毎度、写真講座でのお話ですよ。今回は街中で撮ったスナップと猫、それから神輿落としの写真を持っていきました。1枚目は先生に「これ、いいですねぇ。」と言っていただけた画。何がいいのかと申しますと、説明的ではないから。お祭りなんだけど、神輿は屋根の一部分しか写ってないですね。でも、神輿の屋根に乗ってる人達やそれを見守る人たちの雰囲気で、祭りの活気、熱気がわかる、それがいいんだそうです。構図も縦で左側手前に神輿に乗った男性を配したのは良かったみたいです。
祭り、特に神輿落としのような特殊なイベントでは、説明的な画も撮ります。たとえば↓のように
とまあ、こういう具合に並べれば、神輿をみんなが石段の上から投げ落とすんだなとわかります。とても説明的ですね。行事の紹介をするなら、これで必要にして十分ですが、artとしての写真、その人らしい撮り方の画か、というとさにあらず。1枚目のようなものが、私なりの切りとり方だと、こういうわけですわ。先生は「ああ、がんばって撮りましたね。」という画はあまり評価なさいません。その人らしさ、他の人にはない視点、というのが表れている写真を「いいですねぇ」とおっしゃいます。
それと、私は最初コンデジで写真を撮り始めましたので、被写体に寄って寄って撮ってしまう癖があります。なかなか引いて撮るのができない。引いて上手に構図を作れるようになれば、腕が上がったと言えるんでしょうが、難しいんですよね、案外。スナップの中では↓を「綺麗ですね。」と褒めていただけましたけど、これは寄って撮った画。
先生のお好みとしては↓の方が「イイ」んだそうです。
なぜかというと、こっち↑の写真には、私らしい視点があるから。もしも寄って撮れば、手前の板戸の質感に、見る人の注意は引きつけられます。それでも悪くはないけれど、こんな感じで引いて撮れば、板戸と向こう側の緑や光とのバランス、家と家との隙間の雰囲気などに魅力があるんだと伝わります。私はそのたたずまいに惹かれたんだなということが見る人に伝わる、というわけなんですね。
猫を撮るのにも、↓のように寄ってしまうよりも
↓とか
↓の撮り方の方が、周囲の様子、雰囲気まで含めて、猫の姿をとらえられているから「イイ」のですって。
なんでも引きゃあいいってもんでもないですよ、当然。ただ、ほどよく引いて、上手く構図を作るには、それなりの腕が要るってことで。先生は何よりも「その人らしさ」を重視なさいます。どのような気持ちでシャッターを切ったのか、何を見せたかったのか、意図するところがしっかり伝わってくる画は、少々露出を失敗していても、それなりに見所があると評価なさいます。ピンボケはダメですけどw
どのくらいの絞り値で?ISOは?シャッタースピードは?ピント位置はどこに?etc.シャッターを切る瞬間に判断すべきこと、決定するべきことはたくさんあります。でも、一番大事なことは、「撮りたい!」と感じたその気持ち、被写体に惹かれた撮影者の視点なんですね。何を伝えたいのか、どう撮りたいのか、常に意識すべきなのでしょう。もっとも大ベテランの方ともなると、そういう細かいことなどまったく頓着なさらず、心のままにシャッターを切って、それがバッチリ決まってるんですがねぇ。「無我の境地」とでも申しましょうか。そこまで到達するには、私はまだまだ、あと十年はかかりそうですわ。
あー もっと上手くなりてぇ~~~~~ と思ったことでした。
Canon EOS 40D
5枚目、6枚目のスナップは SIGMA 50mm F2.8 DG MACRO
祭りと猫の写真は TAMRON B003
「いい」ってか
「せんせいのしゅみ・哲学にあう」
てんじゃ、ないだろかね
アートは人まねで基礎を学んで
先生を否定して
成長するもんでないかと
かってにおもってます(。・_・。)ノ
ナラウ カネガ ナイダケヤロ ビンボーニン ((((((((#"--)ノ☆(*ノ_ _)ノ ナンデ バレタノ
引いて撮ると回りの状況も分かっていいですね。
でも素人考えでいらないものまで写るかなと
つい寄って撮ってしまいます^^;
結局はこれが正しいという答えはないですよね。
>心のままにシャッターを切って、それがバッチリ決まってるんですがねぇ。
このように撮れる日まで模索して頑張るしかないのですね^^
私はまず基礎・基本を学んでるつもりなので、やっぱとれるとことっていこうとか、思って通ってます。
そのうちに、習ったことがちゃんと消化吸収できて、自分の血肉になって、写真に成果として表れるかな~って。
つい寄って撮ってしまいます^^;
そうなんですw
私もコンデジで撮ってた時にはずっと、余計な物をフレームに入れないように・・・・と意識して寄って撮ってたところがありました。
一眼の場合はボケを使えるので、撮り方を根本的に変える必要があるんですよね。
思うまま撮って、それがめっちゃイイ!という風になれるまでには、かな~り長いことかかりそうですよ。