メルサがあるがね

名古屋郊外・春日井で暮らす日々

千葉-名古屋戦TV観戦記

2006年07月31日 | サッカーの話
ヨンセン大爆発! 豊富な運動量と、素晴らしい決定力を見せてくれた。驚いちゃったね。前半ロスタイムの飛び込みヘッド! 思わず声が出た。あの飛び込みは、ぜひとも豊田に学んでほしい。鴨川も。すごいよ、本当に。後半に入り、千葉が中盤を支配するようになって、2失点。魔の時間帯だった。特に2点目、巻が潰され役になって、後ろから駆け上がった佐藤勇が決めたゴールは、千葉の「走るサッカー」にやられた。いつものグランパスならこれでジ・エンド。先制点を守り切れない悪い癖が出る。しかし、この日のグランパスはちがった。中盤を締めていた藤田を下げて、玉田を投入。セフさんにしては早めの、そして思い切った判断だ。3-4-3の攻撃的な布陣。玉田はすぐに結果を出す。左のゴールライン際をドリブルで切り裂き、決定的なパス。キムがこれをしっかり決めて同点。セフさんの起用が(珍しく?)ずばり的中。そして、最後はCKから古賀がヘッドで落とし、ヨンセンが決めて逆転。これが決勝点となった。とっさに足元にボールが落ちてきたが、きっちり決めたところがストライカーだ。どこぞのFWはボールが急に出てくるとシュートできないが、うちのヨンセンは違う。

攻撃はあいかわらず左サイドが中心。右サイドからの崩しが少ない。中村も山口も、少しずつよくなっているが、まだまだ不満だ。大きくて決定力のあるターゲットがいるのだから、がんがんサイドからの攻撃を増やしてほしい。

大森とハース・巻がマッチアップしているのは、はっきりいって心配だった。ちゃんとマークしているのだけど、大きさが違いすぎる。巻のゴールはマーカーの大森が振り切られたものだった。いや、ちゃんとマークしていたのだけど、巻が強引に長い足を出してきた。体が小さいのはこういうとき不利だ。こればかりは努力してもどうにもならないので、さらに厳しくマークするしかないだろう。

課題はセットプレーの守備。一時期ほどひどくはないが、この日もセットプレーのこぼれ球を決められて失点している。安定して勝ち点を積み上げるには、セットプレーからの失点を減らさなくてはいけない。

次節は累積警告でキムが出られない。このところチームの要といっていい存在だったので、これは痛い。藤田を真ん中に置く布陣はよく機能しているので、これは変えたくない。中央に須藤、前に藤田という布陣はないだろう。山口を一列下げるのも反対だ。今は前列でいい仕事をしている。つまり、藤田はそのままで、キムの代役が必要だ。さて、それは誰か?コンスタントにベンチ入りしているMFということで、片山の可能性が高い。しかし適役だろうか?サイドではなくシャドーである。こういう役は平林がおもしろいのではないかと思う。または、津田を起用するのもいい。一生懸命走りそうだ。

  ヨン  相棒

  平林  山口
本田      中村
    本田

 古賀 スピ 大森

    GK

多くのグランパスサポと同じく、平林に多くを期待しすぎなのかもしれない。ただ、前線でのキープ力と正確なパス、しっかりゴール前に詰めるところなど、彼はこのポジションに向いていると思う。

別案として、本田をキムの位置に入れて、左サイドに片山を起用するというテもある。しかし、片山の守備能力、特に一対一に不安があるので、サイドが1枚しかいないこの陣形では心もとない。阿部・有村もしかりである。今は本田の個人技で左サイドを守るしかないだろう。

