遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

市松模様脚付板盛器(10客)

2022年02月03日 | 漆器・木製品

先日、クリンの広場のブログで、クリンちゃんがすてきな市松模様の漆器を紹介していました。

ん、市松模様!?たしか故玩館にもそんなような物があったはず・・・しかし、記憶が確かではありません。

いちまつの不安をかかえながら、例によって、あちこち探しました。

そして見つけたのがこれ。

大きめの木製漆器です。

しかも、10客あります。 

うーん、市松模様と言えば言えない事もないけど(^^;

30.5㎝x17.8㎝、高 2.3㎝。現代。

この器をどう呼んでいいのかわかりません。

脚付板盛器ではあまりに味気ないし、四方膳もピタッときません(^^;

小料理屋のカウンターで、寿司などを盛る?(^.^)

銀と金がきいています。銀は黒化しています。期せずして、おもしろい模様ができています。これを磨いてやれば、先の写真の様にきれいになりますが、このままの方が味があるかもしれません。

金の部分が剥げた箇所は、私が金粉を蒔いて補修しました(色合わせができてません)。

裏の黒漆部には木目が見えるので、プラスチックではなく木製です。

せっかくだから使いたいけれど、一体何を盛る?

そうこうしているうちに、土産をいただきました。

越中八尾の名物菓子、玉天です(少々、時期外れ)。

              越中おわら節
♬おわら踊りの 笠着てござれ 忍ぶ夜道は オワラ 月明かり♪
♬雪の立山 遠くにかすむ 八尾坂道 オワラ 春の水♪

玉天を天こ盛り(^.^)

取り皿にのせれば、らしい感じになります。

この根引松の小皿なら、一松ならぬ三本松。

おおそうだ、松を増やせばいいぞ・・・・

ということで、ぎっしりと並べれば、

いちまつの不安は消え、

立派な市松模様の漆器になりました(^.^)

 

コメント (14)
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