今回どうしても行きたいと思った場所、
清水寺へようやく到着。ここへ来るまでにあちこち寄り道していたせいで疲労困憊していて、坂を上るのが大変でした(滝汗 もう、とにかく、蒸し暑くてねぇ。汗が全身から噴き出していましたよ。かき氷がものすごく美味しく感じられましたw
たどりついたらそこは荘厳な世界。丹塗りの建物が実に美しく、木々の緑とのコントラストに酔いました。なんという素晴らしいところなんでしょう。お堂の中は撮影禁止で、非常に残念でしたけれども、前夜に降った雨のおかげで周囲はしっとりとした空気に包まれ、古都の風情を存分に味わうことができました。
清水の名の通り、水が澄んでいるのでしょうね、紫陽花もひときわ色濃く。その深い色合いにシャッターを切らずにはおれませんでした。情けないことに、日頃運動不足の私は、疲れて集中力もなくなり、カメラが重くて重くて。写真をいっぱい撮ろうと思っていたのに(涙
↑は私のカメラで友人が撮ってくれた写真です。清水の舞台を背景に中央の白い服が私。疲れ切った立ち方ですねぇw 胸にペンダントをつけているのがわかるでしょうか?これは友人が私のために作ってくれたもの。
↑アップにするとこういう感じ。
フリーダ・カーロが大好きな私。友人はちゃんと憶えていてくれたんです。
今回の京都行きは、古くからの友人に会うためでした。名前を出さないなら・・・という条件で、blogに文章をupすることを許可してもらったので、仮に「Sさん」としておきます。Sさんと知り合ったのはblogがきっかけでした。お互いにnet上では知っているし、会話も弾んですっかり仲良しになっている、でも、会ったことはない、そういう友達でした。
Sさんは、ふだん海外に住んでいらして、数年に一度、実家へ帰省なさいます。前回、帰省なさったときに、私はどうしてもお目にかかりたくて、一日だけ京都へ行きました。思っていた以上に素晴らしい方、この人と友達になれた幸運を噛みしめたことを憶えています。今回も、Sさんは変わらない笑顔で私を迎えてくれました。
今でこそ少しましになりましたけれど、Sさんと知り合った頃、私はどうしようもないジレンマに悩んでいて、非常に頑なになっていました。元来、感情の起伏が激しく、思い込みの強い、意地っ張りなのです。周囲の大切な人たちに優しく接することもできず、自分を肯定することもできない、生き辛さを抱えたまま、孤独に耐えていた私を Sさんはゆったりと受け入れてくださいました。
自然体という言葉がピッタリ。Sさんの生き方、人との接し方には、どこにも無理がなくて、穏やかで、私から見ると、まさに理想的です。Sさんご自身はいつも謙遜なさいますけど、本当に柔らかなオーラを発しておられるので、そばにいて安らげるんですよね。
京都の街の中をいっしょに歩きながら、私はSさんのオーラに癒されていく自分を感じました。何にこだわっているんだろう?って、自分のガチガチなところがおかしく思えました。もっと自由に、もっと楽に、呼吸できるはずなのに、どうして私は、自分で自分を追い込んでしまうのか・・・・。
いつだって、必要なときに、必要なことを言ってくれる人。離れているけれど、時には厳しく叱ってもくれる友達です。私が写真を撮り始めた時、Sさんはとても喜んでくださって、私の画を誰よりも楽しんでくれました。Sさんは本質を見抜いておつきあいくださっているのだと思います。私の中に、ほんの少しでもとりどころがあると、信じてくださっています。だから私は、Sさんのお気持ちを裏切ることのないように、自分を立たせていられるのです。
べったりと依存しあうのは友達とは言えませんよね。お互いがしっかりと自分の世界をもっていて、それぞれを対等な立場で尊重し合えるからこそ、友達でいられるのだと思います。何年ぶりであっても、すぐに打ち解けて話ができる、そんな貴重な友達。私はSさんと友達でいられることを心から誇りに思っています。
これで京都旅行の記事はおしまいにします。あと、写真がまだ何枚も残っていますが、それはまた単発でupするつもりです。ここまで長々とひっぱってしまってすみません。読んでくださって、見て下さって、ありがとうございました。
1枚目・2枚目・4枚目は Canon EOS 40D +
SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM
3枚目 Canon EOS 40D +
TAMRON A09
5枚目 Canon PowerShot A720 IS