挽肉カレー

2006年07月30日 | 食のよろこび
オリエンタルではないカレーを作ってみた。コンセプトは「シンプルで辛くてうまい」。玉ねぎを3個とにんにくを数かけフードプロセッサで刻む。中華鍋でじっくり炒める。これはいつも通り。オリエンタルのときよりちょっと多め。トロトロになったら、再びフードプロセッサにかけてペーストにする。深鍋に玉ねぎペーストと水を入れて、アクをとりながら煮る。その間に豚肉をミンチにする。今回はフードプロセッサを使わず、中華包丁でやった。これを中華鍋に入れてゆっくりそぼろにする。ここでしっかり炒り焼きすると、肉の甘味が出る。いい塩梅になってきたら、鍋に入れて一緒に煮る。アクをよく取る。アクが出ないようになったら、カレー粉を水で溶いて投入。しばし煮込む。ギーのかわりにバターを少々加えた。最後に塩と唐辛子を加えて、味を整えてできあがり。

食べてみた。ご飯はインディカ米。いい香り。玉ねぎの甘味と肉の甘味とカレーの風味、そして唐辛子の辛さがいい具合に混じっている。「シンプルで辛くてうまい」というコンセプトは達成できた。玄妙な味ではないけど、暑いときにさらっと食べるにはいい。ここにチャツネを加えると、独得の酸味が加わって、まろやかになるかもしれない。あと、ピーナツバターとかね。

冷やしつけめん+棒棒鶏もどき

2006年07月30日 | 食のよろこび
がっしりした太麺の冷やしつけめんを食べたくなって、作ってみた。生地を作ったとき、私は酔っていた。シラフでも計算が苦手なのに、一杯気分で、2ケタのかけ算すらあやしい状態。

強力粉400グラム。水100cc、液体かん水10cc、粗塩少々。自分のつもりでは加水率35%ぐらいのつもりだったのだが、後で計算し直したら27.5%。(九州ラーメンぐらい固い。)どうやら400グラムに対して120ccの加水で40%になると勘違いしていたらしい。それより少し少なめで……という勘定だった。コネながら、ひどく生地が固いことが気になった。いつもよりかん水を多めに入れたからだろうと自分に言い聞かせた。酔っているときは、落ち着いて考え直すことができないものだ。それと同時に、酔っているときにはいろいろな意味でリミッターが解除されているので、シラフのときには考えられないようなことができてしまうことがある。普段なら加水率27.5%の麺を作ろうとも思わないし、きっと作れないと思うのだけど、なぜかことのきはできてしまった。パスタマシンで伸ばすのも、麺に切るのもずいぶん苦労したけど、いちおう麺になった。不思議なものだ。

つけだれは、鶏ガラスープに輪切りの唐辛子・にんにく・生姜をくわえて煮立てて、辛味と風味を移した。そこに醤油・牡蠣ソース・塩・酒などで味をつけた。



食べてみた。麺はゆで上がるの時間がかかる。その間にどんどん太くなる。目盛り4まで伸ばした「中太麺」ぐらいだったが、たっぷり水を吸って「極太麺」になった。ちょっとしたうどんぐらい太い。ピリ辛のつけだれにたっぷりつけて食べる。とてもしっかりしているが、固すぎることはない。モチモチ感がとても強い。ピリ辛のたれは、初め甘味が広がるが、だんだん辛さが勝ってくる。そして食べ進めるうちに辛さが口の中にたまってゆき、は~って感じ。たっぷり食べて満足々々。つけめんはケチらずたっぷり食べるに限る。



棒棒鶏もどき。ゆでた細アスパラ・ゆでたにんじん・きゅうりを皿に敷きつめた。蒸し鶏をざくざくっと切ってその上に乗せて、特製ソースをかける。ゴマペーストが見当たらなかったので、マヨネーズとタケヤ味噌を鶏ガラスープで伸ばして、牡蠣ソース・醤油・ごま油・酢などで味を味を整えた。トローリこくのあるなんちゃって棒棒鶏ソースのできあがり。

食べてみた。まずまずさっぱりしている。味噌でコクを出しつつ、その味噌の味をうまく中和することができた。なんとなく棒棒鶏みたいな味がする。ごまかし料理だが、まずまずの味。

明日は千葉-名古屋戦

2006年07月30日 | サッカーの話
大宮戦の歓喜にひたる間もなく、明日はフクアリで千葉-名古屋戦である。体調が万全でないので遠征はあきらめたが、ぜひとも連勝で勢いをつけてほしい。そこで久しぶりの儀式である。

