投手の障害予防に関する有識者会議が終了 1週間500球以内の投球数制限を高野連に答申
11/5(火) 18:05配信 ・サンケイスポーツ
日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の最終の第4回会合が5日、大阪市内で開かれ、高野連に対しての答申の骨子をまとめた。
答申案には競技団体(高野連)に対し、投手の障害を予防するために高野連主催の大会などにおいて3連戦を回避する日程を設定することや、来春の選抜大会を含む春季大会から3年間を試行期間として、大会期間中の1週間での1人の投手が投球できる総投球数を500球以内とすることなどを盛り込んだ。
ほかにも加盟校に対して、週1日以上の完全休養日を導入し投球過多によって選手にスポーツ障害が発生しないように配慮することや、複数投手の育成に留意することなどを、また野球界全体に対しては、中学、高校、大学の指導者が各選手の過去のけがの実態を把握することを目的とした「野球手帳」の普及、推進を図ることや、学童・中学野球における大会や試合数の精選と明確なシーズンオフの導入、指導者のライセンス制の検討などを求めた。
中島隆信座長(慶大教授)は「4回という非常に限られた回数、また来年度からの導入という期間の制約があったなかで、以上の内容を答申に盛り込んだ。これですべての障害がなくなるわけではないし、これがベストというわけではないが、こういう答申を高野連に発信し、高野連が受け取ってどうやって実践していくかを見守っていく。結果として野球と携わる高校生だけでなくすべての若者が気持ちよく野球ができるようになることを期待している」と話した。
答申は今後、明治神宮野球大会期間中の20日に中島座長から日本高野連・八田英二会長へと手渡され、29日の高野連理事会で諮られる。
11/5(火) 18:05配信 ・サンケイスポーツ
日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の最終の第4回会合が5日、大阪市内で開かれ、高野連に対しての答申の骨子をまとめた。
答申案には競技団体(高野連)に対し、投手の障害を予防するために高野連主催の大会などにおいて3連戦を回避する日程を設定することや、来春の選抜大会を含む春季大会から3年間を試行期間として、大会期間中の1週間での1人の投手が投球できる総投球数を500球以内とすることなどを盛り込んだ。
ほかにも加盟校に対して、週1日以上の完全休養日を導入し投球過多によって選手にスポーツ障害が発生しないように配慮することや、複数投手の育成に留意することなどを、また野球界全体に対しては、中学、高校、大学の指導者が各選手の過去のけがの実態を把握することを目的とした「野球手帳」の普及、推進を図ることや、学童・中学野球における大会や試合数の精選と明確なシーズンオフの導入、指導者のライセンス制の検討などを求めた。
中島隆信座長(慶大教授)は「4回という非常に限られた回数、また来年度からの導入という期間の制約があったなかで、以上の内容を答申に盛り込んだ。これですべての障害がなくなるわけではないし、これがベストというわけではないが、こういう答申を高野連に発信し、高野連が受け取ってどうやって実践していくかを見守っていく。結果として野球と携わる高校生だけでなくすべての若者が気持ちよく野球ができるようになることを期待している」と話した。
答申は今後、明治神宮野球大会期間中の20日に中島座長から日本高野連・八田英二会長へと手渡され、29日の高野連理事会で諮られる。