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音訳ボランティア サークル声

音訳ボランティアについて活動内容の紹介や課題などについて紹介してまいります。

音訳ボランティア講習会

2020-10-01 16:48:03 | イベント

9月29日 掛川市立図書館で、音訳ボランティア講習会が無事に開催されました。

参加者の方々にはコロナ感染症予防対策として、検温や手指の消毒、窓の開放(換気)、終日のマスク着用にご協力いただき、本当にありがとうございました。

広い会場で座席を離す為、机一つに一人ずつ。試行錯誤しつつ会場設営を行いました。

 

 講師の安田知博さんからの自己紹介。コロナ禍で講演会が激減した事や、各地の様子などのお話がありました。中止にされたり、オンラインでの開催の所もあり、今回は貴重な対面講演の機会となりました。今後、Withコロナの時代の講演等や音訳活動のあり方も考えていかなくてはいけないと考えさせられました。

 各地の「音訳」の現状として、本の点訳は3ヶ月かかる。パソコンの読み上げ機械だと1ヶ月でできる。でも、音訳は半年かかってしまう。とても時間がかかってしまうし、今では明瞭な発音で機械の方が正確。それでも、全てが機械の合成音声で良いというわけではない。選択できる体制がある方が聞き手にとっては良い。ところが、どこでも音訳をするボランティアは減っている。シニアは仕事が延長され、専業主婦は少なく仕事をする人が多い。音訳する人がいないから合成音声で我慢しろ・・・という話にはしたくない。音訳が継続できるシステム作りが大事とのお話がありました。

 また、各地のボランティアの連携についても、問題提起をされていました。ボランティアであるがゆえに各地で活動しているが、音訳する作品が重複してしまっていたり、その場で留まってしまっている。ローカルな本の音訳など、集中して検索できるようにするなど、サービス同士の連携ができると良いとの事でした。

 自己紹介の後、テキストの文章を参加者が順番に読んでいきながら、「文章を読む」という事について、センテンス事に細かく解説を頂きながらご指導頂きました。

 AIの作り出す「合成音声」は、人が読み編集するのに比べてとても早く対応する事が出来ます。合成音声そのものも、AIに学習させていく事で、最近では随分と滑らかになってきました。それでも「人が読む」事も必要なのは、文章の意味をくみ取って、「伝えたい事に焦点を合わせて伝えていける読み方」ができるという事。その為には、文章を読み込んで、「何を伝えたいか」を明確に理解する「読解力」が大事である事を、テキストを読みながら学んでいきました。「伝えたい事」がはっきりしてくると、「どう読んだら、そう伝わるのか」という「音読の技術」が生きてくる。同じ、鍵カッコ内の読み方でも、速さや音の高さが違ってくる。息継ぎの場所が違う事で、聞いた時の「文意」も変わってくる。文章の「句読点」を正確に読むだけでは伝わらない。テキストを読みあいながら、実感していきました。

 文章の意味をくみ取り、伝えたい事の「意味のまとまり」を作るのは、「読み人」である。「読み人」として、「必要な情報を正確に伝える」ことが「音訳」なのだと、改めて思いました。

 

 今回、開催にあたり、市の福祉課や中央図書館の皆様には大変お世話になりました。サークル声では、講演会活動を通して様々な世代の方が「音訳」に関心を持ち、その後、スタッフとして参加して下さってます。様々な立場の方々にも協力して頂きながら、活動を「継続」していく事の大切さについても考えさせられた講習会になりました。 ありがとうございました。


音訳ボランティア講習会のお知らせ

2020-09-01 10:00:00 | イベント

計画の段階から、開催できるのだろうか・・・。そして、今でも、無事に開催できるのだろうか・・・と。不安がたくさんある中ではありますが、今年も音訳ボランティア講習会を開催する事に決定しました とはいえ、まだ予断を許さない状況ではありますので、コロナ感染症予防をしっかりとしながら、無事に開催できますように、祈っています。

 

申し込みは9月1日から開始です。例年であれば希望者にはできる限りお越しいただいていたのですが、今回は会場のソーシャルディスタンスを保つために、15名限定での開催になりました。マスクや消毒、進行上の急な変更など、いろいろとお手数をおかけする事になると思いますが、ご応募、心よりお待ちしております。楽しく学ぶ時間を参加者スタッフ全員で作り上げたいですね。

講師はフリーアナウンサーの安田知博氏をお迎えします。先天性の視覚障がいをお持ちです。高校生の時に全校高校放送コンテストで3年連続優勝。選抜高校野球大会で式典アナウンスなどを担当されていました。現在はフリーアナウンサーとしてのお仕事や音訳指導、「日本ライトハウス」で点字図書やコンテストの審査などの仕事をされています。尺八をされ邦楽のバンドを組まれるなど多彩な活動をされています。今回、ご縁があり、掛川に来ていただける事になりました。貴重な機会となると思います。

 

安田先生。参加者のみなさんにお会いできる事を、スタッフ一同、心から楽しみにしております。無事、開催できますように

 

 

 


音訳講習会(2日目)

2020-02-17 13:24:41 | イベント

2月13日 音訳ボランティア講習会の二日目が掛川市立中央図書館で開催されました。今回は少し小さな会議室で狭くてキチキチでしたが、その分、みなさんが近くて熱気あふれる会となりました(実際、窓を開けて過ごせるような陽気でしたね

 ←満員御礼

2日目は1回目に頂いた資料「外郎売(ういろううり)」を参加者全員が順番に音読していく所から始まりました。流暢な方、声量のある方、声の質もスピードも様々で面白かったです。後半に向けて、どんどん言い回しが大変になってくるのですが、よい練習になりそうですね

 

ウォーミングアップが済んだ所で、音読の仕方についての講義と実際にみんなで読み合い確認をしていきました。以下、教えて頂いた事のメモ(抜粋)です。ご参考までに。

・アクセント アクセントの留意点 日本語のアクセントは高低 アクセントの機能 アクセントの型(表記の仕方が2種類ある) 数字のアクセント

・音訳表現技術

 ・アナウンス読み 文頭を高く 文末を低く ポイントの言葉を意識して大事に読む

 ・フレージング 文を意味によって切る。切り方で意味が変わってくる

 ・接続の言葉 だけど や しかし など否定的な接続の後は音が下がり気味になるので注意する

 ・同格 言葉が併記されている場合、同じ「高さ」で読む

 ・補足 ( )内の読み方。ピッチを下げる 平坦に 慣れてきたらやや早く読む

 ・強調 留意 文章のカギ括弧内の読み方。

・調査技術 音訳する前に、その言葉や文章について、きちんと調べる。適当に読まないで根気よく調査する。思い込みで読まない。

 ・辞書 インターネット を活用する。判断に迷う場合は複数調べる。情報の信頼性に気をつける

 ・音訳における調査のありかた ルビを最優先する 固有名詞は1冊の本の中では読みを統一する

以上について、例文などを参加者で読み合いながら確認していきました。参加者のみなさんも、だんだんと慣れてきて、和やかな雰囲気の中で読み合いが行われました。

 

講習会にはサークル声のメンバーの他にも、磐田市の「ふきのとう」さん、袋井市の「みずの会」さん、掛川市大東地区の「やまびこ」さんの、ベテランのメンバーさんが多数参加されていらっしゃるのですが。講演会後に「初心に返って、改めて頑張ろうと思った」「出来ていると思っていても、いざ、こうして学びなおすと忘れていた事が多かった。勉強になった。」等の感想を頂きました。

私の感想なんですが。順番で、大の苦手の「鼻濁音まじりのアクセント」が大当たりしてしまって、いやはやどっちも苦手なんだよ~と思いながら読ませて頂きました。講習会で教えて頂いた留意する所に気をつけつつ、たくさんの参加者の方達の読み方を聞く中で、何気なく聞いていた「言葉」の「音」が少しずつ明瞭に聞きとれるようになってきたように思います。あとは実践、練習あるのみ!ですね

3回目は「1分程度の原稿」を読む予定だそうです。どんな文章が飛び出してくるかも楽しみです

 


音訳講習会(1日目)

2020-02-06 22:00:30 | イベント

寒い寒い一日となりましたが、掛川市立中央図書館では暖かな雰囲気の中、音訳講習会の一日目が開催されました

静岡県視覚障碍者情報支援センターの岩堀美智子さんの講習会。一日目は「音訳とは?」という始めの一歩のお話から、発声練習をしながら、「音」や「声」「言葉」について、じっくりと学んだあっという間の2時間でした。

 

近隣市の音訳サークルの方々や、朗読や音訳に興味のある方。音訳ボランティアに興味がある方・・・参加の動機や経験の有無は様々ですが、みなさん、発声練習など積極的に参加されていました。熱意でポカポカ 少しずつ、コツをとらえられた方。何度も練習される方など、いろいろな気づきもあったのではないでしょうか

あと2回、講習会がありますので、参加メンバーさん同士のいろんな出会いや学び合いもあるといいなぁ~

せっかくの機会ですので、参加者同士で、たくさんお話も出来たらいいですネ 

 

ワタクシ事ですが、久々に小さな子どもさんとお話できてとてもとても嬉しかったです 子育ての大変な中、興味関心を持って参加して頂けて嬉しかったです。図書館の方が子どもさん向けに、さっと絵本を持ってきてくださるお気遣いにもキュンキュンと萌えてしまいました また、寛容に受け入れて下さっている参加者のみなさんの暖かさにもホッコリとしておりました。有難いなぁ~ 

サークル声には小さなお子さんをお持ちのママさんもメンバーにおりますよ~(小声)(宣伝しちゃう

 


音訳講演会

2020-02-04 21:54:06 | イベント

今年度も掛川市立中央図書館で音訳講習会が開催されます。もちろん、音訳ボランティア「サークル声」も運営協力させて頂いています

静岡県視覚障碍者情報支援センターの岩堀美智子さんを講師にお迎えし、音訳の基礎や技術を学ぶ3回の講習会です。

とても楽しみです


音訳講習会(四日目)

2019-03-04 13:37:00 | イベント

掛川市立中央図書館で行われた「音訳講習会」も、最終日の四日目を迎えました。この日は機材を持ち寄って、実際の「録音」体験をしました。体験の後は、参加された方々と感想や情報交換が行われました

サークル声は掛川の広報誌を主に音訳する団体ですが、今回は、菊川・袋井・磐田・森町の団体の方にも参加して頂き(漏れがあったり間違ってたらスミマセン・・・教えて下さい)、情報交換をしました。それぞれの団体で録音の手法なども違いますが、「聞きやすい音訳」を目指す者同士、お話は尽きませんでした。また、音訳に興味を持って参加して頂いた方からも、「やれるかも・・・」と言っていただきました。是非是非、お待ちしております とても暖かな雰囲気で。もっともっと学んで、新しい機械に挑戦したり、もっともっと聞きやすい音訳が出来たらいいね・・・との想いが深まりました。

また、お会いしましょう


音訳講習会(二日目)

2019-02-14 23:53:43 | イベント

蝋梅や水仙のよい香りが、あちこちで感じられるようになりました。冷たい日が多いですが、日に日に花が咲き始め、街や山の色が賑やかになってきました。

音訳講習会の二日目が開催されました。

静岡県視覚障碍者支援センターの音訳の岩堀講師です。

 

視覚障碍者の当事者の方々も講習に参加されました 実り多い時間になりました


音訳講習会(一日目)

2019-02-09 18:14:54 | イベント

立春を過ぎて、ポカポカ陽気と思う日もあれば、冷たい風に凍えそうな日もありますね。今日、職場にある河津桜が一輪、花を咲かせていました

まだまだ寒い日が続きますが、春の気配は日に日に深まっていくようです。

2月7日に掛川市立中央図書館で、音訳講習会の一日目が開催されました 

一日目は、音訳についてのお話を伺いました 4回に渡る講座です。次回が楽しみですね

 


音訳講習会のお知らせ!!!

2019-01-13 18:34:42 | イベント

2月に、掛川市立中央図書館で、音訳講習会が行われます 

         参加者募集中です!!!

 

掛川市立図書館主催 音訳ボランティアサークル声 運営協力で、「音訳」についての講習会が行われます。「音訳とは?」という基本的なお話から、実際の読み方や方法、機材を使った録音などの体験まで4回に渡っての講習会です。「どんな感じなのか知りたい!」「見てみたい!」「やってみたい!」とお考えの方。既に音訳をしているけれど、スキルアップをしたい方。この機会に、是非、ご参加下さい。

 

参加費は無料です!!! みなさまの参加を、お待ちしてま~す♪

 

お問い合わせ 申込み

 掛川市立中央図書館 0537-24-5921 FAX 0537-23-6183