儀式のネタを探してスーパーをうろうろしたが、案外と「犬」物件はない。かといって「ホットドッグ」で「ドッグ」なんていうダジャレは避けたい。スポンサー関係といっても、このあたりにJR東日本は走っていないし、古河電工もかかわりがない。自動車に乗らないのでオートウェーブも関係ない。

というわけで、自宅にあるもので適当に。





まずは「ブルドッグ中濃ソース」。(*)ジェフの犬は秋田犬なければならないが、まあ細かいことは気にしない。要するに「犬」だ。「鯱」が「犬」を成敗したのである。

しかし、ブルドッグだけでは心もとない。もう1ついってみよう。





スヌーピーである。私は別にスヌーピーのファンではない。ただ、ココストア藤山台店にこの大きな団扇を売っていたので買ったのだ。大きい団扇はいい。涼しさ満点。小さい団扇をパタパタやるよりも、大きいのをゆったり動かす方が断然いい。冷房機器のないわが家ではとても貴重な冷感道具なのだが、グランパスの勝利を祈願するためには、ちょっとだけ犠牲になってもらおう。団扇としての機能が損なわれるわけでもないしね。なお、グランパス君が背負っているのは、瑞穂での広島戦(惜敗……嗚呼)のときもらったグランパス団扇である。

よし、これで我らがグランパス君が複数の「犬」関係を成敗した。ジェフなど何も恐れることはない。もう勝ったも同然だ。あとは我らがグランパス戦士が敵地フクアリでも強い気持ちを失わず、ジェフの犬どもを蹴散らしてくれるのを見守るだけ。遠征はかなわないが、実家でBS-iの中継を見る予定。♪今こそ見せろよ、俺たちの魂、共に戦いぬこう、アレアレオ~名古屋!



(*)名古屋人にとって、ソースはコーミだ。30歳以上の名古屋人なら、山本陽子の「値段は高いがいい味です」が脳髄に焼き付いているはずだ。しかし、今はなぜかブルドッグ。これには理由がある。

東京で独り暮らしをしていたとき、私のお気に入りメニューの1つが、「豚バラ肉の薄切りを湯がいて、水で冷やしたのに、ブルドッグ中濃ソースをかけたもの」だった。今でこそ「冷しゃぶ」などと気の利いた名前があるが、そのころはそんなものはなかった。私は「豚肉の茹でたの」と呼んでいた。友人の家で酒を飲んでいるときに即興で作った料理だったと思う。そのとき、手元にあったのがブルドッグ中濃ソースだった。何も考えず、茹でた豚肉にソースをかけただけだったが、これが酔いも醒めるほどのおいしさ。それ以来この料理が、私のお気に入りとなった。ビールのおつまみには最高だ。この料理においては、ソースはブルドッグ中濃に限る。好みによって少しだけ唐辛子を加えるのもいい。料理のコツはない。食べるのにはコツがある。「こんなシンプル&ジャンキーなもので幸せになるのもいかがなものかな……」などと自虐的な気持ちにならないことである。かくいう私も、この感情を乗り越えるのに長い年月がかかった。

先週と先々週の蘭那さん

2006年07月29日 | グラTV蘭那さん
このところアップが大幅に遅れている。先週(23日)と先々週(16日)のグランパスTVの丸川蘭那さん。


7月16日

白い軽やかな衣装が夏らしい。このころはまだ梅雨の最中だったが、これは爽やかな衣装。素敵だと思う。首飾りはやや大きめだが、バランスを崩すほどでもない。あえて気になるといえば、胸元の黄色いチョロリ。あまり胸元が開きすぎるのもおかしいが、せっかく全体を白で決めているのに、胸元に中途半端な色があるのも気になる。そこで、写真を加工してチョロリがないとどう見えるのかシミュレーションしてみた。



何となく胸元が寂しい。衣装の線がシンプルすぎる。線がシンプルなのに、胸元が広く開いている。やはりこのV字のところに何かチョロリがが必要なのだ。ここに黒っぽい物や赤っぽいものは邪魔。ということは、黄色のチョロリは正解ということか。たぶんそういうことだろう。


