今回は、蒔絵の硯箱です。
幅 18.2㎝ x 長 23.9㎝、高 3.5㎝。明治―昭和。
蓋表には、金蒔絵で、山水図が描かれています。
蓋をとると、中には、トレーと台板が入っています。
硯、筆などはありません。
内側は、蓋、本体ともに、総梨地です。
トレー、板をはずした状態です。
こういう品の値段は、ほぼ蒔絵で決まります(^^;
まずまずの品でしょうか。
秋の夜の情景が浮かび上がってきます。
黒漆塗の上に金蒔絵を施し、透明漆をかけた後、炭で研ぎ出しています。その結果、表面はツルツル、ピカピカ。指紋が付くので、素手で触るのがはばかられます(^^; 実用的ではないですね。
底、裏側はすべて黒漆。
箱の底には、木目がくっきりと見えます。
よかった!プラなら切腹ものですね(^.^)
でも、実用品ではないです。飾りです。書関係のこういう品も、凝りだしたらきりがないので、つまみ食いです。
おっしゃるように、机の上にさりげなく置いておけば、雰囲気がでますね。
でも、硯も筆も無し。おまけに書道の心得無しですから、武士の竹光みたいなもんです(^^;
机上のステイショナリーに殿方は懲りますよね。昔もそうだったのかと、そんな情景が思い浮かびます。
時代劇に出てくる硯箱のシーンが大好きです。
蒔絵ばかりはピンからキリまでですね。上を見たらきりがありません。
まあ、こんなのが一個あってもいいかなー、のレベルです。それでも指紋は気になるので、手袋をはめています(^.^)
ホント、「指紋が付くので、素手で触るのがはばかられます(^^; 実用的ではないですね。」
触る場合は手袋を着用するのでしょうか、、、?
プラスチックなら、ここまでの優品には仕上げないですよね(^-^*)
木目がハッキリと見えるのは当然でしょうけれど、安心はしますね(^-^*)