コール・ウェルカム

活動予定をお知らせします

NHKニューイヤーオペラコンサート

2016年10月28日 | 演奏会お知らせ
寒くなってまいりました。秋も深まり、そろそろ年末年始を意識する季節ですね。
ということで、本日はNHKニューイヤーオペラコンサートのチケット発売日です。



今年は第60回の記念の年で、HPによりますと「トゥーランドット」「ドンジョバンニ」「アイーダ」の中の楽曲が演奏されるようです。重厚そうなラインナップですね。合唱団が活躍しそう。
また、バッハコレギウムジャパンが出演されるとのことで、舞台転換の間にはバロック系の穏やかな作品が演奏されるのではないでしょうか。

本日10時の販売開始に先立ち、パソコンの前に座ってスタンバイし、S席の購入を試みましたが、一回目はアクセス集中、二回目は売り切れ(呆然)・・・。三度目のトライでA席をゲットしました。

お正月明けに、演奏会の様子をまたご報告しますね。

ちなみに、

A席→7000円
B席→5000円
C席→2500円

です。11:00からは座席指定ができますので、行ってみたいわ、という方はお好みの席をご予約下さい。C席も、舞台がものすごく遠くて、それはそれで面白いです。歌い手さんはマイクを使用される方もいるようで、どんな席でも均等に聞こえます。(通常の演奏会を想像されるとちょっと違和感があるかもですが、毎年のお祭りだと思うと楽しいですよ)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京文化会館

2016年10月25日 | その他
昨日、上野の東京文化会館に行ってきました。10月も下旬ということで、17:30時点で真っ暗です。



この建物は、コルビュジェのお弟子である前川國男が、師匠の設計した西洋美術館の施工に9カ月遅れ、一部同時並行で設計施工を行った歴史的な作品です。前川さんは西洋美術館の技術的監督も行いましたので、JR上野駅公園口を出て恩賜公園入口左右の建物に関わるという、たいへんなお仕事を完遂されました。

竣工は1961年(昭和36年)で、2014年にリフレッシュ工事が完了しました。修復前はもう少し色味が少なかったような印象ですが、夜間に訪れてみますと照明の力もあって壁面、内部の柱・壁の彩色がたいへん美しいですね。



昨日は、小ホールでの演奏会でした。



小ホールへのアプローチはスロープになっており、ホールの後ろ側左右から客席に入ります。正面にステージ、その後ろには段々になった反響版、壁面はコンクリート打ちっぱなしにごつごつしたコンクリート彫刻がしつらえられています。

この小ールは居心地がとてもよく、空間に抱きこまれるような印象があったのですが、実は「洞窟」をイメージしてデザインされたのだそうです。壁面と反響板のデザインは流政之(彫刻家)だそうです。なるほど~~~。力強く、シンプルで美しいのは流デザインだったからですね。当初は演奏+講演会の両方に対応すべく設計されたとのことで、音響設計はNHK技研とのことです。

とても響きのよい、居心地満点のホールです。皆様も一度ご訪問くださいませ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体幹ってどこ?

2016年10月21日 | その他
歌舞伎や狂言の演者や、アスリート、バレエダンサー、管楽器奏者、歌い手など、体を使う表現者のみなさんは、立ち姿が美しいですね。リラックスして立っていても重力に対して一本筋が通っており、ゆるぎない感じがします。この状態を近頃では「体幹がしっかりしている」と表現することがふえてきました。

たとえば、先日リサイタルで演奏を聞いた西村悟さんは、四肢はリラックスしているのに安定感があり、(そんなことはする人はいないでしょうが)歌っているときに体を強く押されても、絶対にふらつかない体幹の強さをもっているように感じました。

この「体幹」ですが、いったいどの辺をさすのでしょうか。なんとなく、背骨かな、腹筋かな、それとも「臍下丹田」あたり??というモヤモヤ状態?なのでは。中野ジェームズ修一さん(フィジカルトレーナー)の著書にヒントがありましたのでご紹介します。



同書から一部省略しながら引用
私たちの胸部には肋骨があり、からだの中央で上半身と下半身をつなぐ要として骨盤があります。(中略)ところが、人間は進化の過程で、肋骨の数がだんだん少なくなってきました。動作の自由を確保するためです。(中略)では動作の自由を確保しながら内臓を守るにはどうすればいいのでしょうか。そこで大きな役割を果たすのが筋肉です。
肋骨と骨盤の間の空洞には「腹筋群」という各種の筋肉があって、これがすべて内臓を覆ってくれています。これらの各種の筋肉を総称したものが、一般的に「体幹」と呼ばれているわけです。
私たちトレーナーは、体幹を”コアユニット”と呼び、一つの箱として考えます。
箱の上蓋にあたるのが横隔膜であり、下底にあたるのが骨盤底筋群です。(中略)背骨の両脇について背骨をささえているのが、多裂筋という筋肉です。これは箱の裏側にあるイメージです。そして、腹横筋という筋肉が箱の側面と前面についています。
引用おわり


