メルサがあるがね

名古屋郊外・春日井で暮らす日々

鹿島-名古屋戦残念記

2006年08月31日 | サッカーの話
鹿島のインターネットラジオと2ちゃんねる実況板で状況を把握。敵方ながら、アントラーズのインターネットラジオ中継はすばらしい。さすがはサッカー先進地域だ。名古屋も含めて、おおいに普及すべきである。地元のファンのためというのはもちろんだが、遠征できないアウェイチームのサポのためにも、おおいに普及すべきだ。何となれば、J1のすべてのチームに義務づけてもいいと思う。

さて、試合の方は、家本が大暴れだったらしい。鹿島の2点目のPKは、鹿島ラジオのアナウンサーですら、どういう理由でPKなのかわからなかった模様。おそらく家本の脳味噌の中で何か超常現象が起きたらしい。

夜11:00からBS-iで録画中継があった。もともとは(BSを見れる環境の)実家まで見に行こうかと思った。でもやめた。私の大好きなグランパスが、「キ印」家本に踏みにじられるのを見るのは我慢できない。

ファンタジーサッカー第20節の結果

2006年08月30日 | ファンタジーサッカーの話


実はチームを編成するのを忘れていた。前回(第18節)のままの顔ぶれである。しかし、結果として77点といい成績になった。もともと活躍しそうな選手を選んでおいたのは確かだが、それらの選手が第20節にも出場し、それぞれにいい活躍をしたのは偶然だ。さらに、選んでいた選手のチーム(横浜FM、千葉、清水、名古屋)がお互いに対戦しなかったのも、また偶然だ。今回は何の努力もせず、ただ幸運だけでいい成績になった。地域リーグでは100位ちょっと上げて1714位、リーグ共通では650位ほど上げて35296位となった。そして5億5000万を超えた。

台湾ラーメン

2006年08月29日 | 食のよろこび
先日のG大阪戦の日に「名古屋パワー」を高めようと思い、作ってみた。麺は少し前に作って寝かせておいたもの。記事をコネたときややお酒が入っていたので、細かい分量は忘れてしまった。強力粉200グラムに水70cc、液体かんすい5ccぐらいだったと思う。

挽肉は豚カレー用の四角切り肉を中華包丁で叩いた。分量が多ければフードプロセッサを使うところだが、少しだったので包丁でやった。本当はゴンゴン叩きたいのだが、音が響くと近所迷惑なので、切るようにしておろした。あまり細かくできなかった。味付けは豆板醤+唐辛子+チューブ味噌(甜麺醤のかわり)+酒。最後に五香粉で風味をつける。挽肉の辛さが台湾ラーメンの命。大胆に辛くしてみた。

スープは鶏皮をじっくり煮たもの。鶏皮が安くなっていたので買っておいたもの。脂がたくさん出るので、それは取る。味付けは薄く塩味。他には何も入れない。

麺を茹でて丼に盛り、挽肉を散らし、スープをかけ、上にニラを散らす。ハイできあがり。



食べてみた。普通に台湾ラーメン。まずくないということは、まずまずの成功と考えてよかろう。もう少し挽肉を多くしてもよかった。前に作った汁なし坦々麺のイメージが頭に残っていて、挽肉を控えめにしてしまった。もう少し細く挽いて、丼全体に広げるとそれらしくなっただろう。

今年こそ鹿島で勝利を

2006年08月29日 | サッカーの話
鹿島スタジアム、それはグランパスサポにとって忌まわしき場所である。グランパスはJリーグ開幕以来一度も鹿島スタジアムで勝ったことがない。私も東京に住んでいたころ一度遠征したが(鹿島は東京からでも「遠征」というにふさわしい場所である)、見事に切り捨てられた。冷たい雨の降る日だった。

毎年一回、この忌まわしき場所で試合がある。そのたびに「今年こそは」と期待し、そのたびに打ちのめされてきた。しかし、あえて言おう、今回こそ勝てるかもしれない。サポの心はいつもお花畑だが、今回はそれを裏打ちする事情がある。次節の鹿島は非常に厳しい。
  • 小笠原が移籍した。
  • 本山が故障した。
  • “QBK”柳沢が出場停止。
  • 8月に入って0勝2分け2敗と流れが悪い。

グランパス側にも困難がないわけではない。ヨンセンがノルウェー代表に召集された。これ自体は喜ぶべきことだが、戦力的には痛い。ヨンセンを中心においた3トップの布陣がグランパスの好調を支えてきたからだ。さて、どうするか?