7月23日

これまた涼やかな水色の衣装。前の白いのとちがって、形がかっちりしている。勝手ながら、私は蘭那さんに活動的なイメージをもっているので、こちらの方がより合っているように思う。このごろは蘭那さんの首飾りがよく気になるのだが、今回もこの長めの首飾りが気になる。これは必要か? またまたシミュレーションしてみた。



スタジオ内を動くのであれば、これはこれで悪くないと思う。しかし、じっと座って話すのであれば、少しアクセントがある方がいいように思う。というわけで、今回の首飾りは正解らしい。

2週間つづけて、夏らしいさわやかな衣装の蘭那さんだった。

ファンタジーサッカー第16節へむけて

2006年07月29日 | ファンタジーサッカーの話
今回の「名古屋枠」は、本田・キム・スピラールの3人。今のグランパスを支える3人と言っていい。スピラールはケガで長く欠場していたので、ファンタジー年俸が安い。またキムも安い。この2人はこのごろとても活躍しているので、「買い」だと思う。

後は大宮・清水・横浜・川崎が勝つと予想し、グラウ・波戸(大宮)、吉田・マグロン・栗原(横浜FM)、兵働・伊東(清水)、そして相澤(川崎)を獲得。いずれもファンタジー年俸が安いのによくはたらく選手を選んだつもり。しぶい編成だと思う。

キャプテンは思い切ってグランパスの本田。前節(ファンタジー対象外)の活躍をもう一度見せてくれれば、大爆発まちがいなしだ。そううまくゆくかどうかわらかないけど。

安上がりに編成したので、予算があまった。グランパスでファンタジー年俸が下げ止まっているけど、実戦ではよく起用される3人(杉本・豊田・津田)をベンチに入れておく。ベンチ入りすらしなくても、これ以上下がることはない。反対にドカンと決めてくれれば、時価総額を上げてくれる。ノーリスクひょっとしたらリターンである。

フクアリ遠征断念

2006年07月28日 | サッカーの話
30日の千葉-名古屋戦を見にフクアリ(なぜか一発変換)まで遠征しようともくろんでいたものの、もろもろの事情で断念することに。一番大きな理由は体力。痰の出るセキと鼻水がまだ治りきっていないこと、両足首にガタがきていることなどを考えると、夜行バスの強行軍は無理と判断。BS-iで中継があるらしいので、実家(すぐ近く)のケーブルTVでお茶の間観戦することにする。巻と古賀・スピラールとの激しいバトルを期待。そういえば、ヨンセンはそろそろベンチ入り? いずれにしても、元気な遠征組の皆さん、関東組の皆さん、応援よろしくお願いします。

ジョンウ、韓国代表に召集

2006年07月28日 | サッカーの話
アジア杯予選の韓国代表に、グランパスのキムジョンウが召集された。W杯では最後の最後に代表選考からもれたキム。さぞかし悔しかったと思う。しかし、グランパスでしっかり結果を出して、再び召集された。おめでとう。今やジョンウはグランパスの要である。ペナルティエリア内での落ち着いたプレーが素晴らしい。玉田・杉本・陽平はおおいに見習ってほしい。

代表といえば、U-21で本田と陽平が合宿に召集されている。こちらは強化よりも振るい落としを目的にしているらしい。陽平はまだポテンシャルを充分に発揮していないように思う。この機会にリミッターを解除し、高さと強さをフルに活かしたストライカーに変身してほしい。まずは本田を見習って、控えめな性格を改造することから始めるべきかも知れない。

U-19には青山が選ばれた。この年代では常連だ。セフさんも認める実力を、大きな舞台でさらに磨いてほしい。

大宮-名古屋戦観戦記

2006年07月27日 | サッカーの話
経済の原則によれば、物事の価値は希少性で決まる。珍しいものは価値が高い。ありふれたものは価値が低い。そう、これまでの不幸な流れゆえに、この夜の勝利はグランパスにとってこのうえなく価値の高いものだった。なにせ今シーズン3勝目、そしてホームで勝ったのは開幕戦以来だ。



