101「中国事情」

しばらく前に両親と伊豆に旅行に行った時、帰りに箱根の大涌谷によりました。

平日だったのですが、中国の方が大挙して大型バスで乗りつけ観光していらっしゃいました。すごい数です。

大涌谷は、激しく蒸気が吹き出るエネルギッシュな景観から、特に中国からの観光客には人気があるそうです。

箱根に来るって事は、おそらくもう都内の観光や京都などの観光は経験して、2度目、3度目の日本旅行の方、もしくは長期旅行の方たちなんでしょうか・・・。
何回も、もしくは長期で旅行に来ることができるって言うことは、その中国人の方々はかなり富裕層の方って言うことですよね。

今朝のニュースでも、中国の方々にとって日本は大変人気で、家族旅行や新婚旅行で、アメリカなどと並ぶ旅行先にあげられているそうです。
築地、原宿、秋葉原、京都、奈良・・・かなりの金額だと思うんですよ。
しかも、電気製品をたくさんお土産に購入されるらしいです。

私が良くいくテニアンも、ダイナスティーという中国系の大きなホテルがありますが、おしゃれをした中国系の方がカジノ目当てでいらしています。

一方では、生きるための毎日の食事にも事欠き、人身売買などもあると聞く見えない部分の中国と、正反対の生活です・・・。

昔「中国女性」という本を読みました。

農村で親の決めた、会った事もない男性と結婚した女性の実話です。
一人っ子政策で2人目の子供を生めない嫁に、「働き手である子供をたくさん生まないのではお前に嫁の資格がない」と迫る姑。
月１の妊娠検査が政府機関によって行われ、子供がいる女性が妊娠していることがわかるとその場で連行され堕胎手術を受けさせられます。

手術をうけ帰ってきた女性に、「やっぱり生めないんじゃ、もうお前なんか要らない」と、ひどい暴行を受けその女性はなくなってしまいます。

遺体は埋められますが、恨みに思って化けて出られたら嫌だ・・・と、遺体の胸に杭が打たれます。

衝撃的な内容で、それ以来その本が怖くなってしまいました。

貧富の差が無いように社会主義が生まれたのに、現実はまったく違う方向になっています。私は社会主義思想家では無いので、学生時代に授業で習った社会主義の上っ面しか知りませんが、中国を見ていると不思議でなりません。

貧富の差が無いということはありえませんが、もうちょっと何とかならないのでしょうか・・・。

中国の国内だけでなく、国家間の貧富もそうですよね。
私は、毎日バカほどのお金を出してコース料理を食べたり、使いもしないブランドバックをたくさん戸棚に並べたりしなくても、幸せです。

私がお金持ちじゃない分、その分がちゃんと他の人の幸せに使われているといいなと思います。