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メルサがあるがね

名古屋郊外・春日井で暮らす日々

荒畑から鶴舞へ

2005年11月30日 | 地元の話
特にあてもなく荒畑から鶴舞まで1区間歩いてみた。荒畑はいつも通過するばかりで降りたことがない。何があるところだろう?



何もない閑散としたところだった。色づいた銀杏の葉が美しいが、目につくのはそれぐらいだ。閑静な住宅街というところだろうか。駅の出口案内によると桜花学園高校が近くにあるという。バスケットボール部がとても強い女子高校である。登校下校の時間には賑やかなことであろう。

御器所通りを西へ向かう。すると右手にお風呂屋さんがあった。



中将湯温泉……今池の中将湯と関係あるのだろうか? とても心引かれたが、こういうときに限ってタオルをもってきていない。残念ながら立ち寄らずに通り過ぎた。

とぼとぼ歩いていると、いい匂いがしてくる。実はお昼を食べられなかったのでとても空腹なのだ。胃袋がきゅうきゅうしてくる。匂いのもとは「三吉」というラーメン屋さんだった。ネットのラーメン関係サイトで見たことがある名前だ。しかし夜の部は6時からということで、今はやっていない。猛然と何か食べたいと思い足を進める。「渡りに舟」というタイミングで道の反対側にラーメン屋さんがあった。その名も「とん丸」。



どうにもゆるい屋号だ。「昔風の味」とのこと。さっそく入って、チャーシュー麺を注文した。麺は細目、ぷりぷりしている。スープは醤油味。鶏ガラを中心としたダシで、なるほど昔ながらの味だ。肉は普通。やや脂身が多いか。全体として、看板に偽りのなく正しい昔風のラーメンだった。

さらに西へ進むと東郊通り2丁目の交差点が見えてきた。



「巨大建造物」という言い表したくなる光景だ。しかしデカいな、これ。このまま進むと上前津か東別院か、そちらの方へ行ってしまうので、ここで右に折れて東郊通りを北へ進む。鶴舞駅が近づいてきたところで、珍しいものを見つけた。



「ヌードの殿堂鶴舞劇場」である。昔ながらのストリッ劇場である。こんなところにストリップ劇場があるとは知らなかった。道路の対面には鶴舞中央図書館があるという素晴らしいロケーションである。浅草ロック座のような有名なところを除いて、地方の小さなストリップ劇場はどんどん数が減っている聞いたが、こんなところにまだ生き残っていた。

ちなみに「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」はストリップ劇場を「専ら、性的好奇心をそそるため衣服を脱いだ人の姿態を見せる興行その他の善良の風俗又は少年の健全な育成に与える影響が著しい興行の用に供する興行場として政令で定めるものを経営する営業」と定義するそうだ。単におねーちゃんが脱いで踊るという単純なものではないらしい。

鶴舞駅まで来た。あの複雑な五差路をわたる陸橋のわきの街灯に懐かしい名前があった。



最近閉店した味城園の痕跡がこんなところにあった。おそらく30年以上前からあった中華屋だ。仕事のあと、ここでサッポロ生ビールをグイッと飲み、あんかけ揚げそばを食べるのが好きだった。今は豚骨ラーメンの店になっている。(その豚骨ラーメンについてはこちらを参照。)

鶴舞駅の前には鶴舞公園が広がる。正式には「つるまこうえん」という。地下鉄のアナウンスでもちゃんと「つるまこうえん」という。



もともとこのあたりは「つるま」といったのだが、(旧)国鉄が駅の名前を「つるまい」にしてしまったので、それにつられて「つるまい」という呼び方が広まったのだ。東京の「秋葉原」がかつては「あきばはら」と呼ばれていたのが、やはり国鉄の駅名の影響で「あきはばら」と呼ばれるようになったのと同じ理屈だ。(電器・オタク関係の用語として「アキバ」という呼び方ができたのは、「先祖返り」というべきであろうか。)ただし、秋葉原の場合はもともと秋葉神社(あきばじんじゃ)があったことからついた地名であり、その由緒ある地名を国鉄が勝手に変えてしまったのは「神を畏れぬ冒涜行為」であろう。それに比べれば、鶴舞の場合はそれほど深刻な話ではない。ただ、言葉の響きとして「つるま」の方が格段にエレガントだ。「つるまい」は意味がわかりいやすくてやや即物的な感じがする。

