだスムーズとは言い難いので、しばらく聞くと、ちょっと疲れて飽きてしまいます。

今後、もっとスムーズに読み上げてくれるようになるといいなぁ~と、期待もしています。

 

人の声の「音訳」は流しておいても苦にならないけど、自動読み上げの音声は、流しっぱなしはキツイかな。

好みや慣れもあるでしょうけどね。

 

今月は久しぶりに録音後のダビングと発送までのお手伝いに参加できたので、できあがりホヤホヤのオーディオ版を借りてきました。

自宅で自分の声を聞くのは恥ずかしいので、車の中で通勤中などに、こっそりと聞いてます。

 

人の声というのは心地の良いもので。

車に乗って聞いていると、ついつい流してしまうというか、聞き逃してしまうところもあります。

長所と短所かしら? 私だからかな??

 

今回、つらつらと聞きながら思ったのは。章

 

「講習会で、読み手が文章の意味を理解できているかが大事」「何を伝えたいか考える事が大事」と教わりましたが。

文節と文節の間の「ま」が、意訳に沿っていないと、ゆっくり読んでいる分、ブツ切れになってしまって「聞きとりにくい」んだな。

「丁寧」と「聞きやすさ」は違うんだということ。

 

一文が長い時にどこで区切るか。一つの単語の中で「ま」が入ってしまってないか。そのまとまりで「意味」が取れているのか。

・・・これは、編集する時にも気をつけないとな・・・と思いました。

 

声の張り。ありすぎると「うるさい」し、ないと「聞こえにくい」

「音量」を一定に保つ事。特に出だしが元気で後半落ちていく・・・ビックリしちゃうよね。

もう、私、数字がヘタすぎて、聞いててヘンな汗がでました。

 

滑舌の悪さやイントネーション。ラ行 サ行 タ行。

誤魔化して読んでいるところや、自信のないところはダイレクトに伝わるなぁ~。

時間が限られているとはいえ、やはり、自分で自信が持てないところは繰り返し練習しないとな。

 

アナウンサーさんはすごいなぁ~。その時に渡されたメモで、ちゃんと読めちゃうんだからなぁ~(しみじみ)

 

車の中で、大反省会開催中です。勉強になりますね。

 

以前、利用されている方に「私の読み方、ヘタでごめんなさい。」と言ったら。

「いろんな人が、私達の為に読んでくれている。それ自体が、とても嬉しい」と。

 

「家に持って帰って録音してるから、もしかしたら、雑音とかも入ってるかもしれなくて、申し訳ない。」と言ったら。

「他の人はどうか知らないけど。私は、少しくらい雑音が入っていても、そこでその人が読んでくれてるってのが、またなんか良いんだよね。」と。

 

技術は上げないといけないし、聞きやすい音訳を目指したい。それは変わらぬ思いです。

努力したいし上手に読めるようになりたい・・・ですが。

 

読み手との繋がりを大切に思って頂ける事も、「人の声で音訳をする」という「良さ」の一つでもあるんだろうな。

 

もっともっと。聞きやすいものをお届けできるように、頑張っていきたいです。


一人立ち目指して

2021-06-10 14:28:16 | 活動

ふと気づけば、前の記事から半年が経ってしまいました。ご無沙汰しておりました。

 

サークル声の活動は、毎月、しっかりと行われています。

市内の感染拡大があった時には、ベテランのスタッフさん達が各家庭に録音機を持ち帰り録音するなど、市内の状況や感染対策にも留意して活動を続けてきました。

 

職場での規制や感染症予防の為に参加できないスタッフさんもいます。

そんな中、新しいスタッフさん達が増えて、頑張って下さっているのが、本当にありがたいです。

 

このままワクチンが功を奏して収まってきてくれる事を、切に切に願っているのですが。

一方で、再びの感染拡大に備えて、「一人で読む」練習が始まりました。

 

今までは録音室に二人が入り、一人が読み、一人が間違いなどをチェックする方法で録音してきましたが。

自宅に録音機を持ち帰るとなると、読むのは「一人」です。

「どう読むか」・・・相談できないのは、なかなかシンドイですし、技術も必要です。

 

「一人で読めるスタッフさんを増やす」為に、今月は録音室で、一人で読むことになりました。

 

自分の読んでいるところを聞いて頂くのは緊張するのですが、誤読やイントネーションの違い、図や写真などの読み方など。

細かな所をチェックして頂けたり、相談できるのが、二人体制の「強み」です。

 

一方で、「聞いてくれてるから」という「安心感」で、緊張感や自分で判断する事を避けてしまう部分もあるかも・・・。

 

私も「一人読み」に初挑戦!してみましたが。あっという間に録音が終わってしまう不安・・・大丈夫だろうか?と思ったら、やっぱり「誤読」がありました。 

自分の所の編集も自分で行うため、思い込みで読んでいると間違いに気がつかないんですね。

分かっているつもりの漢字でも、しっかり調べたり、読むときにも集中しないといけないな、と改めて思いました。

 

「一人立ち」できる技術を身につけたいです。