ANTI-新P舎

それがぼくには目障りだったから ©[L.Torvalds (et) S.Fujiwara] by 資

書誌20070930memo.

2007-09-30 | 書誌
200702
●出版界 自費出版最大手の「新風舎」に舞い込む苦情の数々 『リタイアメント・ビジネス・ジャーナル』編集長◎尾崎 浩一
『リベラルタイム』 7(2) (通号 69) p.? リベラルタイム出版社 http://www.l-time.com/contents/contents0702.html
〓未見・NDLなし・Mト所蔵あり

「見積書」は矛盾(?)だらけ――「所有権論争」再燃 !?

2007-09-23 | 批判的記事
200709上旬号
長岡 義幸 「ブック・ストリート 流通 共同出版の落とし穴」
『出版ニュース』 (通号 2117) pp.24-25 出版ニュース社 http://www.snews.net/news/0709a.html

 見積もりを求められれば、制作費のほかに企画費や校正費、装幀費、流通管理費などの項目を立て、新風舎の所有物とする分については、「買受け」扱いとして、総費用から差し引くというかたちにしていた。いったん高額な見積書をつくり、リスクを分け合ったかのように「買受け」分を控除するかたちにして、見かけ上安価になったという体裁にしたのだろうか。ただし、お客から請求がなければ見積書は出していなかったともいう。


読者への「説明文」はまだか――200707「公式見解」

2007-09-21 | 当事者

2007年7月31日
株式会社 新P舎

公式見解の発送について

 このたびの一連の報道やインターネット上で見受けられる疑問について、本日著者の皆さま宛てに公式見解とご説明をお送りしました。
 内容は、以下の2つです。
  1)社長・M崎からの手紙
  2)新P舎の見解・説明
 この中で、出版界の現状をふまえた「会社としての取り組み」「新P舎の販売・営業方針」をお伝えしています。

これを機に、表現者第一主義のもと、本によって私たちの世界を豊かに変えていくため、さらなる改善と挑戦を重ねてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

以上

http://www.pub.co.jp/img/official/070731.pdfより




著者の皆さまへ


 このたび小社の著者が、小社に対しおよそ760万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしました。一部のマスコミにおいて、正式な取材依頼のない報道や、誤解や事実誤認に基づく一方的な視点での記事などもあり、不安に思われた方も多いと思います。小社では著者の皆さまを第一に、読者、書店、マスコミに対しても、誠意を持って適切な対応をしていく所存でございます。
 この件に関し、著者の皆さまにご心配、ご迷惑をおかけしましたことを 深くお詫び申し上げます。
 訴訟内容に関わることにつきましては、ご説明できない事情をご了承いただきたいと思いますが、一連の報道やインターネット上で見受けられる疑問に対し、お答えできる範囲内で新P舎からの見解やご説明をお送りいたします。皆さまへのご説明が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
 これを機に、著者各位が望む方向へと、さらなる改善と挑戦を重ねていくことをお約束いたします。声援を送ってくださった皆さまには、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

末筆ながら皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。

2007年7月

株式会社 新P舎
代表取締役社長 M崎Y行



小社に関する報道について


 出版の舞台を表現者に開放する。それは、表現者の思いがカタチになった「本」をつくることであると同時に、その「本」をひとりでも多くの読者のもとへ届けることでもあるのです。そのため、新P舎は絶版しない方針を貫き、さまざまな流通経路を開拓してきました。
 「自費出版で出した本は売れない」そういわれ続けた出版界で、プロ・アマ関係なく小部数からでも出版できるシステムをつくり、出版不況といわれるなか、新P舎は挑戦し続けています。著者が出版費用を負担し、つくりたいものをつくり長期的に流通していくという形態は、残念ながらまだまだ社会に広く認知されておりません。わかりやすい説明をさらに重ねていくとともに、販売や公報面での力不足も誤解や不満を生む原因のひとつだと再認識し、改善を進めていくことをここにあらためて宣言いたします。
 編集に関しても、作品のジャンルごとに編集部を設け、デザインにも力を入れる方針で社内にデザイン室を置き、原稿の魅力を引き出す質の高い本づくりを行っております。
 本の価値が、出版形態のいかんを問わず、内容やそこに込められた思いで評価される世の中になるよう、著者の皆さまにご理解いただき、お力をお借りしながら、より一層の努力をしてまいります。

