ANTI-新P舎

それがぼくには目障りだったから ©[L.Torvalds (et) S.Fujiwara] by 資

20080306付文書

2008-03-11 | 当事者

事業譲渡のご報告

平成20年3月6日

各位

 〒160-0023

東京都新宿区西新宿4丁目●番●号 西新宿●●ビル2階 ㈱新風舎
窓口 TEL03(5358)48**・FAX03(5358)48**
㈱新風舎  保全管理人  弁護士  川島  英明
〔印〕

拝啓
梅花の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

 さて、新風舎の保全管理人として、同社から書籍を刊行されていながら、書籍の流通/販売ができない状況にある皆様に対して、ご報告申し上げます。
 2月1日以降、3社と事業譲渡の交渉を行ってまいりましたが、当職と東京地方裁判所民事第20部の判断により、株式会社文芸社(以下、「文芸社」)に要請し、この度、事業譲渡契約を締結致しました。同社は実績があり、倒産の心配なく契約できる制度を構築しており、皆様の書籍を再度流通に乗せることもできます。
 当職と裁判所の方では、同社に対し再流通の役務を皆様に提供するよう要請しております。皆様に同社が提示する条件は、必要最低限度のものということであり、当職も同様の判断をしております。
 追加負担が存しますことを不本意に思われる方も多いと推察致しますが、今後の破産手続きでは、「金銭は返還されず、本は流通どころか、存在すら忘れ去られる」という状況にありますので、当職としては、最善の選択肢と思慮しております。


今後の手順につきましては、次のとおりです。
 既刊書籍の情報を文芸社に移転しますのに、約2週間を見込んでおります。
 移転手続き後、同社で特定の準備期間(約1ヵ月)を経た後、同社もしくはグループ企業である株式会社文芸社ビジュアルアートから、まずは「新風舎と契約を締結していながら本が完成していない方々」に対して、同社グループが提供する役務(サービスの内容及び費用)が提示されます。その後、同社グループから皆様に対して再流通に関わる役務が提示されます。
 皆様が同意された場合には、同社グループが上役務を提供します。 皆様のもとに一部の外部エディターや自費出版業者から、「廉価で本を造るので、既刊書籍を送るように」という案内が来ることも十分予想されます。 その多くは零細事業者であり、流通に乗せる仕組みもなく、費用の保全についても不明というのが実情です。皆様におかれましては、状況をご理解の上、ご判断下さるようお願い申し上げます。

 今後、この点に関するお問い合わせは、文芸社から連絡が行くのをお待ちください。準備が整い次第、同社のホームページでもお知らせを掲載します。
 
(上記手順2にございますように、文芸社側の受入れ体制が整うまでは、電話をするなど、同社の業務に支障を与えないようご配慮願います)
 末筆になりますが、今後の皆様のご発展とご繁栄をお祈り申し上げます。

敬具


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