chuo1976

心のたねを言の葉として

「うみの むかしばなし」   工藤直子

2012-09-18 03:36:43 | 文学
   「うみの むかしばなし」   工藤直子


         くらげはるお


 むかしむかし おおむかし
 せかいは もんもこ してたとさ
 もんもこしてた そのときに
 ちらっと なにかが ゆれたとさ

 ゆれた はずみに こりゃどうだ
 いきもの ぽちんと うまれたよ
 それから どんどん ふえつづけ
 とんだり はねたり うたったり
 いろんな かたちに なったとさ

 だけど くらげの ごせんぞは
 もんもこ・きぶんが さいこう! と
 もんもこすがたの ままだった

 もんもこ もんもこ おくまんねん
 くらげは きょうも うみをいく
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ぼくは ぼく」   工藤直子 | トップ | 「こころ」   工藤直子 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事