試合前のゴール裏。クラブの歴史に残るほどの不振を破る貴重な勝ち試合を目撃することになる証人たちである。なお、この日の選らばれし民は6000人ちょっと。真の勝ち組である。

   玉田  杉本

本田 キム  山口 中村
     藤田

  古賀 スピ 大森

     楢崎

勝因はいくつかある。まず守備が安定していたことだ。これについていえば、ベルデニック時代を思わせる強固な3バック(古賀-スピ-大森)がよく機能していた。そしてサイドの守りが固かった。左サイドを攻められたら、必ず本田とキムが囲むようにして守っていた。この守備は徹底していた。そのおかげで、サイドを突破される場面が少なかった。これで小林大悟封じることができた。前線のグラウ・桜井にむけたロングボールはことごとくスピラールがカットしたので、そちらも危ない場面はなかった。正直なところ、桜井を自由にさせたら怖いと思っていたが、フタをあけてみれば、ほぼ完全に封じることができた。中盤を支配できたことが、大きな勝因だと思う。

先制点は本田からの斜めの強いパスから。中央に走りこんだ山口がスルー気味に流し、右サイドを駆け上がった中村直志が受ける。切り返し一発で大宮DFをかわし、迷わず左足でシュート。ゴール前の落ち着きぶりは、ストライカーのたたずまいだった。直志はこれまでサイドライン際をうろうろするばかりで、大事な場面でゴール前へ走り込むことがなかった。しかし、この日は左サイドの本田と連携し、ゴールを意識したプレーをした。昨シーズン前半のキレキレだったころの感覚が戻ってきたように見えた。というよりも、サイドの仕事がわかってきたというべきか。やや深めのポジションでしっかり守り、必要に応じてペナルティエリア内やゴール前まで詰めるという動きがわかってきたのだと思う。(ひどく時間がかかったけど。)

二点目もたぶん本田から。左サイドからペナルティエリア付近のキムにパスが出て、そこからキムが大宮DFを2人(!)かわしてゴール。足元の技は本当にうまい。またゴール前で落ち着いている。(杉本や陽平にも見習ってほしいものだ。)驚いた。



この試合では全員が強い意志をもって戦っていた。その中で特にキレていたのは本田。1対1の場面では器用なドリブルで果敢に突破し、2人に囲まれてもボールをキープし、決定的なパスを何度も出した。守備ではキムと連係して左からの突破を防いだ。何度もペナルティエリアへ侵入した。さすがにオーバーワークだったらしく、後半25分すぎからは、見ていてかわいそうなほど足が止まっていたけれど、それでも最低限の仕事はきっちりこなした。いい経験になったと思う。若い選手が出し惜しみせず全力でプレーするのは、見ていて気持ちいい。ますます応援したくなる。同じくキムも積極的に動いていた。中村はあいかわらず運動量が少なめだったが、前に述べたようにサイドの仕事を理解してきたと思う。守りではいつも以上によく貢献していた。このパフォーマンスを維持できれば、直志はいいサイドになると思う。藤田は若い選手の多い中盤を後ろからしっかりさせてくれた。日本屈指のシャドーストライカーにボランチをさせるのは残念だが、今はベテランの経験と指示が必要。藤田もそれをよくわかっていると思う。それほど目立たなかったが、いい仕事をしていた。3バックはベルデニック時代を思い出させる強固さ。スピラールがパナディッチに見えた。スピラールにとっては、初白星。それも完封だ。よほどうれしかったらしい。試合後にゴール裏へ来たとき、ユニフォームを客席に投げ入れた。素直で陽気な男らしい。このクールそうな東欧人と、心から歓びを分かち合えたと思う。キムはインタビューのあと少し遅れてゴール裏へ来た。キムはシャイな男らしく、ちょっと恥ずかしそうにしていた。FW陣(玉田・杉本/津田・陽平)は素晴らしい運動量だったが、結果としてゴールを決められなかったのは残念だ。陽平はもう少しポジショニングを考えるべき。なんでもファーサイドへ流れればいいってもんじゃない。中央で体をはったり、ニアで合わせたりする工夫も必要。

驚きとため息をもってむかえられた新・ジュニア。慣れとは恐ろしいもので、何となく「こんなものかな」という気になってきた。前回は驚きのあまり気づかなかったが、グランパスファミリーではじめて指をもっている。



これが決めのポーズらしい。これはこれで憎めないが、でも、ときどき元のジュニアに戻ってほしい気もする。

ファンタジーサッカー第14節

2006年07月26日 | ファンタジーサッカーの話
62点でまずまず。清水の西部、千葉の水本が大爆発。玉田・マグロン・栗原・斎藤らも健闘。本田の-4点が痛い。なぜか試合ではDF登録になっていたのだ。そしてキャプテンの藤本が不調。出入りの多い結果となった。

ローカルリーグでは50位ほどあげて2778位、総合でも150位ほどあげて47060位と、すこしだけ上がった。

東京で仕事

2006年07月25日 | 雑事
グランパスの連敗には言葉が出ない。ベンゲル(元)監督の言う「勝者のエスプリ」が完全に失われているのを感じる。気になるのは守備の崩壊。数年前は堅守を誇ったグランパスなのに。いくつか原因があると思う。主な原因は中盤。全体に前がかりすぎる。(W杯の日本代表にも似ている。)今はキムが前線でいい働きをしているので、山口はしっかり引いて守りに徹するべきだ。相手方のパスの出所を抑えるために、センターは2枚ほしい。そして右サイドの中村。ガンバ戦は見ていないけど、攻撃にも守りにもほとんど機能していない。サイドライン際でうろうろ歩いているだけ。これでは初めから10対11と同じではないか。最終ラインの増川は左右にゆすぶられるとマークを見失う癖があるので、サイドから崩されるのは痛い。(左右にゆすぶられるとDFはマークを外しやすいが、増川は特にひどい。)サイドをきっちり守り、センターもしっかりし、そして3バックがバラバラにならないためにはどうすればいいか? 私なりに考えた。

  玉田  FW

    キム
本田      大森
  スピ  山口

 増川 須藤 古賀

    GK

スピラールはボールをキープできて散らすことができる。そして、彼の持ち上がりは重要な武器だ。守備の負担を減らせば、もっと有効なはずだ。そこで彼を一列上げる。最終ラインには須藤を入れる。守備に専念。スピラールの持ち上がりを期待して、山口は中央でしっかり守る。両サイドはまず守りを考える。本田に守備をさせるのはもったいないが、左サイドできちんと守れるのは本田しかいない。後ろの守りがしっかりしているので、キムには無理なタックルをしないように厳命。こんな感じでどうだろうか?




日ごろの不摂生がたたって、このところは疲れがぬけない。(グランパス連敗のショックもあって?)日曜日はひねもす寝ていた。そしてそのの夜に「旅の散策」で名古屋を出発。3列シートの広々とした席は、ドリーム号にも負けず劣らずの乗り心地。日中眠っていたにもかかわらず、ここでもよく寝ることができた。しかしそれでも眠気がぬけず、早朝のマンガ喫茶でさらに爆睡。

疲れの原因は眼精疲労らしい。目の奥がずんと痛い。そんな状態のまま昼からの仕事に挑む。不思議なことに仕事中は疲れも目の疲れも感じない。

いつもはここで高円寺へゆき、小杉湯で汗をかき、某所で一杯やり、夜行バスで名古屋へ戻るところ。しかし、今週はこちらで一泊。本日も東京で仕事を継続。

夕べはゆっくり寝ることができた。目の痛みもだいたいおさまった。さて、今日も元気に仕事へ向かおう。

坂下のナカイ、エスワン跡地

2006年07月22日 | 地元の話
坂下のアミショッピングセンター内にあるホームセンターナカイがもうすぐ閉店する模様。経営者がドンキホーテのグループに店を売ったらしい。あの緩い感じ好きだったし、ときどき利用していただけに、ちょっと残念。ドンキホーテは広い駐車スペース、広い店舗、ゴチャゴチャ品物を並べる、というのが特徴。ナカイの敷地は売り場も、駐車スペースも、それには狭すぎる。私の推測では、同系列のピカソになるのではないかと思う。ピカソは店によって食料品やお酒を扱っている。ナフコに悪い影響が出なければいいが。ナフコはお気に入りのスーパー。旧エスワンにも通じるのんびりした感じと安さがいい。