▼流通のしくみ

 書籍は一般的に、取次(販売会社)という書籍の卸問屋を経由して、書店へ届くしくみになっています。 
 書籍が書店に届くまでには、2つのルートがあります。まず「配本」では、新刊時に注文をいただいていない書店にも、取次を通し自動的に書籍が送られます。これは、取次の任意で書店にまとめて送られるものです。一方「注文」では、書店が欲しい商品を出版社または取次に直接注文することにより、配送されます。
 出版社が取次に営業をしても、書店に書籍が並ぶわけではありません。届けられた書籍を書店に並べるかどうかを決めるのは、書店であり、書店員です。書店員が書店に並べる本を決めるとすれば、特に小部数出版の場合、取次の任意で届けられる「配本」では、本が短命に終わってしまう可能性が高いのです。
 したがってこのような「配本」システムは、小部数出版で長く売り続ける小社の方針には合致しません。限られた書籍を確実に書店へ届け、並べてもらうには、書店からの「注文」が適しています。そのため小社では、「配本」では不可能な、書店員への直接的な書籍紹介をしようと、電話、FAX、訪問営業を行い、書店に並ぶ可能性を高める努力をしております。特にリクエストシート(※)を使った営業は、著者の希望をもとに書籍にあった書店に対して、書籍紹介をするという小社独自の方法です。またFAX営業は、多くの書店で便利な発注方法として利用されています。
 以上、このような流通のしくみが「本を売っていない」「置かれていない」といわれる理由でもあることをご理解ください。力及ばず書店に並ばなかったことで、努力不足だとのご指摘は甘んじて受け、改善を行ってまいります。

※文庫の場合はリクエストシートに代わり、配本のシステムを利用しています。文庫は書店において出版社ごとの棚がある書籍ですので、書店へ文庫用ラックを提供することにより、売場担当の書店員へ直接届けることができます。

▼小社の営業方針について

 自分たちの書店をつくり、長期的な販売を可能にするため、小社では直営書店を全国4都市に開店し、セレクトショップもはじめました。ホテルや旅館、ミュージアムショップ、生協や通販のカタログなど、書店以外のルートも含め、販路の開拓は今後も続けてまいります。
 絶版しない小社の方針に合致する、インターネット書店や小社ホームページでの販売にも力を入れています。およそ1年間の準備を経て、ようやく今月、小社ホームページをリニューアルすることができました。多くのクリエイターや多種多様な本を求める人々が集うサイトとして、新P舎の書籍がもつ魅力をあますことなく伝えられるよう、販売面の強化を行いました。ぜひご確認のうえ、ご意見いただければと存じます。
 今ここで売れなくても、いつかどこかで売るための努力を続ける。まだ見ぬ読者と、その読者を求める書籍のために、長く販売を続けていくことを、あらためて著者の皆さまにお伝えします。

▼現在の書店営業について

 今回の報道を受けて、書店営業の際に、不利になったりしないのかと不安に思われる声もありますが、決してそのようなことはありません。報道後に小社の営業が、書店員より「がんばってください」と励まされたという声もたくさんあります。しかし、理解を示していただけない書店もあるかもしれません。そのような場合でも、小社では理解していただけるよう説明を続けてまいります。今回の報道により、皆さまにはご心配をおかけしておりますが、小社から出版したことを喜んでいただけるよう、さらなる改善と信頼回復に努めてまいります。
 また、書店以外の注文・出荷体制も通常どおり動いておりますので、ご安心ください。