このまま4-3-3でゆく方がいいと思う。これがグランパスにとって最適な布陣かどうかは疑問がないわけでもないが、今はこれでうまくいっている。うまくいっているときは変えない方がいい。単純にヨンセンのところに陽平を入れよう。

   陽平
平林    杉本

 藤田  中村
   山口

本田    大森
 古賀  スピ

   楢崎

なぜ平林か?前線でキープできるから。ロングボールを陽平に当てて、平林がキープする。そこへ藤田や中村が攻め込む。そんな攻撃が有効だ。片山も悪くないが、正直に言うと平林を見てみたい。津田は後半にとっておく。後半にスピード勝負をかけたいとき、または杉本の足がつったときに、津田を投入したい。津田をスタメンで使うと、後半の攻撃のオプションが減る。

中断明けからグランパスには勢いがある。そして、逞しくなった。失点をしても下を向かず、すぐに取り返しゆく姿勢がある。この強い気持ちをもって戦えば、今年こそ鬼門の鹿島を征服することができると思う。そう願いたい。

名古屋-G大阪戦観戦記

2006年08月28日 | サッカーの話
瑞穂にジョージ降臨。全てを破壊し尽くすこの魔王が、聖地瑞穂に降り立った。いつかは避けられないことであるが、とうとうその日が来た。(グランパスにとっては今シーズンの「初ジョージ」である。)他のチームと同じく、魔王ジョージにはこれまで散々苦しめられてきた。グランパスに対するジョージのやり口はこうだ。基本的にグランパスは悪玉と決めつけおり、相手方有利に進める。(魔王に「悪玉」と決めつけられるって何?)ただし、相手方がジョージの逆鱗に触れるような行為(必ずしもプレーではない)をした場合には、「悪玉よりも悪い」という扱いになり、立場が逆転する。そうでない限り、ジョージは相手方チームのお友達だ。

グランパスの布陣はこれまで通りの4-3-3。ただし、左ウイングに玉田ではなく津田。(玉田はベンチも外れた。)

   ヨン
津田    杉本

 藤田  中村
   山口

本田    大森
 古賀  スピ

   楢崎

スピラールはグランパスレッドのフェイスガード。いいセンスだ。サポのハートをわしづかみ。

これに対して、G大阪はフェルナンジーニョがベンチ、橋本・家長はベンチ外で、ベストメンバーとはほど遠い。さらに、試合開始早々に山口が故障した。

前半は互角かグランパスが優勢ぐらい。特に守備面が充実していた。最終ラインを高くし、中盤をコンパクトにし、厳しくプレスをかけた。サイド攻撃に対しては2人で囲んでライン際へ追いやった。また、左ウイングの津田が守備でも攻撃でもキビキビよく動いたのが印象的だった。初スタメンで気合いが入っていたのだろう。またヨンセンは、かの名セリフ「ヨンセン何人いるんだ?」のように、攻撃に守備に奔走していた。ものすごい運動量とスタミナだ。(彼は涼しい北欧から蒸し暑い名古屋へ来て、週2試合のペースでフル出場している。)CBの古賀・スピラールもきっちり仕事をしていた。

攻撃面は単調だった。ロングボールをヨンセンにあてて、こぼれたところを拾う、あるいは相手に奪われたところを奪い返す、この繰り返し。この点は不満が残る。甲府戦でみせたようなサイド突破や、ジュビロ戦でみせたような速いパス回しはなかった。攻撃のバリエーションは多い方がいい。特にサイド突破が少なかったのは残念だ。杉本・津田という高速ウイングがいて、中央にヨンセンがいる。サイドから崩してゆけば、もっとチャンスができたはずだ。少なくとも、G大阪の守備陣をかきまわし、疲れさせることはできたはずだ。そんな中でも、2列に上がった藤田がイキイキしたいのが印象的。これまではその経験を活かして「現場監督」として後列からのコーチングが重要な仕事だった。藤田は献身的にそれをこなした。4連勝の原動力は藤田のコーチングだと言ってもいいほどだ。しかし、この日の藤田は本来のポジションで、本来の動きをした。そこにはベテランの味ではなく、貪欲にゴールを狙う狩人の瑞々しい感性があふれていた。それを可能にしたのは、言うまでもなく山口慶の成長である。

G大阪の守備陣はヨンセンを徹底マークした。宮本ではカバーできないと見ると、シジクレイが密着マーク。あの2人は相当やりあっていた。シジクレイは審判の見えないところでかなり悪どいことをしていたが、ワールドクラスのサッカーではよくあること。ただ、審判の見えるところで露骨に押したり、ひっぱったりしても、多くの場合でお咎めなしだったし、しばしばヨンセンのファールをとったこともあった。このあたりはジョージらしい。必死にG大阪をサポートしていた。

得点シーンはどれもスピードに乗った攻撃から生まれた。組織だったチームを崩すのはスピードだ。グランパスにはそれがある。藤田のゴールはPK、本田のゴールはFK、どちらも止まったボールからだが、PKを奪ったのも、FKをもらったのも、すべてスピードに乗った攻撃から。そして直志のゴールは忍者のようなボール奪取から一気に決めたもの。「代表効果」などと安直なことは言いたくないが、オシムに呼ばれてから、直志のプレーが目に見えてよくなった。セフさんが直志を右サイドに張り付けるのあきらめたことも関係しているが。

本田の芸術的FKについては多く語る必要はあるまい。夕べの「やべっちFC」でも繰り返しあの映像を流していた。ジュビロ戦での「揺れて沈むキック」、そして今回の「折れ曲がるようなキック」、この若者のポテンシャルと努力には、そら恐ろしいものを感じるほどだ。かつて本田がG大阪の下部組織で昇格できず、星稜高校を経てグランパスへ入団したという経緯を考えると、「してやったり」という気分だっただろうと想像する。しかし、実際には、そんなサポの感傷とは無関係に、彼は目の前の試合で全力を尽くすことで精一杯だろう。そして一試合ごとに成長している。