体幹(コアユニット)イメージ図(模写)

そうであったか!と膝を打つ思いがしませんか? 体の中央に筋肉でできた箱が入っていると感じると、ここを鍛えればいいのね、と具体的にイメージできそうです。

ただ、これらの筋肉は深部に位置し、これらのユニットの上をアウターユニットと呼ぶ「腹直筋」「腹斜筋」が覆っているそうで、外からさわってわかるものではなく、また指導者抜きのトレーニングもなかなかむずかしいようです。伝統芸能の世界の皆さんは、口伝とお稽古で代々その鍛錬方法も引き継いでいらしたのでしょうね。

ということで、皆様もなんとなく筋肉製の箱を体内にイメージして、お稽古を頑張ってください。

詳しくはこちらの本をご覧ください!

『体幹を鍛えると「おなかが出ない」「腰痛にならない」』
大和書房 中野ジェームズ修一 600円税別

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座カンカン娘

2016年10月18日 | 曲目解説
ただいま音取り中の「銀座カンカン娘」ですが、この曲は同名映画のテーマ音楽です。


監督:島耕二、脚本:中田晴康、山本嘉次郎、出演:高峰秀子、笠置シヅ子、灰田勝彦、岸井明ほか、昭和24年東宝作品

映画は、引退した噺家夫妻の家に恩人の娘秋子(高峰)とその親友春子(笠置)が居候し、それぞれ画家になりたい、歌い手になりたい、という夢をかなえるため、そして大家の窮状を救うため、映画のエキストラになったり、銀座のキャバレーで歌を歌ったりしてお金を稼ぐ、といったストーリーとのこと。

この写真の左が高峰秀子、中央が岸井明、右が笠置シヅ子で、この三人がそれぞれ一人で歌ったり、三人で歌ったりして、この歌が映画の中で何度も繰り返し歌われます。

映画がヒットした後、高峰秀子の持ち歌としてレコードが発売され、国民に親しまれる作品となりました。

作詞は佐伯孝夫、作曲は服部良一です。レーベルはビクター。

戦後4年目の昭和24年の作品ですから、詞の中に「ままよ!」という間投詞がでてきたり、三番に「だまされないぞえ」という表現があったりして、ちょっと古風ですね。映画の中では、レコードに入れられていない1番(0番)の歌詞が登場します。

何て可愛い カンカン娘
ちょいと斜めに カンカンかぶり
ペーブメントでタップを踊って
ブギを唄って チャガチャガチャガチャガ
これが銀座の カンカン娘


二行目に「カンカンかぶり」とあるのはンカン帽のことで、平たくて堅い麦わら帽子のことです。なので「カンカン娘」というのは帽子をかぶった銀座の陽気なお嬢さんたちのことなのかな~と思いきや、当時アメリカ軍人の相手をつとめたいわゆるパンパン嬢の存在を苦々しく悲しい気持ちで思いやった脚本の山本嘉次郎が「カンカンにおこっているんだぞ」という意味を込めてつくった言葉、とも言われています。レコード制作時にこの1番(0番)が採用されなかったのは、それが理由だという人もいるとか(カンカン娘はカンカン帽をかぶったむすめにあらず、ということですね)。けれど作詞の佐伯さんも、「カンカン娘って何?」と問われて、「知らない」と答えたそうで、事の深刻さにくらべなんとなく鷹揚な雰囲気がいいですね。

上の写真で真中にいるのは岸井明さんで、トランペットをふきながら腰につけたスネアドラムを叩いています。早くに亡くなった方ですが、青山学院の中等部→高等部→日大相撲部という異色の経歴の持ち主です。

高峰秀子さんは有名な女優さんですね。昭和天皇が「デコちゃん」(高峰さんのニックネーム)のファンでいらしたそうです。
そして笠置シヅ子さん。「家族そろって歌合戦」の審査員をしていらっしゃいました。この映画のころはまだお若くて、ボディーもスリムですね。アルトのいいお声です。

