親の顔が見てみたい。

っても、亀田親子の話だけどね。

見た？

亀田興毅の会見。

やっぱ、親父出てこなかったな。

別にあの親子の親戚でもなんでもないが、

不覚にも、冒頭、興毅の謝罪の言葉に
涙が出そうになった。

なんてーか、あまりにも彼の背負っているものが、
重たすぎる気がして。

２０歳。立派な大人だ。

でも２０歳。全てを負うには若すぎる。

あの会見を見て、わかった。

彼もある意味被害者なのだ。

反則云々の話以外、弟の様子や、父親のことを
話すとき、記者たちに対して、
です、ます、が言えないのだ。

きっと彼は今まで親から教えてもらえなかったのだ。

もちろんこんなことは、生きていれば自然に
身に付くことなのだろう。

しかし、彼はその機会すら与えてもらえなかったの
かもしれない。

彼を責める記者たち。

その中の一体何人の人が、

「俺の父親は世界一だ」と言ってもらえるのかね？

この言葉は、決して他人が
知ることはない、その家庭のその親子にしか
わからない何かがあるからこそ。
その辺は無視できないよ。

亀田家がしてきたことは、自業自得だ。
私だって、彼らの言動を見て、気分が悪くなったものだ。
日本中の人がそう思っていたからこそ
これだけの騒ぎになったのであろう。

関係者なんか、どれだけイヤな思いしたことかね？

だから、これで
「さぁ今までのことは全部忘れて」なんて
思わないよ。

たださ、せっかく才能があるのだから
これからトレーナーを代え、彼が心身ともに
どれだけ成長していくか見続けたいと思う。

輪島が言ってたよ。

心技体じゃないって、

心体技だと。

団子屋のくせにいい事言うね。

それにしても、今回の会見をやることによって
「世界一の親父」は、はたから見ると
「世界一の最低親父」になってしまったこと
興毅は気づいているかね？