郵便局と買物に行く。日差しが強い。行く道々でこの暑さに負けない花達がいる。暑いから外出したくないと思うのに、出か
けてしまえば花達に会える。嬉しく思う。中学の陸上クラブだろうか、二条城の周りを大勢タイムを取りながら走っている。
子供達は夏休みになったけれど、暑くて公園ではあまり遊んでいない。蝉の鳴き声ばかりが聞こえて来る。時々ミンミン蝉
が、裏の家の大きな金木犀の木に止まって鳴く。気温が急上昇するように感じる。でも人家に来て鳴く時はもう寿命が、後少
しと迫っているようだ。木に止まる力がなくガッサと落下している。鳴く為に地上に出て来たような蝉達。思いっきり鳴いて
いいよと声を掛けたくなる。この世での最後の脱皮をし、空に還って行くんだね。