動画サイトなどで断片的にこの映画をみることができます。今の感覚からすると、とってもテンポが緩やかです。映画の中で何度も何度も歌われるようなので、一回映画を見ると帰りには口ずさめたことでしょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グランドピアノ(10/14の続き)

2016年10月16日 | その他
10/14の記事の続きです。

今日行ったところ(杉田劇場練習室)にグランドピアノがありましたので、写真を撮ってきました。


ペダルです。左がシフトペダル。踏むと鍵盤が右側にスライドして、ハンマーが打つ弦の数を減らし、ソフトな音を作ります。

上がペダルを踏む前、下が踏んだ状態。(鍵盤左端)


ちょっとだけ隙間が広がっているのがわかるでしょうか。

蓋を開けてみたところ。

中央に並んで見えている黒い部品は、ダンパーです。
今まで気づかなかったのですが、高音部にはダンパーがないんですね。確かめてみましたら、真中のド(C)の4度上のファの2オクターブ上のファ(F)からダンパーなしでした。


こちら、弦、ダンパー、ハンマーのアップです。グランドはキーを押すとハンマーが上に動き、弦をガーンと打って、その弦をダンパーが押さえて響きを消す、という仕組みがよくわかります。ハンマーは打鍵するとすぐに重力で元の位置に戻りますが、戻る前にキーを叩くとそのまま続けて弦を打ちます。ここがアップライトと違うところですね。

ということで、横浜市磯子区民センター杉田劇場のグランドピアノでした。(カワイ製)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グランドピアノとアップライトピアノ

2016年10月14日 | その他
演奏活動も一段落し、新曲の音取りも始まって、勉強の秋ですね。「東京物語」がどのように仕上がるのが、とても楽しみです。

さて、私たちがいつもお世話になるピアノ。グランドとアップライトがあるのはご存じのことと思います。形だけではなくて、いろいろ違う点がありますので、ちょっとご紹介します。



■歴史
ピアノの前身はざっくり申し上げますとチェンバロ(ハープシコード)で、まず、音のダイナミクスに難点があると感じたチェンバロ職人のクリストフォリという人が、クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテという「弱い音も強い音も出せるチェンバロ」を作り出しました。
その後、ジルバーマン、シュタインというドイツ人によって改良が施され、一方でイギリスではツンベという人がスクエアピアノという楽器を制作しました。
そして近代ピアノは、フランスのエラールによる新構造の発明によって成立すると言われます。(1821年)
一方、フィラデルフィアのホーキンスという人が、クラヴィシテリウム(縦型のハープシコード)を参考にアップライトピアノを制作します。(1800年ごろ)
ということで、グランドもアップライトも祖先は同じで、どちらも19世紀初めに現在の形になったといえそうです。

楽器の成立の歴史は、ヨーロッパ(のちにはアメリカも)の音楽勢力地図の変遷や、産業革命、為政者の強さや富のありかなどによって場所・技術が相互に影響し合い発展しますので、とても面白いですね。とくに鍵盤楽器は素材が、鳥の羽、象牙、木、鉄、鋳鉄、鋼鉄、銅線、巻き線、鉄線・・と時代により劇的に変わります。

■アクション
このように、現在ではコンサート用あるいはプロが使う大型のピアノ=グランド、縦型の軽便なピアノ=アップライトのようなすみ分けができている両ピアノですが、実は「アクション」と呼ばれる打鍵の力を弦に伝える機械的な仕組みに大きな違いがあります。

グランドの場合は
キーを叩く→ハンマーが上がる→弦を叩く→ハンマーが重力によって下がる
という仕組みで音が出ます。

一方見たとおり、また名前の通りアップライト=直立した、まっすぐ立った、という意味のアップライトピアノは、グランドピアノのふたを開けると水平に張られている弦が、箱型の容器の中に直立して張られていますので、その弦を叩くハンマーも、90度持ち上げて設置される道理となり、重力の利用が制限されるのをバネの力で補っています。
キーを叩く→ハンマーが傾く→弦を叩く→バネの力でハンマーを元の位置に戻す
ということです。

このアクションの仕組みの違いにより、ハンマーの戻りのスピードに違いが生じ、グランドではキーが完全に鍵盤面と面一に戻っていなくても続いての打鍵が可能(ハンマーの自由度が高い)なのに比べ、アップライトではキーがもとの位置に戻っていないと次の音が出ないという不自由さが生じます。(快速なパッセージやトリルなどの演奏時に、グランドでは弾けてもアップライトでは空振りになる可能性があるということ)