関西方面出身の人が名古屋にきて、その友達が「つるめゃーこーえんへいこめゃー」と口走ったとき、「自分は何という恐ろしいところに来たのだろうか?」と真剣に悩んだそうだ。

小菱屋の豆腐

2005年11月25日 | 地元の話
稲沢にある小菱屋の豆腐である。かつて近所にスーパー・エスワンがあったころ、毎日のように食べていた。ネギをたっぷり散らしてしょうがと醤油でいただくもよし、イチビキのチューブ味噌をつけて食べるもよし。

エスワンがつぶれてから、すっかり小菱屋の製品を見なくなった。エスワンにいたオヤジが再開した八百屋(アイコー)で小菱屋の厚揚げを売っているのと、ココストアでときどき小菱屋の丸い豆腐を売っているだけである。外を出歩くたびにあちこちのスーパーをのぞき、豆腐売り場をチェックしていた。そして、とうとう上飯田のダイエーでようやく見つけたのだ。思わず一番いい豆腐を2丁も買ってしまった。

「豆腐の花道」……演歌の花道みたいな名前だが、食べてみるとなるほどおいしかった。とてもきめが細かく、甘味がじわっと広がる。とてもいい材料を使っているのだと思う。

なお小菱屋本社に商品を扱っている店を尋ねたところ、近所では出川の生鮮館にあるとのこと。これはうれしい。早速行ってみようと思う。

伊勢うどん

2005年11月23日 | 地元の話
伊勢うどんはもうすっかり地元あつかいである。きのう上飯田のダイエーで見つけた。桑名の石井製麺の品物。つゆはいつもと同じヤマモリのもの。ヤマモリも桑名の会社。いわゆる伊勢醤油の系統である。

食べてみた。坂下のナフコで買う“いつもの”に比べてなめらかである。つるり、とろり、という感じだ。モソモソした感じは一切ない。“いつもの”よりも上品で高級だと思う。

もともと伊勢うどんは、うどんが主役ではなく、醤油が主役だったそうだ。金山寺味噌を作るときにできる溜まりを元に濃厚で香りのいい伊勢醤油が作られ、その醤油を味わう方法としてうどんにぶっかけるという食べ方ができたとか。コシがなくてとろりと口の中にひろがる食感は、醤油の味や香りを楽しむための工夫であろう。名古屋の味噌煮込みのように固くてコシの強い麺では、そちらに気がとられてしまって醤油を楽しめない。口の中でとろりと広がるから、醤油の味や香りが広がってゆく。醤油を活かす麺というわけだ。よくできている。何事にも理屈があるものだ。(と勝手に思っている。)

大曽根から平安通り、上飯田へ

2005年11月22日 | 地元の話
仕事の帰り、ちょっと魔が差して大曽根から平安通り、上飯田の方へ足を伸ばしてみた。コトの発端はお昼に(近ごろはすっかり習慣になっているが)原の破天荒であのクドい豚骨ラーメンを食べたことである。何度も食べているうちにあの味に慣れてきて、けっこう好きになってきた。さて、仕事が終わってから別の豚骨ラーメンを食べたいという気分になって、久しぶりに大曽根の交差点にある九州楼総本店へ行こうと思ったのだ。すると何ということだろう、定休日ではないか。知らなかった。そのまま戻るのも芸がないので、それならば行ったことのない所へ行ってみようと思い、北へ進んで平安通り・上飯田を目指したというわけだ。

平安通りあたりは微妙に寂れている。かつては小牧線を利用する人たちがここから上飯田まで歩いていて、それなりに飲食店などがあったのだろうと思う。御成通り西側に電飾ギラギラの巨大なパチンコ屋があったが、ここもかつては仕事帰りのサラリーマンなんかがちょいと立ち寄る場所だったに違いない。

