若い時はこんな冗談は「やめてよ」と本気になって怒ったものだった。それが40代に入ってそんなことにも聞く耳を持てるようになった。40代から50代、韓国から赴任された人たちと仕事先でけっこう食事のご相伴に預かることが多々あった。そんなときはまだアルコールを飲んでも飲酒運転の罰金制度が厳しくなかったのでビールが入ると冗談をよく言った。
そして私になぞかけをしてその冗談を心底楽しんでいた。こうした冗談を教えてくれた韓国の男性たち、とうに職場を定年退職をして韓国で悠悠自適の暮らしをしておられる。
私がこんなことを書いて気がつく人がいるだろうか。幸運にもこのプログを見て自分が言った言葉だという人がいるかもしれないが宝クジがあたるような確立だ。
最初に教えてもらったのジョークは、韓国に美人の女優がいた。しかし彼氏が出来なくて悩んでいた。彼氏が出来なくて悲しくてマンションの屋上から飛び降りた。飛び降りたところにバナナがたくさん落ちていたので彼女は幸せになったと言う。
2つめはバイアグラが世間で騒がれたころの話です。
韓国から来た観光客が神戸に行きました。ラーメンを食べました。そのラーメンは硬くて食べられませんでした。
私は最初、このジョークのなぞかけの意味や答えがわからなくてキョトンとしていると、言った本人も周りの男性たちも笑い転げる。
それでも私は分らなかった。
バナナの意味もなかなかわからなかった。2回聞いてやっと答えがわった。
ラーメンもしぱらくしないと分からなかった。
韓国の男性は世相も政治も全部、冗談に組み立てて面白おかしくして言葉遊びを楽しんでいる。それがまた嫌味がない。何故なのだろうか。
日本の男性がこんなこというと「やめてよ」なんてむきになっておこっているかもしれない。民族性なのか。明るい。底抜けに明るい。皆と一緒に食事をしているときは皆と一緒に楽しく遊ぶ。かの有名な爆弾酒、ビールの入ったジョッキに洋酒の入ったコップを入れて一気に飲む遊びだが私も韓国で1回無理やりに飲まされたことがあった。そこは女性を武器にして「私は女性だし、明日皆と一緒に仕事でまわらなければならない。ぶっ倒れたら皆に迷惑をかけるから半分にして」といったらコップの洋酒は半分にビールも半分にしてくれた。これならいけると思って一気に飲んだ。
男性たちの大拍手、いいのかわるいのか分らない。
これがたたったのか。翌日、全羅南道の某お寺(寺の名前を忘れた)に行ったが見学の途中、トイレに行っていてはぐれた。門の前で待っていったら一行は違う場所から出てバスが遠くに行くのが見えた。
もちろん半べそかいたのもいうまでもない。
バスの中が余にも静かでおかしいと思ったら「鄭さん忘れてきた」と誰かが言った。
あわててバスが戻ってきた。
男性諸氏の頭の中は夕べの一気のみで酔いがまわっているのか、人を1人置き忘れることも気がついていない。
それでも韓国の男性は冗談がうまい。
「鄭さんなんか、もうここで尼になったらいいから置いていったんだ」と言うと、私も負けていなかったので「○○さんがここでこもったらよかったんや」というとまた切り替えしてくる冗談も上手かった。
本当はここで案内をしていた女性のガイドに責めるべきだが、取材旅行は楽しくしなければならないと臨機応変に考えて韓国の男性に八つ当たりしたが受け止め方もうまかった。バスの中はいっとき爆笑になっていた。
日本の男性も冗談を言う。若い人は小ばかにするがおやじのジョークも面白い。たまには聞く耳をもってあげて。しかし韓国の男性のジョークにはかなわないだろう。
ただそんなジョークを聞く機会が少なくなった。私が60歳近くになって夜の外出に少々体力の限界を感じるようになり夜の食事会はほとんどしなくなった。
それとももう誘われない年になったのかもしれない。いや、現在は韓国も日本も「セクハラ」罪というのがあって言葉の「セクハラ」に匹敵するのだろうか。もう言わなくなっているだろうか。そんなジョークもない韓国が想像できない。とてつもなく明るい民族、冗談も元気で明るく力をつけてくれそうな気がするから。
そして私になぞかけをしてその冗談を心底楽しんでいた。こうした冗談を教えてくれた韓国の男性たち、とうに職場を定年退職をして韓国で悠悠自適の暮らしをしておられる。
私がこんなことを書いて気がつく人がいるだろうか。幸運にもこのプログを見て自分が言った言葉だという人がいるかもしれないが宝クジがあたるような確立だ。
最初に教えてもらったのジョークは、韓国に美人の女優がいた。しかし彼氏が出来なくて悩んでいた。彼氏が出来なくて悲しくてマンションの屋上から飛び降りた。飛び降りたところにバナナがたくさん落ちていたので彼女は幸せになったと言う。
2つめはバイアグラが世間で騒がれたころの話です。
韓国から来た観光客が神戸に行きました。ラーメンを食べました。そのラーメンは硬くて食べられませんでした。
私は最初、このジョークのなぞかけの意味や答えがわからなくてキョトンとしていると、言った本人も周りの男性たちも笑い転げる。
それでも私は分らなかった。
バナナの意味もなかなかわからなかった。2回聞いてやっと答えがわった。
ラーメンもしぱらくしないと分からなかった。
韓国の男性は世相も政治も全部、冗談に組み立てて面白おかしくして言葉遊びを楽しんでいる。それがまた嫌味がない。何故なのだろうか。
日本の男性がこんなこというと「やめてよ」なんてむきになっておこっているかもしれない。民族性なのか。明るい。底抜けに明るい。皆と一緒に食事をしているときは皆と一緒に楽しく遊ぶ。かの有名な爆弾酒、ビールの入ったジョッキに洋酒の入ったコップを入れて一気に飲む遊びだが私も韓国で1回無理やりに飲まされたことがあった。そこは女性を武器にして「私は女性だし、明日皆と一緒に仕事でまわらなければならない。ぶっ倒れたら皆に迷惑をかけるから半分にして」といったらコップの洋酒は半分にビールも半分にしてくれた。これならいけると思って一気に飲んだ。
男性たちの大拍手、いいのかわるいのか分らない。
これがたたったのか。翌日、全羅南道の某お寺(寺の名前を忘れた)に行ったが見学の途中、トイレに行っていてはぐれた。門の前で待っていったら一行は違う場所から出てバスが遠くに行くのが見えた。
もちろん半べそかいたのもいうまでもない。
バスの中が余にも静かでおかしいと思ったら「鄭さん忘れてきた」と誰かが言った。
あわててバスが戻ってきた。
男性諸氏の頭の中は夕べの一気のみで酔いがまわっているのか、人を1人置き忘れることも気がついていない。
それでも韓国の男性は冗談がうまい。
「鄭さんなんか、もうここで尼になったらいいから置いていったんだ」と言うと、私も負けていなかったので「○○さんがここでこもったらよかったんや」というとまた切り替えしてくる冗談も上手かった。
本当はここで案内をしていた女性のガイドに責めるべきだが、取材旅行は楽しくしなければならないと臨機応変に考えて韓国の男性に八つ当たりしたが受け止め方もうまかった。バスの中はいっとき爆笑になっていた。
日本の男性も冗談を言う。若い人は小ばかにするがおやじのジョークも面白い。たまには聞く耳をもってあげて。しかし韓国の男性のジョークにはかなわないだろう。
ただそんなジョークを聞く機会が少なくなった。私が60歳近くになって夜の外出に少々体力の限界を感じるようになり夜の食事会はほとんどしなくなった。
それとももう誘われない年になったのかもしれない。いや、現在は韓国も日本も「セクハラ」罪というのがあって言葉の「セクハラ」に匹敵するのだろうか。もう言わなくなっているだろうか。そんなジョークもない韓国が想像できない。とてつもなく明るい民族、冗談も元気で明るく力をつけてくれそうな気がするから。
●私しゃ春雨 主しゃ野の花よ 濡れるたびごと色を増す
●諦らめましたよ どう諦らめた 諦らめきれぬと諦らめた
●あの人のどこがいいかと尋ねる人に どこが悪いと問いかえす
●酒は飲みとげ 浮気はしとげ ままに長生きしとげたい
●しめておくれよ 今いきそうな 猫が戸棚のトト取りに
とうに忘れてしまった若き日の恋かげん、ふと焦がれた遠い日を思い出しました。そんな日が遠くなっていくこのごろになつかしい遠い日を思い出しました。粋な文章、ありがとうございます。