ピアノを学ぶ生徒が「先生のおうちのピアノでは上手に弾けるのに、うちのピアノではひけない・・・」という場合は、技量が上がってアップライトでは間に合わなくなっている可能性があるそうで、「その場合はグランドのご購入をご検討ください」とはピアノ屋さんのアドバイスでした。

■ペダル
グランドもアップライトも、足元には3本のペダルがあります。右から
グランド→ダンパーペダル、ソステヌートペダル、シフトペダル
アップライト→ダンパーペダル、マフラーペダル、ソフトペダル

と呼ばれます。

ダンパーペダルは同じ名前ですのでどちらも同じ。両ピアノとも、ハンマーで打鍵された弦は、打鍵直後に弦をダンパーと呼ばれる部品で押さえて響きを消しますが、このダンパーの動きを制限するペダルです。打鍵された弦は響きを保ち、結果的に音が長くつながって聞こえます。

真ん中のペダルは名前が違いますね。
グランド:ソステヌートペダル→ダンパーペダルがすべてのダンパーを弦から離すのに対し、ペダルを踏む直前に押したキーのみダンパーを離すペダルです。特定の和音のみを長く残したいなど、音楽的に高度な要求に応えるペダルです。アップライトにはありません。
アップライト:マフラーペダル→弦全体に防音素材(フェルト)を近づけ、音を小さくするペダルです。夜間の練習など響きを抑えたいときに使います。グランドにはありません。

そして左のペダル。
グランド:シフトペダル→このペダルを踏むと、驚いたことに鍵盤が右側にスライドします。これは、通常3本一組の弦をスライドすることで打鍵時に2本のみにハンマーが当たるようにする物理的なしかけで、これにより音はソフトな感じになります。ソフトペダルと呼ばれる場合もあります。
アップライト:ソフトペダル→グランドは左右方向に鍵盤がスライドすることでソフトな音を実現しますが、アップライトの場合はハンマーの打ちおろし距離を短くする(振りかぶり距離を穏やかにする)ことで効果を得ています。
結果は同じでも、方法が違うということでしょうか。

このように、ずいぶん違う点があるのですね。皆様も、グランドがあるところに行ったら、
シフトペダルを踏んで確かめてくださいね!

当記事はYAMAHA HP、FANTASIA、音楽事典などの情報を参考にしました。


■参考
以下のピアノは、大岡地区センター音楽室のYAMAHAアップライトです。
いろいろ写りこんでいますが(*_*)ご容赦ください!

蓋を開けてみました。


これが「アクション」です。中央上に上がっているのが「ハンマー」で、巻き線の弦を叩いているところです。このキーは中低音ですので、線は2本です。
ハンマーの上にあるのが、弦の長鳴りを抑える「ダンパー」です。


これはペダル。真中のペダルを踏むと音が小さくなります。


真中のペダルを踏むと、中央に見える白いフェルトが、弦とハンマーの間に入ります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーラス連絡1011

2016年10月11日 | コーラス連絡

明日のコーラスは 上を向いて歩こう をお持ちください。

小宮〓

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お急ぎください!アートフェスタ申込み

2016年10月10日 | 演奏会お知らせ
みなさま今晩は。急に寒くなりました。突然の秋ですね。

さて、過日お知らせしました「馬車道まつり アートフェスタ2016」の申込み期日が迫っております。

観覧ご希望の方は、往復はがき(104円)をご用意の上、
■往信側表→関内ホールの住所
■往信側裏→
 1)自分の住所
 2)氏名
 3)連絡先(電話番号かメールアドレス)
 4)観覧コース(Cコースです
 5)希望時間(14:00です
 6)人数
■返信側表→ご自分の住所と名前
■返信側裏→白紙
↑ ↑ のようにご記入いただき、10/13必着でご投函ください。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「横浜市民賞」選定員募集開始

2016年10月06日 | その他
本日横浜市文化観光局文化振興課からお手紙が来ました。「全日本学生音楽コンクール全国大会in横浜」における「横浜市民賞」選定員募集のお知らせです。




昨年私は大学声楽の部に応募・当選いたしまして、学生さんたちのフレッシュな演奏に感銘を受けました。
横浜在住在学在勤の方はどなたでも応募できます。ぜひ、お申込みくださいませ!

http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/bunshin/torikumi/clayoko/

↑ ↑ お申込みはこちらまで。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の富士

2016年10月04日 | その他
秋なんですが・・・暑いです。どうしたことでしょうか。

今朝はめずらしく富士山がよく見えました。


台風も近づいていますので、熱中症と強風大雨には十分ご注意ください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする