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園田隆一郎の「オペラを100倍楽しむ方法」

2018年07月15日 | その他
昨日、藤沢市民会館小ホールで開催された 園田隆一郎の「オペラを100倍楽しむ方法」というコンサートに行ってきました。



藤沢市では、2015年に「藤沢市民オペラ制作委員会」を設け、園田隆一郎マエストロを芸術監督に戴いて、3年を一つのサイクルとしたオペラ上演活動を行っています。この3年1サイクルというのが面白い試みで、
1年目⇒プロのオペラ招聘
2年目⇒演奏会形式でオペラ上演
3年目⇒「藤沢市民オペラ」本公演
という形になっています。

2サイクル目に当たる新シーズンは2018~2022。芸術監督は園田マエストロが続投、上記の公演メニューにあてはめますと
1年目⇒椿姫 2018年10月14日 藤原歌劇団招聘公演
2年目⇒湖上の美人 2019年12月1日 演奏会形式
3年目⇒ナブッコ 2020年11月14・15・21・22日 第24回藤沢市民オペラ
ということになっています。

(ナブッコが第24回藤沢市民オペラとなっているのは、3年サイクル1シーズン制になる前にすでに23回の開催実績があるからです。)

ということがわかったのは、当日渡された市民オペラのチラシに記載してあったからで、私はてっきり市民が参加してソロだけがプロの参加型公演だと思っておりました。そして、昨日の演奏会も、プロの声楽家(中村恵理さん)が10月公演のアリアを少しだけ歌って、マエストロが椿姫の説明をするのだと思っておりました。

ところが!

プログラムがこちら。


歌い手は、ソプラノの中村恵理さん、バリトンの青山貴(たかし)さん、そして伴奏は園田マエストロ。椿姫のアリアもありましたが、実は「園田隆一郎監督自らピアノを演奏、豪華なゲスト歌手と話をしながらオペラの名曲をお届けします。(中略)クラシック初心者の方も楽しんでいただけるプログラムです。」とチラシにある通り、さまざまなオペラからたくさんの名曲(アリア、二重唱、シーン)を選んで、解説を織り交ぜながら進行するという、大変に!!豪華かつ聞きごたえのある演奏会であったのでした。

中村さん、すばらしかったです。青山さん、すばらしい声量と美声に加え、たいへんお人柄がよくてその上中村さんとの声のマッチングが抜群でした。



次回は2019年1月26日、ゲスト歌手はソプラノの天羽明恵さん、カウンターテナーの藤木大地さんです。天羽さんはコロラトゥーラの技術も素晴らしいですが、宗教曲も高潔な感じで演奏されるお上手な方ですね。藤木さんはテナーからカウンターテナーに転身された方で、毎年NHKのニューイヤーオペラコンサートにもご出演です。小ホールは席数300とのことですので、マイクなしで素敵なお声が堪能できるのではないでしょうか。

ということで、私は次回も聞きに行くことにしました。

なお、来年の3月に「ナブッコ」の出演者オーディションがあります。腕に覚えのある方はどうぞご応募ください。詳細は後日発表だそうです。
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