さて後半。G大阪の西野監督はたまらずフェルナンジーニョを投入。これで大きく流れが変わった。このネズミのように小さくてすばしこい選手が「フェルナンジーニョ何人いるんだ?」状態で中盤を走り回る。前半からオーバーペース気味のグランパスの中盤はこれで崩壊。目の前のマークに追われて、三角形を維持することができない。最終ラインも然り。ボールを弾き返すのが精一杯。つくづくフェルナンジーニョこそがG大阪の真のキーマンであると確認。以前にTV中継を見ていて、フェルナンジーニョのプレーに「うまい、速い、小さい!」と唸ったことがある。(家族は大爆笑)いやはや、生で見てもその通り。本当にうまい、速い、そして小さい。印象としては「増川の半分ぐらい」だ。

後半、フェルナンジーニョに苦しめられつつも、グランパスには何度かチャンスがあった。しかし、ジョージがG大阪の露骨なファールを見過ごしたり、副審が訳のわからないオフサイドをとったりして、危険の芽を的確に摘んでいった。後半の攻撃面についていえば、シジクレイよりも、宮本よりも、審判こそが敵だった。G大阪のDF陣よりもはっきり、審判の間で「これ以上グランパスには点をとらせない」という意志が徹底していたと思う。

セフさんは足のつった津田に変えて増川(左SBに入り本田を1列上げる)、藤田に変えて渡邊(センターハーフに入る)を投入。3-5-2の布陣に変える。

  ヨン  杉本

本田  中村  大森
  渡邊  山口

 増川 スピ 古賀

    楢崎

渡邊が好調で、ベンチ内でも優先順位が高いことを確認。もう少し守備面が安定すれば、渡邊を左SBに入れることもできるだろう。今のところは増川の方が信頼されているようだ。(ただし、この日の増川はとても集中力が散漫だった。)さらに、足の止まった杉本に変えて練習生の橋本を投入。この交代には疑問が残る。大きくリードしている、あるいはされているという状況ではない。あと1点取れれば、勝ち点が3になる。とにかく1点ほしいのだ。この状況では、少しでも経験のある陽平を入れるべきだった。私はそう思う。橋本は懸命に走ったが、周囲とまったく連係できず、ゴールを奪うことはできなかった。橋本を責めるつもりはない。デビュー戦で、後半の厳しい状況で投入されて、結果を出すことは難しい。

結論。勝てる試合だった。勝ち切れなかった要員は、ジョージとフェルナンジーニョに予想外に苦しめられたこと。これにつきると思う。それを差し引いても、これが実力であろう。非常に重苦しい内容の試合だった。

汁なし坦々麺

2006年08月26日 | 食のよろこび
前から汁なし坦々麺は好きだった。前回わりとうまくできたので、さらにおいしく作れるようになりたいという気持ちが高まっている。ラーメンとも冷やしラーメンとも違う、独得の世界である。

麺を作ろうとしたら、うっかり強力粉を切らしている。そういえば、このところ立て続けに麺を作っていた。さてどうしたものかと、ややお酒の入った頭で考えて、「中力粉とセモリナ粉を混ぜてよくコネる」というシラフではとうてい思いつかない方法を選択した。汁なし坦々麺はやや太目で固すぎない麺がいいと思う。加水率を高くする。セモリナ粉の在庫が60グラムほど。それに中力粉を足して200グラム。水70cc、液体かん水10cc、粗塩少々を加えてコネた。加水率40%で、この時期としては柔らかい。セモリナ粉のせいか、かん水が効いたのか、いつもより黄色っぽい生地になった。

少し休めてからパスタマシンで伸ばす。柔らかめの生地はすーっと伸びる。何度か伸ばしたりたたんだりを繰り返して、目盛り4で麺にする。やや太目である。冷蔵庫で2晩寝かせた。

豚肉は中華包丁で叩いた。大胆な粗びきである。弱火でそぼろにし、甜麺醤がわりのチューブ味噌と酒で甘い味をつける。

タレは練り胡麻をスプーン3、醤油をスプーン2、特製辣油(前回よりさらにパワーアップした激辛)スプーン3、酢を少々。少し嘗めてみると、胡麻の香りと辣油の辛さが口いっぱいに広がる。強力なタレができた。

今回はさらに花椒(中国山椒)をたっぷり利かせようと思う。ビニール袋に花椒を入れて、麺棒で叩きつぶす。あたり一面に独得の酸っぱい匂いが広がる。

麺を茹でてよく湯切りし、タレに絡める。皿に麺を広げ、ボウルに残ったタレも盛り合わせ、挽肉を置き、そこへ追加の特製辣油と花椒を加える。さっと湯がいた小松菜を散らして完成。



食べてみた。前回に続いて濃厚な味。甘い挽肉と、タレの辛さがいいコントラストだ。食べ進めるうちに、パワーアップした辣油と花椒の辛さが口の中に蓄積してゆく。刺すような爽やかな辛さではなく、濃厚な胡麻の風味と一体化してズシンと重い刺激がのしかかってくるような感じ。そして、久しぶりに「あ、これやばいかも」と感じた。辛い料理を食べると、いつもなら肩・胸・背中に汗をよくかく。全身で辛さを感じている。しかし、このとき私は首から上だけ汗をかいていた。そう、辛いものが苦手な人が辛口カレーを食べたときの状況だ。こんな汗のかき方はめったにない。明らかにおかしい。

嫌な汗をかきつつ、完食。味そのものはおいしかった。あえていえば、ちょっと濃厚すぎた。練り胡麻が多すぎたか。酢とか生姜とかを利かせると、後味がさっぱりしたと思う。タレはまだまだ改良の余地がある。

汁なし坦々麺、ハマりそう。

ご近所ぶらりぶらり

2006年08月26日 | 地元の話
このごろは在宅勤務のような状態で、自宅にいることが多い。わが家には冷房設備がない。非常に暑い。日に日に元気がなくなり、出かけるのが億劫になり、暑い部屋でさらに元気が奪われる……という悪循環を繰り返していた。そこで昨日は思い切って外に出た。どこか涼しいところで仕事をしようというわけである。出川の業務スーパーへ行きたい用事があるので、そちら方面へ。



円福寺近くの農家のガレージで昔ながらの唐箕があった。ブルーシートに覆われているが、紛うことなき唐箕である。私が子供のころは刈り入れのころ実際に使われていたと思う。小規模な農家では今でも使っているのだろうか。



西松屋のとなりにココストアができた。もうすぐ開店。駐車場が広い。このあたりのお店では大事な要素だ。「春日井の人は近所のコンビニへ車で行く」というぐらいだから。後で調べたら、このあたりは白山町の南端である。隣のJERRY'S UNOは不二町、交差点を越えて明楽コーヒーからは松本町らしい。今から25年前、このあたり一帯はすべて田んぼだった。

不二農協わきのデニーズで仕事。平日昼下がりのファミレスはおばちゃんたちが多い。私の隣のご一行様は、1時間以上にわたってひたすら芸能話をしていた。世間の暇なおばちゃんたちとはこういうものか。ウェイトレスさん、ちょっとファンデーションが厚塗りだったけど、なかなか美人で感じのいい人だった。区切りのいいところまで仕事を進めたところ、冷房ですっかり体が冷えた。場所を変えよう。



あてもなく高蔵寺駅方面へ向かう。線路をくぐり、南へ。新東谷橋を渡るところで撮影。逆光になってしまったが、川岸の緑がきれいだった。そこから東谷橋へ回り、コメダコーヒーへ行こうと思ったが、道路工事で自転車では通行できない状態だったので、あきらめた。お腹が減ってきたので何かを食べようと思う。



高蔵寺農協2Fの与三郎そばへ来た。お気に入りである。「与三郎2枚(のりなし)」である。ここの特徴は固くて黒い田舎風のそばと、甘口と辛口とつゆが2種類あることだ。まず辛口で始めて、2枚目に入るところで甘口を混ぜ、味の変化を楽しむ。薬味を順々に変え、こちらも変化を楽しむ。おいしく楽しくいただいた。

与三郎そばを出て、気噴のユーストアへ向かう。脇のパン屋でコーヒーを飲みながら少し仕事をし、夕方の値引きになるのを見計らって買い物をする。残念ながら、この日はあまり安くなかった。

帰り道に業務スーパーでオリーブ油などを買い、バロー横の中部薬品にも立ち寄り、自宅に戻ったのは夜7時すぎだった。このごろはずっと自宅に引きこもっていたので、久しぶりの外出だった。気分が変わって楽しかった。

冷やし“ビール”中華第2段

2006年08月26日 | 食のよろこび
“ビール麺”第2段である。強力粉300グラム+サントリーモルツ105cc+液体かんすい5ccで、加ビール率36.7%である。この時期にしては柔らかめである。天然水+ビール効果で多加水熟成麺にしようと思う。いつも通りに生地をコネ、パスタマシンで目盛り9まで伸ばし、もう一度目盛り9を通して、極細麺にした。前回のビール麺と同じく、見た目はチキンラーメンっぽい。

タレは鯛スープを昆布だしで割った合わせだしに醤油+酒+牡蠣ソース+唐辛子+ごま油+酢で、ややピリ辛にした。

具はいつものように、冷蔵庫にあったものを適当に。丸いハム細切り+卵薄焼き細切り+ピーマン細切り+エノキの茹でたものである。



食べてみた。麺はとてもツルツルとしてなめらかだ。やはりビールでこねると麺がツルツルになるようだ。これはおもしろい。今回は薄い極細麺なのでモチモチ感は強くないが、麺自体はしっかりしている。太目にすると、モチモチでツルツルになるのではないだろうか。

具とスープは思った通りの味。久しぶりに丸いプレスハムを食べたけど、まるでゴムを食べているようにプニプニして、おいしくなかった。いかにも冷やし中華っぽいという風情はあるが、あまり好きではない。

さあG大阪戦だ

2006年08月26日 | サッカーの話
つくづく強行日程である。4連勝に浮かれ、川崎F戦で現実を見せられ、ようやく気持ちの整理がついたと思ったら、もうG大阪戦だ。選手たちは精神的にも肉体的にも疲労のピークであろう。サポも一喜一憂してフラフラだ。しかし、ここを過ぎれば、週1試合の通常ペースに戻る。ここが正念場と思って、力の限り応援しようと思う。個人的にはまずは腰痛を治さなくては。

前節からの大きな動きは次の通り。
  • 本田が休養充分で戦線復帰。
  • スピラールがお面をつけて戦線復帰するらしい。
  • 藤田が休養充分。
  • キムジョンウは怪我で出られないらしい。(残念!)

さて、この状況の中で、難敵G大阪とどう戦うのか?いや、もう少し謙虚に考えよう。どうしたら、G大阪とまともに戦えるのか?内容がグダグダでも、同レベルのチームや勢いのないチームとは互角以上に渡り合える。しかし、実力と完成度の高いチームには全く歯が立たない。残念ながらこれが現実だ。昨年までは「強きを挫き、弱気を扶く」がグランパスの旗印(?)だった。2003年後期のアウェイ浦和戦やら、2004年度シーズン末のホームG大阪戦など、まさに「上位に強いグランパス」を見せつけた試合だった。そのたびに TOTO ファンから恨まれたものだ。しかし、今年は違う。基本的には地力の低いチームや、勢いのないチームに勝ち、その他は負けるか引き分ける。これまでに勝った試合とそのときの状況を考えよう。
  • 第1節C大阪(H):チーム状況が最悪……いまだに最下位に低迷。
  • 第4節福岡(A):チーム状態がとても悪い……C大阪に続いて降格圏から抜け出せず。
  • 第15節大宮(H):珍しく好調のチームに勝った。しかし内容はグダグダ。
  • 第16節千葉(A):“新兵器”ヨンセンが爆発。内容は互角。アマル監督のヘボ采配に助けられた。
  • 第17節甲府(H):相手の決定力不足に助けられた。点差が開いたものの、内容は互角。
  • 第18節磐田(H):相手のグダグダぶりに助けられた。

こう見ると、昨シーズンまでの名古屋らしさを発揮したのは第15節の大宮戦だけだ。今年の名古屋は TOTO ファンに優しい。これはいけない。

さて、次は「圧倒的に地力が強い」そして「前回完膚なきまでに叩かれた」相手であるG大阪だ。前節はコテンパンにやられた。どう戦うべきか?ヨンセンのおかげで、前線の決定力に大きな差はない。フェルナンジーニョとマグノアウベスは恐ろしいが、ヨンセンには彼らにない高さと強さがある。フェルナンジーニョは欠場するかもしれない。問題は中盤だ。遠藤・二川・明神・加地は怖い。家長も怖い。つまり、中央突破もサイド攻撃もどちらも怖い。

普通に考えて、グランパスが試合を支配できるとは思えない。いかに、G大阪の攻撃をしのいで、少ないチャンスを活かすかが問題である。残念ながらこれが現実だ。ここから前向きに考えよう。いかにG大阪の猛攻に耐えるか?私の考えでは、2つ現実的な策がある。別の言い方をすれば、現実的な策は2つしかない。

  1. バランスよく守ってカウンターを狙う。
  2. 根性で守ってカウンターを狙う。

前者は、たとえば昨シーズンのアウェイ柏戦だ。柏サポに襲撃を喰らったあの試合だ。(私は騒ぎの5分前まで現地にいて、危うく被害者になるところだった。ちなみにあれは満月の夜だった。)ネルシーニョ時代のいい試合はこのパターンが多かったと思う。「堅守速攻」である。もう少し遡れば、ベルデニック時代はほとんどこのパターンだったと言ってもいい。後者は、昨シーズン後半のホームG大阪戦、あるいは昨々シーズン後半のアウェイ浦和戦だ。アドレナリン全開で、奇跡を起すという戦い方だ。効率の悪いやり方ではあるが、グランパスは強敵を相手にそれを何度も実現してきた。


前者は戦術家の美しい発想であり、後者は策士の現実主義的な発想である。サッカーにおいてわかりやすい正解はない。常に結果が手段を正当化する競技だ。あまり現実主義に走りすぎると、モウリーニョのように嫌われる。しかし、チェルシーが確実に力を伸ばしている一方で、レアル・マドリーが主要なタイトルから遠ざかっているのもまた事実だ。(「銀河系軍団」の中盤の要だったマケレレが「現実主義軍団」の中心選手になっているのは何と皮肉だろう!)サッカーにおいて敗者が勝者を批評する権利はない。

さて、わがグランパスはどちらの態度をとるべきか?今のグランパスの状況を考えると、戦術としては前者で、精神としては後者でいう折衷案が考えられる。折衷案という言い方はよくない。精神的には後者で、現実的には前者だ。つまり、やる気マンマンの主力選手を中心に、バランスよい布陣で、きっちり守り、速攻で点を取るサッカーだ。

私が考える布陣は4-4-2。

   ヨン   杉本

  本田     中村
   藤田   山口

増川 古賀  スピ 大森

     楢崎

前節の惨敗で「現場監督」藤田の重要性がはっきりした。セフさんが藤田を使わなかったのは、休ませるためだと考えたい。藤田を起用して4連勝し、その中で藤田のコーチングがどれほど重要だったか、客席やテレビの前で見ているサポよりも、ピッチ脇で見ているセフさんが一番よくわかっているはずだ。

杉本には「遠慮なく走れ」という指示があるはずだ。玉田でも、津田でも、「鉄砲玉」はいる。左サイドなら片山だって走れる。グランパスがG大阪より優れている点は、前線のスピード、そしてセットプレーの高さしかない。悔しいがこれが現実だ。

玉田は前線からのプレスをしないので、スタメンから外すべきだと思う。ただし、その突破力は大きな武器だから、後半に試合の流れを変えたいときに投入したい。ベンチに玉田がいれば、杉本は遠慮なく走れるだろう。あえて3トップにするよりも、スピード派FWを時間差で起用する方が有効だと思う。スタメンを外されると、玉田は悔しいだろう。その悔しさが、いいパフォーマンスを産む。グランパスは競争社会だ。玉田のための予約席はない。

左SBは渡邊か増川か迷う。スペシャリストは渡邊だ。前節いい攻撃参加をしたという。しかし、守備力に心配がある。増川はとりあえず渡邊よりは守れる。少なくとも、でかくて迫力がある。「堅守速攻」という発想であれば、増川が better だと思うが、攻守のバランスを考えれば渡邊という選択も悪くないと思う。

そして次節の主人公は覆面DFスピラールであろう。もともとケガに弱いらしいという噂があり、実際に今シーズンもケガで長期離脱していた。しかし、その実は熱い血の燃えたぎる「漢」であり、決定的なチャンスをつぶすためには顔の骨を犠牲にすることも厭わない「漢」である。「マレクのために勝つ」という意識がチーム全体にあれば、ポテンシャルの120%、あるいは150%の力を出せるだろう。そうすれば、負けそうな試合を引き分けにすることができるだろうし、引き分けそいうな試合で勝つことができるだろう。根性論は大嫌いだが、根性なしで勝てるほどサッカーは甘くない。根性の向こうにあるものをつかむために、根性を発揮しなくてはいけない。選手も、そしてサポも。

川崎-名古屋戦残念記

2006年08月24日 | サッカーの話
腰痛で遠征できず。ただ2ちゃんねるの速報版を見ていた。詳しいことはわからない。右サイドに杉本、左サイドに須藤という斬新な布陣だったが、これが裏目に出た模様。杉本を右サイドで使うのは攻撃面で魅力的だが、やはり守備に難がある。特に突破力のある相手とマッチアップするのは不利だ。前半のうちに杉本を諦め、右サイドに大森を上げ、左サイドに渡邊を入れ、最終ラインに増川を入れた。

セットプレーから3失点はいただけない。これでは勝てる試合も落としてしまう。速報版を見る限り、こぼれ球を拾われて、ノーマークの状態で決められた模様。今期のグランパスはセットプレーのこぼれ球からの失点が多い。マークがはっきりしていないようだ。次のG大阪戦にむけて、早急に修正しなくてはいけない。

連勝にうかれていたが、久々に「自分の立ち位置」を思い知らされた。さあ現実に戻ろう。川崎・G大阪・鹿島の強豪3連戦は、1勝1敗1分けぐらいで乗り切りたい。

冷やし“ビール”中華

2006年08月22日 | 食のよろこび
深夜のお料理バラエティ番組で、餃子の皮を作るのに生ビールを入れるという話を聞いた。そのシェフは、ドイツのパンに生地にビールを混ぜるという作り方があるのを聞いて参考にしたという。ビールを混ぜて餃子の皮がおいしくならなら、中華麺だっておいしくなりそうだ。というわけで、さっそく2種類の“ビール麺”を作ってみた。今回はその第一段。生地は強力粉250グラム+セモリナ粉50グラムにヱビスビール(!)100cc、液体かん水5cc。加ビール率35%。セモリナ粉を入れたやや固めの生地で、しっかりとした極細麺をめざす。ビールを入れると生地がなめらかになるという話だが、果たしてどうなることか。

パスタマシンで伸ばしてゆく。目盛り9の極細麺にする。前回の反省を活かして、まず一度目盛り9で伸ばし、それをもう一度目盛り9で伸ばす。すると本当に薄い生地になる。それを細麺にする。感じとしては、チキンラーメン。薄くてやや平たいあの感じ。この麺を型に入れて油で揚げればチキンラーメンになりそうだ。

スープは前回も使った鯛スープ。ただし、昆布だしと合わせてまろやかにしてある。味付けは煮切った酒・みりん、そして塩。香りづけの醤油と後味をよくする酢を少しだけ入れた。

具はにんじん・細アスパラ・オクラ・水菜・ほぐした鶏むね肉。



食べてみた。麺は予想通りしっかりしている。ただ、いつもよりつるつるしている。口あたりというかのどごしというか、つるつる感がいい。これがビール効果か? 初めてなので何とも言えないが、今回に限っていえば、しっかりしているのにつるつるといういい感じの麺になった。

