鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

全国初「マナー向上員」を導入:鄭容順

2008-03-20 22:29:51 | 直言!
「マナー向上員」の呼びかけの導入は横浜市営地下鉄線「グリーンライン」に「スマイル向上員」が乗車するという。
この記事を筆者が見たのは韓国の新聞、インターネットからの検索だった。さっそく他でもインターネットを検索すると掲載されていた。
向上員は車内を回って身体の不自由な人や高齢者に席を譲るよう乗客に呼びかける仕事である。全国で初めての導入である。
韓国の新聞で取り上げるのは韓国社会ではまず考えられない光景である。
日本では優先座席を我が者の座席のように堂々と座っている。公的機関の場所という認識がない。高齢者が乗ってくると寝たふりをしている。そして男性たちの足を広げている分、2人なら足をつけるともう1人は座れる。それを知らないふりして平気な顔をしている。
こんなこともこれから向上員は注意をしてもらいたい。
席を譲るように勧め説得するだけだが乗客と向上員のトラブルを防ぐために警備員1人が同行することになっている。
「スマイルマナー向上員」の実施主体は横浜市交通局/所管部署・高速鉄道本部営業課。開始日は3月20日から始まった。ただし半年経過時点から事業効果を検証しその後の事業展開方針を検討していく。
スマイルマナー向上員は18歳以上の地下鉄を利用している人で20人程度が採用されて9月30日までの予定としている。
この記事を書いた韓国の記者は驚いたことだと考えている。
日本におられる特派員は車内の光景はご存知だろうが韓国ではまずない。
筆者が韓国で地下鉄に乗ることがたまにはある。若い学生風の男性が地下鉄の電車で座っていた。たくさんの高齢者がある駅から乗ってこられた。そしたら1人のアジュマ(おばさん)が「なぜ座っているの」と注意した。その学生はもう恥ずかしくて平謝りに謝って隣の車両に移っていった。さらにまたこんなこともあった。筆者は50代の終わり、地下鉄に座っていた。そしたら高齢者の男性が私の前に立った。筆者も年なので替わらなかったらずいぶん長い間睨まれた。またこれは知人の話、知人が韓国の地下鉄に乗った。50代後後半なのに白髪頭だけで立っていると席を替わってくれたと言う。
マナー向上員を企業や公的機関が導入しなければならない日本社会の倫理観が希薄で低レベルになり、ますますエスカレートしている証拠なのだろう。
ついでに筆者はさらに問いかけたい。
新幹線や長距離列車なら許せるが通勤圏の車内での飲食、化粧、携帯などにもやめる方法を考えてもらいたい。これこそ倫理観もなく自己中心の温存である。
日本の言葉で「はしたない」「みっともない」を復活させてマナーに反する行為に活用してもらいたい。
果たしてどこまで効果があるのだろうか。日本社会のマナーの低レベルを世界にさらけ出すことになった。嘆かわしい現実にようやく立ち向かう人たちがでてきた。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きれいなデザインですね (s.k)
2008-03-20 22:36:33
 お教えいただいたセッとアップありがとうございました。きれいなデザインですね。一新ですね。
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ありがとうございます。 (y?t)
2008-03-20 23:12:06
すっきりしてきれいと言っていただいてありがとうござます。いろいろ試みましたがやっとここに行きつきました。セットアップはなれるしかありません。いまゴロ海外の空を見てシックハックする光景を思いだしてケッケッケッと笑っているでしょうが、出来たのです。できたのですよ。だから講座の時間の設置をおねがするのみてす。
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