上飯田の交差点の手前にダイエーがあった。スーパーマーケット大好き人間としては、チェックしないではいられない。入ってみると、ものすごく広い。手前に衣料品売り場があり、そのさらに奥に食料品と家庭用品コーナーがある。ちょっとしたホームセンターぐらい広い。食料品は品ぞろえがよく、野菜も魚も肉も充実している。乾物・調味料もたくさんある。ひととおりダイエーを見物して(少し買い物もして)から、さらに北へ上飯田の交差点まで来た。また別のスーパーがある。おそらく少し前まで名鉄パレだったところだろう。これまた入らずにはいられない。ダイエーに比べると少ししょぼい。品ぞろえもやや少なめだ。もちろんこのクラスのスーパーが近所にあれば、とりあえずは困らない。しかし近所にあのダイエーがあることを思うと、どうしても貧相に思われる。

上飯田あたりは、地下鉄が通る前は一杯飲み屋みたいなところがたくさんあったと思うのだが、今はすっかり寂れていた。寂れているというのは言い過ぎかもしれないけれど、静かな駅前だった。

さて、大曽根へ戻ろう。平安通りまで戻り、そこから環状線をゆく。これといっておもしろいところはない。平安通り2丁目の交差点あたりから、大曽根駅を見ると、思っていたよりも大きな構築物であることがわかる。瀬戸電とゆとりーとライナーがかなり仰々しい感じである。見慣れたつもりの駅だったが、いつもと違う角度から見ると、ずいぶん印象が変わるものだ。

もうすぐで大曽根駅というところでお風呂屋さんを発見。ちょいと立ち寄ってのんびりしたかったが、今回はやめておいた。でも、近いうちに入ってみたい。

大曽根駅まで来て思い出した。そもそも自分はなんでぶらぶら歩きを始めたのか? ラーメンを食べたかったのだ。そう、お腹が空いているのだ。というわけで、大曽根北口の交差点のはすむかいにある「大吉」へ行った。「豚とんラーメン」を注文。豚の唐揚げが乗ったラーメンである。スープはマイルドな豚骨味。濃厚だがクサみのないやさしい味だ。唐揚げはカリッとしていておいしい。麺はモチモチしている。全体としてきれいにまとまった味だと思う。

今回はカメラをもっていなかったので写真を撮ることができなかった。いろいろ面白いものがあったのだが、また別の機会にご紹介したいと思う。

合同酒精Hi-Boyレモン味

2005年11月18日 | 地元の話
合同酒精の缶入りチューハイである。これそのものは地元のものではない。おそらく全国どこでも売っている。しかし、今の私にとっては地元の、それももっと限定的に「ココストアのHi-Boy」である。なぜか。1本105円と、とてもお気軽な値段で売っているからだ。ジュースより安い。そこで、夜中にちょっと何かさっぱり飲みたいときに、ココストアでこれを何本か買ってきて飲んでいる。はっきりいって「甘ったるくない」「ちょっと酔える」というだけである。でも、それで充分。何せ安いから。

いつか別のところへ引っ越したとして、行った先でこのHi-Boyを見かけると、私はきっとココストア藤山台店を思い出すと思う。星を見ながら夜な夜な買いに行ったことを思い出すと思う。そういう意味で、私にとってこれは地元のものである。

観音製麺の味噌煮込み

2005年11月16日 | 地元の話
先日高蔵寺農協で店頭販売していたものを食べてみた。どうしても寿がきやのアレと比較せずにはいられない。

寿がきやのアレがかなり大胆な太麺であるのに対して、こちらの麺は行儀正しい。普通のうどんよりやや幅広で、パスタマシンで作ったような、断面が几帳面に四角い麺である。「どん兵衛」の麺に近いというとわかりやすいだろうか。食感についていえば、寿がきやが歯ごたえのある強い麺であるのに対して、こちらはよりモチモチとしている。観音製麺の製品全体にいえることかもしれないが、いわゆる多加水熟成タイプの食感である。味噌スープは、寿がきやのアレがやや味濃いめであるのに対して、こちらはだしがよく効いているが、それほど濃くはない。全体的に、寿がきやのアレが大胆放埒で豪快であるのに対して、観音製麺のこれは繊細で上品である。寿がきやのアレがうどん屋さんで土鍋で出てくるあの太麺の濃い味を再現しているとすれば、観音製麺は手軽に味噌風味のうどんを楽しめるというところだろうか。どちらが好きかといわれると、ちょっと難しい。どちらもそれぞれおいしいけど、日ごろからよく口にする分だけ、寿がきやの方が親しみを感じるというところだと思う。