旧エスワンといえば、あの跡地に工事用フェンスがかかった。もうすぐ工事が始まるらしい。マンションが建つそうだ。かつて賑わった藤山台のバス通りが、ただの住宅街になってゆく。昔を知っている者として、何とも寂しい。

細い冷やし中華

2006年07月21日 | 食のよろこび
「加水率の低めの細麺」をコンセプトに冷やし中華を作った。分量は強力粉400グラム、水130cc、液体かん水5cc、塩少々。加水率33.75%。この季節でもかなりきつい。フードプロセッサで材料を合わせて、ビニール袋にいれて踏み込む。なかなか生地にまとまらない。しかし、まったくダメでもない。時間をかけて踏みしめてゆく。少ない水分をなるべく均等に行き渡らせなくてはいけない。次第に生地にまとまってくる。踏んだ感触は固いが、確かに生地になった。常温で一晩おいて熟成させた。

水分が少ないので、なるべく手早く伸ばして麺にしたい。そうでないと生地が乾いてボロボロになってしまう。幸いにも寝かせているうちに水が全体に行き渡ったらしく、思ったより伸ばしやすかった。すぐに目盛り9まで伸ばして細麺に切った。

スープはいつも通り鶏手羽元を似たもの。唐辛子を一緒に煮て辛さを出した。つまり、同じピリ辛でも、後から唐辛子をかけるのではなく、スープそのものに辛味をつけるタイプ。辛さの調節が難しい。(辛すぎるときは唐辛子をとり出してしばらく煮て、辛味成分を飛ばせばよい。)酒・醤油・砂糖・塩・酢・ごま油で味をつけて冷やし中華のスープにする。

具は鶏ささ身を茹でてほぐしたもの。このごろのお気に入り。軽く塩をしておく。スクランブルエッグ。そしてピーマンのみじん切り。彩りもいいし、苦味が味を引き締めてくれる。

食べて見た。麺はとてもしっかりしている。モチモチ感があるというよりも、じっくり噛みしめるという感じ。そうめんよりは極細パスタに近いような感じ。もう少し細くしたいぐらい。でもうちのパスタマシンではこれが限界だ。この食感は嫌いではない。スープは辛味がいい。最初は目立たないけど、だんだん口の中がホットになってゆく。もう少し砂糖を控えめでもよかったかもしれない。具はいつも通り。ほぐしたささ身は甘味があっておいしい。ピーマンのほのかな苦味が利いていた。

名古屋場所の女

2006年07月20日 | 雑事
それほど熱心に相撲を観ているわけではないが、ちらちらっとTVを見ているだけで、どうしても気になることがある。きちんと着物をきて、髪を結っていて、明らかにカタギでない雰囲気(?)の女の人が客席にいる。



たとえば西側花道近くのこの人。



見よこの「ひさし」状の結い髪を。その前の男性の、それはそれでインパクトある髪形も、まったく普通に思えてしまう。



さらに前列の異国から来たとおぼしきお客さんも、この女性の前後ではまったく目立たない。「その他大勢」である。



顔が半分隠れていても存在感は抜群。



そして勝負には厳しい視線を送る。



ピシッと背筋を伸ばして、じっと座っているこの人、芸者さんか、水商売関係のエラい人か、伝統技芸(茶道・華道・日舞・長唄・筝曲・三味線など)のお師匠さんか、そんな感じだ。一般人だとしてもも、何か特別な背景をもった人だろう。なぜだか名古屋場所にはこういう人が多い。

名古屋-広島戦観戦記

2006年07月20日 | サッカーの話
3人の勇者と、3人の愚か者と、5人の凡庸な選手がいた。勇者はキムジョンウ、本田、スピラール。愚か者は中村、吉村、大森。残りは凡庸だった。そしてマン・オヴ・ザ・マッチは長田主審。特に後半、大胆にグランパスの攻撃の芽を摘み、広島の勝利に大きく貢献した。

