遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ガラス17 クリスタル大花瓶

2020年09月18日 | ガラス

クリスタルガラスの大きな花瓶です。

 

 

高 20.0㎝、口径 15.4㎝、底径 7.3㎝。 重 2.5㎏。

 

 

ズシーンと重く、鉛ガラスを実感します。厚さは、口縁部で1.2㎝あります。

弾くと、キーンと金属音が響きます。

外側全面に、深く切子彫りがなされています。

まるで、ガラスの塊から削り込まれたかのようです。

単純なカットですが、格子状の模様から和物切子のエッセンス感じられます。

 

飛騨高山の骨董屋でみつけました。

実は、店には同じ大きさのクリスタル花瓶が、2個対で置いてありました。片方の品は、今回の品と同じく格子模様なのですが、その並びが緩やかな曲線を描いていました。これは、大正から昭和初期の和様アールデコだと直感。値段を聞くと福沢諭吉さんが一人。「じゃあ」と言うと、「実は、これは予約済みなんです。もう一つの方なら」と主人が言うではありませんか。一個なら樋口一葉か、と思っていたら、福沢先生は、2個の花瓶それぞれにくっついていらっしゃるとのこと(^^;  けれども、もうあとには引けません。やむなく、今回の品となった次第です(^.^)

 

重さのせいもありますが、独特の安定感があります。

 

光の指し具合によって、美しく虹色に輝きます。

 

 

 

 

手間いらずで、毎年勝手に咲くムクゲをとってきました。

うーん、イマイチ。

 

八重のムクゲならどうか。

やっぱり、もう一つ。

 

なら、もうやけくそ。両方を一緒に入れました。

この方が、ゴマカシが効きますね(^.^)

 

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ガラス16 釣花瓶

2020年09月16日 | ガラス

ガラスの釣花瓶です。

戦前から戦後すぐ位の品だと思います。

 

ガラスの耳、三カ所で吊るようになっています。

 

 

 

       高 20.0㎝、幅 9.0㎝。

 

 

花は、やはり蔓物がいいでしょうね。

朝顔を入れてみました。

 

なかなか難しいです。

別の入れ方をしてみました。

 

 

室内の朝顔も結構いけますね。

 

 

 

洋画家、矢橋六郎の絵と取り合わせてみました。

 

 

欲張って、ガラス簾も加えてみました。

ちょっと散漫になりました(^^;

 

ps. 朝顔は、当然、一日で萎んでしまいます。せっかく入れた朝顔、何とかできないものか・・・おおそうだ、エネルギー源の砂糖をくわえてみたら・・・次の朝、蕾が開きました(^.^)

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ガラス15 昭和のコップ2種

2020年09月14日 | ガラス

先回のブログで、ガラスの盆セットを紹介しましたので、これに合いそうなコップを探してみました。

 

薄緑のコップ6個です。戦前の品です。

 

   径 5.9㎝、高 9.2㎝、底径 4.8㎝。

グラビールで花が一輪、彫られています。

 

 

小さな気泡がみられます。

 

 

もう一種類ありました。

いかにも昭和、というガラスコップです。作られたのは、昭和30年代でしょう。

 

  径 6.7㎝、高 12.8㎝、底径 6.3㎝。

 

底の部分が厚く、2㎝ほどあります。

 

器本体は、かなり薄い造りです。

 

どのように作られたのかわかりませんが、模様の曲線が微妙に異なります。

 

先回のガラスコースターにのせてみました。

 

 

 

結構いける感じです。

 

 

 

もう一方の方は、

底部が大きくてコースターに収まりません。

 

コースターなしで、そのままのせればいいんですね(^.^)

 

せっかくの硝子盆セットとガラスコップです。

 

「ただの炭酸水」(有料(^^;)を入れると・・・・

泡と露が、涼を感じさせます。

 

昭和レトロが郷愁をさそいます(^.^)

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ガラス14 硝子盆セット

2020年09月12日 | ガラス

夏用のガラス盆セットです。戦前の品です。

 

盆とコースター6個が組になっています。

昔は、どこの家にもありました。

 

盆:

     径22.0㎝、高1.9㎝。

桔梗と女郎花が描かれています。暑さの中に秋を感じられたら、ということでしょうか。

 

 

コースター:

         径 6.1㎝、高 1.7㎝。

 

同じように、桔梗と女郎花が描かれています。

コップを置く面は擦れるので、絵は裏側に描かれています。絵は、型摺りで、6個とも全く同じです。その下に無地のガラス(底)を入れ、金属枠で固定してあります。

この枠の縦格子部分が弱く、使っているうちに歪んできます。そうなるとみすぼらしい感じになってお払い箱(^^;

この品は、幸いにも未使用です。

丁寧に使ってみます(^.^)

 

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青春グラフィティ

2020年09月11日 | コロナに負けるな

どっと積んである本の間に埋もれていました。半世紀ぶりに表へ。

10年前、能、骨董関係以外の本3000冊と一緒に、レコード・CD数百枚ほどを処分したのですが、まだ何枚か片隅に残っていたようです(1963-73年)。

 

     

物は残っても、青春はとうに失せています(^.^)

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