高蔵寺周辺ぶらりぶらり

2005年11月14日 | 地元の話
高蔵寺農協へ買い物へ行った。お気に入りの中華麺(乾麺)を作っている観音製麺がこの週末に店頭販売するというので、どういうおもしろい品物が並ぶのか楽しみだったのだ。



「焼きそば」のノボリのむこうが観音製麺の売り場。太っ腹にうどんやらきしめんやら茹でて試食させている。私も食べて見たが、ぷりぷりしておいしかった。タイプとしては、多加水熟成系で、プリプリした感じの麺だ。つくづく不思議に思うのは、麺を作って、それを干して乾麺にしても、茹でるともともとの麺の性質がよみがえるということだ。多加水のプリプリ系の麺を作れば、その乾麺を茹でてもやはりプリプリの麺になるし、低加水のミッチリした麺を作れば、やはりその乾麺を茹でてもミッチリした麺になる。なお、私は袋入りの味噌煮込みうどんを買った。このテの製品としては「定番」である寿がきやの味噌煮込みと食べ比べようと思ったのだ。

高蔵寺農協で買い物したあと、ちょいと魔がさして高蔵寺駅の南側をぶらぶらしてみた。コメダ珈琲へゆこうと思いつつ、もう少し冒険しようと思ったのが間違いだった。東谷橋を渡り、右(竜泉寺方面)は前に行ったことがあるのでやめて、左(定光寺方面)へ行ってみた。川沿いの景色をみながら、鹿乗橋あたりで戻ればいいだろうという予想だった。路線としてそのは間違ってはいなかったけど、実際ににはよくない選択だった。なぜなら、東谷橋から鹿乗橋までは、実質的に自動車専用道路だったからだ。そんな中で、ちょっと景色のいいところがあった。


愛知環状線をすぎ、ようやく鹿乗橋まできた。狭い橋なので、基本的に川の右岸(北側)から一方通行である。2輪車だけは左岸(南側)から通ってもいいことになっている。橋の真ん中で景色を楽しむ。


定光寺方面にむかって


高蔵寺方面にむかって

4輪車は通っていけないことになっているのに、ルールを無視して左岸から右岸へ頻繁に自動車が走る。鹿乗橋は狭いから、軽自動車どうしであっても途中ですれ違うことはできない。それでも平気でルールを無視して橋を渡ろうとする。こういうルール無用の自分勝手な奴らがいるから愛知県は交通事故が多いのだと思う。確信犯でルールを無視する運転は、道路交通法ではなく、刑法で裁くべきだ。つまり殺人未遂とか殺人とか、そういうレベルの問題だ。

再び高蔵寺駅の南へ出て、コメダ珈琲へ向かった。



私は名古屋近郊で生まれ育ったが、いわゆる名古屋の喫茶店文化には疎い。残念ながら、喫茶店でまったりするほど私はヒマではないのだ。コメダといえば名古屋方面では有名なチェーンだ。名古屋という地理的範囲に限らず、日本全国区津々浦々の「喫茶店マニア」の間ではコメダのモーニングといえば、「一度は味わってみたいもの」だそうだ。また、名物「しろノワール」はその筋では超有名メニューらしい。

隣のブースにオートバイでツーリングにきたという感じのご一行様がいて、「しろノワール」を注文し、写真をとっていた。どうやらフカフカのパンの上にソフトクリームを乗せたような感じだ。私としては「白」と「ノワール(noir=黒)」という相反する要素が並んでいること、その一品にはどこにも黒い要素がないので何がノワールなのかわからないこと、それゆえなぜあえて「白・黒」なのかわからないことが気になった。世の中はよくわからないことが多いし、よくわからないままにしておく方がおもしろいこともあるので、あえて深く追及するのはやめておく。

喜久屋の細切り焼きそば

2005年11月12日 | 地元の話
高蔵寺農協は喜久屋の商品をたくさん扱っている。喜久屋の「細切り焼きそば」を買ってみた。少し前に試した「現代感覚の焼きそば」に続いて、細麺の焼きそばを試してみたかったのだ。

食べた感想。細いという以外に強烈な個性があるわけではなかった。おそらくそういうものだろう。一般論として、細麺だとモソモソした感じがなく、口の中で麺の存在がはっきりする。揚げそばのパリパリ感とは違うけど、それに通じる食感だ。今回は普通に野菜と炒めて食べたが、よく焼き付けてあんかけにして食べるのもおもしろいと思う。

矢田・妙元湯(名古屋弁モード)

2005年11月12日 | 地元の話
仕事の帰りによぉ、瀬戸電で小幡の方から大曽根へ向かう途中で、矢田でおりてみたんだわぁ。でゃーぶ前のことだけでよぉ、その近くの風呂屋へ行ったことがあってよぉ、まぁ今日は仕事きつかったでよぉ、うちー帰る前に大きい風呂にのぉんびりつかったろーと思ったんだわ。久しぶりだで道に迷わんかしんぺゃーだったけどよぉ、すぐにわかったでよかったわ。名前までよー憶えとらんかったけど、妙元湯っていうんだねぇ。おもしれえ名前だね。大通りから1本入った裏道だけどよぉ、どえれゃー派手な電飾しとるで、すぐわかったわ。この風呂屋はよぉ、室外にちょっとした露天風呂みてゃーなのがしつらえたってよぉ、ひんやりした空気にあたりながらお湯にへゃーれるのがええんだわ。れによぉ、よぉ温まってからぼちぼち大曽根に向かってありーてくと、ちょうど駅につく頃に汗がひくでよぉ。今日は途中でスーパーに寄って買い物までしたがね。夜7時をすぎると、いろいろ安売りしとってええねぇ。

仕事の帰りに、近所の風呂屋でゆっくりお湯につかるのはどえれゃー楽しいがね。疲れもイライラも消えてまうわ。だでよぉ、出かけるときにはタオルと石鹸は必ずかばんに入れとかなかんわねぇ。

勝川・大和湯

2005年11月10日 | 地元の話
夕べの春日井温泉に続いて、勝川のスーパー銭湯・大和湯へ行った。勝川駅前は再開発の真っ最中で、巨大マンションが建設中かと思えば、商店街の一部が立ち退きしているし、何ともバランスが悪い状態だった。早く落ち着いて落ち着いた街にもどってほしいと思う。

大和湯は典型的なスーパー銭湯で、広くて明るくてきれいだった。平日なのに結構にぎわっていた。特徴的なのは洗い場で、石造りのベンチ風に作ってある。今池のスオミの湯でも洗い場の腰かけが石造りになっているが、ベンチ風のものは初めて見た。なお、洗い場ではカランのお湯がものすごい勢いで出るので要注意。私が入ったお湯は普通のジェットのないお湯と室外の天然温泉(汲み置き循環型)。それから汗を出すために少しだけサウナも入った。サウナはやや低温だが、よく汗が出た。

飲食コーナーでは工場直送のキリン生ビールがあった。飲もうかどうかおおいに迷ったが、やめておいた。

勝川駅前は実に閑散としていて、一杯飲むところがあまりなかった。そんな中で見つけたのが人情屋台。お店の中が屋台風にいくつか区切ってあって、焼き鳥中心のブース、鉄板焼きのブース、おすしのブース、おでんのブースみたいになっている。とりあえず手前の焼き鳥のコーナーでビール。残念ながらあまり好きではないキリン一番しぼりである。でもお風呂でさんざん汗をかいたあとなので、そこそこおいしい。つまみは生タコのキムチ和えと砂肝刺し。今回は食べなかったが、他にもハツ刺しなどもあった。よほど専門店か高級店でないと、なかなか鶏の内臓の刺身は食べられないと思っていたのだが、このように気軽に入れるところでこのような珍味を食べられたのは幸運だ。そしてシェフは感じのいい人だった。外見がゴテゴテ派手だったこともあり、あまり期待していなかったのだが、思いの外(失礼!)いい飲み屋だった。

この流れで「しめ」といえば、もう南口の敦煌しかない。(実際のところ、それぐらいしかお店が開いていない。)前回は坦々刀削麺をいただいたが、今回は焼き刀削麺を注文した。刀削麺を焼きそばにするとどうなるか、ちょっと興味があったのだ。結論からすると、やや脂っこいものの、おいしかった。同じ麺の中でヒラヒラ・プルプルの食感とコリコリの食感が同時に楽しめるのは、刀削麺ならではである。そして何より、ボリューム満点でお腹いっぱいである。

まったく無計画に勝川へ行ったが、お風呂も、飲み屋も、刀削麺も、とてもいい感じだった。満足々々。

現代感覚の焼きそば

2005年11月09日 | 地元の話
岐阜県羽島郡にある旭屋の商品。春日井駅の北、貴船町のナフコT-oneで発見。焼きそばにおける現代感覚とは何だろうか? 残念ながらパッケージに解説がないので、実際に食べてみて考えるしかない。

食べてみた。麺が細いので、かりっと香ばしい感じがする。お祭り屋台の「ソース焼きそば」のべたっとした感じとは違い、ずっと軽い食感だ。おいしいと思う。よくわからないが、これが現代感覚というものであろうか。

ここで私は考えた。そもそも「現代感覚」って何だ? 焼きそばに限らず、現代的な感覚って何だ? 哲学的な問題を投げかける焼きそばであった。

春日井温泉

2005年11月08日 | 地元の話
仕事の帰りに春日井で途中下車し、春日井温泉へ行ってきた。春日井駅北口の正面の通りをずっと北へ行くと10分たらずである。通常の銭湯(380円)としても利用できるし、サウナつきのスーパー銭湯(500円)としても利用できるようになっている。私は銭湯コースで入った。

風呂場は非常に広く、明るくてきれいだ。通常のお湯、どこからか汲んできた天然温泉、薬湯、電気風呂、そして外にしつらえた露天風呂と、変化に富んでいる。

こういう街中の施設にある汲み置きの「天然温泉」はお湯を循環させていることもあって、ときどきあまりきれいでない感じのするものがあるが、ここはよほどよく濾過しているのだろうか、とてもいい感じだった。少しとろっとした感じの柔らかいお湯だった。

室外の露天風呂は、少し空が見えるという程度。そのかわり、目の前の崖に岩や木がめぐらしてあり、さらに小さな滝まで作ってあり、なかなか風流である。普通の380円銭湯でこれだけ作ってあるのは珍しい。力作である。

あえて難点を挙げるなら、禁煙でないことである。タバコを吸う人にとって風呂上がりの一服はとてもおいしいものらしいが、タバコを吸わない人にとっては、せっかく体を洗ったのにタバコに臭いがついてとてもイヤなものである。そして、おおむねタバコを吸う人はバカなので、まったく周りに気をつかわない。本当はこういう健康施設は全館禁煙にするか、分煙を徹底してほしいが、もしそれが無理であればせめて焼肉の無煙ロースターのような排気装置つきの灰皿を設置してほしい。私の知っているところでは、東京・早稲田の「松の湯」がそうしている。

とてもいいお湯で、春日井駅まで歩き、高蔵寺まで電車に乗り、そこから自転車で帰宅するまでホカホカであった。380円のオアシスである。おすすめ。

伊勢うどん

2005年11月06日 | 地元の話
せいぜい「東海地区」という大きなククリでないと、伊勢は地元ではない。そして私は伊勢へ行ったことがない。せいぜい伊勢出身の友達がいるだけだ。しかしあえてこれを地元のモノと呼んでおこう。なぜなら、いつもこれを坂下のナフコで買うからだ。そして、このあたりではナフコでしか伊勢うどんを扱っていない。そして、そこそこ人気商品なのか、遅い時間にゆくと商品棚に並んでいないことがある。



