新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

新橋のホテルにて、平成最後の天皇誕生日を祝い、「クラシック音楽館」に励まされる!

2018-12-23 20:28:12 | NHK交響楽団ニュース♪

故あって、調布の実家を出て、ホテル暮らしを始めました。いずれ思い切って、生活保護を正式に申請し、受給しようと決意を固めたのです。Facebookでいろいろ書きましたが、父といろいろ衝突したせいもありますが、やはり、おちついて、ひとりで生活をするほうが、こうした文筆活動ができると思ったのです。

新橋のとある格安ホテルで、いまこのブログをかいています。やはり私は、書いているとき、音楽を聴いているときがいちばん幸せなようです。

いまNHKEテレで、「クラシック音楽館」に励まれています。過去の名演奏で、チャイコフスキーの交響曲第5番を聴いていますが、すばらしいですし、圧巻ですね!ダイアナ元皇太子妃への追悼になっているところも、涙がでます。

チャイコの5番を聴いていて、私は、大変勇気づけられました。私は現在大変な苦境にありますが、でもこうして、クラシック音楽のおかげで、ふたたび生きる気力を取り戻しましたし、どんな苦難をも乗り越えていく強さを、クラシック音楽から学んだことを思い出しました。

またパーヴォのブラームス交響曲第2番のCDを持っていったことも、私の心の支えになりました。ベルリン・フィルを指揮した時の輝かしいばかりのパーヴォの美しさと、私への熱く優しさにみちたまなさしを思い出し、胸が熱くなりました。この僥倖を体験できたのだから、どんな人生の試練をも、凌駕していく強さを、私は持っているはずです。いままでだって「もう駄目だ」と思うことがありましたが、不思議といろいろな方に助けていただきました。

名古屋でのパーヴォがそうでしたし、きょうカトリック麻布教会での稲川神父様、そして、教会のみなさん、そして、六本木のマクドナルドで私の話を親身に聴いてくださった奈良市のMさん、そして、ホテルの方々、警察署の方々・・・・肉親の愛情には私はあまり恵まれなかったけれど、他人様には、それはそれはよくしてもらっていることをはっきり自覚できたのです。

がんばろう。

つよく生きていこう。

このクラシック音楽が日本にもたらされた苦労を想えば、

どんなことだって私はできる、と信じたいですね。

そして、明日がある。

皇室ネタといえば、きょうは平成最後の天皇誕生日。すばらしい天皇陛下の人生に、あらためて瞠目しました。イギリスでのエリザベス女王の戴冠式で大変なバッシングを19歳で経験した彼のその後の「旅する天皇」としての矜持を見る思いで、深く感動しました。美智子皇后さまと二人三脚で歩まれた平成の30年は、私にとっても思い出深いものになります。また天皇陛下は美智子皇后さまとともに、私が中学1年のときに、ハレルヤコーラスを聴いてくださった方でもあります。両陛下が、今宵は安らかに、「クラシック音楽館」をごらんになりながら、ゆったりすごして、人生の終幕をたのしんでいただきたいと思いました。

また、衝突してしまった父、私を心配してくれている病身の母にも、優しい気持ちが芽生えてきました。いまは、父も介護の混乱で疲弊しているかもしれないけれども、神さまが彼らを助けてくださることを祈りたいと思いました。


そして、いつも私と行動をともにするのは、このパーヴォとの思い出の写真です。

パーヴォが最初に、私に、人生を変えて一歩踏み出す勇気をくれたのでした。

頑張ろう。必死に生きてみよう。

そう決意した、新橋の夜です。

明日はクリスマス・イブ。素敵な聖夜になりますように

お祈りしています。



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