★風俗嬢チィちゃんのホンネワールド♪♪♪

★風俗歴1年とちょっと。眠らない街 大阪の風俗嬢チィちゃんの、ここでしか語れない本音がバクハツ!!☆

チエの生い立ち~34

2006-11-20 14:03:09 | チエの生い立ち

チエのブログを、毎日毎日、根気よく読んでくださってる皆さん。
そして、マメにコメントを書いてくれる、ブログファミリーのみんな!
いつもチエに元気をくれてホントーーにありがとう!!
最近忙しかったり、書き詰まったりしてて、更新が遅れたりしちゃってますが、見捨てずにブログに来てくれるみんなの存在は、
本当にチエの栄養源になってます!!
正直、仕事がしんどい時とか、パソコンを開く気にどーしてもなれない
ナーバスな時とか、感情の浮き沈みが激しい時期でもあります。
でも、そんな時、いつもチエを元気にしてくれるのは、
暖かいみんなからのコメントです。
本当に、元気付けられています。
ホントにホントにありがとう!!
これからも、みんなの期待に応えられるよう、
風俗嬢としても、いちブロガーとしても、日々成長し続けられる女で
ありたいと思います!!




          ハイ、続きまぁす♪
             ↓ ↓ 



チエは、久しぶりに鳴ったその電話に飛びついた。

電話に出るのは簡単だったが、
出てしまってから、トシの声が聞こえるまでの何秒かは、ものすごく緊張した。

「もも・・・もしもし・・・??」
チエの声が震える。

「あぁ、・・・チエ?」
トシアキの声。
やっぱり大好きなトシアキの声・・・。
それだけで涙が出た。

いや、涙が出たのは、「嫌われた」と思っていたトシの声が、意外にも
スゴク優しかったからかもしれない。

トシは開口一番「ごめんな」と言った。
「こないだは言い過ぎた。なんか俺、テンパってて、お前に八つ当たりしたかなぁと思て・・・」
そんなの!!
チエの方が、自分の個人的な感情で、トシに八つ当たったのに・・・。
「トシは悪くないよ!!チエの方こそごめん!!」
チエは涙目で、携帯をぎゅっと握り締めた。

会いたい・・・会いたいよトシ・・・。すごく会いたい・・・!!
「あぁ、うんええよ。今から来る?」
・・・・・・・・アラ。
チエ今、声に出してました??    無意識だわ・・・

「(グスングスン・・・)いぐ!!」
涙声で、泣いてるのがトシにバレちゃった。でも、そんなことどぅでもいい!!
とにかく会いたい!!
チエは、家を飛び出した。

マッハマッハマッハ!!!超マッハ!!!
原付とばすとばす!!
ポリがいたら、確実に捕まってるね!・・・でも関係ない!!
一通の道も、いつもはちゃんと回避するのだが、夜中の誰もいない田舎道。
ピューーンと近道しちゃったよ。(コラコラ・・・)

いつもの半分の時間で到着。メットをかぶったままトシアキの部屋に駆け上がった。
ばんッッ!!と勢いよくドアを開けると、そこにはパジャマ姿でギターを弾くトシがいた。

「ぶっっ!」
トシがチエを見て思わずふきだした。
「え?なに?」
「お前どしてん!スッピンやんけ!!あはははは!!」
大笑いするトシ。
チエは初めて落ち着いて、自分の格好を見直すと、
なるほどトシが笑うはずだ。

普段は余念なく念入りにするメイクもせず、部屋着のスウェットにコートを羽織るだけの超色気ない格好で、スッピンなのも気にせず、とばして来たため、
髪はボサボサ。
見るからにみずぼらしい・・・。
急に恥ずかしくなったが、トシがあまりにも大笑いするもんだから、なんだかムッとして、
「なによ、トシだってパジャマやん」
と言い返すと、トシはヒーヒー笑いながら、
「俺はいいねん。自分ちやもん。チエそのカッコで来たん?笑かすわ~」
と、チエをまじまじ見つめ、また笑った。

ムカつく。なによ!そんな笑わんでいいやん。
・・・・・でも嬉しい。

チエはメットを脱ぐと、部屋にあったトシの上着を借りて羽織り、ちょこんとトシの隣に座った。
このポジションが一番好き。
トシはギターを置くと、部屋にあったコーヒーメーカーで、チエに温かいコーヒーを入れてくれた。
トシは、すごくコーヒーが好きで、いつも自分の部屋でコーヒーを入れていた。
チエもコーヒーが大好きで、気が合った。
静かな部屋に、コーヒーの入る「コポコポコポ・・・・」という音が響き渡るのが、
すごく心地よく、しばらくすると、6畳の部屋にコーヒーのいい香りが漂う。
その時間が、付き合っていた頃はすごく幸せな時間に感じていた。

2人分のコーヒーを入れ、
「はい」とトシが手渡してくれたコーヒーカップは、「彼女」のカップだった。
きっと、彼女が自分で買ってきて、この部屋に置いていたのだろう。
かわいいピンクのキティーちゃんのカップ。

チエは、幸せだった気持ちが一瞬曇り、そのカップを受け取れなかった。

「どしたん、冷めるで。」

平然な顔でコーヒーを差し出すトシ。

この無神経男が。

チエは、「そっちがいい」と、トシが持ってるコーヒーカップを指差した。

「え??何で?」
トシはキョトンとして聞き返したが、フツー気付くだろ。
ホントにこの子は、女の気持ちが読めん男なんですね。

チエは、普段ならきっと
「彼女専用のコーヒーカップを、付き合ってないほかの女に使わせるなんて、
彼女に対して、申し訳ないとか思わんの??」
などと、
偉そうに説教チックな言い方をしただろう。

でも今日は違った。

「チエ、彼女のカップでは飲みたくない。彼女の代わりみたいな扱いは嫌や。」
と言ってしまった。
ちょっとムキになったような、すねた子供みたいな、ふくれた顔をした。

トシは、しばらくチエを無言で見つめ、何かを察したように
「そっか。わかった。」と言って、自分の飲みかけのコーヒーカップを
「ごめんな」と言ってチエに差し出した。

チエがカップを受け取るかいなか、目の前にトシの顔が近づいた。
キス・・・・・・するのかと思いきや、息がかかるほどの距離で、チエを見つめるトシ。
その顔は、いつもと違っていた。
いつもの「ヤリたい」だけの顔じゃない。
切なそうに、チエを見つめるトシがいた。

・・・チエの反応を待ってるの??
 

  気付かなくてごめんな。
そぅ言いたげな顔だった。

チエの気持ちを、トシを諦められないチエの切ない気持ちに気付いてくれたのか・・・
それともずっと分かっていたのか・・・

どっちか分からなかったが、どっちでもよかった。

もぅ、チエは切ない気持ちが止まらなかった。
トシが好き。
やっぱりどーしても好きだよ。
彼女の相談なんて、乗るの嫌だよ。

気付いた時には、チエはトシアキと唇を重ねていた。



チエちゃんの実話エッセイ。

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