茹でて丼に盛り、醤油ダレをかける。



手短にいうと、極太でまったくコシがなく、つるりダランとした麺である。伊勢うどんの楽しみは、口の中がいっぱいになる感じと、ずるっとした食感と、そしてたまり醤油の風味である。柔らかくて胃に優しいし、つるつる食べられるので、朝のおめざによろしい。二日酔いで気分が悪くても、まあこれなら食べられる。和風麺でも中華麺でも、私はコシの強いものが好きだが、これはまた別ジャンルとして好きである。

ピーチライナー廃止か

2005年11月05日 | 地元の話
初めに白状しておく。私は小牧をバカにしている。小牧出身の人たち、小牧に住む人たち、個人々々には何の偏見もない。私は偏見や差別は大嫌いだ。しかし、私は小牧をバカにしている。なぜならば、ゆがんだ郷土愛ゆえに、隣人である春日井に対してヒガミをもったり、また住民の利便性を犠牲にしたりする。やっていることは春日井に二番煎じである。そのくせ、やたらと「春日井には負けたくない」といいう負け犬根性が丸出しである。

いよいよ桃花台線(通称ピーチライナー)が廃止になる方向にあるらしい。高蔵寺ニュータウンに続く二匹目のどじょうを狙って小牧市が開発した桃花台。実際のところ、鉄道の便のよい高蔵寺ですら未開発地があるというのに、さらに交通の便の悪いところに宅地開発をしてうまくゆくはずがない。春日井のサルまねをして、大量の税金を土建屋にタレ流して、小牧はゴーストタウンを作った。そのままでは不便すぎてベッドタウンにならないので、新しい交通手段を作ろうと考えた。直線距離と利便性を考えれば、高蔵寺へ出るのが便利である。中央線でそのまま名古屋市内へ出られる。しかしときの小牧市長は、交通手段を春日井に伸ばすことを許せなかった。どうしても小牧市内にもってゆきたかった。ゴネにゴネて、新交通システムを名鉄小牧へ伸ばすことにした。当時、名鉄小牧線は上飯田が終点で、市内に出るためには地下鉄名城線・平安通駅まで歩かなくてはいけなかった。ノロノロと走るピーチライナーに乗り、小牧線に乗り、上飯田から平安通りまで歩き、そこからさらに職場まで……残念ながら、桃花台の住民は小牧市長がふりかざした偏狭な郷土愛よりも、日々の利便性を優先した。当たり前である。小牧市長は小牧市内から小牧市役所へ通勤する。小牧市長は市境の内側のことだけに気持ちを集中する。しかし桃花台の住民の多くは小牧市内ではなく、名古屋市内へ通勤するのである。桃花台の住民たちは、小牧市長のキモ入りのピーチライナーには興味をしめさず、わざわざ住民の署名を集めて、名鉄バスのはたらきかけ、高蔵寺へ出るバス路線を作ってもらった。「官の思惑」と「民の希望」のズレがこれほど明らかに、そしてこれほど皮肉な形で現れるのも珍しいだろう。今では高速道路を利用して名古屋市内へ直行するバスもあるという。それほどまでに住民に愛されていないピーチライナーだが、そのツケはずっしり小牧市民にのしかかってくる。かつて小牧市長がゴネたツケを払わされるのである。結論。小牧とは悲劇である。そして、心から「私は小牧に生まれなくてよかった」と思う。つまり、小牧とはそういうところである。

異論反論大歓迎。議論から新しい視野が広がるのはよいことだ。

近藤産興(さっそく続報)

2005年10月31日 | 地元の話
近藤産興さんからさっそくお返事をいただいた。1984年冬、テレビ愛知の放送開始とともに放映しているとのことなので、21年やっていることになる。少し改編したところがあるものの、基本的には放映開始当時と変わっていないという。30秒モノのCMでこれほど長寿なのも珍しいと思うがどうだろうか。

21年というと、あの女の人たちは今40代であろう。お孫さんにはちょっと早いか。どうも失礼、失礼。