PKで先制したあとのグダグダぶりは、目を覆いたくなるほどだった。見慣れた光景ではあるが、あまりにひどすぎる。吉村は前線へボールを供給することは断固拒否した。中村は試合開始から交代するまでなるべく走らないことを誓っていた。大森は守ることが仕事であり、攻撃の起点になることは管轄外だと考えていた。開始10分ほどですでに「ロスタイムの時間稼ぎ」状態。バカじゃないの? 迷わず2点目を獲りにいけよ。

グダグダをつかれてあえなく失点。何度も何度も見てきた光景だ。深夜のTVを見直したけど、佐藤寿はシュートを狙うというより、川島にひっかけられるために駆け込んだという感じ。長田は優しいのでPKにしてくれたけど、W杯クラスのジャッジだったらシミュレーションをとられてもおかしくない。期待の代表候補FWがそういうプレーをするのを見るのは心苦しい。

あまりのグダグダぶりにスピラールがシビレを切らして、一気にボールを持ち上がる。ジェフのストヤノフを思わせる華麗なドリブル。そして前線にキムジョンウを走らせる絶妙のパス。これをジョンウがきっちり決めて同点。ここで前半修了。

ハーフタイムは「返ってきたジュニア」のお披露目。詳しくはこちらを。言葉も出ない。あのバズーカはエスパルスのパルちゃんから借りてきたのだろうか? グランパス君とパルちゃんはマブダチだからな。

後半もぐだぐだ。スピラールがつっかける場面が増えるが、周りが動かない。中村はあいかわらず歩いているだけ。コーナーキックからあっけなく失点。これも見慣れてしまった。オランダで何を練習してきたのだろう?

ダメダメな玉田にかえて杉本、負傷の吉村にかえて藤田を投入。藤田が入って、急に動きが出てきた。やはりモノが違う。セフさんはどうして藤田を最初から使わないのだろう? 最後にフラフラの豊田にかえて片山を投入。本田を右へ回し、中村をFWに入れた。途中からはスピラールや増川が前線へ上がるも、得点の匂いすらせず、グダグダのまま試合終了。

一言でいうなら「オシムがもっとも嫌う」タイプの試合だった。
  • 走らない。
  • 考えない。
  • 責任をとらない。
  • リスクを負わない。

これはすなわち「サポがもっとも嫌う」タイプの試合でもある。

この試合で思ったこと。
  • 中村・吉村・大森の3人は即刻放出すべし。消極的なメンタリティはもう修正不能。特に中村は最悪。いるだけでチームに悪い影響を与えるので、すぐにでも解雇すべし。右サイドには山口や平林、藤田などを使えばいい。吉村のところには山口・須藤・青山がいる。大森のところには古賀・竹内などがいる。
  • スピラールは本気だ。
  • キムジョンウを高い位置に置くのはよい。よく走っていくつもチャンスを作っていた。動きながらボールを要求できる数少ない選手。前線にいればファールも減るだろう。
  • 現在中盤以降でボールをキープして散らすことができるのはスピラールだけだ。だから、スピラールを1列あげてアンカーに入れるのはどうだろう? 今の5倍ぐらいボールが回ると思うのだが。3バックの真ん中には須藤を入れればいい。
  • 杉本は緩急を学ぶべき。味方がボールをとったらすぐ全力疾走というのは、あまりに単調すぎる。駆けっこではない。スピードスターは、前にスペースがあって初めて活きる。味方がうまくキープしているときは少し下がり目でサイドやDFラインの裏のスペースを探し、タイミングをはかってスペースへ駆け抜けるという駆け引きが必要だ。今の杉本はあまりに単調すぎて、簡単に止められる。2002年・2006年と活躍したドイツ代表FWヌヴィルの動きを参考にしてほしい。

次節(アウェイG大阪戦)の希望布陣

  玉田  津田

  キム  山口
本田      藤田
    スピ

 増川 須藤 古賀

    楢崎

そうそう、公式でもヨンセン獲得のニュースが出た。期待している。