▼印刷部数について

 一部の報道で、提訴した著者の声として「契約どおりの部数を印刷していないのではないか」という疑問が伝えられましたが、決してそのようなことはありません。すべての書籍において、契約時に著者の皆さまとお約束した部数をきちんと印刷しています。他の出版社と同様に、印刷部数の証明は小社の補完書類でも、また、小社が契約しているすべての印刷所でも確認できます。
 また同じ報道で、一部の著者が部数確認に時間がかかった、ということが伝えられましたが、在庫確認のご要望は今までほとんどありませんでした。
 小社の書籍は、外部の業者に委託して複数の倉庫に保管してあり、原則として非公開としております。倉庫には、他の出版社の書籍も保管されているため、情報漏えいなどセキュリティーにかかわる問題もあります。また倉庫では書類が汚濁しないよう、包装管理しておりますので、公開や移動によるリスクも考慮しなければなりません。
 本1冊1冊を大切にし、売り物として保管したいとの思いから、在庫確認のご要望にはお応えしてまいりませんでしたが、それらのリスクと費用を考えても確認したいということであれば、今後は検討すべきかと考えております。

▼その他

 インターネット上の記事や書き込みについては、会社として可能な限り把握しようと努めています。事実無根や名誉毀損にあたる記述に対しては、正規の手続きをふみ、プロバイダやホームページ管理者に削除依頼を行っています。しかしながら、削除の判断はプロバイダや執筆者本人に委ねられているため、要求どおりに削除されるとは限らず、著者の皆さまへのいわれなき批判を解消できずにいることは申し訳なく思っております。これからも、著者の皆さまへ悪意が及ばないよう、インターネット上にとどまらず、新P舎での出版を誇りに思っていただける環境づくりを目指してまいります。
 今後、新P舎の広告が出ないのではないかという問い合わせがありますが、決してそのようなことはありません。新刊時の合同広告は、契約時のお約束どおり読売新聞などの全国紙へ必ず掲載いたします。新P舎の書籍広告は、今までどおり新聞に掲載されますので、どうぞご安心ください。

 小社では著者の皆さまの長期的サポートをするためにCS(クリエイターズサポート)推進室を設置し、著者専用の窓口を設け、「新Pだより」を通じてコミュニケーションを行っています。また、著者の皆さまへのアンケートにより、さらに充実したサポート態勢を整えるべく努力してまいります。
 今回訴訟を起こした著者とのコミュニケーションが一方的に断たれ、その方々がマスコミや司法に訴えるにいたったことは大変残念でなりません。著者や書籍への敬意は失うことなく、司法の場で事実を伝えていく方針です。
 事実と異なる一方的な内容の報道や記事については、まことに遺憾に思い、効果的な対策を検討しておりますが、皆さまにご迷惑やご心配をおかけした点につきましては、あらためてお詫び申し上げます。ご不明な点やご質問がありましたら、直接お答えしてまいりますので、どうぞお問い合わせください。
 新P舎は、さらなる改善と挑戦を続けてまいります。今後とも新P舎の本の世界に末永くお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

以上


平成19(ワ)16935――東京地方裁判所(民事40部)

2007-09-20 | 当事者
 参考:

20070919
ourbooks 9月19日第2回裁判
http://ourpub.blog96.fc2.com/blog-entry-17.html
当日、東京地裁に電話で問い合わせたところ、
「書記官室での弁論準備(手続)なので一般の方は入れない(大意)」。

10:30の開始(上掲参考リンクとは齟齬があるが)前だった為「次回期日」も判かり得なかった。


20070920追記:
20070704 訴状の日付
20070727 **:** 第1回口頭弁論
20070*** **:** (被告:新P舎の「準備不足」により延期?)
20070919 10:30 弁論準備手続
20071024 14:00 弁論準備手続(予定)
2007


書誌20070920memo.

2007-09-20 | 書誌
200403中旬
「情報区 自費出版の考察」
『出版ニュース』 (通号 1999) p.? 出版ニュース社 http://www.snews.net/news/0403b.html
〓未見・NDLなし

200505上旬
「情報区 自費出版とゾッキ本」
『出版ニュース』 (通号 1936) p.? 出版ニュース社 http://www.snews.net/news/0205a.html
〓未見・NDLなし