さあ川崎戦だ

2006年08月22日 | サッカーの話
前回のフクアリ遠征を断念したので、今度こそ等々力へ行こうと思っていた。そう思っていた矢先に腰を悪くした。症状としては軽いギックリ腰。今の状況ではとても遠征できない。90分応援するのもきついし、そもそも移動するのもきつい。残念である。次のホーム戦を休まなくていいように、今回は治療に専念しなくては。

さて、対戦相手の川崎は優勝争いの一角。中断明けからの成績は次の通り。
  • 13:●鹿島 2-4(カシマ)
  • 14:●浦和 2-0(等々力)
  • 15:○G大阪 3-2(等々力)
  • 16:△大分 1-1(九石ド)
  • 17:△横浜FM 1-1(等々力)
  • 18:●新潟 2-1(新潟ス)

中断前の勢いが衰えて、負けが込んでいる。ホームでG大阪に辛勝した以外は勝ち星がない。川崎は守備の固いチームではない。今シーズン川崎が完封したのは第9節の名古屋戦(0-2……瑞穂)と第12節のC大阪戦(1-0……等々力)だけ。まともな攻撃力のあるチームからは必ず失点している。基本的に「失点はするがそれ以上に得点する」という戦法で上位に上がってきた。別の言い方をすると、失点1は覚悟の上で、必ず2点以上取らなくては勝てないという構図である。それを考えると、このところの不調は得点力不足が原因である。

前節のアウェイ新潟戦では(J's Goal のレポートによると)ジュニーニョと我那覇がきっちりマンマークされて、自由にプレーできなかったという。ここにヒントがある。守備面での最優先課題は2トップをしっかり抑えること。次の課題は中盤の中村・マルコン・マギヌンらを自由にさせないこと。

失点を抑えれば、勝機はある。春にはコテンパンにやられたが、川崎はあのときの勢いがなく、グランパスはあのときのグランパスではない。今のグランパスは1試合に2~3点とっている。

さて我がグランパスは連勝中だが、状況は厳しい。欠場選手は次の通り。
  • 本田(カード)
  • 吉村(ケガ)
  • スピラール(ケガ)

一部筋によると、玉田の足がかなり悪いとか、キムジョンウが怪我しているとか、さらに不安材料がある。この前の磐田戦を見る限り、玉田は休ませる方がいいと思う。柏時代も無理をして怪我を悪化させた。本人のためもチームのためにも、それを繰り返してはいけない。キムは練習に合流しているらしい。本調子かどうかわからないが、うまくゆけば出られるかも知れない。さらにスピラールが強行出場?を希望しているらしいが、いくらなんでもそれは無茶だ。ここは少し休んで、怪我を治してくれ。それもまた戦いだ。注目すべきなのは、玉田にしろ、スピラールにしろ、主力級の選手が「試合に出たい」「勝ちたい」という気持ちを前面に押し出して戦っていることだ。前半戦の停滞した空気はもうない。これがグランパスの好調を支えている。

さて、どういう布陣が予想できるだろうか? 猛烈なスピードのあるジュニーニョと決定力のある我那覇、この2トップを抑えるには3バック、あるいはCB2人+アンカーの3人で対応すべきだ。問題は本田がぬける左サイド。それも攻撃面ではなく守備面。片山は守備に不安がある。特に3バックの場合はサイドが手薄になるので、片山では心配だ。そこで、前の磐田戦の後半で急遽左SBに入った増川だ。あの場面では、目的意識と役割分担がはっきりしていたせいもあるだろうが、割といい守備をしていた。前から少しだけ「増川左サイド」という考えをもっていたが、結構いけそうな気がする。3バックだとこんな感じか。

  ヨン  杉本
    キム
増川      中村
  藤田  山口

 古賀 秋田 大森

    楢崎

ただ、増川が中途半端に高い位置にいるのは、ちょっと不安だ。本人も慣れていないだろう。1列下げて4バックにする方が落ち着きがいい。

   ヨン  杉本

 キム      中村
   藤田  山口

増川 古賀  秋田 大森
    

     楢崎

やや守備的すぎるか? ただ、キムがボールをキープしている横を増川が豪快に(!)オーバーラップする姿など見物ではないか!?

先週と今週の蘭那さん

2006年08月22日 | グラTV蘭那さん
先週と今週のグランパスTVの丸川蘭那さん。


8月13日放送分

どういう名前かわからないが、内側に黒、そして薄手でゆるやかな黄色い上着を羽織っている。袖は七分。内側の黒と胸元の黒い線が呼応していて、ゆるやかだけど、だらしない感じはしない。大きな首飾り(というか胸飾り?)も、この衣装に限っていえば、いいアクセントになっていると思う。また、ウェーブをかけた髪もいい。全体として「ゆるやかだけど、しっかり決めている」という感じだ。先々週までの清楚なムードもよかったけど、個人的な好き嫌いで言うと、こちらの方が好きだ。それから、意図的かどうかわからないけど、背景の赤と組み合わせて「赤・黄・黒」のグランパスカラーになっているのもいい(笑)。


8月20日放送分

先週の派手な感じから一転、極端にかわいらしい路線へ。上は薄いピンクで、胸元に控えめなリボン飾りがある他は、シンプルそのもの。今回は首飾りもなく、胸元が大きく空いている。短い袖からは細い腕が出ていて、華奢な感じが強調される。また髪をボリュームのないストレートにして、ストンと落としている。お化粧もシンプルだ。(ただしまゆ毛はやや太い。)第一印象は「え、これ蘭那さん?」だった。もともと華奢な人がさらに華奢に見えてしまう。シンプルすぎるのも、華やかさに欠ける。他にゲストがいるとか、蘭那さんがスタジオ内を歩き回るとかならまだいい。グランパスTVは蘭那さん一人が座ったままで進行する。動きがあるのはカメラワークだけだ。だから、シンプルで体に沿ったものより、少しゆるやかでボリュームのある衣装で、嫌みのない程度に飾る方ががいいと思う。

名古屋-磐田戦観戦記

2006年08月20日 | サッカーの話
私の予想は(いつも通り)まったく当たらず、前節と同じ4-3-3の布陣だった。

   ヨン
玉田    杉本

   直志
 藤田  山口

本田    大森
 古賀  スピ

   楢崎

試合の流れの中で、本田が常に上がり気味で、結局は、やや左にスペースを残しつつ、古賀・スピラール・大森がやや右寄りの3バックで守る(ただし大森は適宜上がる)という形になった。

全体の印象としては、ボール回しがとても速かった。よくボールが動いていた。以前であれば、後方からボールの出しどころを探し、そうしている間に相手に詰められて、仕方なく最終ラインへ戻すという場面が多かった。この試合では、のんびりしたところはなく、パスを出すにしても、戻すにしても、速く判断し、速く動いていた。また1タッチでのパス回しも多かったと思う。しかし、スペースへ動きながらパスをもらい、スペースへ走らせてパスを出すというレベルではない。(これがスムースにできたらバルセロナだ。)人の混み合う中央はまだしも、サイドを走らせてマーカーの裏をとるような中距離の速いパスをもっと有効に使いたい。

本田のゴールについては、「ワールドクラス」の一言。特に一点目のゴールは、速いパス回しで磐田DFを翻弄し、「そこしかない」コースへズドン。やはり本田は怪物だ。2点目のFKも圧巻。遠目には川口の「ポロリ」に見えたが、モニターで見直すと、低い弾道の速い球が手元でスッと沈んでいる。川口は一瞬ボールを見失ったのではないか? 秋田のゴールは気迫の一撃。ヨンセンにドンピシャのボールだったが、「俺が決める」という秋田の気迫が勝った。最後はバレーボールでいう「2枚ブロック」状態で、2つの頭がボールをゴールへ押し込んだ感じだった。

心配なのはスピラールのケガ。報道によると顔の骨が折れたという。遠目でよく見えなかったが、太田の足が顔に入ったらしい。流れの中のこととは言え、相当に無茶なプレーである。非常に腹立たしい。また、長いケガから復帰して、いい仕事をしてただけに、スピラール本人も悔しく思っているだろう。今シーズンは無理かもしれない。しかし、しっかり治して、また復帰してほしい。積極的な守備と、ときおり見せる鋭いパスは素晴らしかった。(このまま退団というのは寂しすぎる。)

本田の退場により、緊急のポジション変更。藤田を下げて増川を左サイドバックに入れ、4-2-3で守る。ヨンセンが積極的に守ってくれた。これは助かる。チームプレーに徹するいい選手だ。足の止まった杉本に替えて須藤を投入。守りを固める。ただ、カードを使い切ったところで玉田の足がストップ。見ているのも可哀相なほど動けない。玉田を1人残って、全員で守る。ポジションはめちゃくちゃだった。相当しぶとく粘ったが、最後の最後に崩された。ちょうど詰め将棋のような最後だった。

そんな中、名古屋が右サイドからカウンター攻撃。ヨンセンが黒い長髪をゆらしながら爆走。黒い長髪?それはヨンセンではなく、左サイドから駆け込んだ増川だった。少ない出番でアピールしたかったのか、「走れる奴が走る」作戦だったのかわからない。増川マニアとしては、久しぶりに「走れ増川!」と叫ぶことができて、ちょっと嬉しかった。

戦術と布陣という点ではいくつか疑問が残る。本田を最終ラインに入れると、攻撃の起点がなくなってしまう。実際に本田は(自主判断で?)常に高目に構えていた。守りの局面では最終ラインに戻っていたが、これでは本田に負担がかかりすぎる。カードの場面はどちらも、その無理がたたったと言える。そして両ウイング。少なくともこの試合においては玉田と杉本が守りに忙殺されて、スピードを活かした突破があまり見られなかった。この2人にも負担がかかりすぎる。本田をなるべく前目で、そしてFWが攻撃に集中できる布陣がいいと思う。

いずれにしても、4連勝。それまでに2勝しかできなかったのがウソのようだ。昨シーズンの4連勝のときは「優勝か?」と舞い上がったものだが、今年は降格圏からの距離を少し気にしつつ「せめて定位置と言われる8位以上」などと思っている。