移りゆく風景

桜が咲いて散ってゆく。今年の冬は特に寒かったので春の訪れは待ち遠しかった。次は若葉の季節が訪れまた街の風景が変

わってゆく。

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

日々の小さな変化だけでなく、今度はNHKの引っ越しで随分と風景が変わってくる。・・・と言ってもNHKも東京オリン

ピック前に一度建て替えがあって姿を変えているし、二条公園も改修され姿を変えた。私は前の公園にいる夢を見ることが

よくある。前の公園の方が今まで長い時間遊んだので、同じ空間の二重の風景の中にいるよう。そのNHKも二条公園も昭和

になってからのもので、その前は刑務所だったらしい。人口が増え街中になったので刑務所は山科に移転。昭和３年、昭和

天皇即位記念の「大礼記念京都大博覧会」会場内の児童遊園地が二条公園として姿を変え残った。始めの頃は公園の入り口

には門があって夕刻には閉じられ、守衛さんまでいたそうだ。刑務所の他の部分は住宅地になった。歴史の流れの切り取っ

たほんの一部分。それだけしか見ることが出来ない風景。

二条城堀端の桜

明日は雨が降る天気予報なので、今の内にと二条城の裏の桜を見て来た。まだ満開にはなってない。ちらほらの咲き始めの

木もある。二条城は西側（裏）には桜の木が多いが、東側（正面）、南側、北側の堀端には桜の木はほとんどない。お城の

中に桜の園がある。正面は向かい側の堀川沿いの遊歩道に桜の木が多く、それが綺麗で散歩には持って来い。

　

　

ジョギングしている人も多いが、時々足を止めて桜の写真を撮っている人もいる。やっぱり残して置きたい風景、日本人の

心情？

二条公園の桜

今日はとても陽気が良かったので、一気に桜が咲いた。

　　　　（いつかなくなるNHKのある風景）

　

枝垂桜はまだ若いので大きくなるのに一生懸命という感じで、枝振りに風情がないように思う。今日は家族でお弁当を食べ

ながら、お花見をしてる人が多かった。私は桜ペースト入りの蒸しケーキを買って来た（花よりだんご？）

寄り道

通勤の帰り昼の小雨も止んだので、バスを降りてから停留所ひとつ南へ歩いて、二条城の正面へ行ってみた。京都は２～３

日前寒い日があったためか、桜はまだ咲き揃っていない。少し北に８分ほど咲いた桜があった。

　　　　　　　　　　　　　

　

　

こぶしの木も幾つかあったけれど、まだ植えられて年月が経っていないような感じで、何年か先大きくなったらもっと綺麗

いだろうな?

気になる木

裏のお宅の庭の大きな金木犀の木。もう大分前からコンビニ袋が引っかかっている。春の嵐で家々の大屋根を超えてどこか

から風に流されて枝に引っかかったようだが、次に風が吹いた時に飛ばされずそのままになったよう。引っかかった枝が伸

び葉が成長し、コンビニ袋の持ち手の部分が抜けなくなったようだ。

 　　　　　　　　　　　　

人が取り除くか、袋が破れない限りず～とそのままのよう。何か変な感じで見る度気になる木。