2月13日 音訳ボランティア講習会の二日目が掛川市立中央図書館で開催されました。今回は少し小さな会議室で狭くてキチキチでしたが、その分、みなさんが近くて熱気あふれる会となりました(実際、窓を開けて過ごせるような陽気でしたね)
2日目は1回目に頂いた資料「外郎売(ういろううり)」を参加者全員が順番に音読していく所から始まりました。流暢な方、声量のある方、声の質もスピードも様々で面白かったです。後半に向けて、どんどん言い回しが大変になってくるのですが、よい練習になりそうですね
ウォーミングアップが済んだ所で、音読の仕方についての講義と実際にみんなで読み合い確認をしていきました。以下、教えて頂いた事のメモ(抜粋)です。ご参考までに。
・アクセント アクセントの留意点 日本語のアクセントは高低 アクセントの機能 アクセントの型(表記の仕方が2種類ある) 数字のアクセント
・音訳表現技術
・アナウンス読み 文頭を高く 文末を低く ポイントの言葉を意識して大事に読む
・フレージング 文を意味によって切る。切り方で意味が変わってくる
・接続の言葉 だけど や しかし など否定的な接続の後は音が下がり気味になるので注意する
・同格 言葉が併記されている場合、同じ「高さ」で読む
・補足 ( )内の読み方。ピッチを下げる 平坦に 慣れてきたらやや早く読む
・強調 留意 文章のカギ括弧内の読み方。
・調査技術 音訳する前に、その言葉や文章について、きちんと調べる。適当に読まないで根気よく調査する。思い込みで読まない。
・辞書 インターネット を活用する。判断に迷う場合は複数調べる。情報の信頼性に気をつける
・音訳における調査のありかた ルビを最優先する 固有名詞は1冊の本の中では読みを統一する
以上について、例文などを参加者で読み合いながら確認していきました。参加者のみなさんも、だんだんと慣れてきて、和やかな雰囲気の中で読み合いが行われました。
講習会にはサークル声のメンバーの他にも、磐田市の「ふきのとう」さん、袋井市の「みずの会」さん、掛川市大東地区の「やまびこ」さんの、ベテランのメンバーさんが多数参加されていらっしゃるのですが。講演会後に「初心に返って、改めて頑張ろうと思った」「出来ていると思っていても、いざ、こうして学びなおすと忘れていた事が多かった。勉強になった。」等の感想を頂きました。
私の感想なんですが。順番で、大の苦手の「鼻濁音まじりのアクセント」が大当たりしてしまって、いやはやどっちも苦手なんだよ~と思いながら読ませて頂きました。講習会で教えて頂いた留意する所に気をつけつつ、たくさんの参加者の方達の読み方を聞く中で、何気なく聞いていた「言葉」の「音」が少しずつ明瞭に聞きとれるようになってきたように思います。あとは実践、練習あるのみ!ですね
3回目は「1分程度の原稿」を読む予定だそうです。どんな文章が飛び出してくるかも楽しみです