Canon EOS 40D +
TAMRON B003
冷たい雨の中、時間を割いて写真展にご来場くださった皆様、ありがとうございました。「今日はこんなお天気だから、きっと人も少ないわね。」などと生徒さん方と話していたのですが、入れ替わり立ち替わりご来場くださるお客様に、お茶を用意するのも大忙しでした。このサイトのおかげで仲良くなれた方が、ご家族とごいっしょに来てくださったり、突然旧知の友が訪れたり、にぎやかな一日でしたよ。
今回展示されている私の作品2枚のうち、1枚は梅津寺の野良猫たちの写真です。撮影したのは写真講座に通い始めるよりも前でした。その作品を展示用パネルにしながら、写真展が終わったらある人にこれを贈ろうと決めていました。
Aさん、ずっと梅津寺の野良猫をお世話下さっている方です。猫がとりもつご縁で、親しくなった彼女が、お友達といっしょに昨日会場へ足を運んでくれました。ぐるっと展示作品をご覧になって、私の作品の前で「あ、**ちゃん・・・」と。(**ちゃんというのはAさんがずっとその猫を呼んでいた名前です。私はピさんの姉妹のこのコをパさんと呼んでいました。ちなみにプルプルちゃんと呼んでいたもう1匹のピさんの姉妹は、仔猫のうちからAさんのお宅で可愛がられています。)
Aさんは、しばらくその写真にじぃっと見入り、ぽろぽろ涙をこぼされました。車に轢かれて死んでしまったパさんのこと、思い出されたのでしょう。可愛がっていたコが突然いなくなった、その時の驚き。そして、事情を知る人から真相を知らされた際の衝撃と悲しみ。Aさんの胸のうちは私にもわかる気がしました。
「この写真展が終わったら、さしあげます。どうぞお部屋に飾ってやってください。」
「え、いいんですか?・・・・ありがとう・・・・・。」
おそらく、他の誰よりも、この写真をもつにふさわしい人はAさんだ、と思います。写真の中で、モデルのようにポーズを決めたパさんは、Aさんをずっと見守ってくれることでしょう。今、梅津寺で元気に暮らすピさんも、写真を通してAさんに寄り添ってくれるはず。
写真を撮っていて良かった、心からそう思います。私の写真は拙くても、こうして喜んで見てくださる方がいらっしゃる、それだけで存在価値があると感じます。
ひとつでも多くの心揺さぶられる瞬間をとどめておきたいから・・・。
私は、ずっと写真を撮り続けて行こうと思います。今日は最終日。もうかなり限界に近いくらい疲れていますけど、あと一日と思ってがんばります。
☆★☆ 2009 Photo Exhibition 第16回写真展「瞬間(とき)の出会い」 ☆★☆
日時:11月21日(土)~23日(月)10:30~17:00
場所:松山市河中町375 アッシュ・ギャルリー
電話番号:089-977-7716
入場料:無料
アクセス:松山市駅よりせとうちバス「今治」行きにて 「河中」下車 大人片道600円 乗車時間約35分
せとうちバスHP http://www.setouchibus.co.jp/ (時刻表、ルートが検索できます)
現地の詳細地図はこちら↓松山市内から行きますと、国道317号沿い、左側にあります。松山市役所河中出張所の少し手前、保育園も目印になると思います。駐車場あります。
アッシュ・ギャルリー外観↓
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外観写真は Canon PowerShot A720 IS