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心のたねを言の葉として

ⅭⅩⅩⅦ「メーヌ・オセアン」を観る聴く、    『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2023/9/16

2023-09-16 04:54:36 | 映画

ⅭⅩⅩⅦ「メーヌ・オセアン」を観る聴く、    『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2023/9/16

  パリ、駅、チケットを求めて、黒人の娘、ジーンズ、かわいいおしり、腰をフリフリ、慌て、走り、歩き、どこまでも、おしりが落ち着かずにどこまでも、チケットを手にして、列車に飛び乗り、カフェ、コーラ、席に、だが、落ち着くまもなく車掌が検札に、チケットのパンチがない、一等の席に二等の席のチケットで座っている、罰金、だが、言葉が通じない、フランス語、英語、空回り、仕事はと聞かれて裸の写真を差し出す娘、これが私の仕事だと、ブラジル人のダンサー、笑みの車掌、しかし、チケットのことは解決しない、今一人の車掌の上司、ポルトガル語を話せない、そこにカフェで出くわした女性が、彼女は弁護士、ポルトガル語も少し判る、通訳しますと、が、車掌は弁護士のチケットの検札も行う、犬まで連れて、籠に入れてと、違反ですと、しかも、彼女もまた二等のチケット、言い合い、弁護士のマントを取り出して脅す女性、たまらずに逃げ出す車掌二人、娘と女性二人は座り込んで話し出す、ブラジル人の黒人娘は海が見たいのだと、なぜに、この寒い最中に、弁護士は海辺の町に依頼人が居て裁判に出かけるところ、車掌二人は隠れて語らう、このままではだめだと、上司は厳しい、今一人に何とかしろと命じて、一人が彼女たちの席に、弁護士は差額は払うと、車掌は僕一人ならばこのままなのだがと、美人二人に、弾かれている車掌、裸乃写真にも惹かれたか、斯くて一件落着だろうか、弁護士はブラジル娘に話して、一緒に行きましょうと、受け入れる娘、斯くて依頼人の待つ駅に到着、彼の車で、車の中で仕事はと聞かれてまた写真を、おののきの男、弁護士は男から依頼の内容を聞き出す、過去の交通事故、今になって、暴力を振るわれたと申し立てが、私は何もしていないと、向こうが脅してきたのだと、姪の結婚式の帰り道での話、裁判所、裁判官、原告、被告、それぞれの弁護士、暴力を振るわれたと、原告、男の車の中の話とは違う、さて、女弁護士、言葉の理論を展開、様々な言語、それぞれの解釈、言葉の空回りの現実、絶対の位置は存在しない、裁判官の困惑、前置きとばかり聞かされて裁判官のいらだち、何が言いたいのだとばかり、つまりは、酌量をと、穏やかな判断の裁判官、だが、決して受け入れないと男は罵り、暴れる、こうして、罰金は増えて、ついには警護の者に取り押さえられる始末、車の中、許さないと男、彼は漁師、あの裁判官を懲らしめるのだと、こうして彼らは女弁護士の知り合いの屋敷に、林の中、屋敷の主人が現れて、テーブル、ワイン、何も語らず座っている妻だろうか、女、酔っぱらう漁師、傲慢、強引、女たちから列車の中の車掌の件も聞いて、始末すると、屋敷の主人の弁護士に問われる、どうやって始末するのだと、だが、何も手はない、只にやっつけるとばかり、おかしさ、滑稽、女たちは海に向かう、列車の中、またあの車掌が、人の良い、上司ではない車掌さん、どこまでと、車掌は島の方がすばらしいと、果たして、降り立つ二人は、車掌の言葉に乗って島に向かう、漁師は己の島に、酒場、ばくちと酒、酔っぱらっている漁師、さて、車掌ら二人、始まりの列車の二人は、休暇で出かけようと、一人は女二人と語らって居たからきっと彼女たちもやってくると、彼女たちの行き場所に赴きたい、今一人の上司は決心がつかず、やっとの事で、出かける、これまで、列車の中、裁判所、屋敷、車の中の映像だったが、今、海、白い船、すばらしい映像です、車掌二人、乗り込んで、島、カフェ、後から現れる女二人、漁師と再会、車掌たちも、が、なんと、驚きの人物までもやってくる、娘の雇い主か、プロデューサーの男、楽譜、彼はブラジル娘に歌わせたいのだ、ピアノはどこだと、町の講堂に、斯くて皆が講堂に、祭りの準備で練習する村人たち、そこに彼らが、連れ来たった女教師は弾けない、歌えないブラジル娘、聞き入り、見つめる女弁護士、裁判ではブラジル娘が見つめていた、聞いていた、車掌の一人はギターならばと、コードを合わせて、町の神父がやってきて彼ならば弾けると、こうして、ピアノ、ギター、打楽器、演奏が、ブラジル娘は衣装に着替えて踊り出す、歌い踊る人々、楽しさ、希望、絶望、幻想、単なる酔いにすぎないだろうか、当てもなく、翌朝、村の記者がプロデューサーにインタヴューに、そこには冴えない車掌が一人、彼は歌が旨いと、きっとアメリカで使えると、誘う、契約だと、どこまで本気なのだろうか、浮かれてしまう車掌、飛行機、今一人の車掌は、女教師と関係が、黒人娘は灯台の下、寂しい海、孤独、悲しみ、この姿、表情、存在、哀しみ、始まりの孤独な様良いから、未だお尻は落ち着かずに、最果てに、一人、アメリカ大陸の反対のヨーロッパから見た海、ここは果て、何が有った、逃れてきた、夢見てきた、何も、戻るしかない、弁護士女はどこに、飛行機の中に居たろうか、黒人娘が走って戻る、飛行機、斯くて契約だと煽てられた車掌の座る席はない、娘が乗り込んで降ろされてしまう車掌、飛行機は飛び去っていく、小さく見えるライトの灯り、飛行機は去った、残されて、車掌、始まりの黒人娘の落ち着かない、移動が、動きが、人々に伝わって、今、車掌が、どこに、契約がなくなったのならば、仕事が、車掌の仕事が、時間が、時間に間にあわせて列車に乗らなくては、走る走る、漁師の船に、出会った大型船に乗り込んで、が、引き潮で中途までしかいけない、叫びの車掌、愚かしさ、そこに小舟が、しかし、反対方向に船が進む、引き潮で船が動けない、降り立てるところまで来て、走る走る、海の中、浜辺に、長靴を脱いで戻して、走る走る、ぬかるみ、車道に、果たして、彼はたどり着けるのだろうか、どこに、駅に、列車に、それぞれの人々はどこに、女たちは、それぞれにまた違った道を行く、空回りして、出会い、再会、別れ、走る走る、おしりの落ち着ける場所は無い、客も、車掌も、漁師も、時には裁判に呼ばれて、弁護士も移動、皆が移動、講堂でも、ダンス、歌、座っても一時、飛行機だって、降ろされる、言葉など、契約など当てにならない、言葉の空回り、肉体の、存在の空回り、孤独、仕事だって、判らない、いつ何時、この空回りに巻き込まれるか、ラストの、車掌は、どこに向かっているのだ、仕事か、家族か、はたまた、違った夢の中か、始まりの黒人娘のごとくに、日常とは、近代とは、この空回りのことなのだが、お尻の落ち着く場所はなく、走る走る、

 

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